AP 午前 経営戦略マネジメント (original) (raw)

経営戦略手法マーケティングビジネス戦略と目標・評価経営管理システム

経営戦略手法

M&Aの際に,買収対象企業の経営実態,資産や負債,期待収益性といった企業価値などを買手が詳細に調査する行為はどれか。

  1. 株主総会招集請求
  2. 公開買付開始公告
  3. セグメンテーション
  4. デューデリジェンス

解答・解説

PPMにおいて,投資用の資金源と位置付けられる事業はどれか。

  1. 市場成長率が高く,相対的市場占有率が高い事業
  2. 市場成長率が高く,相対的市場占有率が低い事業
  3. 市場成長率が低く,相対的市場占有率が高い事業
  4. 市場成長率が低く,相対的市場占有率が低い事業

解答・解説

アンゾフの成長マトリクスを説明したものはどれか。

  1. 外部環境と内部環境の観点から,強み弱み,機会,脅威という四つの要因について情報を整理し,企業を取り巻く環境を分析する手法である。
  2. 企業のビジョンと戦略を実現するために,財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点から事業活動を検討し,アクションプランまで具体化していくマネジメント手法である。
  3. 事業戦略を,市場浸透,市場拡大,製品開発,多角化という四つのタイプに分類し,事業の方向性を検討する際に用いる手法である。
  4. 製品ライフサイクルを,導入期,成長期,成熟期,衰退期という四つの段階に分類し,企業にとって最適な戦略を立案する手法である。

解答・解説

バリューチェーンの説明はどれか。

  1. 企業活動を,五つの主活動と四つの支援活動に区分し,企業の競争優位の源泉を分析するフレームワーク
  2. 企業の内部環境と外部環境を分析し,自社の強みと弱み,自社を取り巻く機会と脅威を整理し明確にする手法
  3. 財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長の四つの視点から企業を分析し,戦略マップを策定するフレームワーク
  4. 商品やサービスを,誰に,何を,どのように提供するかを分析し,事業領域を明確にする手法

解答・解説

あるメーカがビールと清涼飲料水を生産する場合,表に示すように6種類の組合せ(A〜F)によって異なるコストが掛かる。このメーカの両製品の生産活動におけるスケールメリットとシナジー効果に関する記述のうち,適切なものはどれか。

組合せ ビール(万本) 清涼飲料水(万本) コスト(万円)
A 20 0 1,500
B 40 0 3,300
C 0 10 500
D 0 20 1,100
E 20 10 1,900
F 40 20 4,200
  1. スケールメリットはあるが,シナジー効果はない。
  2. スケールメリットはないが,シナジー効果はある。
  3. スケールメリットとシナジー効果がともにある。
  4. スケールメリットとシナジー効果がともにない。

解答・解説

プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)マトリックスのa,bに入れる語句の適切な組合せはどれか。

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| | a | b | | | ---- | ------ | ------ | | ア | 売上高利益率 | 市場占有率 | | イ | 市場成長率 | 売上高利益率 | | ウ | 市場成長率 | 市場占有率 | | エ | 市場占有率 | 市場成長率 |

解答・解説

企業の競争戦略におけるフォロワ戦略はどれか。

  1. 上位企業の市場シェアを奪うことを目標に,製品,サービス,販売促進,流通チャネルなどのあらゆる面での差別化戦略をとる。
  2. 潜在的な需要がありながら,大手企業が参入してこないような専門特化した市場に,限られた経営資源を集中する。
  3. 目標とする企業の戦略を観察し,迅速に模倣することによって,開発や広告のコストを抑制し,市場での存続を図る。
  4. 利潤,名声の維持・向上と最適市場シェアの確保を目標として,市場内の全ての顧客をターゲットにした全方位戦略をとる。

解答・解説

企業の事業活動を機能ごとに主活動と支援活動に分け,企業が顧客に提供する製品やサービスの利益が,どの活動で生み出されているかを分析する手法はどれか。

  1. 3C分析
  2. SWOT分析
  3. バリューチェーン分析
  4. ファイブフォース分析

解答・解説

現在の動向から未来を予測したり,システム分析に使用したりする手法であり,専門的知識や経験を有する複数の人にアンケート調査を行い,その結果を互いに参照した上で調査を繰り返して,集団としての意見を収束させる手法はどれか。

