BsBsこうしょう (original) (raw)
11/10
遅めに起床してロイヤルホストに行った。以前evimaさんが「ロイヤルホストではカレーを食え」と言っていたのでカレーをいただいた。風味豊かな欧風ホテルカレーという感じで、これ系には珍しくスパイスもとても効いておりおいしかった。これまで食べたどの系統とも異なるカレーなので比較が難しい。
カレー (詳細問わず) ですね。(二度目になりますが、僕はロイヤルホストのビーフジャワカレーより美味しいものを食べたことがないです。)#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/CBxv9w88Jt pic.twitter.com/DwVNLR3Ick
— えびま (@evima0) 2021年1月17日
何だかんだでロイヤルホストのビーフジャワカレー(900円+税)よりおいしいものを食べた記憶がありません。
#マシュマロを投げ合おう #ロ220555
https://t.co/Un2qcQheZl pic.twitter.com/OaICxtb3JJ— えびま (@evima0) 2021年1月6日
デザートで食べたパフェ。パフェに力を入れた喫茶店でもめったに見ないほどの凝りようで、比較対象はやはりホテルのスイーツであると思わされる。これ自体は結構お値段が張るが、ビーフジャワカレー単品とセットで食べることでリーズナブルに食べられる。
その後リサイタルを聞きに行った。リストの大曲ばかりやる、極めて重い構成のコンサートだ。席数も極めて少なく、明らかに手練しか来ていなかった。そんな1曲でラスボスが務まるようなリストの難曲を、次から次へと弾いていくのだから凄まじい。
マイアベーア《ユグノー教徒》の主題による大幻想曲S.412、スペインの歌による演奏会用大幻想曲S.253の演奏が特に良かったが、これらの曲は滅多に演奏されることがなく、日本初演に近いらしいと聞いた。
リストをまとめて聞くこともほとんどなかったので、リストが使った技法についてもかなり参考になった。現代的な手法として知られているいくつかのテクニックが登場したので、これらの元祖をリストであると認識を改めることができた。また、ラ・カンパネラ(は今回演奏していないが)で象徴的な同音連打のテクニックが、極めて正確で速いことにも驚かされた。
ピアニストの演奏としては、素晴らしい演奏だったのはいうまでもないが、やはり同音連打に象徴される手指の柔軟性がすごかった。一方で、リストだからかは分からないが、弱音ペダルを滅多に使わないスタイルも気になった。音色を変えたいところで使うのは僕の方針と同じなので、参考になった(逆に言えば、ピアニッシモはちゃんと手で弾きなさいということ)。テクニックだけでなく、1音1音もしっかり生きていてレガート奏法で滑らかに繋がっており、とても感動した。間違いなく、今まで生で見てきたピアニストの中で最高だろう。
ひとり、若くてすごく熱心なピアニスト(と思われる)お客さんがいて、なんとなく残って会場のことなどを聞いていたら、ファンミが始まるということなのでついて行くことにした。ピアニストの方と会場責任者っぽい人と食事をしながら、世界各国の現代音楽談義の話を聞いていた。世の中、熱心で素晴らしい方がたくさんいらっしゃる。プロピアニスト界って広いようでかなり狭いようで、今活動している方々とはだいたい顔見知りというような感じだった。先週の話とも繋がるが、素晴らしいと思う反面、中に入って何かしたいとはあまりならない。
ファンの方の指摘で気づいたのだが、過酷な練習はピアニストの指の爪を破壊するほどになっていた。そうまでしてやらなければならないのが、プロピアニストという生き物の生態なのだ。
11/11
労働が大変なのと、前日までの疲れが全然取れていなかったため、帰ってアニメを回した後眠ってしまった。
11/12
引き続き労働が大変なので、帰ってアニメを回した後眠ってしまった。おかげで今クール積んでいたアニメは半分ほど消化できた。
11/13
やはり疲れていたのか、すぐに眠ってしまった。一昨日まではなんだかんだ睡眠時間が足りていなさそうだったが、今日はたっぷり眠った。
11/14
少しピアノを弾いた後、閉店直前の回転寿司に行った。以前大トロを食べたときやや微妙だったのを確かめるつもりで行ったが、何と2倍以上高い高級寿司の大トロより、回転寿司の大トロの方が美味いんじゃないか? という結論になってしまい、かなり困惑した。一体どういうことなんだ…。慣れたのかな?
自立することで大トロを気軽に食べられるようになったのは嬉しいが、大トロをこれ以上気に入ってしまうと色々と困ってしまう。はてさて、どうしたらいいものか。
11/15
ミーティングが長引いて(自分比では)少し長めの残業になった。現在任されている難しい仕事の案件だが、別の課で同じような計画が進んでいることが判明したため、僕のやることはそことの連携だけでよくなりそうだった。懸念点もおおむねクリアされていた。結果的に自分のやったことは徒労だったわけだが、残念な気持ちが半分、正直実現の希望が見いだせなかったので安心したのが半分といったところだ。
…最近ニコニコ動画を見ながら寝落ちすることが多い。とてもよくない。
11/16
遅めに起き上がった後、両親を出迎えた。独り立ちしたとはいっても、なんだかんだ両親には世話を焼かせていて親離れできてない感もあるし、逆に親も親で子離れできてない感もある。
少し遠めの場所にお昼ご飯を食べに行った後、田舎を案内していた。都落ちしてすぐくらいに行った店だが、色々こちらでご飯屋さんを開拓してもなお、この店の食事は白眉である。コスパを考慮すると正直都会でも敵う店はそう多くないと、改めて実感した。極めて行きにくい場所にあるので、案内することは難しいが。
デザートの斜めってるティラミスだけ。エスプレッソを注文したところ、デミタスカップで出てきた。本場っぽくて良い
両親を見送った後、少し休憩して投票に行った。
政治の話
参考: 10/20~10/26: 選挙、上京 - BsBsこうしょう
兵庫県知事選挙戦が、というより、去年今年あたりに入ってからの選挙戦が、全体的にカオスな様相となっている。そのようなことになっていることについて、知人と話し合うことが多かったのでここで考えをまとめておくことにする。
私は先の衆議院議員選挙で国民民主党に投票し、不手際が続く現在もなお支持寄りの人間である。このことに対して(正確にはこのことだけではない。名誉のため)、「お前はそのうちナチスに投票する人間になるぞ」と、かなり厳しい批判を受けてしまった。実際、今の私の心理状態や政治的な判断力を考慮した場合、ナチ的なファシズム政党が出てきたとき、それに抗うことは難しいだろうことは分かる。次に出現するファシズムはナチスの失敗に学んでいるはずだから、ナチスのように表立ってユダヤ人差別のようなことは言わず、中国のウイグル人迫害のようにこっそりやる、あるいは突然鞍替えするという形をとるだろう。有権者は、その兆候を察知して投票しなければならない、極めて難しい局面を迎えている。
11/3
のんびり寝て昼起床。そのまま昼寝を挟みつつブログを執筆した。半分くらい書き上がったところで、ブログで書こうとしている結論がどうやっても覆らないことに気づいた。そのためこのネタはボツかな。供養しておくのでよろしければご覧ください。
