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永遠回帰

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逆寅次郎のルサンチマンの呼吸2年前

「すずめの戸締まり」の民俗学的考察によって明らかになったシン・エヴァとの類似点新海誠監督の「すずめの戸締り」を観に行った。 既に色々な人がレビューしているようだ。 blog.hatenablog.comただ、民族学の切り口はまだ少ないかな?と。映画の中でも、民俗学的エッセンスが随所に見受けられたからな。物語とか考察の幅を広げるための権威付け感はあるけど。ではその流れに乗って、「すずめの戸締まり」における民族学的要素を考えてみるか。 1.常世について2.後戸ついて3.宗像一族について4.祝詞について5.ダイジンとサダイジンについて6.「すずめの戸締まり」で氷河期世代は救われない(まとめ)で、話を進めていこう。※以下、ネタバレあり。まだ「すずめの戸締り」観てない人は観てから…

#すずめの戸締まり#新海誠#常世#ニライカナイ#後戸#摩多羅神#宗像一族#祝詞#永遠回帰#現世

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10ブックマークツイッターSF小説「シャッフルド・レデュースは永遠回帰の夢を見るか?」 - finalventの日記finalvent.hatenadiary.org

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逆寅次郎のルサンチマンの呼吸2年前

「No music No life」とは何か。それはルサンチマンでもある。夏が終わり、今日から9月だね。今年の夏は、フジロックやサマーソニックといった夏フェスを楽しんだ人も多いだろう。しかしフジロックは、ターゲットが若者ではなく少し上の世代にフォーカスしているという話もある。 b.hatena.ne.jpZ世代が消費者としてショボすぎて切り捨てられ始めてるんだよな。全てが団塊ジュニアからロスジェネに向けて作られ始めてる。トップガン、ウルトラマンなんてその典型だよ。このCMダセェwってイジる前に「捨てられた世代」になる自覚がないとヤバイ。 だってよ。ふーん、そうなんだ。なんか気持ち悪いな。ただマーケティングのターゲットにされているということ、ただの消費活動、そんな低レ…

#NO MUSIC NO LIFE#ノーミュージックノーライフ#エモい#チルい#ルサンチマン#奴隷道徳#永遠回帰#反動形成#直線的時間#ラストマン

如是我我聞2年前

『ツァラトゥストラはこう言った』/ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』 ニーチェ 氷上英廣訳 岩波文庫 ツァラトゥストラは こう言った 上 (岩波文庫) 作者:ニーチェ,氷上 英廣 岩波書店 Amazon 『善悪の彼岸』『道徳の系譜学』を読んだ後だったので、まだ理解はしやすい土台は出来ていると思う。ツァラトゥストラを主人公とした物語的進行で面白い。ただ、自分がそのニーチェの意図する表現ど真ん中を訳から読み取れているかというと全然だとおもう。面白いのだけどこんなに読んでいてわからんなと思うのは久しぶりなのだ。 苦悩する者にとっては、おのれの苦悩から眼をそらせ、自分を忘れるのは陶酔に似たよろこびである。かつてわたしには、この世界には陶…

#哲学#思想#ニーチェ#ツァラトゥストラ#永遠回帰#岩波文庫#読書

逆寅次郎のルサンチマンの呼吸2年前

ドゥルーズ「時間の第三の総合」における直線的時間の支配による抑圧によって人間は永遠回帰を希求する昨日はドゥルーズによる、人間の無意識で行われている作用について語った。 gyakutorajiro.com・時間の第一の総合・・・諸瞬間を縮約(差異を抜き取る)し、それを反復し、累積する受動的総合を行う時間の土台)。習慣という。・時間の第二の総合・・・第一の総合と同時に、縮約と反復による受動的総合によって構成されていく純粋過去。記憶という。 哲学ではなくて脳科学の場合は、新しい記憶は海馬に、古い記憶は大脳皮質にためられていくらしい。 www.scj.go.jp日本学術会議のサイトだった。わかりやすくていいじゃないの。任命拒否問題とかあったよな。「記憶を正確に保存する神経細胞の仕組みを解明」とい…

