civil engineeringとは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

土木」はこの項目へ転送されています。その他の「土木」については「土木 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
土木技術」はこの項目へ転送されています。土木技術社発行の雑誌については「土木技術 (雑誌)」をご覧ください。
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)出典検索?: "土木工学"ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2011年6月)

兵庫県にある明石海峡大橋

土木工学(どぼくこうがく、英語: civil engineering)とは、自然災害等の社会課題の解決および環境の創造・維持発展を目的として、社会基盤を整備する工学である[1]

主な対象として、鉄道道路橋梁トンネル、港湾空港海岸河川、ダム、廃棄物処理、水道(上水道、工業用水道、下水道)、砂防土木景観などがある。

また、土木工学部分の発電施設通信施設環境保全、造成交通国土計画なども含まれ、対象は多岐にわたる。

これらを取り巻く人工物は総称して「土木構造物」と呼ばれる。

一般的に土木構造物は、公共事業として建設され、長期間に亘って社会・経済活動を支えている。

研究対象と分野

六甲ライナーの高架橋

首都圏外郭放水路の調圧水槽

サンフランシスコの道路計画

研究分野は以下に示すように、多様な課題に対して更に細分化されている。したがって、その分野を専門とする技術者に分かれて実務を担う。各分野内でもさらに、計画調査測量解析設計施工維持管理積算防災環境などの各テーマごとに従事する者に分かれる。

地盤系

構造・材料系

水工系

測量系

計画系

交通系

→詳細は「交通工学」、「交通計画」、および「鉄道工学」を参照

道路や鉄道、空港など人や物が移動に関する構造物の設計や計画方法についての学問である。

衛生系

他分野との関わり

抱合した他分野

土木工学から見て抱合した学術分野には以下のようなものがある。 その学際性を尊重しつつ、諸学諸説の完全説明学となっていないのも事実である。

防災に関する幅広い工学分野を有するが、学術的に土木工学が抱合される。

この分野も幅広い工学分野を有するが、土木工学も一部抱合される。

派生した他分野

土木工学とともに派生した学術分野には以下のようなものがある。

工部大学校の当初から、同一の学科としてコース制で教育している。

近接した他分野

隣接した分野

類似した他分野

土木工学の教育

中等教育

土木工学は中等教育では工業高校土木科が担っている。土木工学の基礎課程では、測量学と、水理学、土質力学、構造力学の「3力学」および土木施工土工コンクリート工・基礎工・舗装工)、都市計画他を習う。

高等教育

大学では工学部理工学部で、大半は旧来の土木工学科から名称変更し、カタカナ用語や二字熟語を組み合わせた名称の学科高等教育を担っている。 高専では、環境都市工学科という名称の学科が担っている。短期大学専修学校(専門学校)では土木工学科建設学科社会環境工学科という名称の学科が担っている。 また大学院では工学研究科理工学研究科などに土木工学専攻(学科と同じように名称が異なる場合が多い)を設置している。

上記土木工学の基礎課程に加え、各々の専門領域に応じてさらに専門科目を習う場合が多い。

資格

→詳細は「日本の建設に関する資格一覧」を参照

分野が多岐にわたるため、関連資格も多い。そのため、技術士試験においても土木技術分野にあたる技術士 (建設部門)で選択科目が多い。また、技術士 (衛生工学部門)技術士 (上下水道部門)といった建設部門から独立した部門も設置されている。

土木の語源

日本語

名前の由来は中国の前漢時代の古典「淮南子(えなんじ)」にでてくる築土構木という言葉から来ているといわれているが、実際のところははっきりしない。

古代では漢詩や漢文等で使用された「土木」であったが、明治新政府で官職として初めてその名称が使われるようになる。1869年(明治2年)5月に民部官のもとに「土木司」が置かれ、事務分掌は「道路橋梁堤防等営作ノ事ヲ専管スルヲ掌ル」とされた[2][3]。一方で公共建築物は「営繕司」が担当することになり、ここで土木と建築の事務は分離されたのである。1877年(明治10年)に土木局が置かれ、これは現在における国土交通省の源流にもあたる。すなわち、明治以降の政治体制から日本語の「土木」として用語が定着したのである。

2019年(令和元年)9月に刊行された大辞林第四版では、「あらゆる産業・経済・社会等人間生活の基盤となるインフラを造り、維持・整備してゆく活動」とされた。建設工事の総称に留まらず、社会資本整備そのものを意味する言葉であることを表している。

