はるかぜ (original) (raw)

大阪へ帰省しておりました。
年に三度ある帰省、今年最後の帰省です。


今回は、
もう何年ぶりかもわからないくらい久しぶりに、
大阪の親子三人が三重へ来ておりました。
…と思ったら、
前回両親が三重に来たのは、去年の夏だったんですね。 まじか。
妹も一緒に来たのは、たしかに随分久しぶりのことだとは思いますが。
先に近鉄電車を利用して三重へ来て、ホテルで一泊した両親と妹を、
私の自動車に乗せて大阪に戻りました。

実を言うと、
近頃私の車の燃費がいやに悪いので、
前回帰省したときに、大阪にいる知り合いの鈑金屋に相談をすると、
「ハイオクを入れてみるといい、
それで燃費が元に戻るなら、煤が溜まっているからこんど見せにおいで」
と言われていたのでした。
帰省前の給油で三度目のハイオク給油なのですが、
もうまったく以前の燃費性能を回復し、
レギュラーガソリンだと400km行くか行かないかだった給油間隔が、
給油までに近乗りでも500kmを超えるほどにまでになりました。
100kmも差があれば、ハイオクを入れる甲斐もあるというものですが、
本来であれば、レギュラーでもそのくらい走っていたわけで、
次回帰省した際には、その鈑金屋に手入れをお願いしようと思っています。


大阪では、床屋さんへ行き、
近所のかたと神戸フルーツ・フラワーパークへ行き、
東京から大阪へ転勤となっていた旧友とカラオケや食事へ行きました。


もう何年会っていないんだろう、身体大きなったなあなんて思ったのですが、
さきに書いたこともあるし、
実はそう久しぶりでもないのかもしれません。
前回会ったときは、同じく東京に働きに出ていた旧友と二人で三重に来てもらって、
私の自動車でちょっとばかり出掛けたのでした。
いつの話だったっけなあ。

自動車で帰省するにあたって、
車を停めておく場所には毎回苦慮しています。
最近は便利なもので、
個人が貸している駐車場を予約できるサービスがあって、
それを利用しているのですが、
だんだんやめてしまっていて、どんどん遠くになっていく。
この度は、母校の近くの駐車場に世話になりました。
折角なので、登下校道を辿ってみることにしました。
鬱蒼とした庭のあった家々は結構な数がアパートへと変貌しており、
当時の面影を残すところは半分程、といったところでした。
しかし、当時と雰囲気が変わらないところも半分はあるわけで、
狭い道を、靴をわざと鳴らしながら歩いたものだと、
非常に懐かしい気持ちになりました。


さて、
三重に戻ってきて、いつもの暮らしに戻って一週間です。
次の帰省は翌年二月ですから、しばらく羽休めはありません。
なぜかこの一週間は、ご近所さんや祖父母からの食事のお誘いが絶えず、
非常に楽なリハビリ期間を過ごすことができました。
来週からはちょっとした激務が待っています。
耐えられるかどうか…。

今回は講釈垂れるつもりは毛頭ありません。
ただの記録です。
そういうのを増やしたい(けどできてない
そのうち、何も言わなくてもただの日記を書きたい(けどできてない

うちのgentooの日本語入力環境は、fcitx4 + mozcなのですが、
最近fcitx5がどうも安定版になったようで、
「fcitx4とfcitx5は一緒に入れられんよ」と、更新時に怒られました。
めんどくせえと、deselectして二ヶ月ほど放置していたのですが、
いやまあ、安定版になったのなら更新したいなあと思って、
ようやくUSEフラグのfcitx4をfcitx5に書き換えて、
fcitx:5とfcitx-configtool:5を指定して更新したのでした。
というのが先週あたりのできごと。

そしたら、
google-chromeで日本語入力がロクにできなくなりました。
あの、WPS Officeで日本語入力がしづらい、あれに似ている…けど、
あれは入力した文字が候補にとどまり続ける挙動がおかしいだけで、
確定しさえすればまあ使える。
今回は、早打ち(ってお世辞にも言えた速度ではないが)しようものなら、
全く変な入力しかできなくなったのだ。
何が悪いんだか…と、調べりゃよかったのですが、
折しも時計の分解に精を出していたので、なかなか時間も取れず、
片手間にfcitx4へ戻したのでした。

昨日、
ふと思い立ってもう一度調べると、
Arch LinuxWikiにあるfcitx5の記事に、
「Fcitx5 シングルラインモードが一部のアプリケーションで動作しない」
というものを見つけました。 これやろ…
そこには、「fcitx5-gtk をインストールしてください」とある。
gentooで調べてみると、app-i18n/fcitx-gtkというパッケージが。
emerge -sで調べてみると、未導入…
というか、前に調べた記事を読み直してみると、
しれっと「必須パッケージ」の中にfcitx-gtkが入っていました。
なんてこったい。
USEフラグとかで引っ張ってきてくれないもんかな…

