自転車で世界遺産めぐり(9)瀧原宮~ゴールは松阪での夜🌙【了】 (original) (raw)
伊勢神宮内宮の別宮(べつぐう)であり、古くから遥宮(とおのみや)とも称される大紀町の「滝原飲み屋」⇦勝手に変換した、ちがいます「瀧原宮(たきはらのみや)」に来ています。
自転車で世界遺産めぐり(8)熊野街道沿いに大内山川を下る🐠 - kotarosandayoneの日記 (hatenablog.com)【前回まではコチラ】
上の地図で「スタート」してから「今ココ」の瀧原宮までに1話分費やしている。青い⇒のゴール「松阪」までは急がないと❕
「松阪の夜🌙」に備えてホテル🏨を押さえている 店は未定
瀧原宮は**伊勢神宮内宮**と同じく「天照大御神(の御霊)」をおまつりしています。参道を進んで行きましょう。
参道は境内をまっすぐ東に延びています。橋の手前に何か案内がある。
ここ大紀町と、自転車で通ってきた紀北町は「熊アラート🐻」の発表中でした。注意喚起には十分です。
手水鉢で清めて歩き出そうとしたが、あれ?御手洗(みたらし・みたらい)を行き過ぎた?
さっきの看板に気を取られて気づかず、少し戻って川原に降ります
伊勢神宮内宮の参拝では宇治橋のかかる**五十鈴川で手を洗い清めてから正宮(しょうぐう)に参る人も多いのでは。ここ瀧原宮でも境内に頓登川**(とんどがわ)が流れていて、ここで参拝者は手と口を清めます。(手水鉢はアップダウンがきつい人のためでしょう)
参拝した時はほぼ透明の水で、清らかでした。思ったよりも冷たかった。
屋根に煙抜きのある「忌火屋殿」は神様のお食事を作るところ
祭祀を行う場所 内宮の五丈殿にあたる
まるで伊勢神宮に参っているようだと気づいた方もいるのでは?参道をそのまま進むとまさにそのような感じを受けます。
非常に雰囲気の良いところです。天照大御神が現在の伊勢に鎮座する前に、第11代垂仁天皇の娘である「倭姫命(やまとひめのみこと)」に連れられて西国(近畿地方)をまわったと伝えられますが、ここ瀧原(滝原)の地はそんな「元伊勢」と呼ばれる地なのです。
この問いかけに対しては何百年の間、歴史学者や文学者がその謎に迫ろうとして来ましたが未だ、これと言った答えは出ていません。
【瀧原宮(たきはらのみや)】内宮の別宮⛩️で天照大御神の御霊(みたま)が祀られています。
向かって左隣には見ためそっくりの宮⛩️があって【瀧原並宮(ならびのみや)】と呼ばれています。
やや畏れ多いかもしれませんが、簡単に言いますと、【瀧原宮】にまつられる天照大御神(の御霊)にスイッチがはいった状態の神様をまつっているのが【瀧原並宮】という事になります。
【瀧原宮】の神様が「ドラゴンボール©️」の孫悟空と仮定すると、【瀧原並宮】の神様は孫悟空のスーパーサイヤ人という事になります。(これは内宮の「皇大神宮」と別宮「荒祭宮(あらまつりのみや)」の関係においても同じです)
今頃天空で神龍🐲の背中に乗っている鳥山明さんにも「その例え、別にOK✌」して欲しいな~。。
スーパーサイヤ人の姿の孫悟空とベジータ ©ガシャポン/集英社 東映アニメーション