英語

日本で取り扱っている建築の技術部門や環境に関する部門も外国では土木として扱われることがあり、日本の土木工学/建築学とは対象分野の境界が少し異なっている。外国では橋などの土木構造物のデザインもarchitectureが担うことがある。 これに対し、日本では構造物の種類や目的によって土木工学/建築学が分かれているため、建築家も構造計算を行い、生活環境に関する研究を建築学者も行う一方、構造を扱う土木技術者もデザインを学習し行うこともある。

今日の英語圏においてはフレーズ civil engineering が日本語圏における土木工学にほぼ相当するが、由来(歴史)的には単純にそのように対応しているわけではない。「engineer」という語は、今日では軍民の区別に関係なくニュートラルに使われているが、古くは「工兵」の意があり、その派生語として軍と関係ないが同様の土木工学を指す句として、1771年にイギリスの機械技術者ジョン・スミートンが、軍事以外の部門を意味する civil を付けたのが由来とされる。 なお現代ではそのような由来にもとづく意識はほぼ残っておらず、"mechanical engineering"(機械工学)や "electrical engineering"(電気工学)といった句と同様に使われており「非軍事の」という特段の意味はない。非軍事の技術的問題のすべてが対象となる分野とされていて、軍事で建設される公共施設に土木技術は適用されるので軍事or非軍事と言う区分、つまり厳密には民間技術ということでCivil engineeringである、とはいわない。

こうした区分は『古市公威とその時代』(土木学会土木図書館委員会, 土木学会土木史研究委員会編)にも指摘あるとおり、フランスの場合でグランド・ゼコールエコール・デ・ポリテクニーク」を出て、さらに土木最高の学校「ポン・ゼ・ショッセー」を出た技術者が過去官庁や軍工兵部隊へ奉職し、「エコール・デ・サントラル」出身者がおもに民間企業へという流れから来ていることがあげられ、明治時代には諸芸学と称されていた。

出典

[脚注の使い方]

  1. ^ 土木学会.“土木学会とは”. 土木学会概要. 2008年3月19日閲覧。
  2. ^ https://www.jstage.jst.go.jp/article/suirikagaku/40/3/40_1/_pdf/-char/ja
  3. ^ https://committees.jsce.or.jp/publicity/system/files/03-20140910-JSCE-PR-Komatsu.pdf