【下書きプレビュー】 ふるさと納税って実際どれくらいお得なの? 計算してみよう - BsBsこうしょう
その後は、なんとなくポッドキャストを撮ろうかな〜という気分になったので、ポッドキャストを撮るための準備をしていた。背景がないと寂しいよね〜と思いながらコネコネしていたら1曲出来上がった。地味に就職して以降曲を完成させたのは初めてである。
で、いろいろ準備できて後は撮るだけ!ってなったところで、気持ちが萎えてしまった。やるからには抜けや漏れがないようにして喋りたいが、それをするにはあまりにも準備時間が不足している。しかし、十分な準備をしようとすると、台本を書くことになるのでこれまたやる気が出ない。こういうシチュエーションで大事なのは、完璧主義に陥らずエイヤで取り組むことだが、なかなか上手くいかない結果になった。何となく話したいことはまとめたので、後は撮るだけではある。
そういったことをしていたのと、RTAinJapanの動画を見たりしていたら、ピアノを弾く時間がなくなった。来週以降自分も配信を再開すべきかも。視聴者いないけど。
11/4
朝早く起床し、大阪に向かう。冬の分の服の買い出しと、観光である。
難波に入り、黒門市場のおいでで朝ごはん。最近サンドウィッチにハマりつつあるが、実は大阪のたまごサンドは分厚いだし巻きを挟んだ独特のものなのだ。地味な大阪名物のひとつとして知られており、おいではその代表格のような店である。
そういう店なので混雑を覚悟していたが、ちょうど一陣を売り切ったところであり、お客さんがハケた状態での来店となった。ちょうどよくサンドウィッチが出来上がり、うまいタイミングで食べることができた。
デブあるある、写真撮るの忘れて食べ始めてしまう
たまごサンドが名物と聞いていたが、薄いたまご焼きが挟んであるサラダのサンドウィッチと、手作りのカツに隠し味のカラシがよく合うカツサンドがめちゃくちゃおいしくてびっくりした。逆に、たまごサンドはたまごマヨのよく知られているやつの方が好みだった。ただここは営業が早いので、大阪観光の新定番にしてもいいかもしれない。もはや悪名高いまである観光地の黒門市場にしたら、比較的人がいない方である。店内飲食の場合、飲み物はちょっと高いけど。
その後は服を見て回った。秋冬物の普段遣いできるアイテムを中心に。最初は全店回るつもりだったが、最初に入った2、3店舗で値段の高さにひっくり返ったので、諦めて夏と同じ店を回ることにした。金額で悩むなら、悩む店は少ない方が良い。店員に顔を覚えられていた。特徴的なファッションらしい。まあね。
結局コートも含めてどっさりと買い込み、会計はかなりのものになった。冬物だし、多少高いのは仕方がない。これで3年、いや2年は頑張るのだから安い投資だろう。同時に、今年の服の買い物は終わり。楽しいけど、金が飛んで大変。手取り2倍にして欲しい。
夏物を見たときはバラエティ豊かに感じたメンズも、冬物になるとだいぶ落ち着くというか、変化に乏しいものが増えるように感じた。今回は最初からかなり妥協したが、きちんと選べば相当苦労するだろう。
2種盛り放題で900円はすごい!
遅めのお昼ごはん。カレー食堂マッハでカレー。シャバシャバのカレーを二種盛り放題の店。気になっていたので、行けてよかった。ポークカレーとハヤシライスの日だった。ポークカレーは酸味のあるスパイスが大変よく効いたスパイスカレーに仕上がっていた。肉や具もしっかり入っていた。驚いたのはハヤシライスの方で、チーズでも入ってるんちゃうかというほどのはちゃめちゃなコクのあるルーで、めちゃおいしかった。また行きたいし、リーズナブルなのでもう難波来たとき全部これでいい気がする。
その後、重い服を抱えながら電車の待ち時間でゲームをした。ドラマニの雑踏、僕らの街、めちゃくちゃいい譜面です。ぜひ。ドラム、6.0がなんとかなるくらいまではやりてぇという気持ちがあるものの、手がよわよわなのと田舎にはなくなかなか遊べる場所がないので困った。
厳密には違法ゲーミング動画ですが上がってないので。動画はEXTREMEですが、ADVANCEDやってました。どちらも雰囲気が出てていい譜面。
電車の待ち時間で逃した細々とした買い物。洗濯ネット買い忘れ。
1日で何時間も移動していたらやっぱりそれなりに疲れるようで、帰宅後は何もできなかった。最近疲れているときにフロスをしない悪癖がついている。何とかせねば。
11/5
昼頃、注文した楽譜が届いたとの知らせを受けた。
帰宅後、さっそく楽譜を触って遊んだ。ちょっと今弾いている曲があるため本格的にやるのは相当先になりそうだが、初見で何曲か触った。楽譜に対して演奏者ができる最大の賛辞は、その楽譜を(どんな形であれ)演奏することだと信じている。初見なので普通に下手なわけだが、拒絶されなかったのでよかった。
急いでご飯をかき込んだ後、本番のピアノの練習に入った。目覚ましい成長を見せた先週とはうって異なり、今週は結構安定化に苦労しそうな予感。最難関と見込んでいた第四楽章は大丈夫そうだが、第一楽章がかなり怪しい。今週末までに合わせられるように頑張りたい。
これで練習が終わらないのがつらいところで、ヘロヘロになりながらさらにゴドフスキーをドン。これも今週何とかある程度戻して録音したい。今日はやや特殊だったが、明日からはもう少しゆとりができるはずだ。
ここまでやって、まだ1日でやるタスクが消化しきれていないのが怖い。しかし、体力の限界だったため就寝した。つらいが、今週はこうやるしかない。
11/6
昼休みを使って昨日のやり残しを終わらせた。
帰宅後、ピアノの練習を日課の分だけこなした後、寒くなってきたので震えていた。明日から防寒装備引き上げと、暖房の使用を検討する。
11/7
防寒装備はしっかりしたが、寝落ちしてしまった。ダメすぎる私…。
これにより今週の収録はほぼ絶望的に。
11/8
午後休を取ったが、昼寝をしてしまった。弾くとどんどん悪くなっていく感覚があり、絶望したので早めに移動を開始した。
11/9
レッスンの日。何回も言うがチームワークが非常に大事な曲なので、いくらスタントプレーを極めても十分な練度で合わせないと意味がない。今回はお互いに時間的余裕があり譜読みは終わらせていたので、合わせに苦労しそうなところを洗い出して縦の合わせ方を決めていた。
午後から演奏会を見に行った。珍しい曲ばかり扱う気骨のある会で、それだけで興味があっただけでなくゴドフスキーのジャワ組曲まで聞けるのだから行かない理由はなかった。
珍曲ということで現代音楽中心なのかな、と思っていたが、ロマン様式のものも多数あった。ビエイラの「人間革命の歌」によるパラフレーズは、元ネタが元ネタな分、実に日本的な唱歌風のパラフレーズになっていて良かった。しかしながら、彰晃マーチと比べたらかなり音楽的に優れているのは確かとはいえ、民謡などのパラフレーズと比較して、どうして宗教色が混じるとこうなってしまうのだろうか、という思いはある。
原明弘さんの四季。日本近代と現代の間のような音楽で、聞きやすさがありつつも安っぽさのない見事な曲だった。作曲者本人がいらしており、60歳から作曲を始めてここまでの曲を書き上げるものだから本当にすごい。他の作品もぜひ知りたいが、アマチュアのためあまり上がってなさそう?
