【教育】息子が不登校になりました_リターンズ(その16) (original) (raw)

こんにちは!えでゅあです。

2023年、小学6年生の夏休み後から突如学校へ行くことができなくなり、不登校に息子がなってしまいました。そんな息子を理解し、一緒に解決策を探すために日々奮闘しています。この記事は自問自答を繰り返す毎日を私なりに形として残し、同じような悩みを持っている方と共有したいと思い執筆しています。前回の記事はこちらです。

edua.hatenablog.com

前回の記事からの近況や新たに行動したことをお伝えしたいと思います。

初めてカウンセリングへ参加

先日初めて不登校などを扱う専門医のカウンセリングを息子、私と妻の3人で受けにいきました。こういう場のイメージはできていましたが、改めて受けると少し緊張がありました。専門医へ事前に提出したものとして、「母子手帳」と「アンケート(気になること)」でした。なぜ母子手帳が必要なのか?正直良くわかっていませんでしたが、後半になると理解できました。

始めに、専門医から息子へ簡単な質問がありました。答えやすい内容で「好きなもの・こと」や「朝起きる時間と寝る時間」を聞かれ、これはなんとか受け答えができていました。次に「時間の過ごし方」を問われました。学校に行っていない時間帯の使い方、これについては答えることができませんでした。次に「何か困っていること」これも答えることができず、かなり苦しい表情を浮かべていました。

その後、息子は席を外し、私と妻で本題に入ることにしました。そして一つの違う観点を私としては与えられることになり、衝撃を受けました。生まれたばかりの時から話は始まり、言葉や歩行できたことなどを問われました。実は息子は首がすわるまでに半年ぐらいかかりました。通常3・4ヶ月でしょうか、私としては「少し遅かった」程度で気にしたことはありませんでした。また、言語については、7ヶ月頃には話せ始め、1歳2・3ヶ月頃には2語か3語程度話せていました。(妻がこのあたりはかなり詳しく覚えていました)周囲からもかなり早いということもあって「もしかして凄い頭いいんじゃないの!?」なんてことを言われていたことを思い出しました。ただ、昔から他の子ども達との距離感を掴むことに苦労していましたが、保育所ではありがたいことに友人には恵まれ、自分から声をかけなくても一人にはならない環境がありました。発表会にもなればセリフの多い役を受けたりと知的成長が早いことが有利に働いて苦労せずこなしているように見えていました。

小学生になってからも、高学年になるまでは特にハンデに感じる部分は何もなく、昼休みは教室で本を読んだり、少数の友人とトランプをしたりして遊ぶことが多かったと担任の先生からは聞いていました。これも外向的な性格ではないことは分かっていたので、これもひとつの「個性」として私も受け入れていました。ただ、高学年になってくると、同学年の子や親戚の子たちは「スポーツ活動」が活発になってきたため、家で本を読んだりゲームをして遊んでいると年寄りからは「もっと運動すればいいのに。」とか「◯◯君は今度試合があるらしい。」など比較を受けることが多くなってきました。そんな周囲の影響もあり、5年生のときは陸上クラブへ参加しましたが、突如参加することを拒絶するようになり、やめてしまいました。これによって余計周りからも「活発じゃないね。」と言われるようになりました。

そして、6年の夏休みが明けて「不登校」になってしまいます。一つの原因としては、「自身の行動とその評価のズレ」に大きなストレスを感じたことだと理解していました。高学年として低学年の子たちを導かなければならない、何をするにしてもできなかったら、高学年の子に問題がある。そんな風潮がありました。しかし、息子はうまく自分の意見を伝えたり、誘導することが苦手だったため、やろうとしてもできないことを責められることがありました。私も「完璧な人なんかいない」と思っているので、息子なりに努力した結果できなかったことを責めることは筋違いだと感じていました。

「内向型だから外向的な活動は苦手」

専門医にひと通り聞かれたことに対して思っていることを伝え、私が不登校になっている原因として、「息子は内向型だからうまく人付き合いができず、外向的な社会風潮に苦しんでいるため。」という解釈をしていることを伝えました。でも専門医は別の視点を私に示してきました。それは、生まれつき「障害」があるかもしれないということでした。言われた瞬間、思考が止まってしまい、何を言われたのかその瞬間分かりませんでした。特異な言語能力や首のすわりが遅かったこと、対面で話した時の印象などから「疑い」があるとのことでした。それは自閉症スペクトラム(ASD)というものです。

自閉症スペクトラム(Autism Spectrum Disorder):

発達障害の一種で、社会的な相互作用、コミュニケーション、行動パターンに特徴的な困難を伴う状態を指します。

ASDの特徴としては調べると以下のような引用がありました。

  1. 社会的な相互作用の困難
    • 人との関わりが苦手
    • 視線を合わせることが少ない
    • 共感や感情の共有が難しい
  2. コミュニケーションの問題:
    • 言葉の遅れや独特な話し方
    • 会話の始め方や続け方が難しい
    • 言葉以外のコミュニケーション(ジェスチャー、表情など)が苦手
  3. 行動パターンの特徴:
    • 特定の物事に対する強い興味や執着
    • 同じ行動やルーチンを繰り返す
    • 感覚過敏(音や光に過敏になる)
  4. その他の特徴:
    • 予測できない変化に対する強い抵抗
    • 特定のルールや手順に固執する

確かに私は話している中で、「息子にとって、今後クラスという集団で学習していくよりも少数で受けられる環境の方がいいかもしれない」という発言をしました。ただこれは彼の「個性を尊重するために」という思いでした。その個性が障害によるものだとは思ってはいませんでしたが、来年に向けてそういった特別クラスへ入るためには時期的にも早期に発達検査を受けなければならないという判断になり、二つ返事で今月検査を受ける予約をしました。後で冷静になるとそこで即決できたのは自分でも不思議な感覚でしたが、内向型という気質について理解を深めるため数冊ですが著書を購入し読んでいたからかもしれません。「外向的な行動が正しく、内向的な行動は消極的な活動」そんな社会風潮が私自身も内向型のため、強く「否定」したい現実だったからかもしれません。息子にとって、少しでも学びを得ることのできる環境を作ってあげたい。その思いしかありません。

今日の息子への一言

「正直カウンセリングに着いてきてくれたときは、それ自体が意外で一歩踏み出してくれたことは本当に嬉しかった。ただ、新たな壁が出てきたかもしれない。正直『そうきたかー!』って気持ちです。それでもあなたは乗り越えられると信じている。自分の持つ個性と友達になれればきっと最高の未来が待っている。」

家族のことで悩まれている方、同じように不登校で悩まれている方に少しでもお役に立てると幸いです。そして、同じ境遇で悩んでいる皆さんと一緒に一歩ずつ前に進んでいきたいと思っています。いつか素晴らしい経験として振り返られる日が来ることを信じて。

それでは。。。続きはまた!

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次回も気が向くままに

前回までの記事はこちら

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