秋田大学中央図書館(秋田県 秋田市) (original) (raw)

秋田で朝を迎えました。早起きしたので、秋田城跡へ。

秋田駅近くの久保田城を秋田城と思っている人も多そうですが、ここは西に5kmほど離れた全くの別物。
自然豊かで広大。熊に注意、という看板が多数立っています、しかし周囲は住宅地なので、さすがに熊が出るとは思えないのですが。。

近くなので、秋田港にも寄りました。釣り人が数人、

この日は、国際教養大学の図書館に行こうと思っているのですが、学外者の利用は朝10時から。
まだ時間があるので、秋田大学の図書館に行ってみることにしました。こちらは朝8時半から入れてもらえます。
お盆休み、しかも朝なので、キャンパス内の人通りは極めてまばら。

図書館がありました。2つの建物が繋がっていますが、左側は学生支援棟。

右側が図書館です。

県内の人は利用者カードを作れるようですが、県外の人は1日入館カードを借りて入館。

雑誌を読もう、なる特設コーナーがありました。
雑誌の正式な名は、逐次刊行物とのこと。
と言っても、あるのは「文藝春秋」中央公論」くらい。
新着図書もあります。

右のエリアには、膨大な参考図書
サポートコーナーもあり、キャリア、レポート作成、情報探索、プレゼン、英語といった、大学らしいテーマ別の本が並んでいました。

二階に上がります。
オリンピック、パラリンピックの特集コーナーがありました。
後は分類番号順に

コンピュータの本は膨大。
東大柏の図書館を思い出しますが、洋書がほとんど無い点が異なります。

やはり大学図書館らしく、学術的な古い本が多数。
1割も無いくらいですが、洋書も混ざっています。

心なしか、金属、鉱山の本は洋書も多く、充実しているような。

文学は、全集類、評論はありますが、普通の小説は「ゲド戦記」「1Q84」などを除き、ほとんどありません。
雑誌は教育関係が多く、科学系もありますが、通し番号が23までと、少なめ。
隣には、秋田大学関係資料。教員の著作のようです。
内藤湖南関係資料も。

シラバス関連資料なる棚も。シラバス(Syllabus)とは、授業計画や講義要項をまとめた文書。
旅行ガイドは、少ないながら「地球の歩き方」は揃っていました。

三浦文庫は、交通事故で亡くなった学生の両親からの寄贈とか。
心理学、犯罪被害者支援などの本がありました。

入口に少女の銅像が立つ、Eセクションなる小部屋もあります。
小型図書として、岩波新書東洋文庫ブルーバックス、ハヤカワ文庫、
秋田県資料、国際交流の本もありました。

書庫は、誰でも入れるようになっています。
稼働式の本棚が並んでいます。最初は動かし方が分かりませんでしたが。
電灯は消えていますが、棚が動くと感知して自動的で点灯するよう。
当然置かれている本は一段と古く、洋書率が高め。未整理の本もここにあるようです。

三階は、こちらも電気は自動点灯。
膨大な参考図書が置かれていました。何の本だか分からないロシア語のものも。

大学正門

開館は1971年。蔵書数は、別にある医学図書館も含めて、約55万冊とのこと。
大学正門からすぐ近く、中心的な場所に位置していました。

来客用駐車場の存在は期待できなかったので、同じく大学施設の鉱業博物館に停めさせてもらいました。ちゃんと見学するのでご容赦ください。

鉱業博物館

お城に続いて、ここにも熊注意の看板。人里に熊出没のニュースは今年よく聞きますが、こんな所にも現れるほど深刻な状況なのでしょうか。
秋田大学は、日本で唯一の鉱山学部があった大学。今は国際資源学部に名を変えているようですが。
展示内容はハヤブサが持ち帰った石のレプリカや、化石、宝石など、豊富で多彩。
都市鉱山など、比較的新しいテーマも取り入れています。

入場料は僅か100円。この時は見学客は私一人。もう少し評価、注目されていい博物館だと思いました。

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