「Considering」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
別表記:
「considering」とは、「考慮すると」や「を思えば」「の割には」「を考えれば」といった何かを考慮に入れたり取り入れたりすることを意味する英語表現である。
「considering」とは・「considering」の意味
「considering」とは、英語の前置詞・接続詞・副詞である。前置詞「considering」は名詞の前に使用され、主に「~考慮すると」「~を思えば」「~の割には」「~を考えれば」「~にしては」といった意味を指す。接続詞「considering」は「that」や「how」「who」などの「wh語」を伴って、「~することを考慮すると」「~することを思えば」といった意味を表現する。副詞「considering」は原則文末で使用される。これは「considering the circumstances」「considering it all in all」を省略したもので、「全てを考慮に入れると」「その割に」といった意味を指す。
さらに「considering」は、「考える」「熟考する」「検討する」「考察する」といった意味の英語の動詞「consider」の動名詞・現在分詞でもある。したがって動名詞「considering」は「熟考すること」「検討すること」といった意味を、現在分詞「considering」は「熟考している」「考察している」といった意味になる。
「considering」の発音・読み方
「considering」の発音記号は、「kənsídəriŋ」と表記される。「considering」の読み方は、カタカナで「コンシダリング」と表記される。「コンシダリング」の「シ」の部分にアクセントを付けて発音をする。
「considering」の語源・由来
「considering」の語源は英語の動詞「consider」から来ている。「consider」の語源は、「調査する」「検査する」といった意味のラテン語の動詞「considerare」に由来する。そもそも「considerare」は、「一緒に」を意味するラテン語の接頭辞「con」と、「星」「星座」といった意味のラテン語の名詞「sidus」が組み合わさって出来た単語である。「considerare」から「熟考する」「研究する」といった意味の古フランス語の動詞「considerer」と変化して、後期中英語の動詞「consider」となった。そして現代英語の「consider」へと至る。
「considering」を含む英熟語・英語表現
「in considering」とは
「~の検討に当たっては」「~の考慮に関しては」といった意味を表現する。
「by considering 」とは
「検討したことによって」「考察したことによれば」「調査によれば」といった意味である。
「considering doing」と「considering to do」の違いとは
両者の「considering」は品詞が違うため、意味が異なる。「considering doing」は動名詞「doing」の前に「considering」が使用されているので、この「considering」は前置詞である。したがって「~することを考えると」「~する割には」といった意味を指す。一方「considering to do」は不定詞「to do」の前に「considering」が使用されているので、この「considering」は動名詞である。よって「するための考察」「するための検討」といった意味を持つ。
「considering」が文頭にくる意味とは
「considering」の後に名詞が来ると、前置詞「considering」の用法として「~考慮すると」「~を思えば」といった意味である。「considering」の後に「that」「wh語」が伴えば、接続詞「considering」の用法として「~することを考慮すると」「~することを思えば」といった意味になる。
「considering」が後ろにくる意味とは
副詞「considering」の用法で、「全てを考慮に入れると」「その割に」といった意味である。
「considering」の分詞構文とは
「~を考慮すると」「~を検討すると」といった意味を指す。文頭にも、文中にも使用できる。
「considering」に関連する用語の解説
「consider」の目的語が動名詞になる理由
「consider」は過去や現在のことについて「考慮する」「検討する」といった意味を持つ。したがって未来のことを指す「to 不定詞」ではなく、過去・現在のことを指す「動名詞」を目的語として取る。
「contingent worker」とは
「contingent liability」とは
現段階で債務ではないものの、一定の事由により将来債務になり得る「偶発債務」を指す。
「non-contingent」とは
英語の形容詞で、「何からも依存していない状態」「何からも影響を受けていない状態」といった意味である。
「considering」の使い方・例文
「considering」の使い方として、以下の例文が挙げられる。
・Considering his age, he looks young.(彼の年齢を考えると、彼は若く見える。)
・Considering how expensive this car is, it's no big deal.(この車の価格を考えると、大したことではない)
・Our team did their best, considering.(全てを考慮すれば我々のチームはベストを尽くした)