それでも世界は回っている 1 - 徳間書店 (original) (raw)
それでも世界は回っている 1
ロングセラー『月とコーヒー』ファン必読! 幻のインクを求めて旅をする十四歳少年の奇妙な冒険が開幕!
著者 | 吉田篤弘 著・文・その他 |
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ジャンル | 文芸書発行元出版社 > 徳間書店文芸 |
シリーズ | 文芸書 |
出版年月日 | 2021/05/29 |
ISBN | 9784198652906 |
判型・ページ数 | 4-6変・224ページ |
定価 | 1,815円(税込) |
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ロングセラー『月とコーヒー』に連なる
〈インク三部作〉開演!
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いいか、よく見ろ。
終わりが来ても、
このとおり、
何度でもよみがえる。
「奇妙な惑星」博物館の保管室に
勤務する十四歳のオリオ。
師匠のベルダさんと二人、
世の中のあらゆるものを記録し保管すべく
作業に勤しんでいた。
そんなある日、ベルダさんが死んだ。
自殺か、病気か、事件か。
原因がわからぬまま、
オリオは保管室の責任者を
引き継ぐことになる。
ところが――。
ベルダさんが記録に使用していた
万年筆のインク、
〈六番目のブルー〉の在庫がない。
あれなくして記録作業はできない。
幻のインクを求めるオリオの旅が始まった。
- 吉田篤弘
1962年東京生まれ。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事を続けている。著書に『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『イッタイゼンタイ』『電球交換士の憂鬱』『台所のラジオ』『おやすみ、東京』『月とコーヒー』『それでも世界は回っている』『おるもすと』『チョコレート・ガール探偵譚』『天使も怪物も眠る夜』『流星シネマ』『奇妙な星のおかしな街で』『ぐっどいヴにんぐ』『なにごともなく、晴天。』『屋根裏のチェリー』『中庭のオレンジ』『鯨オーケストラ』『羽あるもの』などがある。
ちおびたどりんく
月とコーヒーにでてくる、青いインクのお話の世界観のお話。あの青いインクが本当に跡形もなく消えてしまったのか、続きが気になるお話。 何か悲しいことがあっても、誰かがいなくなっても、それでも世界は回ってる。から少し休憩しても大丈夫だよね
かっつん
久しぶりに吉田篤弘的世界に浸る。マリオがやってるコーヒー・スタンドってどっかに出てこなかったっけ?〈六番目のブルー〉といわれるインクを求めて旅に出るオリオと叔父。出てくるガジェットがいつもながら素敵。サルのモーニングセットを食べたい。単行本だけど小ぶりで軽くてさくさくと読了。