どこかの駅メモラーの雑記帳 (original) (raw)
初めまして。
高岡氏(twitterID : @tk0k_)と申します。
都内→広島の某中核市にUターンしてしがない会社員をしている20代です。
【趣味一覧】
・ソシャゲ
・漫画
・競艇
【たまにしか更新しないYouTubeチャンネル】
【当ブログの方針】
旅行記・駅メモ!・日々感じたことをメインに、Twitterでは書けないようなことを書き綴っていこうと思います。
どうかよろしくお願いします。
こんにちは。高岡氏です。
9月にカープの試合を観に行ったのと関東遠征をしたおかげで現状すっかり金欠です。
関東に住んでいたときは短期の採点バイトが定期的にあったおかげでこういうときに金策が出来ていたのですが、地元にはそういうのがないので、仕方なくタイミーでバイトを探してみているのですが、ホテルの清掃やスーパーの惣菜部門など、今まで全く経験したことのない現場ばかりなので二の足を踏んでいる状況です・・・。
しかも経験者募集も多く、今になってもっと色々なバイトを経験しておけばよかったなあとちょっと後悔してます。
まあそんなことはさておいて、、、
10月最初の休日を利用して静岡遠征に行ってきたのでそのレポートです。
10/4(金)やっぱり最初は・・・
静岡の「谷間」?掛川駅
今回は前日の10/3(木)に静岡入り。
拠点は掛川駅です。
新富士、三河安城と並び東海道新幹線内でこだましか停まらない駅となっています。
当然のぞみで名古屋まで向かうのですが、これまで名古屋で新幹線を乗り換えた記憶が無く、いつものノリで新横浜まで乗り過ごしてしまうところでした。
本当に出発ギリギリだったので気付いたときには心臓が止まりそうになりました・・・。
新横浜まで行っていたら恐らく終電終わっていたので本当に危なかったですね。
上の写真は南口で、こちらは北口となっていますが随分印象が違いますね。
とても新幹線の停車駅とは思えない見た目となっていますが、こちらはなんと1940年の改築以降、耐震工事を挟みつつこの木造駅舎を保ち続けています。
当駅は天竜浜名湖鉄道の起点駅でもあり、余裕があればこちらにも乗りたいと思っていたのですが、それはこれからの勝負次第・・・。
浜名湖競艇へ
40分くらいで新居町駅に到着。
目の前には18きっぱーお馴染みの光景である浜名湖競艇場が見える駅で、降りていくのは「いかにも」な老兵ばかり。
まあ平日の朝から競艇場に向かうアラサーの人間が言えたことではありませんが・・・。
競艇場近接の駅ということで、北口には多くの乗客を捌くための臨時改札が用意されています。この日は開放されていませんでしたが、休日のSG開催日なんかはやはり混雑するんでしょうか。
そしてシャッターが閉まっている場所には何があったのかやはり気になりますね。
コンビニ?それとも券売窓口かな?
なんとなく浜松市にあるものだと思っていたのですが、実際の所在地は湖西市です。
静岡の自治体は南北に長いですが東西にはあまり長くない印象です。
そして滋賀県に湖西(こせい)線がある中でこの湖西(こさい)市の存在は紛らわしい・・・。
場内はショッピングモールばりの広さで、内装は美術館のような洋風建築が特徴的。
かつて2連単までしかなかった頃の名残である専用の電光掲示板が未だに現役で稼働しているのもここの特徴ですね。
もっとも現在の競艇は3連単の売り上げが90%以上を占める競技なので、今となってはオールドファンへのサービス的な役割が唯一の存在意義と言っても過言ではないでしょう。
この日はG1開催日ですが、平日ということでさすがに客足は控えめ。
実は少し前に丸亀にSGレース(競艇の最高格のレース)を観に行ったのですが、休日に行くと以下の通り冗談みたいな混み具合で舟券もまともに買えないという有様でした。
なので今回はわざわざ平日を選んで来たのですが、思ったより混んでおらず拍子抜けでした。
この日は4400円賭けて払い戻しはゼロ。
上記のSGでも3000円賭けてオケラだったので、グレードの高いレースとは相性が悪いのかもしれません。
まあこの日がやたらと荒れ模様で予想が難しかったのもありますが・・・。
いずれにせよ私は一般戦の方が予想しやすいし、雰囲気ものんびりとしているので行くときはそちらを優先したいですね。
ここで現金収入があれば天浜線に乗って掛川まで帰ろうと思っていたのですが、タコ負けしてしまったので大人しく東海道線に乗りました。
せめてICカードが使えればなあ。
18きっぷ期間以外に東海道線に乗ることはほとんど無かったのですが、こうして見ると地元民も普通にたくさん鉄道を利用しているんだなあと思いますね。
それに18きっぷ期間のような混雑ではないので普通に座席も確保できますし、掛川から浜松を飛び越えて湖西市までの1時間も普通に快適だったので、「静岡地獄」なんてのは所詮18きっぱーの戯言だということがはっきり分かった一日でした。
静岡といえばやっぱここ!さわやかのハンバーグ
静岡に来たなら絶対に行かなければならない場所がある・・・!
