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儚い羊たちの祝宴

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はかないひつじたちのしゅくえん

米澤穂信の短編推理小説。2008年に新潮社から刊行。

儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

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暁降ちのころ2ヶ月前

読了 儚い羊たちの祝宴ランキング参加中読書 著者 米澤 穂信 www.shinchosha.co.jp 夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。 ~~~~~以下、感想。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 米澤穂信さんは『満願』という作品を読み、ハマってしまった。本作品は、その満願のレビ…

#読書#儚い羊たちの祝宴#米澤穂信#新潮文庫#ミステリー小説

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102ブックマーク読書好きたちによる「神がかってる短編集」ランキングが登場。「儚い羊たちの祝宴」「戻り川心中」他togetter.com

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ゆかりごはんの縁結び -読書記録-5ヶ月前

2024年5月 3週目 読んだ本まとめ『儚い羊たちの祝宴』『恋に至る病』『早朝始発の殺風景』『秋雨物語』他2作どうも、ゆかりごはんです。 今週も、読んだ本の感想をまとめていこうと思う。今週読んだのは以下の6作である。 儚い羊たちの祝宴/米澤穂信 夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。 「いつか訪れる儚い者へ」 ゾクゾクさせる物語を書かせたら右に出る物はいない天才作家:米澤穂信による、脳…

#読書#小説#儚い羊たちの祝宴#恋に至る病#早朝始発の殺風景#秋雨物語#梅雨物語#米澤穂信#貴志祐介#読書記録

部屋の窓際9ヶ月前

1月14日 読書メモ「儚い羊たちの祝宴」日曜日。日の出に光るベランダの氷。晴天。草叢に雪はわずかに残っている。厄介な道路の氷も日差しですぐ溶けた。毎年、大学入試のタイミングで雪が舞う。朝。クロワッサン。カフェラテ。飲むヨーグルト。昼。カレー屋さんのカレーをテイクアウト。ビール。夜。白米。なめこと豆腐の味噌汁。カブと厚揚げの煮物。ホッケの開き。納豆。朝食後、日常の用を片付け座椅子に根を下ろす。コンビニの生どら焼きが悪魔的な旨さとカロリー。ぺろりと平らげ、ぼーっと本を眺め睡魔に襲われ、を繰り返す。夕方、申し訳程度に筋トレと軽い運動。再び睡魔。夕食後に少しラクガキ。まだまだ残っている読了走り書きをブログ用にメモし直す。大河はしばらく録り溜…

#日記#雑談#読書#儚い羊たちの祝宴

本好きの秘密基地10ヶ月前

儚い羊たちの祝宴/米澤穂信 ※ネタバレ要素あり今回はブログ「読子の本棚」の本田読子さん、ブログ「郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる」のニードルとの読書会 ”第2回 本の虫たちの読書会” の回でございます👏 今回の選書係は本田読子さんで、米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』です。 書店でよく見かけていたし、米澤穂信作品デビューをいつかしたいと思っていたのに手が回らず。 いい機会を得ました! ありがとうございます!! 目次 あらすじ 感想 ※ネタバレ区域※ 『身内に不幸がありまして』 『北の館の罪人』 『山荘秘聞』 『玉野五十鈴の誉れ』 『儚い羊たちの晩餐』 最後に あらすじ 上流階級の人たちによる読書サークル「バベルの会」。 そのバベ…

#儚い羊たちの祝宴#米澤穂信

こじてるの読書感想文1年前

【米澤穂信】『儚い羊たちの祝宴』についての解説と感想本記事では米澤穂信さんの小説『儚い羊たちの祝宴』を紹介します。 儚い羊たちの祝宴 ・身内に不幸がありまして あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・北の舘の罪人 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・山荘秘聞 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・玉野五十鈴の誉れ あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・儚い羊たちの晩餐 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 儚い羊たちの祝宴 著者:米澤穂信 出版社:新潮社 ページ数:329ページ 読了日:2023年7月13日 米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』。 五篇収録の連作短編集。 ・身内に不幸がありまして あらすじ 村里夕日は親がお…

#米澤穂信#儚い羊たちの祝宴

アガサ次郎の推理日記3年前

儚い羊たちの祝宴 / 米澤穂信儚い羊たちの祝宴(新潮文庫) 作者:米澤 穂信 新潮社 Amazon 米澤穂信先生の本を読むのはこれが初めてです。 まず読み始めてすぐに思ったことは「何て読みやすいんだ!」ということ。 短編集ということもあるのでしょうが、スラスラ読めてしまいました。 そしてお話としてもとても面白い! グイグイ読めてしまいました。 久々に本の世界に没頭して読むことが出来た作品の気がします。 上述の通り本作は短編集となっており、全部で5編の物語が収録されています。 この5編はそれぞれが独立した話にはなっていますが、ある共通のワードと共通の背景があります。 そしてそれらが最後の章である「儚い羊たちの晩餐」へと収束し…

