自転車で世界遺産めぐり(1)和歌山・那智の滝と熊野那智大社 (original) (raw)
2024年8月20日(火)津市では前日の夜からおよそ1カ月ぶりに雨量を観測しました。庭木にも少しは水やりになっただろうかと思いましたが、お家の玄関前の満天星(ドウダン)ツツジの葉の先端が変色(枯れて)してしまっています。
真っ白い釣り鐘型の小さな花を無数につける事から「満天星」という字を当てたのでしょうか。毎年春、もう幾十年も私たち家族の目を楽しませてくれます。
写真は資料映像
電子辞書によると「**ツツジ科の特徴として根が浅く、乾燥に弱い**」とあります。昼も夜も高温にさらされ、葉っぱから水分が蒸発すると木全体にとっては命とり。葉脈を閉じて対抗する代わりに先端から枯れてしまったのかもしれません。「肉を切らせて骨を断つ」ではなく「骨を守る」みたいな。
来年はこんな事のありませんように
そうかと思えば、どこへ行くかわからないノロノロ運転の台風10号のおかげで今度は毎日のように大雨。柑橘類などは急に雨が降って木の根が慌てて水を吸収すると「実割れ」してしまうとか。
この日は、トイレの「器」を1971年の新築以来、初めて交換しました。トイレの上にも53年。節水🚰タイプの、よくお店とかで見るやつです。
これまで2回にわたって熊野川上流(天ノ川🌌~十津川🌉)を折りたたみ自転車🚴で下りながら奈良県の吊り橋をめぐってきました。
今回の旅の予定はこちら。
いつもの様にJR特急🚃で津⇒紀伊勝浦、続いて🚏🚌で那智山(那智の滝)まで自転車を運んで【世界遺産】めぐりをしながら**那智勝浦町🚴⇒新宮市(泊)翌日は🚴⇒熊野市🚵⇒尾鷲市・・・体力の続くまで🚴** というプラン。
「車いす席」に置かせてもらいます
持ち運びには便利だけどロードバイクよりタイヤのサイズが小さい分、長距離をどれくらい走れるのか。しかも今回は🌞🌞暑さが大敵で、途中で**ドウダンツツジのように枯れて**しまわないかが心配です。
うろこ雲に秋の到来を感じます 車窓から
続いてはJR三瀬谷駅を過ぎてのお約束のカット📷
下流側 宮川の深い谷 奥に国道42号
上流側 三瀬谷ダム ダム湖の奥伊勢湖ではボート競技も
しょっちゅうこの路線は乗っているので、はっきりとはしないがあの山は伐採直後はハ〇山だったと思う。月日の経つのが早いのか。。
というわけであっという間に県境を越えて和歌山へ。砂利浜の王子ヶ浜は熊野川が上流から運んできた石が堆積したもので、かつて【世界遺産】熊野速玉大社と【世界遺産】熊野那智大社を結ぶ【世界遺産】熊野古道(中辺路・伊勢路)のルートでした。
これからは世界遺産を【世】と略します。
まずは紀伊勝浦駅前の人気店で腹ごしらえです
2014年に母親と旅行して、那智山⛩と勝浦温泉♨に行った以来、ちょうど10年ぶりの訪問です。
10年前も今も人気メニューの「まぐろ中トロカツ」定食
懐かしかったですね。食事後は当時と同じようにバスで、那智山に上がります。今回は自転車が「同行者」です。
バスで↗の所まで上がって来ました
大杉と鳥居を潜れば【世】那智の滝に下りていきますが、ここで自転車を組み立てて、一旦【世】熊野那智大社にお参りに行ってきます。
ロードバイク立てに置くにはサイズが小さいので、ここに置かせてもらいました
前回、十津川村で雨に降られたり、水の跳ね返りに困ったので、並行輸入のマッドガードを装着しました。
何か、昆虫の羽根みたい 「2個セット」で4000円
「那智の滝前🚏」の土産物店の前から階段を登ります
なんという急階段(*^^)v。【世】那智の滝と【世】熊野那智大社を結ぶ道だからこの階段は【世】熊野古道(の一部)とは言えはしまいか??強引かしらん。
【伏し拝み】「那智の火祭り(毎年7月)の神事を行う場所」と記されています。
扇のついた赤い縦長のものは「扇神輿」といって**那智の滝の御神体**で12本あります。最も蒸し暑い毎年7月下旬に、重さ数十キロの松明を担いで階段を登り降りする男たちの根性。
【外部リンク】那智の火祭|熊野那智大社|熊野三山協議会 (kumano-sanzan.jp)
【那智山青岸渡寺】山門 西国三十三所第一番札所 ずっと石段を上がって来てこの山門の階段を上がるには気がひけます(^^;)
山門にはお寺を守護する「金剛力士」と神社の守り神「狛犬」が両立しています。この地域が「神仏習合の一大修験道場」だった事が伺えます。
振り返れば「熊野那智大社」の鳥居が 神社のシンボル
神か仏か。どっちを選んでも急坂の修験場には違いない~。
「世界野球遺産⚾️」大谷翔平 アンタどこにでも居るな(笑)
のどが乾ききっていたのでありがたく🍵を頂戴しましたよ。
ようやっと、自転車の所から登り切りました 標高差100m
2014年に母親と登って来た時の写真がありました。(母は今も元気です)
正面に見えるのは「熊野那智大社」の拝殿です
拝殿越しに主祭神の熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を祀る本殿が見えます。イザナミノミコトと同体とされています。ここで【世】熊野三山の主祭神(熊野権現)についてまとめます。
【熊野速玉大社】主祭神 熊野速玉大神=(伊弉諾尊:いざなぎのみこと)
【熊野那智大社】主祭神 熊野夫須美大神=(伊弉冉尊:いざなみのみこと)※写真は那智山青岸渡寺の三重塔
【熊野本宮大社】主祭神 家都御子大神=(須佐之男命:すさのおのみこと)
長くなりましたので、世界遺産めぐりはその(2)に続きます。
まだおいらの出番は無いのかよ~(笑)
2024年9月3日(火)最終更新■■
【続きはコチラ】自転車で世界遺産めぐり(2)「神仏習合」の熊野三山 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)