シルヴェストロフ。この発表会の核をなす発表であり、この発表の敷居を引き上げた元凶でもある。僕はウクライナ音楽については全くの門外漢だが、この日はウクライナの作曲家がフィーチャーされる機会が多く、ウクライナの文化的成熟ぶりをよく知ることのできる会だった。ただ、まだ経験が足りなく、これぞウクライナらしさ、という特徴をつかむには至っていない。シルヴェストロフのソナタは古典の様式をそのまま現代音楽に拡張した、そういった雰囲気を感じた(僕の理解では、そういったムーブメントが新古典派である)。現代音楽の書法でフーガを書くと面白いのではないかなどとは考えはしたが、そういったことを実際にやっていてよかった(ただ曲のつながりが明朗でなかったためよく分からなかった、反省)。
クラーメルのクレドはジャズ感は確かにあったが、グルーヴには正直結構な違和感があった。カプースチンと同期であり、カプースチンの影響を受けていない、違ったジャズを志向する方向性が読み取れる。後は作曲家から曲を直接買うとか、ある意味お互い様だがマジでどうやって情報収集してるんだ、となる。
ゴドフスキーのジャワ組曲。自分ではいくつか弾いてきたが、実際のところ人が弾いているのを見るのは初めてだった。生涯の願いをひとつ叶えることができた。大変な曲なのは誰よりも理解している自信があるので、本当にありがとうございます。僕が弾いてる時もこう聞こえていたのかなぁと思い返しながら聞いていました。その一方、僕はかなり(批判的な意味合いで)現代的なピアニストであるということを念頭においた上で、僕の解釈とはかなり違っている部分のある演奏で、その意味でも興味深かった。ゴドフスキーはユダヤ人ヴィルトゥオーゾ信仰が最も強い時期のピアニストだから、時代的背景を考慮するとあのような演奏をゴドフスキーはしていたのかもしれない(メカニカル至上主義でないことも共通する)。ただ、ガムランはリズムがかなりはっきりした音楽であることを念頭に置くと、個人的にはインテンポで弾いた方がそれらしくなりそうな気もする(そうすると本当にメカニカル的な視点で難しくなることは承知の上で)。
その後の懇親会にも参加した。両隣が作曲家の先生とプロのピアニストで大変だった。ものすごいマニアックな話を5時間も6時間もしていてほぼ聞き役に回っていた。かなりマイナーなところの作曲家まで詳しく、主要な作曲家は(ピアノ作品に限らず)全曲そらんじることができて当たり前。そういう空間だった。興味深い話をいくつも聞くことができたし、また自分の浅さを思い知った時間でもあったが、自分があの場で対等になりたいかというと違う気がする。もっと違うところで強みを活かしたい。ただ、フランス音楽好きとしては、6人組くらいはしっかり聞いておかないとな。
10/27
やや寝不足ながらも、準備を済ませて軽井沢へ出発。前日の新大阪では「人が多すぎて全然持ち時間が足りない」という失敗をしたが、今日の熊谷では「人が少なすぎて持ち時間が余りまくる」という失敗をした。都市部のスケジュール管理、難しすぎる。
軽井沢。別荘地というより観光地とスキー場の間という印象を受ける
軽井沢では予定していた現代芸術中心の美術館1軒にお邪魔した。気に入った画家を調べてみたら軽井沢近辺で活動する方々だった。行き始めてとみに思うようになったが、在郷の芸術家について知るには、当地の美術館の常設展にこまめに通うしかない。まだまだ行くべきところはたくさんある。
近代芸術だと並木功という方の描いた日本画の風景画が、精密な写実性の中にコミカルな面影を残していてよかった。調べてみると、軽井沢の近くの美術館で館長を務めながら、作品を作っているらしい。やっぱりそういう人生って素晴らしいよなぁ。憧れる。
また、かなり新しめの芸術についてもピックアップされており、DeepLearningを使った芸術について、大きく取り上げられていた。DeepLearningが出たときも大変な衝撃だったと記憶しているが、LLMの影響はそれをはるかに上回る。にも関わらず、LLMアートを芸術として認めようという考え方は、今のところ出てきそうにない。もしかしたら、あと数年の月日が経過すれば、やがてLLMアートが美術館の一角を占めるようになるのだろうか?