そう、さわやかですね。
というわけで今回は掛川駅から徒歩でも行ける掛川インター店にお邪魔しました。
ご覧の通り既に待ち客がいたので少し身構えましたが、いざ整理券を受け取ると待ち時間はたったの22分でした。
以前、同じ掛川でも西掛川駅近くの掛川本店で食べたことがあったのですが、そのときも並ばずに入れたので掛川は穴場なのかもしれませんね。
しかも1人なので順番を1つ繰り上げてもらえました。
飲食店は1人で来るとお得なのです。
なんなら待ち時間より着席してから料理が出てくるまでの時間の方が長かったと思います。ですがそこはファミレスらしく、間違い探しで退屈を紛らわしてくれます。
(同時に1人客の所在なさも紛らわしてくれるのでありがたい存在・・・)
サイゼリヤの間違い探しはよく難しいと言われますが、こちらは10個中9個の間違いはあっさり見つけられました。でもあと1個がどうしても見つけられない・・・!
結局ハンバーグが出てくるまで必死に紙と睨めっこする29歳児が爆誕するのであった・・・
何やらげんこつフェアなるものをやっていたので、せっかくならばとセットメニューを頼みました。
すると店員さんが何やら試験管のような細長いグラスを持って登場。
「あの、乾杯、しませんか・・・?」
「え”っ・・・!あ、は、はい・・・!」
「じゃあ、カンパ~イ☆」
完全に不意を突かれ、結局なすがまま店員さんと乾杯しました。
どうやらこのジョッキに入った飲み物は「カンパイドリンク」というらしく、頼むとこのように店員さんとの乾杯をすることになるようです。1人だと周りの目が恥ずかしいかもしれませんが、むしろ受け入れられてる感じがして1人だからこそちょっと嬉しいサービスかもしれませんね。
さわやかはハンバーグの味ももちろんですが、随所でホスピタリティの高さを感じるので、こういう所が長年地元で愛されてきた秘訣なのでしょう。
まっ、この日は競艇でオケラだったので私にとっては
「完敗ドリンク」
でもあったわけなんですけどね!ガハハ!
ちなみに今回はデミグラスソースにしてみました。
さわやかではとりあえずオニオンソースにしろ、と言われますがこっちも当然美味しいです。
というかしばらく来てなかったのでオニオンソースの味を忘れちゃいました。
『ミックス』と言うと両方のソースの味を楽しめるらしいので、次はこれでいきましょうか。
10/5(土)大井川鐵道の旅
ターミナル、駅・・・?
この日は金谷駅に来ました。
もちろん目的は大井川鐵道です。
山に接した駅なので、駅前はとてもターミナル駅のそれには見えません。
お隣の島田駅はそれこそ市の中心駅なので、そっちをターミナルにすれば良かったんじゃないかとも思ってしまいますし、新金谷駅から線路を無理矢理金谷駅の方へカーブさせているように見えます。
元々は島田駅をターミナルにしたかったのを計画変更せざるを得なかったらしいのですが、それに関する情報はよく分からず・・・
1つ可能性がありそうなのは、大井川東岸に見える、東海道本線が横切る製紙工場の存在でしょうか。
こちらの工場の方が10年ほど早く出来ているので、金谷の中心街を通りつつ島田駅まで通すには無理があったのかもしれませんね。
敷地が無いとはいえ、ターミナルかつJRとの乗換駅にしてはいささか寂しい印象を受けてしまいます。
これはこれで味があるとも言えますが。
ゆるキャン△って山梨の作品だと思っていたのですが、静岡も聖地なんですね。
富士山を分け合うがごとく人気作品も分け合うということか・・・!