#ジル・ドゥルーズ#差異と反復#時間の第三の総合#カルドー#中間休止#イデア#永遠回帰#秘密の一貫性#脱根拠化#直線的時間

逆寅次郎のルサンチマンの呼吸2年前

永遠回帰における「欲動の反復強迫」「現実逃避・自己憐憫の反復強迫」「差異へ向かう反復強迫」の違い綾野剛主演の、オールドルーキーの第1話を見た。 www.tbs.co.jp普段テレビドラマはあまり観ないが、綾野剛は好きな俳優なのでチェックしている。ガーシー(東谷義和)に後ろ暗いものを暴露されてはいるが、ガーシーも「ちゃんと謝罪して、やり直したら、ええやないか」「剛は男性のファンとかもようけおると思うぞ」的なことを言っていたように、綾野剛は同性も惹きつける魅力がある。映画「日本で一番悪い奴ら」であったような、良心の呵責なく目的のために悪事を繰り返すハードボイルドさとか、ドラマ「アバランチ」で見せたようなアクション等が、男性の同一化対象としても魅力なんだろうな。特にアバランチの第5話「夜明け」…

#綾野剛#オールドルーキー#フロイト#反復強迫#死の欲動#タナトス#永遠回帰#フリードリヒ・ニーチェ#ジル・ドゥルーズ#差異と反復

跳舞猫日録2年前

2022/06/24図書館に行き、永井均『〈子ども〉のための哲学』とニーチェ『道徳の系譜』を借りる。永井均のこの本は私が早稲田に在籍していた頃に愛読していた記憶があるのだけれど、今読んでも実にフレッシュで面白い。私自身は実はまだ「子ども」ではないだろか、と思うことがある。もう47歳になろうとしているというのに、思うことと言えば子どもの頃に保持していたような素朴な問いばかりだ。永井均のこの危険で深遠な書物は、そうした疑問を持ち続けて問い詰めることをこちらにけしかけてくる。また私も哲学の日々を過ごすことになりそうだ。なぜ自分は自分自身であり他の誰かではないのだろうか、という問い。私が私という主観の内側にいて、そこから…

#永井均#ニーチェ#日記#純日記#日記のようなもの#永遠回帰#ウィトゲンシュタイン#私の身体は頭がいい

跳舞猫日録2年前

2022/06/23ここ最近、小沢健二のアルバムを聴き返している。『犬は吠えるがキャラバンは進む』と『LIFE』の2枚を特によく聴いている。これらのアルバムは、私にとある課題を投げかけているように思う。「普通の暮らし」を祝福できるかどうか? というものだ。何てことはない「普通の暮らし」、だがその中には濃密なこの私の記憶や感情が詰まっている……何だか保坂和志の小説のようだけれど、かつては私はそうした「普通の暮らし」を退屈だと思っていた。そうだ、日常は退屈で日々の暮らしは地獄のような、砂を噛むようなものだと。今はそんなことは思わない。日常は輝かしいものだと思う。小沢健二「ラブリー」を聴き、スチャダラパー「サマージャム…

#日記#エッセイ#純日記#日記のようなもの#小沢健二#犬は吠えるがキャラバンは進む#ニーチェ#永遠回帰#スチャダラパー#保坂和志

逆寅次郎のルサンチマンの呼吸2年前

時間概念の脱構築と時間に存在しているイデオロギーについてタイトルにあるように、時間にイデオロギーがあることを示したい。「時間 イデオロギー」でググってみたが、ほとんど情報が出てこない。もし誰か、時間とイデオロギーについて語っている先人の本等があれば教えてほしいが、自分の観測範囲だと探してもあまり見当たらなかった。ハイデガーの「存在と時間」はしっかり読めてないが、時間とイデオロギーについて詳しい議論をしているのだろうか。 gendai.ismedia.jpアンリ・ベルクソンは「時間と自由」で、時間についてかなり細かく思考していたようにも思える。 ・空間化した時間(時計とか)は真の時間ではない。 ・時間は純粋持続であり、量的に計れるものではない。本当の…

#アンリ・ベルクソン#時間と自由#純粋持続#時間とイデオロギー#脱構築#ジャック・デリダ#ひきこもり#こもりびと#永遠回帰#直線的時間

逆寅次郎のルサンチマンの呼吸2年前

ニーチェの永遠回帰の問いに対して人間はルサンチマンで対応している久々の更新だ。日が開いてしまった、やはり食い扶持を稼ぎならの更新ゆえ、なかなか、好きな本とか映画にふけったりブログを書いたりといった生活をするわけにもいかない。「日雇いなんかやってらんねえよな、動きもしねえ連中の方が俺らよりいい給料もらってんだから」と言うように、資本主義社会に生かされる人間として、糊口をしのぐために、どうしても金を稼がないといけないんだよね。それでこのセリフは呉美保監督の「そこのみにて光輝く」という映画のワンシーン、パチンコ屋で佐藤達夫(綾野剛)と、ライターの貸し借りで知り合った大城拓児(菅田将暉)が、一緒に自転車に乗りながら発したセリフだ。このセリフは響いたな。実際そうだよ…