美術館をやや駆け足で巡ったあと、いよいよメインイベントである姉の結婚式に出席した。「結婚式は、普通の人が主役になって表現活動をできる、人生唯一の晴れ舞台である」と言ったのは、誰だったか。当人たちの意向通りこぢんまりとした式だったが、各所に工夫が凝らされており(もしかしたらウェディングプランナーの提案に乗っただけかもしれないが)、個人の人生を表現する場になっていた。僕は正直姉がそういうことができる性格の人間だと思っていなかったから、とてもとても驚いた。知ろうとしてこなかったのがその原因のほとんど全てだが、思えば、自分は血を分けた姉でさえその5%もその人のことを知っているとは言えない気がする。人には人生があり、そこで培った尊い価値観がある。最近ようやっと大事にするようになった考え方だが、その正しさを再認識する機会になった。
結婚式では事前に「カメラマンを呼ばないから、たくさん写真を撮ってください」というお願いがあったので、柄もなくたくさん写真を撮影した。生まれてこの方、ここまで写真を撮ったことはない。多分これまでの人生で撮ってきた写真を全部合わせたくらいの写真を撮ったのではないかな。結婚式で重要なイベントは参列者のみんなが写真を撮るだろうということで、自分は動画を撮影した。やっぱVlogも欲しいじゃないですか。この戦略が大ハマりしたようで、動画を撮ったのは僕だけで、貴重な記録を残すことができた(重要なシーンはほぼ全て動画に残せた)。
この晴れ舞台で慣れない写真を撮るというのは、重圧だったが、結果的に自分の美的感覚をよく反映した良い写真を複数枚撮ることに成功した。しかし、これに成功した背景には、新郎新婦が写真に「撮られ慣れている」というファクターが極めてよく働いたと感じた。僕はずっと写真が嫌いだったから、まだポージングの知識も全然ないし、表情もぎこちない。結婚できるような人は、そういうところもしっかり考えているのだなぁと、ほとほと思い知った。
また、当然ではあるが両親は喜びのあまり涙を見せることもあった。結婚できない側の人間としては、やはりそういった人生に必要な儀式をすることが、お世話になった両親への最大の親孝行なのだろうか、といったことを考えてしまう。両親は優しいから違うよと言ってくれるものの…。はっきり言って今の僕の収入、そして今後の見込みを考慮しても、僕はやがて訪れる介護を支え切れる懐具合ではない。やっぱり頑張らないといけないのかなぁ。金稼ぎと恋愛と運動以外は全部できると申します。(こう書くとマジで対人関係特効すぎる)
10/28
かなり疲れが見えているようだったが、バリバリ働いて、ピアノは少しだけ弾いた。ピアノは少ししか弾かなかったが、なかなかの進捗を産めた。そこそこ難しい曲のはずなのだが、成長を感じずにはいられない。
少ししか弾いてないといっても、今回の課題曲、1曲で7分弱あるからね…。そら練習後の疲れも2倍3倍になる。たっぷり睡眠した。
10/29
会議が3件もあり、特に何もしていないのだがめちゃくちゃ疲れた。仕事の難しかった部分は、どうやら今のままで大丈夫だという方向でまとまり、安心した。
疲れていたので、ゲームすらせずに眠りについた。たくさん寝れる時間に寝たし、寝落ちもした。
10/30
そういう気分だったので、外食をし、ゲームをすると、残りは布団に突き刺さっていた。見えないところで疲れているのだろうか? 今週もあまり時間がないのだが。人付き合いと仕事とピアノはうまく両立できないのかな。
10/31
ピアノをちょっと弾いたのは偉いが、食事休憩をしようとしたらそのまま戻ってこれなかった。この2週間くらい寝不足も続いてるしよくない。
11/1
連日の睡眠不足がかなり効いている。仕事の難しい部分が「まあこれでいいでしょう」という流れになり、スケジュールに相当なゆとりができた。なんと2ヵ月巻き。浮いた時間で少し面白い話を進められそうで、来週から楽しみ。今日は寝落ちもしたし、何もせず早めに寝た。
11/2
同僚の人と街に出て、少し観光した。有名な喫茶店に入り、食事をしたあと、美術館をハシゴした。いずれも行ったことがある場所だったので、自分が先導してその人を案内する形になった。天気には恵まれなかったが、その分外出する人の姿も少なく、快適な旅路だった。
美術館のミュージアムショップでは、この1年探し求めていたしおりがあったので購入した。これで2つめ。しおりは今使っているものと合わせて3つ欲しかったので、とりあえずこれで大丈夫だろう(今会社で使っているものは入れ替える気がないため、実際に買う必要があるのは2つだった)。
多分よく売られているものだし、オリジナルデザインのようなものはそうそうないだろうから、もうこれでそろえてしまってもいいかもしれない。
帰り、田舎なので交通手段が消滅してしまった。タクシーを呼んで帰ったが、同僚の人に全額奢ってもらった。その人は自分よりお金を持っているし、何より見栄っ張りなのである。意固地になって断るのもアレなので素直に甘えることにした。いろんな話をした。その人とはお互いに正反対の人生を歩んできたが、向いている方向はそう違っていないように思える。
帰宅後いつものピアノ練習ルーティンをこなして、YouTubeを見たらもう寝る時間になっていた。もっと弾きたかったのに…。
10/20
起床後、ピアノの運指研究を少し行った。運指を研究すると、しばしば初見で想定していた運指とかけ離れたものになってしまうことがあるが、これはまだ実力が足りてない、引き出しが少ないということなのだろうなぁ。
ようやく涼しくなって、太陽が出ている間も外に出かけられるようになった。気に入っている(が、遠く坂の上なので暑い時に行くと死ぬ)お店に、久々に顔を出した。普段は人の気がない町だが、今日はスタンプラリーか何かでもやっているのか、パンフレットを片手に町を練り歩く高齢者の方をたくさん見かけた。
その店の人が保護猫のオーナーをやっていることは以前から存じ上げていたが、今日は保護猫のお世話仲間の常連さんが折良く来店し、保護猫トークで盛り上がっていた。その話を耳に入れたところ、保護猫たちを近くの外で飼っていて、10匹近くいることが分かった。
料理はタイ料理だそうだが、調べても全く出てこない謎の料理をいただいた。スパイシーでおいしかった。
帰宅後、数時間かけて衆議院議員選挙のマニフェスト/候補者調査を行った。今回の選挙は、以下のような項目を重視して候補者選びを行った。
原発は積極的に再稼働し、新規建設も行って旧型を退役させる
これは賛否両論あると思うが、個人的には避けられない問題だと思っている。ビッグデータ利活用、IoT、そしてLLMに少しでも関わりのある人間なら、今後(あるいはすでに)訪れる最大のボトルネックは電力であることに気づいているはずだ。とにかくあの手のものは(特にAIは)恐ろしく電気を食う。
