サンテンカクホ (original) (raw)
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1月
・森美術館「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」
・鶴見済『0円で生きる:小さくても豊かな経済の作り方』新潮社、2017年。
・マルグリット・ユルスナール『東方奇譚』多田智満子訳、白水社、1984年。
・マルグリット・ユルスナール『アレクシス あるいは空しい戦いについて とどめの一撃』岩崎力訳、白水社、2017年。
・ヴィム・ヴェンダース『パリ、テキサス』(1984年)
・ヴィム・ヴェンダース『都市とモードのビデオノート』(1989年)
・クリスチャン・ディター『あと1センチの恋』(2014年)
・ダニエル・アルビド『シンプルな情熱』(2020年)
・高橋和己『アーユルヴェーダの知恵 蘇るインド伝承医学』講談社、1995年。
2月
「This is US」
・岡真理『彼女の「正しい」名前とは何か(新装版)』青土社、2019年。
・Cloe wary "Rosigny Zoo", Editon FLBLB, 2023.
・アントワーヌ・コンパニョン『寝る前5分のモンテーニュ』山上浩嗣、宮下志朗訳、2014年。
3月
・じゃんぽ〜る西『パリ愛してるぜ〜』飛鳥新社、2011年。
・『かかってこいパリ』飛鳥新社、2012年。
・『パリが呼んでいる』飛鳥新社、2012年。
・イアン・アラン・ポール「海とセキュリティ・フェンスの狭間で:パレスチナにおける植民地的抽象とジェノサイド」北川眞也訳、以文社(web版)、2023年。
http://www.ibunsha.co.jp/category/contents/
・茨木のりこ『茨木のり子詩集』谷川俊太郎選、岩波文庫、2014年。
・岡真理「ヨーロッパ問題としてのパレスチナ問題――ガザのジェノサイドと近代500年の植民地主義」
https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/29260
・濱口竜介、野原位、高橋知由『カメラの前で演じること:映画「ハッピーアワー」テキスト集成』左右社、2015年。
4月
・「ここは未来の美術家たちの眠る部屋になるか」
・海老坂武『シングルライフ』
・シェイクスピア『リチャード三世』
・濱口竜介「悪は存在しない」
5月・6月
・藤本和子『砂漠の教室』
・阿部俊哉『パレスチナ和平交渉の歴史:二国家間解決と紛争の30年』
・『帝国』
・「マンハッタン」
・「豚が井戸に落ちた日」
・「墨東綺譚」
・「エドワード・サイード OUT OF PLACE 4K」
・「美しき仕事」
・エーリッヒ・フロム『愛するということ』
・五木寛之『愛に関する十二章』
・海老坂武『中年は恋愛の適齢期』
・海老坂武『男という好奇心』
なんというか。こころの時代のBGMがあれば一定のフォーマットが出来上がる。よくできた感情装置になっていてそれだけで感動する準備が整う。ひとりの人の内面的なタッチーな話を引き出すことができれば一つの番組として成立する。しかし研究者でありエッセイ執筆者であり被害者である小松原は、統一的な物語を語ることの違和感ばかりを口にする。インタビューアーは戸惑う。これで一つの番組になるのだろうか、三回目のインタビーでは聞きたいことを聞き出せない焦りが編集点の合間から見え、その綻びが微妙な生感になっている。小松原的なものは、現代思想の一つの態度の継承であり、「被害者」という立場を前にしたものでもある。一つの永遠な独白であり現代的な語りそのものに見える。学問は一体なんの役割を果たしているのだろうか。それがひとりの人間に一つのストーリーに回収されない、自分の言葉で考え、書くという力を与えた、ということで良いのだろうか。ある種伝統的な弱きものが言葉を獲得していくという成功譚なのだろうか。おそらくベルギーで東京にはない開放的な住宅に住み、スペインでの国際学会での発表にむかう彼女をおうカメラの念頭には、そういうものがある。(自分なりに研究者の生活がそんなものではないことは知っているつもりではある。)なんというか、批判はハードな形で自分の立場を問い直す作業が済んでなければ許されないような気もする。そういう気にさせるような一つの学問とはなんなのろうかという気もする。批判、というか違和感に近いものは終始感じる。一体、一体...。にしてもベルギー(とスペイン)に何人出張させたのだろう。お金あるな。
1月
・加藤典洋『どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。:幕末・戦後・現在』岩波ブックレット、2018年。
・アニー・エルノー『嫉妬/事件』堀茂樹、菊池よしみ訳、早川書房、2022年。
[2022年12月観賞 「あのこと _(L'événement)_」(オードレイ・ディヴァン監督、2021年)]
・暮田真名『ふりょの星』左右社、2022年。
・小池正博『海亀のテント』書肆侃侃房、2022年。
・田中元子『1階革命:私設公民館「喫茶ランドリー」とまちづくり』晶文社、2022年。
映像
1月
・「愛の不時着」ep1
・映像の世紀バタフライエフェクト「ロックが壊した冷戦の壁」
・「ケイコ 目を澄ませて」(三宅唱監督、2022年)
・「人でなしの女 (L'Inhumaine) 」(マルセル・レルビエ監督、1924年)
・「にわのすなば GARDEN SANDBOX」(黒川幸則監督、2022年)
・「こころの時代~宗教・人生~ 生き延びるための物語 哲学研究者・小松原織香」(中村宝子記者、2023年)