さきほど、
fcitx:5、fcitx-configtool:5と一緒にfcitx-gtkも導入してみたところ、
こうやって無事ブログを更新できるようになりました。
めでたしめでたし。

日記が書ける人…ブログが毎日書ける人はやっぱり尊敬しますね。
全く続きません。
大したことを書かなければならないと、
無意識のうちに思ってしまっているんでしょうね。

さて、
表題の件ですが(だから固いんだよ
なんと、
我が家に、第11世代Core i5を搭載したパソコンがやってきました。
Panasonic Let's note CF-SV1Rです。
無駄にvPROの文字の付いたCPUロゴシール。
某オークションで落札しました。
私の他に誰も入札がなく、本体23,000円、送料1,500円。

落札する前に、
相場と比較して納得できる価格なのかというのは、
毎日緊縮財政の私にはとっても重要な確認事項なのですが、
調べてみた感じでは、
ふた月ほど前に、8,900円とかいう謎の価格で落札されてしまっていたもの
(しかも、スイッチカバがどっかいっただけ)を除くと、
ジャンクの中でも比較的安価か適当な線であると判断し、
落札するに至ったのでした。

出品時に文面で分かっていたのは、
目視ではLCDの破損はないが、LCDでの表示が確認できない、
外部出力ではUEFI確認と、Windowsの起動まで確認できている、
各種ポート類は機能している、
というところ。
CF-SV…に限ったことではなく、
先代のCF-RZもそうでしたが、
このへんのLet's noteは、バックライト系統のコンデンサとヒューズがだめになることが多い。
このばあい、
照明を当ててやると、薄っすらと表示しているのを確認できます。
これもそうだろう、あわよくば、
本体のヒューズは無事で、LCDユニットの交換で直らないかなと思ったのでした。

ところが、
手もとに届いたパソコンの電源を入れると、
LCDは全く反応せず、薄っすらと表示することすらしなかったのでした。
思ってた症状と違う…
同じ出品者の他のCF-SV1のジャンクの出品を見ると…。
なんと、薄っすら表示のジャンクが出品されていたのでした。
開始価格は27,000円。
ちなみに液晶パネル破損のジャンクも2台出品されており、
開始価格は同じく27,000円。
まあ、ただ、
「ウォッチ」に登録している人数は液晶パネル破損のジャンクのほうが多いですね。
やはり、LCDユニット交換でどうとでもなるジャンクはとっつきやすく、
ヒューズ交換を要するジャンクは面倒くさがられ、
「原因不明」と書かれてしまった価格設定の安い当機は、「ウォッチ」もいちばん少なく、
目に見えて敬遠されていた感じでした。
<追記>
執筆後、 液晶パネル破損のジャンク2台は、37,500円や40,100円で終了、
バックライト切れは落札されず残りました

本体を分解してみると、
本体右側のサブ基盤が腐食していました。
どちらが先なのか、Mg筐体右側は粉を吹いており、
同じような粉が基盤に実装されている部品にまとわり付いて、だめになっていました。
(この粉に関しては、こちらに記載がありました…というか、この記事以外見当たらない)
幸い、本体に実装されているLCDへ向かうヒューズは切れていませんでした。

さて、LCD基盤のほうはと言うと、
右側に部品がいろいろ集まって実装されているのですが、
こちらも派手に腐食していました。
LEDバックライトのリボン配線も、腐食して断線しています。
背面のMg天板も、右側から粉を吹いていました。
いったい、このパソコンの右側には何があったんだ…。

このジャンクの良かったところは、
本体側のヒューズは切れていなかったこと、そして、
本体左側にあるメインボードは無傷だったこと、でした。
うーん、いいとこが少ない。
こんな割に合うか分からないジャンクに手を出したのには、
ワケと言うかタネと言うかがありまして。
大須の某ショップで手に入れていた、 ジャンクのCF-SV8→SV7から部品が拝借できそうだったからです。
いや…これ動かすのにわりと無駄遣いしたような記憶が甦ってきそうな気がしますが
(しかもこのあと、
カメラ+IRカメラを動かすべく、カメラ付きの天板を送料併せて2,291円で購入、
そしてベゼルをLCDパネルから引き剥がす時に、ベゼルもLCDパネルも割ってしまい、
うちにあったCF-SZ5からLCDパネルを拝借している)、
まあそれはもういいでしょう。 時効です(はやい