もちろん、環境的な議論をするならAIは全く割に合わない生産性(対環境負荷)だから、AIには規制をかけていくべきだという議論は分かるし、ある程度考慮に値すると思う。しかし、AIは規制するにはすでに大きすぎる力を持ってしまっている。核兵器と同じで、これを手放す決断をすることができる組織はないにちがいない。したがって我々はAIと上手に付き合っていく方法を考える必要がある。
そのうえで、AIは電力をバカ喰いする、そして今後もバカ喰いし続けるということを考える必要がある。こんな情勢において、不安定な再生可能エネルギーに頼っていくべきだという議論は問題外である。必要なのは、大消費を支える強力な電源だ。ましてや、日本はIoTやAIを推進していく方針を明らかにして(いたと思う)いるのだから、これらの問題はより深刻に受け取る必要があるし、「再生可能エネルギー依存を進めながらAI利活用を推進します!」などという、全く頓珍漢な意見は通らないわけだ。
火力発電所の老朽化も大変なので、現状維持は長く保つ選択肢ではない。したがって、原発を再稼働させてエネルギーバランスを正常化しつつ、各種発電所の設備更新を早急に行うべしとなる。
かつて日本は、民主党政権時代に公共工事の予算をいたずらに削った結果、公共設備の多くにおいて現在更新する人員がいない、技術が喪失している、という深刻な問題に直面した(している)。同じ轍を、原子力でも踏むことは、あってはならない。あるいはすでに手遅れかもしれないけれども…。
膨れ上がる社会保障の問題については、全世代で負担を請け負う
日本の極めて高度な医療は、可能な限り維持すべきものである。そしてそれと不可分である社会保障費の増大については、この姿勢でいる限りかなり受け入れなければならない。しかし受け入れる中で、「高齢者は収入ないから今まで通りね」というような論は通らない(おそらく納得する現役世代はいないだろう)から、全世代で負担していくべきだ。そもそも現実的な医療費負担は、もはや現役世代だけで支えるのは無理じゃないだろうか。
10/21
ピアノは1時間半しか弾けなかった。1時間半だとあまりメニューはこなせないね。
10/22
ピアノを弾かずに動画編集を行っていた。1時間くらいで終わると思っていた作業が、実際には2時間30分くらいかかった。これも本当は10月の頭にはできていたはずの作業なわけで、各種作業の進捗の遅れが甚だしい。
10/23
仕事でも何もできず、かといって趣味も何もできず、酒盛りをしていたら寝落ちして1日が終わった。よく考えたら金土日とほぼ何もできないのでピアノの練習の猶予がない。secondoの練習は12月以降に回した方がいいかもしれない。
10/24
仕事で難しいところを担当しており大変疲れていたが、ピアノと向き合い残りの運指作成を行った。エンジンがかからないとなかなか一発で通らないというところは今後の課題だ。しかし、運指を作成するととたんに出来るような気がしてくるから不思議なものだ。もちろん、きちんと運指を組めば余裕を持って突破できる、そういう調整のカンが自分にも身についてきたということでもあるが。喜ばしい。
退勤後気絶したし、ピアノの練習後も気絶するように眠りについた。
10/25
飲み会1の日。楽しかったが、食う方に回りすぎた気がする。飲み会って会話が本質だと思うのに、いつも食いまくってしまう貧乏性よ…。鉄板焼きの店だったが、他の人の食べ残しを回収しつつ3品食べ、食べたいものはあらかた食べられたので満足。
同僚のひとり(未経験)が不調で辞めてしまっていたのだが、元気になっていそうでよかった。元気なのがいちばんですからね。
10/26
寝不足の中頑張って準備を進め、ギリギリのところで家を出た。本当にギリギリだった。走らなければ間に合ってなかった…。
新大阪で最近目にした象印の駅弁(銀白弁当)を買おうとしたが、新大阪駅は極めて人が多く移動にかなり手間取ってしまったのと、駅弁もめちゃくちゃ並んでいて(しかもほぼ全て売り切れ)、結局間に合わないと判断して買わなかった。また、そのことで時間を無駄にとられたため、そもそも昼ごはんを買えなかった。ホームにはすぐに買える飲料の自販機もなく、水もないままの移動になった。都会の洗礼を受けました。
www.zojirushi-ginpakubento.com
買えなかった弁当。
10ヶ月ぶりの東京到着。乗り換えに手間取ったりしたので、同行者のNキチさんを30分ほど待たせてしまった。申し訳ねぇ。
タリーズで軽食(この日初めての食事)を取った。あまり自信のない格好だったが、Nキチさんにかなり褒められたので嬉しかった。
食後、メインの目的地であった遊舎工房に向かった。遊舎工房では収録を支援するツールを作成することが目的で、小さなbluetooth接続のキーボードを求めていた。良さそうなキーボードが手に入ったが、肝心要のbluetooth接続を行うマイコンが入手困難になっているらしい。ただ、キーボード自体もそのうち手に入らなくなる気がしたため、キーボードは先に入手し、マイコンは入荷したものを頑張って手に入れるという方向でまとまった。環境完成まではまだまだ時間がかかりそうだ。
そのうち買う予定のマイコン。
遊舎工房は、キーボードに関するさまざまなものがあり面白かった。キースイッチがcherry◯軸とは異なる種類のものが複数あり、「ここで触ったものを気に入ってしまったら大変だなぁ」と考えていた。また、「バネの重さを変えて打鍵感を変えよう!」という上級者向けの特設コーナーがあり、beatmaniaIIDXじゃんと思うなどした。
遊舎工房の用事は割とすぐ終わってしまったので、時間が余ってしまった。超久々(多分2年半ぶりくらい?)の秋葉原を散策した。オシャレな人間は増えたと感じるが、秋葉原の中心部は時が止まったかのように、変わり映えしない背格好の大小の男女のオタクがひしめき合っており、少し感動してしまった。撮ると犯罪なので撮らなかったが、雑居ビルのバックヤードでコンカフェ嬢が自撮りしていたのがおもしろかった。
しかし、引用されるコンテンツは世代交代が進んでおり、日本のオタクコンテンツはすっかりなりを潜め、大陸系コンテンツが場を支配するようになっていた。「いやこれはダメでしょ」「敗戦国の末路」「貧乏になった日本人の象徴」「賃料いくら?」「潰してみどりの窓口にしろ」など、どんどんヤジを入れながら散歩した。
Yoster改札とメイドアリスを臨む。反対側に公式ショップ
すっかり観光名所になったYoster改札も拝見した。クソデカ公式ショップが鎮座しており、主にブルーアーカイブの大きなアクリルスタンドが棚一面に並んで売られていた。僕は正直アクリルスタンド微妙と思っている立場なのだが、あのサイズのものがあれだけ並んでいると少し欲しくなってくるから不思議だ。めちゃヤジを飛ばすイキリオタク仕草をやったので、はっきり言って害悪客だったと思う。
