「第21回 一樹会」を観る (original) (raw)
5月12日、国立能楽堂へ、「第21回 一樹会」を観に行ってきました。
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舞囃子「橋弁慶」
弁慶が青木一郎さん、
牛若丸は、お孫さんの青木響平くん。
後見は、響平くんパパの健一さん。
笛は栗林祐輔さん、
小鼓は長尾樹さん、
大鼓は佃良太郎さん。
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弁慶と牛若丸が刃を交わし合う場面があるのですが、響平くんは全プロセスを完璧に覚えておられるようで、危なげなく軽々と戦います。
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退出の時も、まずビシッと姿勢を整えてから、というトコが徹底していて、頼もしい牛若丸でした。
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連吟「海士」
龍女が梅若紀長さん、
房前大臣が梅若万佐志さん、
従者が梅若泰志さん。
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三浦裕子先生の解説によると、
従者は本来はワキ方のお役ですが、今回は、
昨年亡くなられた梅若万佐晴さんのお弟子さんが追悼の意を込めて務められる、とのことでした。
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仕舞「山姥 クセ」
梅若紀彰さん
仕舞「融」
観世銕之丞さん
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「樋の酒」
太郎冠者が萬斎さん、
主が金澤桂舟くん、
次郎冠者が太一郎くん、
後見が岡さん。
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太郎&次郎冠者は、オソロの色違い杜若の肩衣。
なんと爽やかなビジュアル!
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そして、酒宴の萬斎さんの謡が美しくて。
こんな太郎冠者と同僚だったら、ぜったい楽しそう。
「地を謡うてくれ」なーんて言って、気安く頼めちゃう次郎冠者が羨ましいです。
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「玄象」
尉&村神天皇が青木健一さん、
藤原師長が青木一郎さん、
姥が梅若紀佳さん、
龍神が梅若志長さん、
従者(ワキ)が大日方寛さん、
従者(ワキツレ)が御厨誠吾さん&渡部葵さん。
龍王の眷属が飯田くん、
アイの幕が岡さん。
笛が松田弘之さん、
小鼓が久田舜一郎さん、
大鼓が國川純さん、
太鼓が小寺真佐人さん。
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三浦先生が仰ることには、5人の天才音楽家を選ぶとしたは、師長は、そこに絶対入るほどの人だった、と。
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師長は太政大臣という高い官位で、狩衣&指貫というゴージャスな装束。
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が、村上天皇は、直衣&指貫で、もっとゴージャス。
直衣は、金糸の菊菱地紋入りの女郎花色地に、葵や唐草が配されて、優美かつガーリーな可愛さでした。
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