かくして、
LCDパネルはCF-SZ5→CF-SV7から移植して問題なく表示、
粉まみれで腐りかけていたサブ基盤も移植、
Mg筐体は粉を拭き取り、
それなりのCF-SV1Rが完成(?)したのでした。

OSはWindowsGentoo Linuxデュアルブートにしました。
256GBをふたつに分けるので、手狭といえば手狭ですが…
Panasonicホームページからリカバリメディアをダウンロードしてリカバリ
その後、Gentoo Linux向けにWindows区画を96GB縮小し、
そこにGentoo Linuxを導入しました。
EFI区画は、260MBでもじゅうぶん足りました。
ひとつ気になることといえば、
Linux上でのホイールパッドの挙動が、CF-SV7と全く違うということ。
反応しはじめがものすごく悪いうえ、
円形スクロールもできない。
これに関しては、軽く調べたところ、
そういう症状があるということだけは知りましたので、
今後の課題ということで。

我が家でいちばん新しいパソコンとなったCF-SV1R。
現行販売のパソコンと同じCPUロゴシールが貼ってあるものが手もとにある、
なんてのは、いつぶりなんだろう。
2011年春に、大学入学時に買ってもらったPentium機が最後かな。

頑張って書くもの書けるようになればいいなあ。


ASUS MeMO Pad 7に、Debian Linuxを導入しました。
Androidタブレットのくせして、UEFIに入れるという、
わけのわからないタブレットだからこそできる業。
この時代に、いったい誰に刺さるのかという内容ですが、
筆者にしたって自己満足でやっているわけですから、
説明のしようもありません。
自分用のメモにしかならない予感。
経緯や四方山話を書くと大変なことになりそうですので、
いつもどおり、作業内容を先に書いていこうと思います。

▼ 必要なものはこちら:
Android 5にアップデートされたASUS MeMo Pad 7
ASUS MeMO Pad 7用のStock ROMファイル
タブレットに給電できるmicroBタイプのUSBハブ
・USBディスク(2つあるとよい)
・USBイーサネットアダプタ
・USBキーボード
・USBマウス
・Arch Linuxの導入されたPC
・ADB/FASTBOOT環境が導入されたPC
・できれば32GBのmicroSDカードが1枚、なければ32GBのUSBディスク

・時間

▼ 作業
Linuxを入れるための区画を作る
タブレット側のデータは初期化されます。
ADB/FASTBOOT環境が導入されたPCを使います。
Stock ROM(検索すると結構出てきて苦労はしません)を解凍し、
partition.tblを編集します。

Linuxの区画を7.25GBとする場合、
21行目を

add -b 6791208 -s 8789942 -t data ...

に変更、
21行目と22行目の間に、新たに

add -b 15581150 -s calc(calc(calc(lba_end-33) -t data -u ...-00000000000B -l linux ...

を挿入し、保存します。
タブレットを、adbデバッグを有効にしてPCと接続し、
adb reboot fastbootでfastboot環境に入り、
PC側で、debrick-flashall-no_wipeを実行します。
しばらくするとタブレットは再起動がかかり、
ユーザ領域4.19GBの激狭Androidが立ち上がります。

・me176c-bootを導入する
引き続き先程のPCでの作業です。
導入方法は、
https://github.com/me176c-dev/me176c-boot
のinstallation節にとてもわかり易く説明されているので割愛。

Debian Linux導入の下準備
まずは、タブレット本体での作業です。
ここではArch Linuxのインストールディスクを使います。
USBハブにArch LinuxのインストールUSBディスクとUSBキーボードを挿して、
ブートしたら、ファイルシステムの初期化をします。
mkfs.ext4 /dev/disk/by-partlabel/linux
mkfs.fat -F 32 /dev/disk/by-partlabel/APD
これでタブレット本体の下準備は完了です。

つぎに、Arch Linuxでの作業です。
me176c関連のパッケージを2つ作ります。
aurから取得するのは、
me176c-factoryとme176c-firmwareの2つです。
git clone https://aur.archlinux.org/me176c...と複写して、
ディレクトリに入り、makepkg -sします。
パッケージができたら、
Debianのインストールディスク内に適当なディレクトリを作って、
そこに展開しておきます。
これで、Arch Linuxでの下準備は完了です。

・Dabian Linux導入
amd64版を導入します。
一般の導入方法と違うところだけを紹介します。
といっても、Dabian Linuxを初めて導入したのがつい先日なので、
あまり自信はないですが…

microBで給電できるタイプのハブが必要です。
給電できないタイプで試していないのでわかりませんが、
導入はできたとして、再起動後はOTGアダプタが使えませんので、
そこで手詰まりになる可能性が大です。
USB-AのセルフパワーのハブとOTGアダプタの組み合わせは、
なんだか動作しそうな気がしてきますが、
家に持ち合わせがないので、その可否は不明です。