さてさて大井川鐵道ですが、2022年の台風によって未だに路線が分断されている状況です。
千頭駅まで直通する列車は無く、途中の家山駅から代行バスに乗って向かう形になります。現状、大井川本線は川根温泉笹間渡駅が暫定の終着駅となっています。
こちらの時刻表、一見すると1日11往復あるっぽいのですが、実際は半数以上が隣の新金谷駅が終点です。
しかも10:48発は「区間急行」というまるで大手私鉄みたいな種別をなぜか採用しているため、各停しか停まらない駅ではなんと日中8時間もの間列車が来ないことになります。北海道の秘境駅レベルですね・・・。
以前訪問した際はこんな惨状ではなかったと記憶しているので、やはり経営が深刻な事態に陥っているのでしょう・・・。
トーマス推しの会社
次の列車は1時間後だったので、隣の新金谷駅まで歩いていくことにしました。
まあそんなに見る余裕も無かったのですが、かつては東海道の宿場町として栄えた町だそうで。金谷駅の西にはすぐ山があると言いましたが、そこの「小夜の中山」と呼ばれる峠は難所として知られ、山越えの準備を行うために金谷は重要な拠点だったとか。
しばらく歩くときかんしゃトーマスの描かれた看板を発見。
新金谷駅に到着。
大井川鐵道本社が入居している当駅。車もたくさん停まっていて金谷駅とはえらい違いです。
この日はトーマスフェアなるイベントが開催されていたようで、親子連れで賑わっていました。ヘルメットを着用しているのは車両工場の見学者たちだと思われます。
トーマスは果たして大井川鐵道の救世主となれるのでしょうか・・・。
隣には土産物店。
ゆるキャン△のパネルや、かつて線路を走っていた車両、福用駅の旧駅舎の復元(中はなぜか旧五和駅(現合格駅)の物ですが)、さらにはちょっとしたゲームコーナーやプラレールの展示なんかもあります。
クレーンゲームの景品の絶妙なしょぼさと色落ちがなんとも言えない哀愁を漂わせていますね・・・。しかも確率機だし金額設定はいくらなんでしょうか。
そして旧五和駅の時刻表、今より明らかに本数が多いですね。
頑張ってこの頃の姿を取り戻してほしいなあ。
駅舎に目をやると、まず目に飛び込んでくるステンドグラスの広告が特徴的です。
綺麗ですが、右の塚本工務店の電話番号が分かりづらいですね。
店内にはカフェと弁当屋があって賑やかです。
今回は千頭まで、つまり代行バスの発着する家山駅ではなく現終着駅の川根温泉笹間渡駅まで行くことにしました。
大井川鐵道は1日だけのフリーパスを売っていないので通常の切符を購入。鉄オタに人気の硬券で、乗務員に言えば記念に持ち帰ることも可能なようです。
車両基地もあり広い構内ですが、ホーム自体は1面2線のシンプルなもの。
謎にタヌキの置物が見守っています。
懐かしさを感じるステンレス車両が入線してきましたが・・・
い、い、1両!?
前乗ったときは1両編成ではなかったように思うのですが、これもやっぱり緊縮財政の影響なんですかね・・・。
満員だったのでどうなることかと思いましたが大半が当駅で下車。
結果的に丁度座席が埋まる程度の人数になりました。
まあ休日の10時台でこのくらいの乗客数なら確かに1両でも問題なさそうですね・・・。
「1両編成」の「電車」で、かつ「優等種別」という組み合わせは現状ここでしか見られないのではないでしょうか?
道中ではトーマスとすれ違い。
後ろを向いているのは千頭駅までの道中に転車台が無いからですね。
ところでトーマスといえばやはりこの顔ですが、現在はだいぶデフォルメされてるんですね。
まあ実際いかにもバタ臭い元々のデザインよりはだいぶ親しみやすくなった気はしますが、これはこれでなんか違う感があるな・・・(老害しぐさ)
世の中は無常ですね。
マスターオブ静岡再履修!