その後はさらに時間が余ったので、少しゲームをした。音ゲーをしているところを見せて、Nキチさんをドン引きさせていた。あとそそのかして5鍵をやらせてしまい、ボロボロにやられる様子を観察した(すいませんでした。想像よりムズかった)。
夜はsnteaさん、fineさんと合流して、いい焼肉で飲み会をした。めっちゃ美味かったが、肉以外のサイドメニューに関しては、日本ナイズされていない本場っぽいもの*1が出てくるので、割と人を選ぶかもしれない。飲み会ではみんな元気なことが確認できてよかった。今回の目的はお互い初対面であるsnteaさんとNキチさんを引き合わせることだったが、結構気が合いそうな感じだったので安心した。これからは東京行くたびにエンカ予定組んで良さそう。僕は多分、もう東京で暮らすってことはないだろうなぁ。
肉
肉!! 人生で一番美味い焼肉だったまであるかもしれん。下品な脂っぽさじゃないのよね、肉のうま味、脂のうま味がある
宿がなかったので、高崎線で熊谷まで引くことを選択した。宿にはそこそこ早く着いたが、ダラダラしてたら遅くなってしまった。また睡眠不足…。
*1:なぜか冷麺の麺だけ普通だった
10/13
前日明け方までかけて譜面を作っていく。結構できて満足した。寝る前に明け方の田舎を散歩した。深夜徘徊で面白いのは24時間営業のすき家と松屋で、そこはいつ行ってもある程度人がおり、深夜人の気配がなくなる田舎において、見事にリスポーン地点としての役割を果たしている。
昼頃起床し、その後はゲームを挟みながらずっと譜面を仕上げていた。初稿は完成した。
10/14
起きた後、慎重に聞き直しながら初稿の手直しを行った。その後、楽譜をコピーしに行って、梱包した。コピー機がお家にないので、久々にレターセットを引っ張り出して手書きで手紙を書いた。知り合いが少なく、手紙を書く機会は乏しいが、レターセットや手紙自体は好きで買い集めたりしている。
また、ついでに途中で放置していた譜面も完成させた。
今回の作業の最大の功労者は間違いなくブラックコーヒーを導入したことだが、個人的にはそれが効力を発揮したのは「新しい刺激だったからだ」、というよりメタな認識を支持したい。新しい刺激により適度な緊張を与え、それによって作業を促進すること、新しい刺激ということをもっと意識して動いていきたい。やっぱ執筆旅行行きてーな。
その後、祝勝会でドカ食いをした。死ぬほど食べて苦しくなった。そろそろ食べ放題は卒業しないとね、こういうの…(もう自分の食う量では食べ放題より単品の方が安い)。
気絶した後、夜ピアノを弾いた。とある曲の調子が異常によかったのでその勢いで収録しようと思ったら沼り、寝るのが遅くなってしまった。
10/15
疲れが出ていたのか、あまり何もできなかった。今週末のレッスンまでにある程度通っているようにしておきたいので、それほど時間はないのだが。
10/16
音ゲーをしただけで残りは布団に突き刺さっていた。明日からは頑張らないと。
10/17
布団に突き刺さっていたが、一念発起してピアノと向かい合った。全然ダメで笑う。まあ明後日はともかくその次を見越して切り替えていこう。
10/18
土曜の朝に移動予定だったのを切り上げて、夜に移動することにした。出発する前に今週で一番の集中力を発揮してピアノの練習をしてから出た。しばらくこのような往復生活が続くだろう。忙しくなるが、士気の高さ、高揚感はある。
10/19
朝に久々のレッスン。お互い譜読み3日目とかなので、歓談しながら致命的な作譜ミスのある箇所を洗い出す。頑張って作ったおかげであまりなかったのでグッド👍
1年以上ぶりのレッスンなので積もる話があった。ピアノを弾いたり聞いたりしながら、いろんなこと、いろんな曲についてお話したり、聞いたりした。これからしばらくのお付き合いになるので、成長した姿をしっかりと見せつけられるようにしたい。今日の時点でだいぶダサかったけど、まぁ…。
お昼は念願だった資さんうどんに行った。出店してかなり経つはずなのに、まだまだ並んでいて人気がすごい。
肉ごぼ天うどん
うどんはコシを少し残して、出汁を甘くした京うどんという塩梅で、出汁の甘さが強く印象づけられる味だった。ごぼ天は東京風の天ぷらとは異なりフリッターのようにたっぷりと衣を纏っており、野生感のあるごぼうの強い風味(下ゆではしていると思うが、皮がついているようだった)と良い対比になっていた。
卓上調味料に非常に粒の大きい天かすと、とろろ昆布があることもすごく特徴的に感じた。うどんを食べた後残った肉と出汁は、2つの調味料を加えて味変すると、持ち前の甘い出汁を活かした肉吸いのようにしていただくことができる。……というかとろろ昆布と天かすだけで呑めると思う。ドケチな関西人ならやるんじゃないかな……深夜営業だし、居座られてそれで呑まれたらたまったもんじゃないよな……などと考えてしまった。
うどんの出汁は甘々なのだが、一般的に甘いとされるぼた餅は甘さ控えめで、きりっとしたメリハリがあり、そこも面白かった。ああいう味ってこの辺では珍しいので、ぼた餅だけ買いに行ってもいいかもしれない。
丸亀製麺一強を崩すポテンシャルはあると感じたが、肉ごぼ天うどん1本に完全に依存しており、そこからの展開が乏しいのがネックのように感じた。肉ごぼ天うどんによっぽどハマった人でないと、2回3回行こうとはならない気がする。
その後は美容院に行き、夜ご飯を食べて帰路についた。また、実家で翌週の旅行の準備をした。
帰り道の途上、90分もあってなかなか見れなかったリゼロの3期1話を見た。もはや映画なんだよな、実際映画館でやってたらしいけど。普通の映画と逆で、90分かけて丁寧丁寧にどん底に落としていく構成で、映画館で観た人大変だったんじゃないかな。最近重めの話をあまり視聴していなかったので、そういやリゼロってこういう心持ちで観るアニメだったな〜ということを思い出しています。つえー心をね、戻していきたい。心が弱いから、初手ネタバレを見て、物語のカタルシスがどこに来るかを事前に準備してから、物事に当たりたくなる性格になってしまい……。
ピアノが好きです!クラシックは知りません!って人に何か1曲聞かせるなら、まあ知名度とか諸々を考慮して、さすがにバラ1になるんじゃないですかねーという気はする
— Badlylucky (@small_rakkyoes) 2024年10月17日
暇なので、インターネットでピアノが好きと言いがちな奴らの習性について軽く解説する。まずはこのユースケースのようにクラシックに興味を持ってくれる人がいたらとても嬉しい。人類の見える景色、聞こえる世界が広がることはいつだって喜ばしいからだ。