USBハブには、
Debian LinuxのインストールUSBディスク、
USBイーサネットアダプタ、
USBキーボードを接続しておきます。

インストールUSBディスクからのブートは、
Advanced optionsから、Expert Installを選びます。

無線LANは認識せず、ファームウエアを要求されます。
USBイーサネットアダプタが必要なのはこのためです。

区画分けでは、手動を選びます。
ESP区画が2つ自動で認識されてしまうので、
どちらの区画も利用しないようにさせます。
いちばん最後に、最初の手順で作成された区画があるので、
これをext4で初期化し、ルートにマウントするよう設定します。
ESP区画とスワップ区画について尋ねられますが、
どちらの警告も無視して進めます。

ソフトウェアの選択ですが、
1GBのメモリではメモリ不足になることが考えられるので、
ここでは各デスクトップ環境や標準システムユーティリティは導入しません。

GRUBは導入せずに、インストールの完了をさせます。
そして、再起動の前に!!!
ALT+F2でコンソール画面へ移動します。
/target/bootの内容をlsで確認し、メモします。
/dev/mmcblk2(※数字"2"は変化する場合があります)p13を/mntにマウントし、
/target/boot/*を/mnt/に複写します。
作業後/mntはアンマウントして、
今度は/dev/mmcblk2p3を/mntにマウントします。
エディタnanoで/mnt/loader/entries内に、debian.confを作成します。
内容は:

title Debian GNU/Linux
volume 80868086-8086-8086-8086-000000000007
linux /vmlinuz-さっき確認したやつ
initrd /initrd.img-さっき確認したやつ
options root=PARTUUID=80868086-8086-8086-8086-00000000000b ro

として保存します。

ついでに、/mnt/loader/loader.confを編集します。
defaultはdebianに、
timeoutはお好みで、私は3秒にしておきました。
/mntをアンマウントしたら、
ALT+F1でインストーラに戻り、保留していた再起動をします。

・起動後のコンソールでの作業
真っ先に入れなければならないのが、zram-toolsです。
これでスワップ領域をメモリ内に作ります。
最初だけなので、rootでログインしてしまいます。
apt-get install zram-toolsでソフトウェアを導入したら、
/etc/default/zramswapを編集、
圧縮方式はzstdに、容量は2048MBと指定し、
優先度はコメントアウトだけして保存します。
そののち、service zramswap reloadで、変更を反映させます。
これで一応、デスクトップ環境運用に耐えうる環境が整いました。

デスクトップ環境を導入します。
うちはXfceを導入しました。
とりあえずということで、導入したソフトウェアは、

sudo
network-manager bluez network-manager-gnome blueman bluez-tools
xserver-xorg xfce4 xfce4-notifyd xfce4-power-manager gvfs autofs
xfce4-terminal xfce4-systemload-plugin xfce4-cpugraph-plugin
alsa-utils pulseaudio pavucontrol
fcitx fcitx-mozc
lightdm lightdm-gtk-greeter
synaptic gedit
onboard

でした。
導入後、/etc/network/interfacesを編集、
# The primary network interface
以下をコメントアウトしておきます(たぶん消していい
あと、gpasswd -a ユーザ名 sudoで、
導入時に作成した一般ユーザでsudoを使えるようにしておきます。
そののち再起動すると、lightdmのログイン画面が起動します。
ほっと一息です。

・デスクトップ環境起動後の作業
このままでは動作しない致命的な機能がいくつかあります。
バッテリ残量表示機能、OTG機能、Wi-Fi/Bluetooth機能です。

しかし、まずはこの先の作業を楽にするために、各種設定をします。
電源設定では、ロックにまつわるものをすべて無効にします。
/etc/lightdm/lightdm.confを編集、
# greeter-hide-users=falseと
# autologin-user-timeout=0をアンコメント、
# autologin-user=をアンコメントし、
導入時に作成した一般ユーザ名を書き加えて保存します。
タブレットPCで、パスワードログインはつらい。
念には念を入れて、
/etc/lightdm/lightdm-gtk-greeter.confを編集、
keyboard=onboard -e
keyboard-position = 50%,center -0;100% 22%
を追記しておきます。
これでロックされても不意にログアウトしても、
いちおうスクリーンキーボードで戻ってこられます。

Wi-Fi/Bluetooth機能を解決していきます。
刺したままのUSBディスクにある、Arch Linuxで複写しておいたブツを、
Arch Linuxにのみ関係のあるPaxHeaderや.BUILDINFOなど以外を
ルートディレクトリに複写します。
私はズボラなので、sudo thunarで複写しました…
複写後、chmodで属性を変えていきます。
chmod 755するのが