そんでもって途中の門出駅でマスターオブ静岡をあらためて達成しました!
開業してから4年経ちますがようやく訪問することができました。
新幹線・在来線からレーダー取得は可能ですが、そこはやはりメモラーとしての意地で赤新駅はチェックインしたいという思いだったので、今回実現できてよかったです。
今度は福用駅でSLとすれ違い・・・。
もしかしなくても普通列車よりSLのほうが多い!?
「特急街道」ならぬ「SL街道」がここにある。
ちなみに私は以前東武のSL大樹に乗ったことがあるのですが、走る距離が短いのとなんか観光列車感を出し過ぎててイマイチでした。SLとはいえ他の列車と同じくらいの速度で走ってる方が良くないですか?あと写真も1枚1500円と高かったし
その点では大井川鐵道のSLは良さそうなので今度行くときはSLに乗ってみましょうかね。
ここで皆降りるのかなと思っていましたが、意外にここから乗る人もいたりして終点まで10人くらいは乗っていたような気がします。
暫定の終着駅
というわけで川根温泉笹間渡駅に到着。
例に漏れずこの先は草ボーボーで廃線みたいな状況ですね。
駅名標も既存のものの隣駅を隠したとかじゃなくて、完全に隣駅の存在が抹消された新しいものが設置されているので、近い将来本当にこの先が廃止になってしまいそうな気がしてちょっと不安です。
駅舎にはカフェ「ひぐらし」が併設されています。
お1人で営業されているようで臨時休業も多いらしく、店主のSNSで営業日を確認することが推奨されています。
本当はここから歩いて隣の駅まで行ってみようかとも思ったのですが、歩道もない山道だったのでやめておきました。
終点まで来た他の人達はどうしたのかというと、上の写真に写っているリュックを背負った方と私以外はすぐに引き返していたようです。せっかくなら温泉に入ればいいのにとも思いますが、本数が絶望的だし仕方ないですね。
まあそんなことを言う私も今回は温泉に入らなかったんですけどね。
温泉を通り過ぎて、「村の市」で食事とお土産を買いました。
食事の方は桜えびのかき揚げ蕎麦を注文。
大きな揚げたてサクサクのかき揚げがボリューム満点で美味しかったです。
そしてお土産はこの「お茶のジャム」。
「抹茶味のスイーツ」が好きじゃない私なので口に合うかちょっと不安でしたが、蜂蜜も入っており甘味もあってこちらも普通に美味しかったです。
大井川鐵道観光の際はぜひこちらに寄ってみてください。
昼食を摂ってからしばらくするとまたしてもSLがやって来ました。
大きな汽笛の音に呼び寄せられて温泉客も見物に来ます。
絵になる風景ですね。
さて、北隣の駅がダメなら南隣の抜里駅を訪問したいところなのですが、実は駅自体はすぐ目の前に見えています。
でもこの通り大井川に行く手を阻まれ、途中に橋もないので家山駅の方まで引き返してから再度北上する必要があるのです。
家山から抜里集落に行くまではちょっとした山道になるので再度家山に戻るにも面倒で、本数の少なさもありある程度覚悟は必要になります。
ところでようこそ抜里への看板、どっかで見たことある絵柄なんだけどどこで見たかというとイマイチ思い出せないんだよなあ・・・。
茶畑とアート
駅周辺は一面の茶畑です。
どこぞのクソマンガじゃないですけど、まさに「あー一面のクソミドリ」と言いたくなるような光景。
昔ながらの木造駅舎で、食堂「サヨばあちゃんの休憩所」が併設されています。
食堂に加えて惣菜販売も行っていました。
土日のみ12:00~15:00の営業ということですが、この日はちょっと早く閉まったような?
なお現在の時刻表がこれなので、見事に営業時間には被っていません。
しかも金谷方面からだと当駅に停車するのは7:52発の1本のみ。
ちなみにクリスマスパーティーが行われる秘境駅として有名な糠南駅の時刻表がこちら。
↑ これと、
↓ これの列車本数が同じなんておかしいよなあ!?