#そこのみにて光輝く#呉美保#綾野剛#菅田将暉#池脇千鶴#ルサンチマン#ニーチェ#永遠回帰#ツァラトゥストラ

逆寅次郎のルサンチマンの呼吸2年前

ニーチェの永遠回帰が求める回帰対象は現実の介入によって変質するイルカの「なごり雪」は、言わずと知れた名曲だよな。いきものがかりの水野が、この曲の魅力を語っていた。news.radiko.jp 水野:ふと彼女の横顔を見たときに、自分が知っている彼女ではなくなっていた。今まで、長い時間を共に過ごしてきたはずだけど、彼女とは違う人生を生きているんだと、主人公は悟るわけです。自分とは違う夢を見ている、違う道を進んでいる。しかも、「彼女にとって進むべき道なんだ。彼女の幸せにとって、これが正しい道なんだ」ということを悟っていて、そこに何もすることができない、ぼう然としている自分がいる。さまざまな全ての感情が歌詞の最後の2行の中に詰め込まれていて、聴き手がいくらでも想…

#フリードリヒ・ニーチェ#永遠回帰#永劫回帰#ツァラトゥストラ#力への意志

音楽に哲学を21時間前

【考察】清水翔太/PUZZULE 母校の生徒との曲の歌詞の意味を哲学的に徹底解説!諸君、ごきげんよう。 我は音楽を哲学的に考え思考する メロディウスである。 今回は 清水翔太 PUZZULE について哲学的に考察していく。 清水翔太「PUZZULE」MV PUZZULEの歌詞 序論 約束と記憶のパズル 第一章 夢の破片としての自己 第二章 過去と未来の交錯点 第三章 虹のメタファーとしての再会 第四章 終わりのない旅路と欠けたピース 結論 約束と存在の統合 清水翔太「PUZZULE」MV www.youtube.com PUZZULEの歌詞 それはまるでおとぎ話のようで 誰もがいつか同じ景色見るんだ 叶えられなかった夢の置き場所 君も時々は思い出しますか? 何の為に泣いてい…

音楽に哲学を5日前

【考察】星街すいせい/ムーンライト 月の意味や隠れた恋愛感を歌詞から哲学的に徹底解説!諸君、ごきげんよう。 我は音楽を哲学的に考え思考する メロディウスである。 今回は 星街すいせい ムーンライト について哲学的に解説していく。 星街すいせい「ムーンライト」MV ムーンライトの歌詞 序論: 「ムーンライト」に映し出される存在と虚無 第1章: 裸足で歩む「小さな幸せ」と実存主義 第2章: 月光と他者の視線 — 他者との関係性におけるアンビバレンス 第3章: 隠されたインサイドと真実の探求 第4章: 尽きない悩み — 永遠回帰と時間の哲学 第5章: 月の光とサニーサイド — 二つの対立する世界観 結論: 普通であることの逆説 — 穴だらけの心と「あなた」への想い 星街すいせい「ムー…

音楽に哲学を8日前

【考察】ATEEZのBirthday本当の意味を歌詞から哲学的に徹底解説!諸君、ごきげんよう。 我は音楽を哲学的に考え思考する メロディウスである。 今回は ATEEZ Birthday について哲学的考察をしていく。 ATEEZ「Birthday」MV 1. 序論: 誕生日としての新生と変容 2. 喜びと解放の瞬間: 感覚的充足と超越 3. 無限の可能性への飛躍: 自由と欲望 4. 「君」の存在と共同性: 他者と自己の相互作用 5. 時間と創造: 永遠の中の一瞬 6. 帰結: 終わりなき旅路としての生成と再生 結論 ATEEZ「Birthday」MV www.youtube.com 1. 序論: 誕生日としての新生と変容 ATEEZの「Birthday」において、…