/opt/asus
/opt/asus/me176c
/opt/asus/me176c/upi_ug31xx(ここまでは要らない気がする
/usr/lib/me176c
/usr/lib/me176c/me176c-factory

chmod 644するのが、

/usr/lib/firmware/brcm/BCM2076B1.hcd
/usr/lib/firmware/brcm/brcmfmac43362-sdio.txt
/usr/lib/systemd/system/me176c-factory-bdaddr@.service
/usr/lib/systemd/system/me176c-factory-wifiaddr@.service
/usr/lib/systemd/system/me176c-factory.service
/usr/lib/udev/rules.d/99-me176c-factory.rules

そののち、
/usr/lib/systemd/system/me176c-factory-bdaddr@.service
を編集、
ExecStartの手前の行に、
ExecStartPre=/bin/sleep 10
を追加し、保存します。
systemctlでサービスme176c-factoryを有効にし、再起動すると、
Wi-Fi/Bluetooth機能が使えるようになります。

バッテリ残量表示とOTGは、カーネルのビルドが必要です。
寝る前にやるのが吉。
手順はこちらの記事が分かりやすいので、ほぼ丸投げにするとして…
apt-get install build-essential libncurses-dev fakeroot dpkg-dev
apt-get build-dep linux
でビルド環境を用意し、
apt-get install linux-sourceでソースを入手。
ソースは/usr/srcないにあるので、それを
用意しておいた32GBのSDカード(充電しながら作業できるので良い)か、
USBディスクに複写し、tar xvf linux-...と展開します。
基本となる.configは/boot内のconfig-...を、
ソース展開先のディレクトリに.configとして複写します。
make menuconfig にて追加で有効にする箇所は;

Power management and ACPI options --->
[*] ACPI (Advanced Configration and Power Interdace) Support --->
[*] Intel DPTF (Dynamic Platform and Thermal Flamework) Support

Device Drivers --->
-*- Power supply class support --->
uPI uG3105 battery monitor driver
External Connector Class (extcon) support --->
Intel INT3496 ACPI device extcon driver

この設定でmenuconfigを終了させ、
make -j4 KCFLAGS=-march=native bindeb-pkg
でパッケージをビルドします
(並列ジョブは4でちょうど遊ぶか遊ばないかのギリギリでした)。

パッケージができたらば、
linux-headers-...とlinux-libc-...をdpkg -i linux-...と導入し、
linux-image-...を導入します。
導入後、
/dev/mmcblk2p13を/mntにマウントし、
/boot内を/mntに複写します。
複写後アンマウントし、
/dev/mmcblk2p3を/mntにマウント。
/mnt/loader/entries/debian.confを編集、
linux /vmlinuz-さっき導入して増えたやつ
initrd /initrd.img-さっき導入して増えたやつ
と変更して保存します。
変更する前の.confをdebian_bak.confとして複写しておいてもいいと思います。
そして再起動。

ようやく作業は終了のはずです。
お疲れ様さまでした。

------------

intel入ってるAndroidタブレットはゴマンとあれど、
UEFIに入れるAndroidタブレットは、ほかにまだ聞いたことがありません。
このへんちくりんなタブレット
目をつけたかたはそこそこあるようで、
Arch LinuxWikiには専用のページもあるほど。
そりゃあだって、面白そうですもんね。
ただ、労力に見合わないからなのか、
ほとんど放置されていて、現状半分ほどしか参考になりません。
といっても、重要な情報は残されているので、
活用しつつArch Linuxを導入してみたのですが…

いくつか問題がありまして。

・起動時にzramの作成に失敗することがある。
Arch Linuxのページにあるとおり、
スワップ区画をストレージに作ろうものなら、
おそらく書き換え回数が限界突破して、すぐに故障するものと思われます。
ってなことで、zramを活用するというわけなのですが、
なんべんかに一回はzramの作成に失敗してしまいます。
仮想スワップ領域が作成されずに立ち上がった暁には、
デスクトップ環境が起動してから数十秒でハングするため、
起動時に流れるログを流し読みして、
zramの作成に失敗した赤字が確認できたら、
速攻で再起動しないといけませんでした。

Bluetoothは一見有効になっているようだが、何も拾わない。
bluemanを見る限り、いちおう送受信レートに動きはあるのですが、
何にも表示してくれません。
まあ…使わなければいいということなのですが、
本来使えるものが使えないというのは、やはりちょっと面白くない。
Debian Linuxのほうはといえば、
Arch Linuxのme176c-factoryをそのまま導入した場合だと、
デスクトップ環境が起動した直後に、
Bluetoothのアイコンが消える現象が発生しました。
journalctl -u me176c-factory-bdaddr@hci0で確認をすると、
どうもサービス起動のタイミングが早すぎるために失敗しているようで、
これはサービスにExecStartPre=/bin/sleep 10を挿入することで解決しました。
もしかArch Linuxでも、これで解決していた可能性もありますが…

