【京都検定頻出】「生と死の境界」とも言われた京都六波羅蜜寺とその周辺 (original) (raw)

はんなり京塾〜MIYAKOJYUKU〜です

はんなり京塾では

京都検定の2級・1級の勉強をするため

(関心がある皆様を巻き込みたくて笑)

新たにブログを書き始めました。

実際に見て回って勉強したことを中心に書きます

ただ、備忘録としても残しておきたいので

単に情報を羅列している場合もありますがご了承ください。

少しずつ記事間の連携を作る予定です。

こんな方におすすめです

京都検定を勉強されている方

京都検定に興味ある方

③ちょっとディープな京都を知りたい方

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本日の記事は「六波羅蜜寺とその近辺」

空也上人立像で有名な六波羅蜜寺を中心として、生と死の境界であった六道の辻周辺エリアを紹介します。

補陀洛山 六波羅蜜寺

本尊・宗派等

本尊:十一面観音(立像)

宗派:真言宗智山派(1595年(文禄4年)以前は天台宗別院)

山号補陀落山

始まりは963年(応和3年)に空也が建立した西光寺

六波羅蜜寺の場所はこちら

この六波羅蜜寺のある辺りの町名は

轆轤町(ろくろちょう)といいます。

これは、かつて多数の髑髏が掘り出されたためです。

六波羅蜜寺の行事

皇服茶

1月1〜3日

空也上人が京都に疫病が流行した時、薬茶を振る舞い、それを村上天皇も飲んだ(服した)ことからこう呼ばれる

1月のその他の京都の行事やお祭り記事はこちら

makotolabo.hatenablog.com

六波羅蜜寺万灯会

8月8〜10日・16日

数多くの灯明を人形文字「大」の形に点灯する。

先祖の精霊をお迎えし、追福の祈禱をする。

開白法、大万灯点灯法要、送り万灯点灯法要がある。

8月のその他の京都の行事やお祭り記事はこちら(執筆中)

空也踊躍念仏

12月13〜31日

日暮れ時から念仏踊りが奉納される。

通称「かくれ念仏」とも言われる。

31日は非公開である。

12月のその他の京都の行事やお祭り記事はこちら(執筆中)

巡礼所・名所としての六波羅蜜寺

六波羅蜜寺の本尊である観音像は951年(天暦5年)の疫病の際

空也上人が観音像と共に市中を回ったと言われています。

そのため

西国三十三所観音霊場

第17番札所

その他:巡礼所等一覧まとめ記事はこちら(執筆予定)

洛陽三十三所観音霊

第15番札所

その他:巡礼所等一覧まとめ記事はこちら(執筆予定)

となっており、多くの巡拝者の方が日々訪れています。

六波羅蜜寺周辺のスポット

六道の辻

鴨川五条大橋の一つ北にある松原橋を渡り

松原通清水寺(東)方向に歩いていくと

この世とあの世の境界にあたる場所があります。

場所はこちら

西福寺

六道の辻のすぐわきにあるお寺です。

子育て地蔵として知られています。

お盆の時期だけ

橘嘉智子が亡くなった後土に帰るまでの様子を描いた仏画

「九相図」

も見ることができます。

場所はこちら
幽霊子育飴のみなとや

西福寺の向かいのみなとやさんで販売されている飴

女性の幽霊が死後生まれた子供をここの飴で育てているという言われのあるお店です。

その幽霊の女性は『高台寺』の墓地から来ているとのこと(試験に出ました)

高台寺=こうだいじ≒こをだいじ=子を大事

から来ているとかなんとか

その他:京菓子の種類と由来についてはこちら(執筆中)

場所はこちら

六道珍皇寺

本尊・宗派等

本尊:薬師如来

山号:大椿山(たいちんざん)