・・・まあ糠南駅の隣にもそれなりの集落があるのにやはり1日3往復しか列車が来ない問寒別駅なんて駅もあったりするのですが。
そういうわけで、来訪の際は家山駅からタクシーがおすすめ。なぜなら代行バスは当駅の立地上スルーしてしまうので・・・。
代行バスにスルーされてしまうのはこの駅だけなので、そういう意味でも不遇な駅と言えます。
さてさて、せっかくちょっとした坂を越えて来たので次の列車が来るまで何か暇つぶしをしたいところですが・・・
安心してください。ちゃーんと暇つぶしスポットはあります。
というのも、当駅周辺では「UNMANNED 無人駅の芸術祭/大井川」と題した地域おこしが行われており、集落のそこかしこに芸術作品が点在しているのです。
代表的なのが、列車に乗っていると目に飛び込んでくるこの謎の手でしょう。
強烈なインパクトの見た目ですが、狭い道をすれ違うときにやるハンドサインがモチーフらしいですね。
確かにアレされるとなんかいい気分になるの分かります。
2つ目は・・・初見だと「なんだこれ?」という疑問しか出てこないシロモノ。
ハシゴを登って上へ行くことも可能ですが、結構急な上当日は雨だったのでちょっと怖かったです・・・。
そして上には車輪を取り除いた自転車のパーツが。
もうお分かりですね・・・。
— 高岡氏 (@tk0k_) 2024年10月5日
恐らく傍から見たらとてもシュールな光景だと思うので漕ぎながら思わず笑っちゃいました。
私は見たことないのでよく分からないのですが、どうやら『魔女の宅急便』にこれと似たような(?)シーンが出てくるみたいですね。
ですが実際は茶畑には必ずセットでついてくるこれが元ネタです。
これがクルクル回ることで上にある暖かい空気を下に送り込み茶葉に霜がつくのを防いでいるそうですが、こんなちっちゃい羽で本当に効果があるのか傍目には疑わしいですよね。
実際風が強い日だと効果が薄いようです。
3つ目は茶畑に堂々と鎮座する蟹。
題して『盃と沢蟹』ということで、頭の上半分を取ると盃になるようです。
・・・いや絶対茶摘みのとき邪魔になるやろこれ。
本当はちょっとした山登りコースもあったのですが、当日はあいにくの雨だったので断念。適当に集落をうろついていました。
帰りも1両編成。
上述したトーマスフェスの帰りか、金谷駅に着く頃には座席は埋まっていました。
被災区間の今後がどうなるかは分かりませんが、良い路線なのでいつの日か全線復旧が叶うことをお祈りします。今度訪問することがあれば、門出駅や代行バス区間の駅にも行ってみたいですね。
10/6(日)観光とサッカー
掛川観光
前日までの悪天候から一転、素晴らしい秋晴れとなりました。
まあ秋と言ってもこの日はまだまだ暑かったですね~。
せっかく掛川に泊まっているのに観光しないのはもったいない、ということで試合までに手軽に見れそうな場所を訪問することにしました。
まずは掛川城。
大河ドラマ『功名が辻』の主役・山内一豊が居を構えたことでも知られています。
こちらは全国でも初めて天守を木造復元した城としても知られています。
復元当時の市長である榛村純一氏が木の文化を大事にしていたこと、そして白木ハナヱさんという方がなんと個人で5億円ものお金を寄付したことで着工にこぎ着けたそうです。・・・いや凄すぎるでしょ。これがノブレスオブリージュってやつですね。
ちなみに掛川駅の「新幹線口とは思えない北口」もその榛村市長が主導して建設されたものです。
天守閣の最上階というものは、城下町の景色もさることながら、外周のエリアで風を感じられるのも良いところ・・・なのですが、ここは外に出られないようになっているのでそこはちょっと残念。
城を見た後は隣接する二の丸御殿を見学しました。
二の丸御殿の茶室は将棋の王将戦でも使われるためか、藤井聡太棋士関連の展示もあります。将棋のタイトル戦って全試合違う場所でやるんですね・・・。