さらに、**伊勢神宮内宮の神様を孫悟空に例えるならば、外宮の神様は孫悟空の最大のライバルであり守護神でもあるベジータに例えます。**とにかく人間ではないのです。
天照大御神は女性だろ?と突っ込まないでください。
しかしこの例えがあと何十年使えるかなあ ドラゴンボールが不滅ならいいのですが。たぶん不滅でしょうね。
瀧原宮については謎も多いが、熊野古道伊勢路を伊勢から熊野に向かう旅人にとっては「お伊勢さん」との別れの地となります。
ふう~っと息をついて境内の外に出ました。
この日、開店直後の古道沿いのお店(カフェ)に立ち寄ります。
ちょうど開店して1周年だそうです(2024年9月)
「木いちごのシェイク」を頂きました 材料にこだわっていそう
おまけに開店記念ですといって、おみくじまでサービスして頂きました
お楽しみは取っておきたいタイプなので財布に大事にしまいました。
「願望 求むままに達せられる」と書いてあるのを先に読んでいたら、この後調子に乗って失敗していたかもしれないので(これも運命)。
マップで ゴエンカフェ TAKIHARA の場所を示しておきます 気温31℃かあ
まだ「今ココ」です。(*^^*) このあたりの地形をイラストにしてみよう。
瀧原宮から伊勢に向かうには「三瀬坂峠」を越えて「多岐原神社⛩」へ、ここで宮川を船で渡ります(三瀬の渡し)。
三瀬坂峠の登り口。案内図がある。
プラスチックの箱があるので開けてみると
レンタルの「クマ鈴」が入っていました。向こう側の登り口にもBOXがあって、「杖」の様に向こうで返す仕組み。「🐻アラート」で用意されたのでしょうか。解除になってもありがたいシステムだと思います。
自転車では峠を越えられないし、渡し舟も通常は営業していないので、先に宮川を渡っておきます。
国道42号の「オシャレなカフェ」のパイオニア ‟丸太ん棒”
昔、仕事の帰りに「ロースト鹿肉」をバラの花🌹の様にあしらった和風スパゲティーを頂きました。今でも同じメニューあるかな?
宮川本流を渡ります
旧船木橋 橋脚は何と120年前のものを使用している
当時の技術で初めて宮川に橋が架かったので、それまではこの深い谷を誰も越えられなかったと思う。
旧船木橋の上から見た国道42号船木大橋
宮川に大内山川が左から合流しているのが分かります。奥に三瀬谷ダム。
JR三瀬谷駅で 紀勢線の各駅で📷️を撮るという今回のルールを続行中。
後で見たらタクシー専用駐車🅿️に後輪がかかっています💦
高速道路を下りても立ち寄りたい 名物中華そば 三瀬谷駅前の「一富士」
大きく川を回り込んで、「三瀬の渡し」の降り口にやって来ました。
三瀬の渡しやボランティア活動の写真はあるけど、連絡先も書いていないので(推測ですが)イベント等の運航に限るのかもしれません(或はテレビの取材とか?)。
高速道路(紀勢自動車道)と水面の高度差が大きい。川に下りていきましょう。
往時からの石畳に後から敷いた石が混じっているような感じでした。
宮川を舟で渡るには地形的にもこの辺りが一番適しているようです。
船がつけてありました いつも置いてあるのかな?