宗派:鎌倉時代には東寺を本寺としたが、室町時代に再興・改宗され臨済宗

場所はこちら
小野篁と六道まいり信仰

葬送の地である「鳥辺野」の麓にあるため

小野篁が昼は平安京の朝廷につとめ、夜は地獄閻魔庁第二の冥官として働いていたと言われ、六道珍皇寺内の井戸から行き来したと言われた。

その井戸は「冥土通いの井戸」「黄泉がえりの井戸」と呼ばれている。

【重要】六道まいり:8月7日〜10日

盂蘭盆のお精霊迎えの行事

先祖の霊:オショライサン(お精霊さん)を迎える行事がお精霊迎え

六道まいりの期間は京都の花屋さんが合同で参道に出店する。

そこで買うのが「**高野槙の穂枝**」。

水塔婆」でお迎えする先祖の戒名をしたためてもらう

境内にある「迎え鐘」を撞く

水塔婆を線香場で浄め、地蔵堂前で「水回向」を行って納める

高野槙は「オショライサン」の依代であると考えられており、家に持ち帰り仏壇に飾る。

小野篁がこの世とあの世を行き来していたという伝説と相まって、六道まいりが一層信仰されるようになった。

初ゑんま詣:1月16日

閻魔大王さんの縁日があるんです

この閻魔天閻魔大王)の斎日(最良のご縁日)が、正月の16日と7月の16日だといわれ、俗に『地獄の釜の蓋が開く日』とされています。

仏教では、この斎日に身(身体)、口(言語)、意(心)の三業(三つの行為)、つまり心身を清浄にして、仏の教えの五戒を守り、故人への冥福を祈るとともに、この世に生ある自分自身も、延命とともに除災・除病を祈れば、その功徳は大なる日になるとされています。

(引用元:六道珍皇寺HPより)

この日には先ほど出ていた小野篁が冥土通いしたと言われている井戸も見ることができるとか。

2024年は1月13日、14日、16日の3日間です。

一月のその他の京都の行事やお祭り記事はこちら

makotolabo.hatenablog.com

平氏六波羅第・六波羅探題

六波羅蜜寺境内にある史跡

六波羅というこの地は、平清盛など平氏全盛期の時代の中心となりました。

平氏が没落後六波羅第は焼け落ち、承久の乱後に鎌倉幕府はこの跡地に六波羅探題を置きました。

設置の目的は

でした。

その他の史跡系まとめ記事はこちら(執筆予定)

まとめの句

語呂合わせとまではいけるかわかりませんが

まとめの句をまとめを除く各記事で句を詠もうと思います。

六道の

辻を下がって

源平の

名残唯一

六波羅蜜寺

六道の

辻に西福

みなとやさん

飴で幽霊

子を大事にす

六道の

辻を上がれば

おしょらいさん

冥土通いの

小野篁

最後に参考文献をご紹介しますが、六波羅蜜寺とその周辺については以上です。

参考文献のご紹介

今回参考にした書籍は

京都・観光文化検定試験公式ガイドブックです

リンク

京都検定では公式テキストでもあるので

これは必読書ではありますね。。。

この書籍から3級は90%以上、2級は70%以上出題されます。

②江戸時代京都名所事典

リンク

タイトルの通り江戸時代に発行された、いわゆるガイドブックに載る記事を中心に紹介してくれています。

京都は江戸時代もしっかりと観光地だったんだと改めて実感します。

③重ね地図で読み解く京都1000年の歴史

リンク

エリアとルート別でその付近の歴史や史跡をエピソードと共に紹介してくれていて面白いです。昔の地図と重ねて自分がどこに住んでいるのかや、どこを歩いているのかを見ながら散歩しても面白いと思います。

他にも参考にさせていただいている書籍がありますが、別の記事で紹介させていただきます。

必読書とは言っても

別に公式ガイドブックを否定もしないですし、試験範囲の情報は網羅されているため非常にありがたい本です。

ただ、いきなり最初から分厚い本を読み進めていっても、瞬間的な知識にはなっても試験が終わったら忘れるといった感じになりやすくなってしまうかもしれません。

私なりに再構築します

このブログでは、私なりに

公式ガイドブックと実際に訪問するなどフィールドワークを中心に

整理していきますので、

「この方法だと覚えやすいかも」

などと思ってもらえたら

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これからもよろしくお願いします。

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