加須市 龍蔵寺山門・2 閔子騫 (original) (raw)

山門をくぐって、瓦葺の塀のある側へ回ります。瓦屋根に近い、下段左側の蟇股。

右は昨日ご紹介した朱寿昌、左が閔子騫です。

こちらが奥さんを追い出したお父さん。

これぞ閔子騫の決めポーズ。

本当なら閔子騫の指さす方向には父親に追い出された継母と乳児幼児がいるはずなのですけれど、なぜか朱寿昌を指さしてます。では継母親子はどこにいるのでしょう。

継母たちはこの白い丸の位置にいます。山門の本堂側、下段右端。黄色は閔子騫父子。

ねっ、ねっ、これ赤ちゃん抱いた継母と幼児の三人ですよね。

これも前回は「タイトル不明」で処理してました。閔子騫父子と並んでいないと難しいですね。

赤ちゃんを抱っこしながら後ろを振り向いているところですね。

二枚並べてみます。

ARC古典籍ポータルデータベース「二十四孝諺解」より

朱寿昌と閔子騫、二枚セットの彫刻がバラバラになっているのは何故かしらね。龍蔵寺さんのHPによると、この山門は別のお寺から移築されたものとのこと。解体して組み立て直す時に混乱しちゃったのかしら。