お昼はこれまた隣接するイタリアンレストランでお城を見ながら食事。
掛川牛のボロネーゼをいただきましたが、大きな挽肉の塊がゴロゴロしていて非常にボリューム満点で美味しかったです。
まだもう少しだけ時間に余裕があったのでステンドグラス美術館を観ていきました。
こちらは写真OKです。
聖書のことは分かりませんが、美しい色彩に目が釘付けでした。
特に服の質感が凄いですね。晴れの日に来ることをお勧めします。
ここが正念場!サンフレッチェ
そろそろ良い時間なのでスタジアムに向けて移動。
以前磐田に来たときはまだ御厨駅が完成する前だったので、ここで降りるのは初めてです。
まあスタジアムが近くなったといっても駅から20分くらいはかかるのでやはり少し遠いです。
ちなみにこの日はミスチルのライブがエコパであったので混雑を恐れていたのですが、実際にはそこまで混みませんでした。早めに移動したのもありますが、サンフレサポの多くが浜松から来ていたこともありそう。
この日は浜松駅のさわやかに大行列が出来ていたようです。
前泊すればほとんど並ばずにさわやか行けるんだけどな~~~(殴
駅からスタジアムへの道のりはヤマハの工場を突っ切る形になるため、道中にコンビニや飲食店が全くないことには注意が必要。補給は少し遠回りしてでも駅最寄りのファミマかイオンタウン磐田店に行くことをお勧めします。
ちなみにこの道をまっすぐ行くと「スズキラーメン」なるお店があり、外観はもろにスズキを意識したものとなっている名物店だそうです(笑)
というわけでヤマハスタジアムに到着。
磐田は現在降格圏に沈んでいますが、残留の目もまだ十分にある状況。
一方のサンフレは優勝に向けて負けられない戦いが続きます。お互いに絶対負けられない一戦になりました。
スタジアム前のセブンには店の外にまで大行列が形成されていました。
ここまで来てしまうとこのセブンくらいしか店が無いので、補給を済ませておいたほうが良いと上述したのはこれが理由です。
飲み物を買うだけであれば向かいに自販機があるのでそっちを使いましょう。
負けられないチーム同士の意地のぶつかり合いはサンフレの勝利。
アウェー香港の直後だけに少し硬い立ち上がりでしたが、終わってみれば最後まで磐田を押し込み続けた戦いぶりを見せ勝利を収めました。
残留争い中の相手との試合はどうしても難しくなってしまいがちですが、この時点では優勝に弾みをつける1勝となりました。
※なおその後は同じく残留争い真っただ中の湘南、京都、浦和に3連敗を食らい優勝に黄信号が灯った模様。
この記事が出てからというものロクなことがないな・・・。
ちなみに2023-2024シーズンは見事な優勝を果たしたドラゴンフライズですが、今季は怪我人が続出し低迷しています。
カープの失速を象徴する「広島燃ゆ」という語が話題になりましたが、まさかサンフレにまで延焼するとは・・・。ドラフラの方は延焼というより「燃え尽きた」と言うべきかもしれません。
最後は掛川駅前の「すぎ多」というお店で豚骨ラーメンを食べて帰広。
今回も楽しい旅になりました。
まあおかげで金欠もさらに加速してしまうわけですが・・・
清水エスパルスのJ1昇格も決まり、ちゅ~るスタジアムにも行ってみたいので来年も静岡に行く機会はありそう。
知事がアレなので悪い意味で話題になりがちな静岡ですが、とても個性的で面白い県なのでぜひ旅行に行ってみてください。
ではでは。
こんにちは。高岡氏です。
プロ野球は横浜が日本一を決めましたね。
カープ含めセ・リーグの日本一の夢をことごとく打ち砕いてきたソフトバンクがボコボコにされているのを見るのは正直ちょっとスカッとしました。と同時に、あのソフトバンクでさえ吞み込まれてしまう短期決戦の恐ろしさをあらためて感じる次第。
さて、昨季に続き去就が注目されていた佐々木朗希の、ポスティング制度を利用したMLB移籍が決まりましたね。