・でかいAURパッケージが導入できない。
me176c関連のAURパッケージなら、特段問題はなかったのですが、
Google Chrome等の比較的大きなAURパッケージをmakepkgすると、
最後の最後、圧縮のフェーズで動かなくなります。
時間かかるだけかと思いきや、
CPU使用率だけ一丁前に1/2食いながら、
待てど暮らせど作業が終わりまてん。
致命的。

そこで、何かいい方法はないものか…というので、
辿り着いた軽量LinuxDebian Linuxだったのでした。
正直マニュアルメージが煩雑で読む気が失せていたのですが、
よく考えたら、最初に触れたのがGentoo Linux
お次がArch Linuxだったわけで、
Debianは流し読みでなんとか…なりませんかねと…

システムの導入自体は特に難しいところはありませんでしたが、
こちらはこちらで問題が。

FAT32は/bootとしてマウントできない。
me176cにとっては厄介な縛りで、
me176c-bootはsystemd-bootがベースであるため、
ブートできるファイルシステムFAT12・16・32のみ。
対して、Debianは/bootを別区画にする場合、ext2を使うらしく、
FAT32区画を指定すると怒られて先に進みません。
私の場合は、導入後、
既存の/bootの名前を/boot_に変更し、
新たに/bootを作って/dev/mmcblk2p13をマウントし、
/boot_を/bootへ複写、
fstabに/dev/mmcblk2p13を/bootとしてマウントするように記述しました。
どうもカーネルを上書きインストールする際に、
ルートディレクトリにあるvmlinuz.bakを作成できないようで、
一度パッケージを削除してから再導入することでエラーを回避しています。
今後どうなることやら。

・固有のパッケージの導入手順が煩雑。
もとはといえば、Arch Linux発の活用方法であり、
かつそこから他所に発展しなかったために、
Arch Linuxでパッケージを作る必要があります。
ファームウェアは正直、/dev/mmcblk2p15をマウントすれば見つかるので、
それを複写すればいいのですが、
実行ファイルの/usr/lib/me176c/me176c-factoryとかは、
どうすれば良いかが分かりません。
手っ取り早いのが、Arch Linuxで作ってしまうというというのが、
現時点での私の限界です。
もっと勉強すれば、他ディストリビューションでもビルドできるのかもしれません。

カーネルのビルドが必要。
Arch Linuxの6.x系カーネルは、バッテリ残量表示もOTGも問題なく動作しましたが、
Debian Linuxは、そうはいきませんでした。
どのモジュールを有効にすればいいかを絞るために、
lsmodの出力結果を比較してモジュールを推測し、
なんとか最小手順で目的のカーネルをビルドできました。
分かればなんてことはないのですが、
なんともならないのがビルド時間です。 おそい。
ビルドするのに30GB弱の区画も必要なので、
必然的に外部ストレージに頼ることになります。
時間もマシンパワーも使うので、
環境が整った後はSDカード一択になるんじゃないかなと思います
(うちにはマウスコンピュータのWN1001があるので、それでスボラしましたが)。

・右クリックのエミュレートは…
調べています。
他のデスクトップ環境だと設定項目があるとかいうことですが、
果たして、この貧弱なタブレットに通常のデスクトップ環境を入れて、
使用に耐えるのかが疑問です。
evdev-right-click-emulationが惜しい感じで、
長押しでコンテキストメニューが出るのですが、
指を離すとメニューも消えてしまい、項目を押すことができません。
なんかいい手はないものか…。

とにもかくにも、
一部を除き、まあまあ使えるようにはなりました。
chromiumはタッチパネルと相性が良く、快適です。
Bluetoothが使えるので、
この記事を書いたときのように、文章も楽々入力ができます(タブレットとは
しばらくはいいおもちゃになりそうです。
ネットラジオに最適。
…うーん。
頑張ったわりに、うまい活用方法が思いつかないなあ。

余談ですが。
書いていて思ったのですが、
いろんな記事を見て、肝腎なところ…
特に環境を整えるあたりが書いていないってことがよくあるのですが、
あれ。
面倒だからってのもあるでしょうが、
数をやりすぎていて、なまじ環境を整えたのが結構前であるため、
自分でもどうやって環境を整えたのかがわからないんじゃないでしょうか。
少なくとも、私はそうだなあ。
はい、割・愛