  1. 因果関係分析法
  2. クロスセクション法
  3. 時系列回帰分析法
  4. デルファイ法

解答・解説

プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)における“花形”を説明したものはどれか。

  1. 市場成長率,市場占有率ともに高い製品である。成長に伴う投資も必要とするので,資金創出効果は大きいとは限らない。
  2. 市場成長率,市場占有率ともに低い製品である。資金創出効果は小さく,資金流出量も少ない。
  3. 市場成長率は高いが,市場占有率が低い製品である。長期的な将来性を見込むことはできるが,資金創出効果の大きさは分からない。
  4. 市場成長率は低いが,市場占有率は高い製品である。資金創出効果が大きく,企業の支柱となる資金源である。

解答・解説

コアコンピタンスに該当するものはどれか。

  1. 主な事業ドメインの高い成長率
  2. 競合他社よりも効率性が高い生産システム
  3. 参入を予定している事業分野の競合状況
  4. 収益性が高い事業分野での市場シェア

解答・解説

バリューチェーンによる分類はどれか。

  1. 競争要因を,新規参入の脅威,サプライヤの交渉力,買い手の交渉力,代替商品の脅威,競合企業の五つのカテゴリに分類する。
  2. 業務を,購買物流,製造,出荷物流,販売・マーケティング,サービスという五つの主活動と,人事・労務管理などの四つの支援活動に分類する。
  3. 事業の成長戦略を,製品(既存・新規)と市場(既存・新規)の2軸を用いて,市場浸透,市場開発,製品開発,多角化の4象限のマトリックスに分類する。
  4. 製品を,市場の魅力度と自社の強みの2軸を用いて,花形,金のなる木,問題児,負け犬の4象限のマトリックスに分類する。

解答・解説

ISO,IEC,ITUなどの国際標準に適合した製品を製造及び販売する利点として,適切なものはどれか。

  1. WTO政府調達協定の加盟国では,政府調達は国際標準の仕様に従って行われる。
  2. 国際標準に適合しない競合製品に比べて,技術的に優位であることが保証される。
  3. 国際標準に適合するために必要な特許は,全て無償でライセンスを受けられる。
  4. 輸出先国の国内標準及び国内法規の規制を受けることなく製品を輸出できる。

解答・解説

多角化戦略のうち,M&Aによる垂直統合に該当するものはどれか。

  1. 銀行による保険会社の買収・合併
  2. 自動車メーカによる軽自動車メーカの買収・合併
  3. 製鉄メーカによる鉄鋼石採掘会社の買収・合併
  4. 電機メーカによる不動産会社の買収・合併

解答・解説

マーケティング

ターゲットリターン価格設定の説明はどれか。

  1. 競合の価格を十分に考慮した上で価格を決定する。
  2. 顧客層,時間帯,場所など市場セグメントごとに異なった価格を決定する。
  3. 目標とする投資収益率を実現するように価格を決定する。
  4. リサーチなどによる消費者の値頃感に基づいて価格を決定する。

解答・解説

コンジョイント分析の説明はどれか。

  1. 顧客ごとの売上高,利益額などを高い順に並べ,自社のビジネスの中心をなしている顧客を分析する手法
  2. 商品がもつ価格,デザイン,使いやすさなど,購入者が重視している複数の属性の組合せを分析する手法
  3. 同一世代は年齢を重ねても,時代が変化しても,共通の行動や意識を示すことに注目した,消費者の行動を分析する手法
  4. ブランドがもつ複数のイメージ項目を散布図にプロットし,それぞれのブランドのポジショニングを分析する手法

解答・解説

バイラルマーケティングの説明はどれか。

  1. 顧客の好みや欲求の多様化に対応するために,画一的なマーケティングを行うのではなく,顧客一人ひとりの興味関心に合わせてマーケティングを行う手法
  2. 市場全体をセグメント化せずに一つとして捉え,一つの製品を全ての購買者に対し,画一的なマーケティングを行う手法
  3. 実店舗での商品販売,ECサイトなどのバーチャル店舗販売など複数のチャネルを連携させ,顧客がチャネルを意識せず購入できる利便性を実現する手法
  4. 人から人へ,プラスの評価がロコミで爆発的に広まりやすいインターネットの特長を生かす手法

解答・解説

売り手側でのマーケティング要素4Pは,買い手側での要素4Cに対応するという考え方がある。4Pの一つであるプロモーションに対応する4Cの構成要素はどれか。

  1. 顧客価値(Customer Value)
  2. 顧客コスト(Customer Cost)
  3. コミュニケーション(Communication)
  4. 利便性(Convenience)