ロッテは条件面で明らかに不利になるにもかかわらず、「選手の夢が第一」という姿勢でポスティングを容認した格好となります。
思えばこの佐々木朗希という選手は、高校時代から何かと話題になった選手でした。甲子園まであと1勝と迫った決勝戦では、将来を重視した監督が登板させない決断をしたことで議論を巻き起こしたのも記憶に新しいですね。
そしてNPBに入ってからも登板間隔への配慮だったり、ローテに穴を空けまくっても許されたり、極め付きが今回のMLB移籍です。
まあ傍から見れば「最初からMLBに行くことを前提にして日本ではやり過ぎないようにセーブしていた」と思われてもしょうがないですよね・・・。
なんか佐々木に対する批判記事みたいになってしまっていますが、良くも悪くもNPB全体で「MLBとの距離が縮まり過ぎた」ことに危機感を覚えています。
以前は「日本でやることが無くなった超一流が行く」ものだったはずなのに、今ではハードルが下がり、「一流は一流だけど決してずば抜けているわけではない選手でも行ける」ものになりつつあるように思います。さらにMLBで通用しなくとも帰ってくればソフトバンクが高給で受け入れてくれる、いわゆる「有原式FA」なんて言葉も生まれてしまう始末。
ファンから見れば「正直通用はしないだろ・・・」というような選手でも当たり前のようにMLBに移籍し、そして案の定通用しない、そんな光景を見てもやはり「憧れは止められない」ということでしょうか・・・。
MLBファンからすれば、「世界の頂点で日本のスター達が夢の競演!!!」と垂涎しているのかもしれませんが、個人的にはMLBに思い入れを持つ要素が無いので、どんなに凄い成績を残そうが「感動」が無いんですよね・・・。
私が見たいのはあくまで「日本で活躍するスター達」です。
国内リーグが海外リーグの実質的なファームと化していることについて肯定的に見ている方は、「海外での経験を持つ選手が増えることで国内のレベルが上がる」と言います。確かにそれは一理あります。実際侍ジャパンは大谷やダルビッシュ、ヌートバーといったMLBで活躍する選手がチームを牽引していましたからね。国内で活躍する選手達がメジャーリーガーの先輩から吸収することは多いでしょう。
野球はまだ国内リーグの選手とメジャーリーガーのバランスが取れていますが、サッカーはどうでしょうか。ワールドカップに出場するA代表は、ほとんどが欧州リーグで活躍する選手で構成されています。ここまで行くと代表が国内リーグに与える良い影響は限りなく小さくなってしまうのではないでしょうか。なんなら数少ない国内の代表選手のためにJリーグの日程に穴が空いてしまい、日程の過密化の原因にもなっています。
いずれサッカーのように侍ジャパンのほとんどをメジャーリーガーが占めるようになってしまっては、それはNPBのためではなく「MLBによるMLBのための代表」と化してしまうことでしょう。(まあ投手よりも野手のMLB挑戦は困難なので、その心配は今のところはあまり無いように思いますが・・・)
まあいずれにせよ、今のNPB→MLBへの流出の流れが進むことが決して良いことだとは思いません。「選手の気持ちが第一」なのは間違いないのですが、ファンありきのプロ野球です。日本のファンを大事にしない限り、NPBの発展は無いと断言します。
なので佐々木麟太郎のように最初からMLB入りが目的で渡米するのであればともかく、少なくともNPBに入ったからには「まずは国内で活躍することが第一」であることを選手はきちんと示してほしいと思っていますし、球団側も選手にそのことをきちんと教育してほしいです。
もちろんNPB自体にも改革が必要になってくるでしょうね。とりあえず選手に黙ってボールを変えるのはやめましょうよ。
・・・というわけで、「NPBが好きな一ファンの愚痴」でした。
ではでは。
・・・・・・
・・・
え?お前も新卒で入った会社に貢献する前に転職しただろって?