まず、クラシックを知らなくてピアノが好きというパターンで言われるピアノは、十中八九よみぃかまらしぃかハラミちゃんだ。我々はそのことを念頭に置いてオススメを決める必要がある。すなわち、少なくとも曲は上級レベル以上である必要がある。中級レベルとかで探りを入れると、「クラシックってスカスカでつまらない音楽なんすねー」で終わりである。
クラシックの外側の人から見たピアノの視点が上のようである一方、クラシックの内側の人の意見としては、やはりクラシックらしい、含みのある音楽を体験してほしい、というのが本音だろう。そういった意見も汲み上げる必要がある。すなわち、曲は表現的な性質が強く表れているものをおすすめしないと、予後が少し悪い。
そしてそれらの制約の中で、やはり有名なものをおすすめするべきだろう。聞いたことがあるフレーズがあれば、その曲には、ひいてはそのジャンルには入りやすいものだ。
これらを全て勘案すると、こういった理屈で選ぶならショパンのバラード1番(バラ1)が適切だろうと、納得していただけるのではないかと思う(無論、他の良い選定基準が存在することを否定するものではない)。
バラード1番は誰もが知るような有名なフレーズが開幕に演奏され、(若干擦られすぎな面はあるものの)色褪せない表現上の魅力を持ち、かつ高難易度の曲である。また、個人的には曲が長いことも利点だと思っている。(どっぷりの皆さんには分からないかもしれないが)クラシックにありがちな長い曲を上手に聞くにはかなりの修練が必要だ。バラード1番と同じくらいの長さの曲は、電子音楽系だとかめりあの一番長いクラスのやつくらいしか存じ上げないが、クラシックはそういうのを聞くのとは訳が違う。バラード1番はそういったクラシックを楽しむために必要な体力を身に着けるうえでもうってつけの曲と言える。きついと思うが、ピアノ好きを名乗るくらいなら、これくらいは聞いてほしいと思うし、逆に足切りとしても好都合でもあるだろう。
10/6
会社の同僚が所属する楽団の定期演奏会があったため、観に行っていた。
いわゆる市民楽団にあたるのだが、指揮者の趣味により演奏曲目がほぼ全て現代音楽と、あまりにもガチすぎる構成となっている。よくこれで団員から不満出ないな。
保科洋の愁映がかなり和風の音楽で良いと感じた。さすがに長丁場で疲れた。自分でさえそうなのだから他の人はもっと大変だったのでないか。現代音楽は一度にこんなに聞くものではないと、再認識した。自分のセトリでも、せいぜい1曲だな。長すぎない方が良さそう。
帰りにミスドを5個食べた。ミスド、4〜5個くらいがちょうどよいと感じる。昔はエンゼルクリームとオールドファッションが大好きだったが、今はフレンチクルーラーとエンゼルフレンチが好みだ。まあ、エンゼルクリームは度重なるクリームのナーフが激しいのだけど。
10/7
遅れていた編曲に着手する。うーむ、これは想定より遅れそうだ。頑張らなければ。
10/8
元気がなかったので編曲はお休みし、早めに寝ることにする…と思ったが、入眠に失敗していつも通りの時間になってしまった。
あと、せっかく早起きするように目覚まし設定を変えたのに、遅くまで起きて起床に失敗するようでは意味がない。生活習慣も見直さないといけない。
10/9
お腹がすいて布団に突き刺さっていたら何もできず夜が更けていた。せめて早寝くらいは心がけないと。
10/10
早上がりして重い腰を上げ編曲作業を進める。まあ3時間半ならこんなもんかなーくらいの勢い。ここが踏ん張りどころ、頑張るしかないのでがんばるぞ。
ドック入りしていた自転車が戻ってきたので少しハッピー。これでまた遠出ができるようになるといいな。
吉野家の牛丼が100円引きということで、吉野家に食べに行っていた。せっかくなのでと色々つけたら結構なお値段になった。それでも1000円を切るのだからやはりコスパはいいというのかな。牛丼は吉野家がやっぱり一番美味いと思いつつ(うまく形容できないけど米がおいしいのよね、吉野家)、20年前と比較して肉の量減ってるよね〜と思うなどした。昔はアタマの大盛りの肉の量が並の肉の量くらいだった記憶がある。
10/11
残業が想定より遅くなってしまい、服を買う用事がギリギリになる。ワークマンのアレ(愛用者結構いるみたいなので、多分アレで通じる)。寒くなるのが早かったので大変だ。ヒートテックもそのうち買わないとな…。
誘惑に負けてしまい、すき家のカレーを大盛りで頼んでしまった。老若男女さまざまな客がおり、しかもモバイルオーダーの待ちがどっさりいたため、提供に死ぬほど時間がかかった。3人で回していたが、ホール1人キッチン2人じゃなくて、ホール2人キッチン1人の方がよかったと思うよ、知らんけど。すき家のカレーは前のスパイス辛口カレーから家庭風の甘口カレーに変わったけれども、これはこれでおいしいと感じた。インドカレーもなく、贔屓のカレー屋も夜営業しかなくなった今、すき家しか頼れるカレー屋がない。田舎さん。。
ただ、すき家のカレーのリニューアルは全体的に否寄りの賛否両論のようだった。またバカ舌を発揮してしまった。あれはあれで美味しいと思うけどなぁ。一人暮らし(特に冷蔵庫がない生活)は、ああいう家庭的なカレーを作るのにさええらく苦労させられるので、あのおいしさは身に染みるのです。
それで体力を使い果たして寝落ちした。
10/12
起きたら昼前だった。
実は頼りにしていたスーパーがずっと休業状態だったのが、今日から再開ということだったので様子を見に行った。たかがスーパーの改装工事なのだが、増えた棚を確認したり、レイアウトの変更箇所を見たりして見て回るのはすごく楽しかった。田舎のくせに舞い上がって試食販売をしたり、普段絶対売らない高級な中トロや国産牛タンを売ったりもしていて。デカいスーパーって、それだけで気持ちが大きくなるというか、ワクワクしませんか? それになっていた。ただ、再開したら買おうと目をつけていた1ポンドステーキ肉は取り扱いをやめたのかなくなっていて、密かに悲しみに暮れていた。1ポンドステーキ焼きたかった…。
その後歯医者に定期検診に行き、これまた久々に周辺を散歩していると、変わった店を見つけたので入ってみた。ちょっと、いやかなりお高めだが、日本人に全く媚びていない本場のソーセージを食べることができる店だった。気に入ったが、あまり長続きはしないかも…。店にはピアノが置いてあり、珍しい海外ものの楽譜が置いてあったので色々話を聞いていた。どうやらドイツに住んでいた際に買い集めた楽譜らしい。当然話の中で「あなたも弾いてみますか?」となるのでちょっと弾いた。目についたシューベルトの即興曲3番の冒頭を初見演奏、現在これしか手持ちがないのでゴドフスキーを2曲。実は両方とも1ヶ月ぶりくらいの演奏だったがそれなりの出来だった。シューベルトは後で聞いてみたら半分くらいのスピードだった。まだまだだな!