解答・解説

事業戦略のうち,浸透価格戦略に該当するものはどれか。

  1. 売上高をできるだけ維持しながら,製品や事業に掛けるコストを徐々に引き下げていくことによって,短期的なキャッシュフローの増大を図る。
  2. 事業を分社化し,その会社を売却することによって,投下資金の回収を図る。
  3. 新規事業に進出することによって,企業を成長させ,利益の増大を図る。
  4. 低価格戦略と積極的なプロモーションによって,新製品のマーケットシェアの増大を図る。

解答・解説

他の技法では答えが得られにくい,未来予測のような問題に多く用いられ,(1)~(3)の手順に従って行われる予測技法はどれか。

(1)複数の専門家を回答者として選定する。
(2)質問に対する回答結果を集約してフィードバックし、再度質問を行う。
(3)回答結果を統計的に処理し、分布とともに回答結果を示す。

  1. クロスセクション法
  2. シナリオライティング法
  3. 親和図法
  4. デルファイ法

解答・解説

ビジネス戦略と目標・評価

バランススコアカードの四つの視点とは,財務,学習と成長,内部ビジネスプロセスと,もう一つはどれか。

  1. ガバナンス
  2. 顧客
  3. 自社の強み
  4. 遵法

解答・解説

プライスライニング戦略はどれか。

  1. 消費者が選択しやすいように,複数の価格帯に分けて商品を用意する。
  2. 商品の品質の良さやステータスを訴えるために意図的に価格を高く設定する。
  3. 商品本体の価格を安く設定し,関連消耗品の販売で利益を得る。
  4. 新商品に高い価格を設定して早い段階で利益を回収する。

解答・解説

営業部門で設定するKPIとKGIの適切な組合せはどれか。

| | KPI | KGI | | | ------ | -------- | -------- | | ア | 既存顧客売上高 | 新規顧客売上高 | | イ | 既存顧客訪問件数 | 新規顧客訪問件数 | | ウ | 新規顧客売上高 | 新規顧客訪問件数 | | エ | 新規顧客訪問件数 | 新規顧客売上高 |

解答・解説

経営管理システム

SFAを説明したものはどれか。

  1. 営業活動にITを活用して営業の効率と品質を高め,売上・利益の大幅な増加や,顧客満足度の向上を目指す手法・概念である。
  2. 卸売業・メーカが小売店の経営活動を支援することによって,自社との取引量の拡大につなげる手法・概念である。
  3. 企業全体の経営資源を有効かつ総合的に計画して管理し,経営の効率向上を図るための手法・概念である。
  4. 消費者向けや企業間の商取引を,インターネットなどの電子的なネットワークを活用して行う手法・概念である。

解答・解説

CRMを説明したものはどれか。

  1. 卸売業者・メーカが,小売店の経営活動を支援してその売上と利益を伸ばすことによって,自社との取引拡大につなげる方法である。
  2. 企業全体の経営資源を有効かつ総合的に計画して管理し,経営の高効率化を図るための手法である。
  3. 企業内のすべての顧客チャネルで情報を共有し,サービスのレベルを引き上げて顧客満足度を高め,顧客ロイヤルティの最適化に結び付ける考え方である。
  4. 生産,在庫,購買,販売,物流などのすべての情報をリアルタイムに交換することによって,サプライチェーン全体の効率を大幅に向上させる経営手法である。

解答・解説

知識創造プロセス(SECIモデル)における“表出化”はどれか。

  1. 暗黙知から新たに暗黙知を得ること
  2. 暗黙知から新たに形式知を得ること
  3. 形式知から新たに暗黙知を得ること
  4. 形式知から新たに形式知を得ること

解答・解説

SCMの目的はどれか。

  1. 顧客情報や購買履歴,クレームなどを一元管理し,きめ細かな顧客対応を行うことによって,良好な顧客関係の構築を目的とする。
  2. 顧客情報や商談スケジュール,進捗状況などの商談状況を一元管理することによって,営業活動の効率向上を目的とする。
  3. 生産,販売,在庫管理,財務会計,人事管理など基幹業務のあらゆる情報を統合管理することによって,経営効率の向上を目的とする。
  4. 複数の企業や組織にまたがる調達から販売までの業務プロセス全ての情報を統合的に管理することによって,コスト低減や納期短縮などを目的とする。

解答・解説

テクノロジ系
  1. 基礎理論
  2. アルゴリズムとプログラミング
  3. コンピュータ構成要素
  4. システム構成要素
  5. ソフトウェア
  6. ハードウェア
  7. ヒューマンインタフェース
  8. マルチメディア
  9. データベース
  10. ネットワーク
  11. セキュリティ
  12. システム開発技術
  13. ソフトウェア開発管理技術