6050形はどんな電車? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
6050形
平成7年3月、6000形をマイナーチェンジした、当社初のVVVFインバータ制御装置と誘導電動機を採用した通勤用電車としてデビューしました。
この駆動システムは、今後の当社車両の基となっています。車両性能の向上と省エネルギー・省メンテナンスを兼ね備え、経済効果の向上を目指したシステムです。
先頭部は、切妻で両角部にR300の丸みを持たせた形状とし、貫通路を中央とし編成の分割・併合を容易に行える構造としています。また、6157号車においては当社初のボルスタレス台車を採用し、フラット防止対策として増粘着材噴射装置を備えています。
車体は、6000形と同じ片側4扉とし、客室も同様の仕様となっています。
●編 成 7編成=26両
★印は車いすスペース設置車両(平成21年4月現在)
3両×2編成=6両 | |||
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Mc | M | Tc | - |
6156 | 6356 | ★6556 | - |
6157 | 6357 | ★6557 | - |
4両×5編成=20両 | |||
Tc1 | M1 | M2 | Tc2 |
6051 | 6251 | 6351 | ★6551 |
6052 | 6252 | 6352 | ★6552 |
6053 | 6253 | 6353 | ★6553 |
6054 | 6254 | 6354 | ★6554 |
6055 | 6255 | 6355 | ★6555 |
●諸 元
3両×2編成=6両 | ||||
---|---|---|---|---|
項目 | Mc | M | Tc | - |
車体 | 長さ | 19500mm | - | |
巾 | 2716mm | - | ||
高さ | 4080mm | 4170mm | 4080mm | - |
扉数(片側) | 4扉 | |||
定員(座席) | 132(44)名 | 146(52)名 | 132(44)名 | - |
制御方式 | - | VVVF | - | - |
モーター出力 | 165kw×3台 | 165kw×3台 | - | - |
ブレーキ方式 | 空制・回生 | 空制・回生 | 空制 | - |
製造初年 | 平成9年 | - | ||
4両×5編成=20両 | ||||
項目 | Tc1 | M1 | M2 | Tc2 |
車体 | 長さ | 19500mm | ||
巾 | 2716mm | |||
高さ | 4080mm | 4080mm | 4170mm | 4080mm |
扉数(片側) | 4扉 | |||
定員(座席) | 132(44)名 | 146(52)名 | 146(52)名 | 132(44)名 |
制御方式 | - | - | VVVF | - |
モーター出力 | - | 165kw×3台 | 165kw×4台 | - |
ブレーキ方式 | 空制 | 空制・回生 | 空制・回生 | 空制 |
製造初年 | 平成7年 |
6050形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 06:48 UTC 版)
1995年(平成7年)に導入されたマイナーチェンジ車で、西鉄初となるVVVFインバータ制御を採用した。1999年(平成11年)までに4両編成5本、3両編成2本の計26両を製造した。 定格出力4,500V、2,300AのGTOサイリスタによる三菱製VVVFインバータ制御装置を採用したため、機器類が一新された。制御装置は1基で4個のかご形三相誘導電動機を駆動する1C4M方式を1ユニットとし、2ユニットを一つの筐体に一括して搭載している。このうち1ユニットが故障しても運転台からの操作で故障ユニットを解放することが可能である。 ブレーキシステムは回生ブレーキをVVVFインバータ制御装置と協調させるため、デジタル電気演算型電気指令式空気ブレーキを採用している。 台車は電動車をKW-60Bに変更したが、付随車は6000形と同型としている。 車内では、メンテナンスの軽減を図った三相かご形誘導電動機を採用したため、電動車床面の点検用蓋を省略したほかは6000形と共通である。運転室・運転台機器については、定速運転が可能となったため、運転台右側に「定速運転」ボタンを追加した。 車体外観上も乗務員扉脇に「VVVF」のロゴマークが配しているほかは6000形との相違はない。なお、2007年から2008年初頭にかけて順次「VVVF」のロゴを撤去し、車体外観上は車両番号以外での見分けがつかなくなった。 6050形は1997年(平成9年)までに4両編成5本、3両編成1本の計23両を製造した。6156編成では、スクロール式空気圧縮機を初めて採用した。 1999年年には3両固定編成の6157編成を製造した。この6157編成は全体的に省コスト化、省メンテナンス化を図り、西鉄初のボルスタレス台車KW-161(電動車)/KW-162(付随車)を採用したほか、車輪のフラット発生防止のため増粘着噴射装置(セラジェット)を初採用している。扉間客室側窓は1枚の大型窓とし、第2扉〜第3扉間の側窓は固定窓に変更。客用扉室内側はステンレス無塗装仕上げとした。網棚はこれまでの金網式からパイプ式に一新した。 また、6000形と同様に連結部に転落防止幌の設置、LED式車内案内表示装置とドアチャイムと音声合成式自動案内放送装置の設置を行い、全編成に設置した。 2016年春より車体更新・機器更新を実施した。内容は以下の通りである。 保守が困難となったため、VVVFインバータ制御装置を三菱電機GTOサイリスタ-VVVFインバータ制御装置から、2群構成の次世代半導体素子SiCを採用し省エネ性能を向上させた三菱製VVVFインバータ制御装置に交換。 補助電源装置を2重系によるバックアップ機能を有したのもに交換。 乗降用ドアをステンレス製のものに交換。 車輪回転検知方式の滑走防止装置の新設。 室内灯をLED照明に変更。 3両固定編成の大牟田方先頭電動車(モ6150)を制御車(ク6150)に変更。
※この「6050形」の解説は、「西鉄6000形電車」の解説の一部です。
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