お久しぶりです。
ってもんじゃないですね。
いちおう生存確認窓(twitter)は機能していたとは思いますが…
かなり近い親戚がなくなった関係で、
忙しくして書く気も時間もなくなっていた期間があり、
こっちが落ち着いたら落ち着いたで、
新年度で仕事が忙しくなって、というふうなことで、
最近は寝落ちの日々です。

書きたいことは山ほどありますが、
とりあえず新しめの話題から…リハビリを…

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gentoo linuxに、でかそうな更新が入ってきました。
Profile upgrade to version 23.0 available
というやつです。
まったくgentoo歴の浅い私(今年4年め)にとって、
profileの版数が上がるというのは初めてのことで、
手順を見てびっくり。
全パッケージ再ビルドじゃないですか。 まじすか。

これはたまらんということで、
面倒くさいような便利なような…と放ったらかしにしていた、
バイナリパッケージ受信の設定をして更新をすることにしました。
これも片手間に読んでやったので、
とてもではないけれども、ここで講釈を垂れることはできないと、
そういうわけでありますから、ご勘弁いただけましたら幸いです。
/etc/portage/binrepo.conf/gentoobinhost.conf
に必要な情報を書き込み、
鍵を入手するために、getutoと叩いたのち、
手順通りシステム全体の再導入をやりました。

~ 参考にしないでいただきたい大まかな更新の流れ ~
1.emerge -avuDN @world
2.emerge --depclean
3.eselect profile set * ← 23.0のprofileを選択
4.emerge -a1 sys-devel/binutils
5.emerge -a1 sys-devel/gcc
6.emerge -a1 sys-libs/glibc
7.env-update && source /etc/profile
8.emerge -a1 libtool
9.emerge -ae @world

※ この例では、バイナリパッケージは使っていません
※ 絶対にnewsの手順を読みながらやってくださいね…

と。
やはり、バイナリパッケージがあるとないとでは、
ぜんぜん導入の速さが違いますわなー
と思っていたら、
途中でビルドに失敗するパッケージがありました。
xfce-base/garconやx11-terms/xfce4-terminalなど。
build.logを見ると、

libxfce4ui-2.so: undefined reference to `gdk_wayland_display_get_type'

と文句を言っている。
…waylandなんてフラグ、有効にした覚えないんですが。
と思って調べると、
どうもバイナリパッケージのxfce-base/libxfce4ui、
これはUSE="-wayland"したx11-libs/gtk+を通してビルドしないと、
これに依存したパッケージのビルドに失敗するらしい。
おそらくバグ…というか不具合というか、
x11-libs/gtk+

!!! The following binary packages have been ignored due to non matching USE:

=x11-libs/gtk+-3.24.39 colord sysprof wayland
=x11-libs/gtk+-3.24.39 wayland

つまり、「-waylandだからバイナリ使わないよ!」
って言ってくれてビルドしてくれるのですが、
なぜかxfce-base/libxfce4uiは、

[binary R ] xfce-base/libxfce4ui-4.18.6-1::gentoo USE="introspection startup-notification -glade -system-info -vala" 360 KiB

ってな感じで、そのままバイナリパッケージで導入されるようです。
xfce-base/libxfce4uiはバイナリを使用せず、
ビルドさせての導入で、以降のパッケージは問題なく導入できました。

が。
今度は、xfceからPCの再起動ができない。
再起動させると、もう一度lightdmに戻ってきてしまう。
lightdmを無効にしても同じで、
こちらはというと、コンソール画面で止まってしまう。
いつまでも初心者マークを引っ提げるつもりはないのですが、
調べるには調べて、
revdep-rebuild -p -L xfce
とか、
revdep-rebuild -p -L x11
とか、
emerge -av1 --with-bdeps=y xorg-server @x11-module-rebuild
とかをやってみたのですが、改善せず。

これはもう、
面倒でももう一度、
今度はバイナリパッケージを使わず、
システム全体の再々ビルドですかね…
別に心に誓ってるわけじゃあないんですがね…

ってんで、
三日弱かけて、システム全体の再ビルドを終えました。
今度は途中で止まることもなく、
再ビルド後の不具合もなく、
いい感じで23.0に移行できたように思えます。
…いやはや、
ThinkPad X61は、gentoo linuxをちゃんと導入した最初のPCなので、
できれば再導入の憂き目には遭いたくないなあと思っていましたが、
杞憂に終わってよかったです。


こないだの休みの日に、四・六㌔走りました。
帰りは、半分ほどは走りましたが、
目標がないのもあって、残りは歩いて帰りました。

最近、結構な頻度で仕事場から走って帰宅しています。
いつもは同僚に送ってもらっているのですが、
有休消化期間に入ったらしく、週にいっぺんは帰りの足は列車という感じ。
一時間に一本の列車を待つ時間は、まあ寒い。
ならば走ればいいのでは?
ということで最近、週にいっぺんほどの間隔で、帰りは走りです。