#推理小説#米澤穂信#儚い羊たちの祝宴#オススメの本

すいの読書ノート4年前

儚い羊たちの祝宴 ネタバレ/感想このブログはネタバレや解説を目的としているわけではないのでその辺は省いて私の感想だけを垂れ流すブログである。 『儚い羊たちの祝宴』 元々氷菓をアニメで見て、気になって原作小説を買った時に米澤穂信作品と初めて出会った。氷菓はアニメの雰囲気ももちろん好きだったが、小説ならではの解釈の余地がある部分がしっくりときて大好きな一冊である。 ミステリーの面白い本を探している中でいろんなサイトで進められていたのが『儚い羊たちの祝宴』だった。短編ということもあり本当にラストですっきりするのか疑いながら読んでいったら面白いほどすっきりした。「オチ」が考察の余地がある作品も綺麗に落ちる作品も両方好きな人間なので、…

#読書 #本#儚い羊たちの祝宴

カタコトニツイテ4年前

「儚い羊たちの祝宴/米澤穂信」の感想と紹介83.儚い羊たちの祝宴/米澤穂信 バベルの会とは、幻想と現実とを混乱してしまう儚い者たちの聖域なのです。(p.288) 儚い羊たちの祝宴(新潮文庫) 作者:米澤 穂信 発売日: 2014/11/28 メディア: Kindle版 夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」を軸に、五つの物語がそれぞれの章の語り手によって優雅に、そして無慈悲に語られる、米澤穂信の短編ミステリ―。 五つの物語はどれも高貴な一族や富豪が過ごす屋敷や別荘を舞台にして、そこで起きる不可解な出来事や事件が語り手の独白のような形式で展開される。 語り手となるのはその屋敷で暮らすお嬢様、そして彼女らに仕える使用人の娘。 …

#小説#読書感想文#儚い羊たちの祝宴#米澤穂信#ミステリー

かたたたきブログ5年前

【書評】『儚い羊たちの祝宴』(著:米澤穂信)はダークミステリー短編の傑作こんにちは。 本を読むとき頭の中で朗読してしまう、きたかなです。 さっそく第3回おすすめ小説を紹介していきます。ネタバレはないのでご安心ください。 作品紹介 内容紹介 かたかな評価 かたかな感想 まとめ 作品紹介 今回紹介するのはこちらの作品です。 『儚い羊たちの祝宴』著:米澤穂信 頁数:181(文庫) 出版日:2011/7/1 内容紹介 Amazonより 夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り…

#読書#本#レビュー#儚い羊たちの祝宴#米澤穂信

ここにいないのは3日前

黒牢城 雑感天正六年、荒木村重は織田軍に囲まれて有岡城にて立て籠もっていた。その冬に敵に寝返った武将の息子が雪の密室で殺される事件が起きる。裏切者の子供でも殺さないと決めた夜に誰が、どうやって。謎解きに窮した村重は牢に捕えていた織田方の使者・黒田官兵衛を訪ねる―― と始まる、米澤穂信氏による戦国時代を舞台にした連作短編ミステリ。 非常に評判が良くて直木賞も受賞されていますが、今回ようよう読んだ次第。 米澤作品はたまにはしんどい時(主に思春期の夜郎自大の少年を打ちのめす場合)もありますが、どれもこれも大変面白く読んでいました。その中でも本作は確かにトップクラスにミステリと小説の融合として出来が良かったです。…

生活の日記12日前

2024-10/5 本日 今週をふり返り最近、カードキャプターさくらを見る日々。折れた竜骨を読み終わった。面白かった。今は、儚い羊たちの祝宴を読んでいる。すでに面白い。ミステリー、あんまり読まないけど、良いなと思った。 これを読んだら、ダンガンロンパの霧切さんの小説を読む。ダンガンロンパ2もついに見始めました。 狛枝凪斗が好き。 ・カードキャプターさくらの世界 カードキャプターさくらに、精神を救われる。私は前まで、というか卯月コウに出会うまで、ライトなアニメも、漫画も、女が可愛いだけの、男がかっこいいだけのゲームも、バカにしていた。そんな軽くて中身のないものの、何がいいのだろうか。無意味だし、無価値だと思っていた。でも、最近そういう…

文字を食べる15日前

【新潮文庫】新潮文庫の100冊 2011 - 紹介本一覧]新潮社の夏の文庫フェアの小冊子「新潮文庫の100冊 2011」で紹介されていた本の一覧。 冊子自体はすでに処分してしまっていて、自分の覚書メモの写しなので誤字や抜けなどのミスがあるかもしれません。

横笛の邁進-読書感想-15日前

2024年9月に読んだ本//月別振り返り概要 2024年9月1日から9月30日までに読んだ本 シンデレラ城の殺人 名探偵に薔薇を 私たちが星座を盗んだ理由 閻魔堂沙羅の推理奇譚 殺しの双曲線 異端の祝祭 悪いものが、来ませんように ルビンの壺が割れた 儚い羊たちの祝宴 概要 9月暦の上では秋になってもいいと思いますけど、まだまだ暑い日が多かったですね そんな9月下旬には少し体調を崩してしまって思うように身体が動かせなくて 読書もあまりできなったなあ。と思いますが9月は9冊読み終えることができました。 長編/短編/短編連作/書簡体小説。 ミステリーも本格/ライト/サスペンス/ブラック 色々な長さ・形式・ジャンルを楽しく読めたそんな9月…