川を渡った先には「多岐原(たきはら)神社」があります。2013年に歩いた時の写真を出してきました。
天照大御神を案内してきた倭姫命が、宮川を渡るのに困ったので土地の神様が手を貸したそうです。(下のイラストは瀧原宮入り口にありました)
無事、川を越えた2人(神様)は峠を越えていったそうです
江戸時代。「三瀬の渡し」は地元藩の収益になったそうで、記録によると熊野詣が一番盛んだった頃には一日当たり約100人が渡し舟を利用したそうです。
宮川を渡って峠を越えて、いざ瀧原宮に着いた熊野詣の旅人のほっとした気持ちが分かるような気がしますね。
再び自転車にまたがって、熊野街道(R42)を、旧道を探しながら行きます。
この時間帯の「ウエザーニュース」の記録 暑い💦
熊野街道(古道)に近い JR川添(かわぞえ)駅
ここでお饅頭を買うために、再び宮川を渡る。開いていますように~。
その名も「亀屋勉強堂」さん 臨時休業とかあったりして、ついにリベンジ
ぎっしり餡のつまった名物どら焼きがリュックの中へ
ちょうどお昼過ぎになったので、目をつけていた地元御用達のお店「つる太郎」さんへ。
天ぷら付きうどんを頂きました
ここから「松阪の夜」に向けてスピードアップしていきますね。自転車は一向にのろのろ運転だけれど。
旧川添郵便局 テナントとして貸し出すらしい
よく雑誌やテレビで紹介される熊野古道「バカ曲がり」
旅館「岡島屋」さんの先で伊勢神宮へ向かう道とはお別れです。
岡島屋 熊野古道 大台町 三重県 宿泊 全国旅行支援 - 岡島屋 熊野古道 宿泊 大台町 三重 (jimdofree.com)【外部リンク】
JR栃原駅と自転車 午後1時15分頃
水を補給しようとして、目の前の窓ガラスが鏡の様になって思わず全身が映り込みました。
覗いていた訳ではないのでお店の方御免なさい🙇
思ったより自転車が小さい。ロードバイクと違って貫禄が無さすぎます。
幹線道路の車道を(路側帯の内側でも)走っていたら、後ろから車が迷惑そうに抜いていきます。「チャリンコでこんなところ走っているんじゃないよ!」。自分がドライバーならそう思うのかも知れません。立場変われば。
この辺りを通ると立ち寄るのが「川添神社」。主祭神の他に地域のご先祖を祀っています。ペダルを踏むと龍の口から御手洗(みたらい)の水が出る仕組み。
主祭神は【建日分命】(たけひわけのみこと)。**伊勢・熊野の国造りの神で太陽神の男性神**とも称され、ひょっとすると天照大御神と双璧をなす神様かも?(勉強不足ですいません)。
こちらが御先祖や戦没者を祀る「祖霊社」年に2回の祭祀を行う
川添神社境内から伊勢神宮を遠く拝むことも出来ます。神宮への道と分かれたばかりで深く頭を垂れました。
境内の中を川が流れていて、なかなか雰囲気があります。駐車場も鳥居の前にあるので「川添神社」という名を覚えておいても良いのではないでしょうか。
さて多気町に入ると東西を平行に走る「和歌山街道」「和歌山別街道」と熊野街道・伊勢本街道などが交わって道標があちこちにあります。
「右かうや道(こうや道)左くまの道」と彫られた石碑は下流の底から見つかり、「元々はここにあったに違いない」という所に改めて据えられました。
「分かれ道」という言葉の響きに皆さんもロマンを感じませんか。「人生のー」という意味ではなくて。
「インターチェンジ」ではあまりにも西洋かぶれというか、ロマンがない、もとい趣がない。
JR佐奈駅 近くに「佐奈神社」がある
JR相可駅 「食物調理科」が三重県内では有名な相可高校がある
相可駅からの運賃表を見てみよう
今日は伊勢柏崎駅から松阪駅までの行程。概算で良いからどれくらい来たのかな。
相可➯松阪 240円。 相可➯伊勢柏崎 680円。という事は、残り920分の240。妙な計算で自分を励ましました。とにかくもうひと頑張り。
JR徳和駅と自転車 午後2時5分
なんだか自分のアリバイを証明しているみたいだな。
【紀勢本線ローカル鉄道殺人事件(仮)】作:西村京太郎(うそ)
自転車に乗っている初老の(笑)男性に十津川警部が声をかけた。男性は言った。「僕に殺しの疑い? とんでもない。自分はあの日、自転車で伊勢柏崎駅から松阪駅まで線路沿いに走って駅舎や列車の写真を撮っていましたよ。ほら。
デジカメの撮影記録には確かに紀勢本線の各駅と自転車が写っている。しかし本人の写っている写真はどこにもない。
「当然ですよ。自分一人の旅なんで。もし誰かに写真をお願いしようとしても、どこの駅でも人っ子一人いなかった。ああそういえば三瀬谷駅でタクシーが2台。運転席で2人とも退屈そうに車の中で寝っ転がっていましたがね」。
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こんな感じでストーリーは進んで行くのだろう。(現実に戻る)
(ブログの構成上)あっという間にJR松阪駅前に着きました。左奥のホテルに泊まる。十分家に帰る時間も体力もある癖に泊まりたいから泊まる。
目の前を近鉄の団体専用列車が走って行きました。松阪駅はJRと近鉄の総合駅です。
広いダブルベッドの「ホテルAU松阪」に入りました
「約束事」はなくひとり寝ですよ 言う方がかえって怪しい??