音楽に哲学を10日前

【考察】三ツ矢先生の計画的な餌付け。のOPであるフリト(山崎まさよし)の意味を哲学的に徹底解説!諸君、ごきげんよう。 我は音楽を哲学的に考え思考する メロディウスである。 今回は 山崎まさよし フリト を哲学的に考察していく。 山崎まさよし「フリト」のMV フリトの歌詞 1. 序論:偶然の意味と人間の本質 2. 第一章:無常と時間の流れ 3. 第二章:存在と他者の出会い 4. 第三章:自由意志と運命の相克 5. 第四章:欲望、虚無、そして自己実現 6. 結論:人間の内なる自由 山崎まさよし「フリト」のMV まずは山崎まさよしの「フリト」の music videoをご覧あれ。 www.youtube.com フリトの歌詞 お気に入りの道を選んで 散歩に行こう 誰に気兼ねをしなくてもいいから…

karumerabunkoのブログ19日前

ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版2024年9月20日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,065点(セット版を除く)をあげた。文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら→ちくま学芸文庫M&S刊行書目一覧 最新版 - karumerabunkoのブログ 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『…

Worries.com1ヶ月前

三島由紀夫の傑作『豊饒の海』から紐解く輪廻と運命の深遠なる世界はじめに 人生の意味を探求し、存在の本質に迫る壮大な物語。三島由紀夫の最後の長編小説『豊饒の海』は、読者を魅了し続ける不朽の名作です。この作品は、輪廻転生と運命という普遍的なテーマを通じて、人間の存在や生きることの意味を深く掘り下げています。 『豊饒の海』は、『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』の全4巻から成る壮大な物語です。1965年から1971年にかけて『新潮』誌上で連載された本作は、三島由紀夫の文学的集大成とも言える作品です。平安時代の物語『浜松中納言物語』を典拠としながら、仏教思想や神道の概念を巧みに取り入れ、独自の世界観を構築しています。 本記事では、『豊饒の海』の深い象徴性と哲…

Jazzと読書の日々1ヶ月前

アレゴリーで考える方法を考えるツァラトゥストラを単純化してみる。 二項対立 快読 ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』 (講談社選書メチエ 797) 単行本 – 2024/3/14森 一郎 (著) ツァラさんの物語を読んでいるうちに、とても単純なアレゴリーが思いつきました。 「生=ワシ」と「知=ヘビ」。 つまり、最初から寄り添っているワシとヘビが、そのまま「生」と「知」を表している。 この二項対立を統合するというテーマが流れてたわけです。 解脱か輪廻か 生 知 超人思想 永遠回帰 進化的時間 循環的時間 気高さ 脱皮 ワシ ヘビ 解脱 輪廻 「生は超人を目指す」と「知は永遠を繰り返す」。 この二つのテーマが流れている。…

Worries.com1ヶ月前

「ひまわり」が教えてくれる人生の真理 ー 同人ゲームが描く哲学と感動の世界はじめに 人生の意味を探し求める旅。それは時に孤独で、時に困難を伴うものです。しかし、その旅路で出会う物語が、私たちに新たな視点や勇気を与えてくれることがあります。『ひまわり hi・ma・wa・ri』は、そんな心に響く物語を持つ同人ゲームの一つです。 日本の同人サークル・ぶらんくのーとが製作した『ひまわり hi・ma・wa・ri』(以下、『ひまわり』)は、単なるゲームを超えた深い哲学的メッセージを持つ作品として知られています。このゲームは、プレイヤーに人生の本質や存在の意味について考えさせる力を持っており、多くの人々の心に深い感動を与えてきました。 本記事では、『ひまわり』の魅力や独自の解釈、…

Jazzと読書の日々1ヶ月前

仏説ツァラトゥストラはかく語りきこれ、経典として読めばいいんじゃないか。 仏典にも修行僧が旅をして、出会った人たちと対話しながら「真理とは何か」を極めていくお経があるけど、あの雰囲気ですね。 他者との対話に見せながら、実際のところは自分の中にある「影」との話し合いになっている。 相手を批判しているときでも、それは自分自身の思い込みとの闘いであり、答えを得ると言うよりは、いろいろな角度から真理に迫ろうとする試みになっています。 ツァラトゥストラ 快読 ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』 (講談社選書メチエ 797) 単行本 – 2024/3/14森 一郎 (著) 第四部は付録なので、第三部までを要約すると、これは「仏教」…

漂えど、沈まず。1ヶ月前

『タイタンの妖女』 カート・ヴォネガット・ジュニアの時間/歴史観。やっと読みました、カート・ヴォネガット・ジュニア。 文庫タイタンの妖女 ノーブランド品 Amazon カート・ヴォネガット・ジュニアは、これも長いこと積読状態だった作家。 何度か、何冊か手を付けるのだけど、そのたびに挫折してしまったのだが、この夏、勢いに任せて読みました。 結論から言うと、考え方、思想としては興味深いところがあったけど、物語、小説・物語、文芸としてはいまひとつ乗り切れなかった、というところです。 そういえば、この本は爆笑問題の太田光さんが大好きで(氏の事務所の名前である「タイタン」はこの小説からとられている)、それが日本でのこの小説の知名度を上げたともいわれている。 文庫に文章…