・「ダゲール街の人々」(アニエス・ヴァルダ、1976年)
2月
・「すべてうまくいきますように」(フランソワ・オゾン、2021年)
3月
・「1917 命をかけた伝令」(サム・メンデス、2019年)
・「ブレードランナー 2049」(ドゥニ・ヴィルヌーヴ、2017年)
・「Mon crime」(フランソワ・オゾン、2023年)
4月
・「Winny」(松本優作、2023年)
・「女は男の未来だ」(ホン・サンス、2004年)
5月
・「SELF AND OTHERS」(佐藤真、2000年)
・「アメリカン・ストーリーズ / 食事・家族・哲学」(シャンタル・アケルマン、1988年)
6月
・「街の上で」(今泉力哉、2021年)
・「夜空はいつでも最高密度の青色だ」(石井裕也、2016年)
・「怪物」(是枝裕和、2023年)
・「花束みたいな恋をした」(土井裕泰、2021年)
・「苦い涙」(フランソワ・オゾン、2022年)
・「猫は逃げた」(今泉力哉、2021年)
展覧会
1月
・「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」(東京都庭園美術館)
・メルケルはアインシュタインの相対性理論を理解するために物理学を志し、しかし東独の自由のない状態における研究の日々を無為に過ごし、壁崩壊のあとには政治の領域に出ていったということ。超越に対する関心が、その後具体的な政治社会における公正の実現という内在の方向へ進んだ。自分なりにこのように整理する言葉を見出したということが、一つの座標軸の中で共感を持って他者を位置付けることを可能にした。メルケルの伝記など読んでみたい。人の考えのレンジに思いを致すと、その人の思想的な器の大きさと関係するのではないかと思わされる。
・強く感じたのは旧ソ連陣営の国々にとって共産主義体制の崩壊が加藤典洋がいう思想の「一階部分」を作り上げたのではないかということ。ドイツはその意味で戦後二回の大きな思想的衝撃にさらされたのではないだろうか。挫折の経験がある種の地に足つけた普遍性を獲得するうえで役割を果たす。
1月
・見瀬悠「18世紀フランスにおける外国人遺産取得権:パリ・サン=ジェルマン=デ=プレ地区の事例から」『史学雑誌』127巻9号、2018年、1-35頁。
・見瀬悠「18世紀フランスにおける外国人と帰化:ブリテン諸島出身者の事例から」『史学雑誌』123 巻 1 号、2014年、1-34頁。
・ヴァルター・ベンヤミン「蔵書の荷解きをする」浅井健二郎訳『ベンヤミン・コレクション2:エッセイの思考』筑摩書房、1996年。
・安斎和雄「マルゼルブとユダヤ人問題」『社会科学討究』66号、1977年、93-120頁。
・加藤克夫「『異邦人』から『国民』へ:大革命とユダヤ人解放」服部春彦、谷川 稔編『フランス史からの 問い』山川出版社、2000年 、175-198頁。
・カン・ユ「『招待客募集』を聞いたことがありますか?」キム・インミョン、カン・ユ、イ・ウォニュン、クク・チヘイ・ジウォン、ヒヨン、チョン・ナラ、パク・ソニョン『根のないフェミニズム:フェミサイドに立ち向かったメガリアたち』大島史子訳、李美淑(イ・ミスク)監修、北原みのり解説、アジュマブックス、2021年。
・ヴァルター・ベンヤミン「翻訳者の使命」浅井健二郎訳『ベンヤミン・コレクション2:エッセイの思考』筑摩書房、1996年。
・ミシェル・フーコー『性の歴史Ⅳ 肉の告白』フレデリック・グロ編、慎改康之訳、新潮社、2020年。
・神保哲生『ビデオジャーナリズム:カメラを持って世界に飛び出そう』明石書店、2006年。
・鷲田清一『だれのための仕事:労働vs余暇を超えて』講談社学術文庫、2011年。
・ドストエフスキー『地下室の手記』江川卓訳、新潮文庫、1969年。
2月
・村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』文春文庫、2010年。
・宮野真生子、磯野真穂『急に具合が悪くなる』晶文社、2020年。
・武者小路実昭「ポエット・ハンター(詩人狩り)」『ぬ』第十号、ぬの会、2000年。
・ク・ジュンイン『秘密を語る時間』呉永雅訳、柏書房、2021年。
・エリザベス・ヤング=ブルーエル『ハンナ・アーレント:<世界への愛>の物語』大島かおり、矢野久美子、粂田文、橋爪大輝訳、みすず書房、2021年。(一部)
・テッサ・モーリス=鈴木『辺境から眺める:アイヌが経験する近代』大川正彦訳、みすず書房、2000年。
3月
・L・V・ザッハー=マゾッホ「二種類の貴族:フランスの物語」『ユダヤ人の生活:マゾッホ短編小説集』中澤英雄訳、柏書房、1994年。
・梅棹忠夫「文明の生態史観」『文明の生態史観』中公文庫、1974年。
・谷崎潤一郎「陰翳礼讃」『陰翳礼讃・文章読本』新潮文庫、2016年。
4月
・ピエール・ビルンボーム『共和国と豚』村上祐二訳、吉田書店、2020年。(再読)
5月
6月
7月
8月
・レッシング『賢者ナータン』丘沢静也訳、光文社、2020年。
・シモーヌ・ヴェイユ『根をもつこと』春秋社、1967年。
映画
2月
・濱口竜介「ドライブ・マイ・カー」
3月
・エニェディ・イルディコー「心と体と」
・濱口竜介「偶然と想像」
4月
・レオス・カラックス「アネット」
・コンチャロフスキー「親愛なる同志たちへ」
・ドゥニ・ヴィルヌーヴ「DUNE/デューン 砂の惑星」
5月
8月
・ヨアヒム・トリアー「わたしは最悪。」
・バンジョン・ピサンタナクーン「女神の継承」
動画
2月
・「ウクライナで誰も望まない戦争が起きそうな理由と起きなさそうな理由」(丸激1089回)2022.2.19.