松阪の山に夕日が暮れ落ちます。窓を開けてみたがまだまだ蒸し暑い。(今日も良く走ったな。しかしほとんど平坦でむしろ下りの50キロなのに7時間もかかるとはどういう事だ?)
「時間がかかり過ぎている。どうにも不自然だ。」また十津川警部に突っ込まれそうです。いいえ足が遅いのです。
自転車で走っていても楽しいですがお楽しみはこれからです。
ホテル様からの案内で「列車が見やすい部屋」だったようです
部屋で🍺を飲んで疲れも手伝ったのかまどろんで、気づいたら暗くなっていました。歩いて松阪駅前の繁華街「愛宕町(あたごまち)」に向かいます。
ホテルを出る前に「お勧めの店」を聞いていました。「もつ鍋」かあ。まだお鍋の気分じゃないけど~と周りを見渡したら。
お客さんの大半が鍋を囲んでいる。今日の松阪は余裕で30℃越えだったにもかかわらず。これは食べないと紹介してもらったのに罰が当たる。
出てきました。その前にサンマの刺身を食べている。
大変美味でございました さすが松阪牛もつ鍋🐮の有名店
週末の夜という事もあって、松阪市の愛宕町は大変賑やかしい。若い人達も多い。さすが今も昔も商業の街。わたくし「こたろー」も酔っ払った後はギャル👧👩に囲まれたいー。
と思ってひそかに期待していたのだが、若い頃と違ってどうも「推進力」がない。
なおかつ、今日のお昼前に瀧原宮近くのカフェで引いたおみくじにはこう書いてあった。
【旅行】女を遠ざくべし。
「東海道中膝栗毛」を通して読んだ事は無いのだか、こんな感じ❓️
宿場の入り口に入るなり袖を引っ張りまくられる弥次さん喜多さん。「今晩はうちに泊まっておいでー」。
弥次「ここはこれまでにも増して客引きが多いな」
喜多「あたりめえよ。ここ御油宿と次の赤坂の宿では歩いて四半時(約30分)もない。そりゃお客の引き合いになるはずよ。むしろ競り合いがある分、外れは無いって事よ」
弥次「しかし喜多さん。今日のお宮さんで引いたおみくじのそれよ」。
【旅行】女を遠ざくべし。
喜多「そんなの当て🎯になるもんかい」
:
そんなわけで令和の旅人「こたろー」は楽しみにしていたキャ〇クラに近づこうともせず、これまた教えてもらった渋いマスターが経営するショットバーのカウンターに身を沈めたのでした。まだ宵の口。
マスターの焼いてくれたピザは美味しかった。カウンターを挟んでいろいろ話したと思うのですが、前回の新宮の夜と同じであんまり覚えていない。
常連さんらしい女性2人が入って来たので、この時とばかりお会計を済まして店を出ました。
何のブログでしたっけ??
その(9)は瀧原宮の紹介から始まってさっきまで神がかっていたはずなのに、小説家の西村京太郎が出てきた頃からおかしくなって最後はもうグダグダになってしまった。
読者の皆さん大変申し訳ございませんでした。
とにかくお土産沢山 次第に重くなるリュック
相可(おうか)では櫛田川名物のアユの甘露煮も買いました
皆さんお疲れさまでした。まだネタは溜まっているのですが、10月に入り涼しくなってきたので久しぶりに鈴鹿山脈の盟主・御在所岳(ございしょだけ)1212mに登って来たいと思います。無事で帰って来次第、また報告します。
2024年10月5日(土)最終更新■■
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