そして今、冬の楽譜を大急ぎで書き上げています。締切まであと48時間。頑張ります。
9/29
別に行かなくてもよかったのだが、訳もなく街に出たかったので行きつけのボランティアに急遽参加した。終わった後、参加者の2人とお茶することになった。40歳くらいの方2人。話ぶり、話の内容、数多くの苦労を抱えて、乗り越えてきた方という含蓄があった。1人は、これくらいの歳になって、初めて自分の軸が見えてきた、と語っていた。僕もようやく自分のやりたいことが見えてきたかな? くらいなのだが、いやはや先はまだまだ長そうだ。それまで技術者でいられるかな? まあ彼らは僕の歳になるくらいには結婚していただろうし、一方僕はそっちの方面ではてんでダメなんだけど。
結局街ではそのお茶をしただけで終わった。
また、少し酷使しすぎたのかかばんの糸が少しほつれてしまったので、鞄屋さんのところに持っていったりした。ドック入りが決定した。お金がかかると思ったら無料でやってくれるそうでラッキー。
帰宅後、睡眠不足の眠気と戦いながらピアノの練習を少しして、夕ごはんとして以前から考えていたチキンステーキを焼いた。色々考えたり調べたりした結果、以下のレシピにした。
- 鶏ももの脂肪を取る
- クレイジーソルトをたっぷりまぶし(3g〜4gくらい?)、常温に戻るまで待つ
- 皮目から焼く
- ひっくり返して水を少し加え、蓋をして蒸し焼きにする
結果、とても美味しくできたので大満足。ただ、ソースも作ったのだが塩分量が非常に多くなってしまい、健康にはやや悪い出来に。ソースのコクを出すために必要なバルサミコ酢や赤ワインが手に入らないのはもうどうしようもないので、次からはソースなしでやるのが正解だろう。このレシピならソースなしでも十分美味しい。今回は付け合わせの野菜をたっぷり作ったのでソースが欲しかったが……。
料理をした後は、やることをやろうとしていたが特に何もできずうとうとしていた。残念……。ゆるみすぎ。
9/30
終業後、仕事の人にピアノを教えるイベントが発生した。再開組で、聞いてはいないが、どうやらブルグミュラーを終了かほぼ終わらせた様子。ただ興味を持った音楽の方針がフランス近代音楽のようで、このレベルだとなかなか厳しいのばかりだね、という話など(若干の製造物責任を感じつつ…)。サティのジムノベティ1番、ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女(少し難しいか)、ラヴェルの前奏曲などをおすすめしておいた。
日曜月曜と睡眠不足が続いていたため、今日は回復に専念することとし、ピアノの練習は控えめで終わらせた。夢庵の10%オフクーポンと誕生日クーポンが今日までだったので、例外的ではあるが平日に夢庵に行った。誕生日クーポンの対象はそんなにおいしいものじゃないのだけど、10%オフまで重なってしまうと…。夢庵は基本的にとても気に入っているのだが、味が濃いというか、甘味がめちゃくちゃ甘いのがネック。
10/1
ゲームをしてクネクネしていたら1日が終わった。溜まっていた雑務もあらかた片付き、久々に本当に何もない日だった気がする。ピアノ弾いていない。緩みすぎ。
今日からダンベルスクワットを開始する。20×3がこなせるようになったら次のステップでいいか。
10/2
ピアノをちょっと弾いて音楽を聞いたら、そのまま戻れなかった。さらに、睡眠にも失敗して見事に睡眠不足コースになった。音楽を聞くと、それだけで何かした気になれるが、実際には何もしていないことに注意しなければいけない。
10/3
趣味が充実していないからか、仕事が何もできなかった。
ピアノを弾く気分でもなかったので、新しい編曲にチャレンジした。Dorico 5の使い方を調べながら頑張っていたが、様々な問題点があることが分かり、普段使用にはMuseScoreの方が良さそうだと思った。まだ使い方に習熟していないところもあるが、現在判明している困った仕様は以下の通り。
再生時vstプラグインの音量が不安定
1声部の場合は問題ないが、左手を加えるなどして2音以上同時に鳴るように配置したときに、後から配置した音がものすごく小さくなってしまう不具合がある。これにより、プレビューで音が正しいかを確認することが困難になる。
ステップ入力の時にMIDIで入力すると、音量まで反映されている可能性がある。
現在どのオクターブの音を入力しようとしているか分からない、また、2オクターブ以上移動する配置をキーボードで入力できない
入力したときに、初めてどの音かが分かるようなUIになっており、ずいぶん不親切。
多声部を入力したとき、符尾の向きの変更が面倒
今のところショートカットキーが見つかっていない(追記:翌日ショートカットキーのFが分かって結構快適になった)。また、声部の変更自体も分かりにくい(増やす方法は分かるが、減らす方法が分からない)。
再生位置の選択が面倒
音符を選択するだけでなく、Alt+pを押す必要がある。
とりあえず今困っているのはこんな感じ。ただ、表現力自体は間違いなくMuseScoreよりはるかに強力だと思われる。だからこそ、手軽に声部をあれこれできて実験ができるMuseScoreを使い続けるか、頑張ってDoricoに慣れるかが悩ましいわけだけど。なお、キーボードでやろうとせずにMIDIキーボードやマウスだけを使うようにするとかなりやりやすくなりそうな印象だった。
編曲自体は2時間取り組んで進捗率50%ちょいといったところ。金曜完成を狙いたい。大変疲れたが、プライベートは充実した1日だった(職場には、すいませんでした)。
10/4
今日も仕事にはあまり集中できなかった。ひたすらめんどくさい仕事と、難しい仕事が同時に発生しており困っている。
今日も編曲に取り組んだが、あまり思うように進まなかった(残り10%くらい)。翌日以降は別の予定があったのでどうしても今日中に完成させたいと思い、深夜まで頑張ることにしたが、結局深夜は布団でごろごろしていただけだった。遅くまで起きていたが得られたものはなにひとつなかった。
10/5
昨日の残りを仕上げようとしていたが、起きたら昼。昨日トントン拍子で決まったコロナワクチンの予防接種に行き、帰りにかばん屋さんに寄って修理に出していたかばんを引き取る。その場で財布を薦められ、流されるままに買ってしまった。まあ、財布は年末くらいに買う予定あったし、デザインも悪くなかったし、何より安かったのでヨシということで…。
その後はラーメンを食べ、また夜まで眠っていた。疲れがたまっているのもあるが、平日の睡眠不足が主な原因のように思われる。特に前日の夜更かしで、なにひとつ得られるものがなかったうえに、1日無駄にするという結果に終わった。もう若くないので、’夜更かしで問題を解決するという不毛な考えからはいい加減卒業したい。