実を言うと、
(どっかで書いたような気がしたのですが、)
夏の暑さも緩みかけた頃に、行きの列車に乗り遅れ、
そろそろ走ってもいいのではと思って、仕事場まで走ったらば、
自分でも分かるほど、走っても進まない。
以前のように走れていたら、じゅうぶん間に合っていたはずなのですが、
まさかの七分遅刻という失態を犯してしまったのでした。
十分強、タイムを落としたことになる。
猛暑のために、夜中のジョギングをサボっていたら…
体力が落ちてしまった…というわけです。

長かった夏も終わって涼しくなり、
最近は寒くなり、
無理なく走ることのできる季節がやってきたということで、
夜な夜な家の周りをジョギングしてきました。
その後の仕事場へのランニングは、
ノートパソコンを鞄に入れた状態でも、以前と同じような時間で到着できました。

いつまでも楽をして体力を維持できる年齢ではいられませんから、
ちょっとでもこういう運動で、体力低下を防げるように努力したいものです。

…距離ガバ自転車?
それは別腹。

いつ買ってもらったのか、
父親に聞けば分かるでしょうが、
幼い頃に買ってもらった腕時計は四つほど覚えがあります。

うち一つは何度か紹介しているアルバ・トレイルマスター(V501-8N40)、
もう一つも一応…紹介済みの子ども向けの腕時計(機械はMIYOTA Cal.2035)、
三つ目はもう手元になく、記憶もおぼろげな黄色いベルトの小さな腕時計。


そして、四つ目はこれ。
アルバ・スプーンです。
いつ買ってもらったのかは全く覚えていないのですが、
トレイルマスターは小学校入学祝いですし、
それより前、幼稚園児の時のような気がします。
シリーズの中では小柄な、W240でした。

幼すぎて、思い入れというか、覚えていることが少なく、
電池切れ前の点滅表示がお気に入りだったこと、
パネライトの虜で、何度も布団の中で点灯させていたこと、
前面のアルミ部分やボタンがボロボロになって、
素地がいい感じにむき出しになっていたこと、
そのアルミ部分は一回脱落して、ボンドで接着していたこと、
晩年は液晶表示部中央に染みが出たこと、
液晶表示が薄くなって、冬ははっきり表示するので、
夏場は冷蔵庫にしまっていたことを覚えています。
あれ、意外と出てくるもんですね。
そんなわけで、この写真の個体は後年になって買い直したものです。
実家に…捨てられてなければ…前の個体も残っているはず。

このデザイン、結構刺さったようで、
買ってもらったものの液晶表示部に染みができた後、
月五百円の小遣いを貯めに貯めて、自分でも買っています。
橙色のスプーンで、バンドもマジックテープタイプでした。
実は、写真のこのバンドの遊環が皮膚を抓ってくるので(伝わるかな…)、
マジックテープのバンドなら、と思ったのだろうと思います。
…ほかの液晶表示が気に入らなかったのもある。
今でもそうなのですが、
電卓でも何でも、縦に長い数字表示は好みではないのです。


先日、バンドのない中古品のスプーンを買いました。
W850-4000。
ドットマトリクス表示のスプーンです。
やはりでかい。
貧相な腕では似合う時計が違う。
中学校入学祝いのG-SHOCKもしかり、
こういうのはもっとムキムキな腕でないと似合わない。
遊び心の詰まったスプーンが欲しかったので、良しということで。

残念なのは、スプーン全体に言えることだと思うのですが、
他の時計と比べて液晶表示部の劣化が出やすい、ということでしょうか。
先にも触れたとおり、
スプーンの液晶表示部は劣化すると、
温度が高い環境では表示濃度が薄くなるようです。
シリーズ全体に言えることだということと、
表示内容によってセグメントの濃度が変わることから、
偏光板の劣化ではなく、液晶自身の劣化と思われます。
手元のW240は、もうほんと、薄らとしか表示せず、
W850には一応コントラスト設定が存在するものの、
手元のW850は、温めた状態でコントラスト調整をしても焼け石に水でした。
冬の間なら写真の通り、今のところバッチリです。

ワイヤードブランドから、復刻版スプーンが出ていたんですね。
今回調べるまで全く知りませんでした。
この中でいえば…グレーがいちばんいい感じに見えますが、
液晶表示…縦長なんですよね…
ずっとW240を見てきた私にとっては、「これじゃない感」が拭えません。
ただ、見た目はほぼほぼ一緒、
時計表示部は「そうそう」と思える配置だし、
各マークも、位置こそ違えど見た感じ一緒なので、
実際につけてみれば、「あーこれだ」ってなるのかもしれません。