×××たちが塩の柱になるとき1ヶ月前

20240828こうした近代に対するアプローチは、部分的にヴァルター・ベンヤミンやエルンスト・ブロッホによるそれを思い起こさせるものだ。歴史の瓦礫の中に眠っている、資本主義のヘゲモニーによって実現の道を閉ざされた数々の解放と自由への集団的な夢、それは夢の形象のようにフロイト的な変形を加えられて現在のショーウィンドウに並んでいたりするのだが、たとえばブロッホなどは、こうした数々の忘れ去られた未来への夢を、「まだ意識されていない」存在として具体的日常のなかに発見し、意識化していくというアプローチを採った。「もはや意識されていないもの」と「まだ意識されていないもの」を発見し、それらをモンタージュのように組み合わせて…

神門霊査室:研究報告2ヶ月前

永遠に存続する個性:探求と実践スピリチュアルな個性論:「個性は永遠に存続する」を探る こんにちは、神門です。 今回は、スピリチュアリズムやスピリトロジーの基本となる信念「個性は永遠に存続する」について考え、まとめてみました。 1. はじめに 私たちの人生は、絶え間ない変化の連続です。生まれてから死ぬまで、私たちの体は成長し、老いていきます。心も日々の経験を通じて成熟し、考え方も時とともに変化していきます。しかし、このような絶え間ない変化の中にあっても、私たち一人ひとりの中に、変わることのない何かが存在するのではないでしょうか。それが「個性」です。 今回は、「個性は永遠に存続する」という考え方について深く掘り下げていきます。…

logical cypher scape22ヶ月前

長尾天『もっと知りたいデ・キリコ』最近ちらほら読むようになった「もっと知りたい」シリーズ 筆者の長尾天については、以前長尾天『イヴ・タンギー―アーチの増殖』 - logical cypher scape2を読んだことがあったが、その後、キリコについても著作を出していたようだ。今、上の記事を確認したら、タンギー本でもキリコに1章割いていたのだな。 この本では「神の死」と「父の死」を軸にしながら、キリコの絵を読み解いていっている。 「神の死」はむろんニーチェからの影響のこと、そして、キリコは10代の頃に父親を亡くしており、そのことも度々作品に現れている、という。 主には、この絵に描かれているこれは○○の象徴で~みたいな感じで絵の読…

サイグレアニマン3ヶ月前

気になるもの目録 中川信夫の東海道四谷怪談と地獄夏なんで納涼に、邦画の古典で怪談・ホラーもの中川信夫監督の『東海道四谷怪談』『地獄』を。今現在の目で観ると、または現在のホラー映画に比べると、そんなには恐くないですが、いい味だしてます。(※2009年6月中旬に書いた駄文の再録です。その頃から作品を観直していないのであしからず) 標題:1960年代くらいの怪談映画 中川信夫の東海道四谷怪談と地獄 分類:映画>邦画>ホラー / 時代劇 ■題名:東海道四谷怪談 監督:中川 信夫 原作:鶴屋 南北 (四代目) 脚本:大貫 正義石川 義寛 音楽:渡辺 宙明 撮影:西本 正 (賀 蘭山) 出演:天知 茂若杉 嘉津子北沢 典子江見 俊太郎池内 淳子中村 竜…

Worries.com3ヶ月前

永遠の旅路に隠された真理:銀河鉄道999から紐解く10の人生哲学はじめに 松本零士の不朽の名作「銀河鉄道999」は、単なるSFアニメの枠を超えた哲学的深遠さを秘めています。主人公・星野鉄郎の壮大な宇宙旅行を通じて、人生、死、愛、そして人間性の本質に迫るこの作品は、40年以上経った今もなお、私たちに深い洞察を与え続けています。 本作が描く未来社会では、人間が機械の身体に乗り換えることで不死を手に入れられるという設定が中心にあります。この設定自体が、現代社会が直面するトランスヒューマニズムや人工知能との共生といった問題を先取りしているとも言えるでしょう。さらに、鉄郎とメーテルの旅路は、単なる冒険物語ではなく、人間存在の意味を問い続ける哲学的な探求の旅でもありま…