参考文献

用語

関連項目

ウィキブックスに**土木工学**関連の解説書・教科書があります。

ウィキバーシティに**Topic:土木工学**に関する学習教材があります。

英語版ウィキクォートに本記事に関連した引用句集があります。

Civil engineering

外部リンク

建築 - 土木工学
産業技術建設調査 - 測量 - 解析 - 計画 - 設計 - 製図 - 積算 - 施工 - 管理 | 美術 不動産
建築 建築物 建築史 建築学 建築計画学 建築用語 構造計算用語 日本建築学会 建築基準法 建築行為 建築確認 建築家 建築士 大工 建築工事
コンサルタント 技術コンサルタント 建設コンサルタント 建築コンサルタント 補償コンサルタント
土木 土木工学 土木計画学 土木学会 インフラストラクチャー シビルエンジニア ドボク 土木工事 農業土木 農村計画 農業農村工学会 農業土木コンサルタント 土地改良工事
都市 都市工学 都市計画 都市計画用語 日本都市計画学会 都市計画家 都市計画コンサルタント 日本の都市計画コンサルタント 都市計画 (都市計画法) 計画都市 都市美
景観 景観計画 日本景観学会 景観法 景観デザイン 景観破壊
環境 環境計画 環境基本法 環境学環境工学環境都市工学 環境法令 環境デザイン 環境デザイナー 環境コンサルタント 環境アセスメント
造園 造園計画 造園学 造園家 造園業 造園コンサルタント ランドスケープ ランドスケープコンサルタント ランドスケープ・プロジェクトマネージャー ランドスケープ・プランニング ランドスケープ・アーバニズム 造園工事
エクステリア エクステリアデザイン エクステリアデザイナー エクステリア業
インテリア インテリアデザイン インテリアデザイナー スペースデザイン
住宅と居住 住宅居住 住宅家屋 住宅様式の一覧 (en) 住宅類型の一覧 (en) 日本の住宅 中国の住宅 一軒家の類型 狭小住宅 コテージ 炭鉱住宅 ファームハウス バンガロー 米軍ハウス ミニ戸建 日本の民家 集合住宅の類型 アーコロジー アパート イギリスのタワー・ブロック インスラ 寄宿舎 高齢者専用賃貸住宅 高齢者向け優良賃貸住宅 コートハウス コーポラティブハウス コレクティブハウス 雇用促進住宅 ジードルング 社宅 タウンハウス タウンハウス (イギリス) テラスハウス/ロウハウス 特定優良賃貸住宅 土楼 長屋 文化住宅 メゾネット 形状 スターハウス ダブルスターハウス ポイントハウス L字型ポイントハウス 公共 公営住宅 公団住宅 低家賃住宅 団地 マンモス団地 パネル・ビルディング (en) シードリスコ (en) パネラック (en) パネルハウス (en) プラッテンバウ (en) フルシチョフカ マンション 共用施設 大規模マンション 短期賃貸マンション 地下室マンション 超高層マンション デザイナーズマンション ペントハウスアパートメント マスターズマンション ミングル リゾートマンション 学生寮 利用形態 コーポラティブハウス コレクティブハウス 下宿 シェアハウス 賃貸住宅 分譲住宅 可動型 家船 キャンピングカー ゲル シェパーズ・ハット (en) チャム (en) ティピー テント トレーラーハウス ハウスボート ホテルシップ コンクリート船 ヤランガ (en) ラヴー (en) 仮設住宅 規格家 公共/福祉 アフォーダブル・ハウジング (en) HLM 改良住宅 ゲマインデバウ (en) 公営住宅 公団住宅 災害公営住宅 サブサダイズ・ハウジング (en) シードリスコ (en) 同和住宅 パネラック (en) パネルハウス (en) プラッテンバウ (en) フルシチョフカ ハウス・コミューン (en) マイクロディストリクト (en) ミリオン・プログラム (en) 宗教 牧師館 牧師館 (スコットランド) 僧院/修道施設 コンベント (en) 修道院 小修道院 (en) 精舎 ヘルミタージュ (en) 邸宅 ヴィラ エピスコピウム (en) オテル カヴァリエ・ハウス (en) カントリー・ハウス 豪邸 シャトー マナー・ハウス 屋敷 別荘 サマー・ハウス (en) ダーチャ 別業 ブイテン・プラッツ (en) 国王 マハル (en) 宮殿 宮殿の一覧 その他の分類 アイス・パレス (en) オール電化住宅 オフグリッド 環境共生住宅 岩窟住居 (en) 高齢者住宅 小屋 コンテナハウス 住宅庭園 シェルター 省エネルギー住宅 水上生活者 スマートホーム 地下生活 ハウスボート ペンシルビル 高さ 平屋 低層建築物 中層建築物 高層建築物 超高層建築物 洞窟住宅 (en) コメ洞窟 (en) 窰洞 住宅の倉庫 トランクルーム 氷室 構想 アーコロジー 海中居住施設 居住モジュール スペースコロニー 電脳住宅 ハイパービルディング 居住用建築物 拘禁施設 救貧院 アルムスハウス プアハウス ワークハウス 高齢者施設 老人福祉施設 老人ホーム 孤児院 児童養護施設 一時的な居住 仮設住宅 キャンプ場 シェルター 宿泊施設 収容避難場所 難民キャンプ 病院 病院船 住宅がない 家出 車上生活者 住所不定 (en) ネットカフェ難民 野宿 放浪 ホームレス ホームレス緊急一時宿泊施設 スコッター スラブ・シティ(en) スラム テント・シティ (en) 不法占拠地域 (en) 路上住宅 (en) 各国のスコッター アセンタミエント (en) イスラエルのアウトポスト (en) 九龍城砦 ゲジェコンドゥ コンボニ (en) 新宿ダンボール村 セントロ・フィナンシエロ・コンフィナンサス 城中村 眷村 ファヴェーラ プエブロ・ホーベン ポンテシティアパート ルーフトップ・スラム (en) 関連項目 靴を脱ぐ習慣 居住の権利 借家人運動 住所 住宅展示場 集落 常居所 マイホーム主義 間取り 惑星の居住可能性 カテゴリー コモンズ ポータル 建築/Housing