横笛の邁進-読書感想-16日前

米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』//読書記録本の紹介 あらすじ: 該当作品 ブクログ 感想: 本の紹介 タイトル:儚い羊たちの祝宴 作者 :米澤穂信 (よねざわ ほのぶ) 出版社 :新潮社 発売日 :単行本・2008年11月1日 文庫本・2011年6月26日 本の長さ:単行本・253ページ 文庫本・329ページ 個人的情報 おすすめ評価・星5 ★★★★★ 実際星5より上 読了日・2024年9月30日 所持形態:電子書籍 あらすじ: 夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪…

俺だってヒーローになりてえよ1ヶ月前

「2024年上半期の本ベスト約10冊」817人分集めてランキングにした

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『黒牢城』米澤穂信 直木賞受賞!荒木村重✖黒田官兵衛の歴史ミステリ米澤穂信の歴史ミステリが登場 2021年刊行作品。タイトルの『黒牢城』は「こくろうじょう」と読む。英題は『Arioka Citadel case』。 KADOKAWAのWEBマガジン「文芸カドカワ」及び「カドブンノベル」に2019年~2020年にかけて掲載されていた作品に、加筆修正をした上で、書下ろし一篇を加えて上梓されたのが本作である。 黒牢城 (角川書店単行本) 作者:米澤 穂信 KADOKAWA Amazon 角川文庫版は2024年に刊行されている。巻末にはドイツ人ライターのマライ・メントラインによる解説文が収録されている。 直木賞受賞、六冠に輝いた作品! 第166回の直木賞受賞作が発表…

暁降ちのころ2ヶ月前

読了 満願ランキング参加中読書 著者 米澤 穂信 www.shinchosha.co.jp 「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが……。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴(ざくろ)」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。 ~~~~~以下、感想。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 米澤穂信さんの作品、そしてこの手のミステリー作品は実は初めて。…

わんこたんと栞の森2ヶ月前

水車館の殺人 感想と考察館シリーズの2作目となる水車館の殺人。過去と現在を行き来する、シリーズの中でも1番幻想的な本作品について、感想と解説を書きました。 水車館の殺人〈新装改訂版〉 var today = new Date(); var day = today.getDate(); if( day == 5 || day == 10 || day == 15 || day == 20 || day == 25 || day == 30 ){ document.write('★5と0のつく日は楽天P4倍');} 楽天市場で見る var today = new Date(); var day = today.getDa…

のらりくらり日記 3ヶ月前

境界の物語、2024年7月末。代休の日に予定を詰め込み過ぎてあっぷあっぷしています。ごきげんよう。じかんびんぼうです。というわけでそんな時間貧乏の私が出張(今ちょっと頻繁にあちこち行っている)の移動時間に読んだ今年の16作目です。儚い羊たちの祝宴 米澤穂信 著 儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫 新潮文庫) [ 米澤 穂信 ]価格:737円(税込、送料無料) (2024/7/28時点) 楽天で購入 「世にも奇妙な物語」のような単発ドラマにしてほしい短編集。 いろんな縛りや圧力がある中、歪んでいく思考。ミステリーのようなホラーのような。 各短編の並び順もいいと思いました。 どの作品も、主人公一人一人が、「ねえ、私何か間違ってる?」…

わんこたんと栞の森3ヶ月前

氷菓 青春×ミステリーな原作小説はやっぱりおもしろい青春×日常の謎ミステリーの金字塔!古典部シリーズ1作目氷菓の感想・名言などあれこれをまとめました。 氷菓 「古典部」シリーズ var today = new Date(); var day = today.getDate(); if( day == 5 || day == 10 || day == 15 || day == 20 || day == 25 || day == 30 ){ document.write('★5と0のつく日は楽天P4倍');} 楽天市場で見る var today = new Date(); var day = today.getDate(); var month =…

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米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』初、米澤穂信さん。『儚い羊たちの祝宴』読了。 帯に「このミス1位3度獲得」とあったので相当に期待して読んだ。 帯に「座布団10枚級大どんでん返し」とあったので相当に期待して読む。 予想とは違い、5本の短編。ただ読書サークル「バベルの会」というキーワードだけで緩やかにつながってる。 大正時代くらいの上流階級の世界のお話で文体もきれいだし、逆にその世界のおどろおどろしさが引き立つ。 だけど、大どんでん返しはないし一つのストーリーに収束していくかと思いきや本当に短編の寄せ集め。 正直、全然、面白くなかった。正直、この本が23刷りとか意味わからん。 まぁ、古典の名作がちりばめていたり本当の本好きにはこ…

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