アーバン アーバンデザイン アーバンデザイナー アーバニズムニューアーバニズム
関連資格 監理技術者 主任技術者 施工管理技士 建設業経理士 日本の建築に関する資格一覧 日本の環境に関する資格一覧 日本の造園に関する資格一覧 日本の不動産に関する資格一覧 日本の工業に関する資格一覧
安全衛生 統括安全衛生責任者 総括安全衛生管理者 元方安全衛生管理者 店社安全衛生管理者 安全衛生責任者 日本の労働に関する資格一覧 日本の建設に関する資格一覧
カテゴリ コモンズ ポータル プロジェクト
工学エンジニアリング分野
建設工学 測量学 リモートセンシング(GIS、GPS) 建築工学 土木工学 耐震工学 地震工学 地盤工学(土質力学) 基礎工学 振動環境工学 岩盤工学 土壌汚染学、地下水汚染河海工学 河川工学 海岸工学 治水工学 水理学 水資源工学(ダム電力土木工学 鉱山学 防災工学 海洋土木工学 水産土木工学 砂防土木材料工学 舗装工学 コンクリート工学 構造工学 橋梁工学 港湾工学 空港工学 道路工学 市民工学
海洋工学 津波工学 船舶工学 水産工学 海上交通工学 理論造船学
都市工学 都市環境工学 環境都市工学 都市交通工学 都市鉄道工学 衛生工学(英語) 衛生工学/上水道(供給システム)/下水道(中水道、工業用水道)/水道工学 都市計画学 都市社会工学 建築環境工学‎ 空気調和工学 緑化工学
機械工学 人間工学 人間情報工学 信頼性工学 音響工学(英語) 音響工学 音響学 建築音響工学 電気音響工学 航空宇宙工学 航空工学 航空力学 飛行力学 宇宙工学 空気力学 ロケット工学 自動車工学 鉄道工学 熱工学 燃焼工学 海洋機械工学 水産機械工学 鉄道車両工学 振動工学 機構学 建築設備設備工学 流体工学 制御工学 ロボット工学 伝熱工学 冷凍工学 空気調和工学
電気工学 計算機工学 制御工学 デジタル制御工学 計測工学 電気計測工学 精密工学 エレクトロメカニクス(英語版メカトロニクス 量子エレクトロニクス 電子工学 電磁波工学 半導体工学 放送工学 マイクロ波工学 マイクロエレクトロニクス 光工学(英語) 光学 フォトニクス 光エレクトロニクス パワーエレクトロニクス 電力工学 発電工学 電波工学 通信工学 通信トラヒック工学 通信ネットワーク工学 光通信工学 無線工学 伝送工学 交換工学 照明工学 磁気工学 ロボット工学
資源工学 地球工学 地球情報学 原子力工学 エネルギー工学 惑星工学
化学工学 工業化学 化学プロセス工学 化学システム工学 分子工学(英語) ナノテクノロジー 石油工学 プロセスシステム工学 プロセス (工学) 反応工学 分離工学 マイクロ流体力学 組織工学 伝熱工学 物質工学 繊維工学 生物化学工学(英語版
生物工学 生物工学(英語) バイオテクノロジー/バイオインフォマティクス‎ 遺伝子工学 生体工学
医工学 医用工学医療工学 遺伝子工学 医薬品工学/医薬工学/製薬工学 医用生体工学 メドテック (medtech) /メディテック (meditech) /医療IT 神経工学 生命工学 サイボーグ工学
食品工学 醸造工学 発酵工学 乳業工学 冷凍工学
経営工学 経営システム工学 数理工学/線形数学 管理工学 経済工学 社会工学 金融工学 サービス工学 オペレーションズ・リサーチ 生産工学 品質工学 ロジスティクス工学 流通工学
学際 システム工学 プロセス工学 ロボット工学 群ロボット工学 進化ロボット工学 ニューロロボティクス ニューロモルフィック・エンジニアリング 道徳感情数理工学 感性工学 芸術工学 レオロジー 応用力学 応用物理学 環境工学 農業工学 農林工学 生態工学 工業地理学 セキュリティエンジニアリング(英語版安全工学 火災安全工学 インダストリアル・エンジニアリング 情報工学(インフォメーションエンジニアリング) 情報工学 インフォマティクス ソフトウェア工学/オブジェクト指向ソフトウェア工学 モデル駆動工学 コンピュータアーキテクチャヒューマンコンピュータインタラクション 材料工学 セラミック工学 窯業(セラミックス工学) 金属工学 冶金工学 溶接工学 高分子材料科学 トライボロジー 破壊力学 粉体工学 軍事工学 兵器工学 福祉工学 プライバシーエンジニアリング(英語版教育工学 知識工学 サステイナブル工学 ユーザ工学(ユーザビリティ工学) 写真工学画像工学・映像工学
関連項目 科学/理学 工学者 技術者 技術者不足 レコーディング・エンジニア 機電系 コンピュータ技術者 ITエンジニア システムエンジニア リバースエンジニアリング 失敗学 理工学 家庭理工学
用語集 工学(英語) 航空宇宙工学(英語) 土木工学(英語) 電気電子工学(英語) エレクトロニクス用語一覧 通信用語一覧 機械工学(英語) 構造工学(英語)
工学の一覧 カテゴリ 工学 工学の分野
典拠管理データベース
国立図書館 スペイン フランス BnF data ドイツ イスラエル アメリカ 日本 チェコ
その他 公文書館(アメリカ)