ハテ、ナンノコトカナ・・・
こんにちは。高岡氏です。
18きっぷ、大幅な改悪――――――
多くの鉄道ファンに衝撃をもって受け止められたニュースでしたね。
自動改札に対応するようになったのは良かったものの、
・分割して5日使える
・複数人で1枚を同時に使える
という18きっぷ最大の特徴を消し去った、もはや**18きっぷとは名ばかりの別物**と化してしまいました。
まあ個人的に18きっぷを使うことはめっきり少なくなってしまったし、帰省のついでに使うことがほとんどだったので、地元に帰った今では完全にお役御免なわけですが、今の私があるのは18きっぷのお陰といっても過言ではありません。
大学1年のときに駅メモと出会った私ですが、地元が近いのに駅メモを通して初めて三江線の存在を知りました。そのときはお金が無かったので(今もだけど・・・)、駅集めの選択肢は18きっぷ一択でした。
まずは地元路線からコンプして、その後はどんどん全国へ・・・と広がっていく感じはワクワクしましたし、そしてこれまた今は亡き「えきから時刻表」を使って乗り継ぎ時間を調べ、やっぱりお金が無いので近くのネカフェを調べて・・・、と多くの人にとっては面倒な作業がとても楽しかったことを覚えています。
JRサイドからしてみれば、色んな意味で邪魔くさいきっぷだったのかもしれませんし、今回の改悪を機に廃止の機運を高めるつもりなのかもしれません。
それに18きっぱーはただ「移動だけ」になってしまいがちな面もあって地域経済の発展にもつながりにくいし、シーズン中だけやたらと車内が混雑することで通常利用する地元民にとっても邪魔くさいものでもあると思います。
でもJRサイドに知っておいてもらいたいのは、**18きっぷがきっかけで旅行にハマる人間も確実にいる**ということですね。
最近は通常運賃を払って芸備線などのローカル線に乗って、少しでも収入の助けになればと思っています。
目先の利益を気にするあまり将来の大魚を逃した・・・なんてことにならないよう、JR各社にはよくよく今後の在り方を検討してもらいたいものです。
あくまで「試験導入」という名目だと発表されているので、どうにか上手い落としどころを見つけられないものでしょうか・・・。
もっとも、現在は各社様々なフリーきっぷを用意しているので、これを機にご自身の旅行スタイルにあったものを探してみるのも一興かもしれませんね。
ではでは。
こんにちは。高岡氏です。
オイコラカープ!
何やっとんじゃ!!!
いきなりすみません。
でもさすがに文句の1つくらい言いたくなるってもんですよ・・・。
戦力的には優勝争いが出来ていたのが奇跡とはいえ、せいぜい失速するにしても5割くらいだと思うじゃん・・・、なんだよ4勝17敗って。
※この記事を書き始めた9/25時点での成績です。たぶんもっとひどくなります。
→9/29追記。最終的に5勝20敗で終わりました。2割台で終われて良かったですね(感覚麻痺)
今でこそこんなになってしまいましたが、これでも当時は優勝できると思っていたので、9月のマツダスタジアムのチケットを4枚も買っています。
そのうちの2試合を9/20(金)、9/21(土)と観に行ったのですが、そのときの様子がこれ。
3回表終了時点のスタンドです。
仮にも首位攻防戦となる予定だった巨人戦なので、平日とはいえ席は埋まっています。
そして8回表のスタンドがこれ。
もう明らかに空席だらけなのがお分かりかと思います。
8回表で2-8と6点差をつけられていたので当たり前・・・本当にそうでしょうか。
そして翌日の試合では、
3点ビハインドで敗色濃厚の8回裏になんと4点を取り大逆転勝利!
怪我から復帰してずっと不振続きだった末包の勝ち越しタイムリーと、カープファン以外にとっても衝撃的な大炎上をかました栗林のリベンジ成功という、なんともドラマチックな筋書きでした。
ヒーローの一人となった末包は、
― 今月は本当に苦しい数週間。どういった気持ちで日々、プレーを? 「結果の出ない自分に対してもくやしかったですし、もちろんチームもくやしかったですし、7回・8回、試合が終わっていない中で空席が目立って、本当にくやしいですよ。でも、それは仕方ないなと思います。そういう、応援したいなと思えるチームになりたいなと思います」
(引用元
)
と、途中で帰っていくファンの様子に悔しさを滲ませていたのが非常に印象的でした。
やはり現場で戦う選手達は、ファンの気持ちがそっぽを向くのを鋭敏に感じ取ってしまうのでしょう。
この言葉で私は、残り2試合もしっかり現地で見届けようと決心しました。
(ちなみに土曜はデーゲームだったのでもし晴れて暑そうだったら宮島で競艇やろうかマジで迷ってました・・・)
さてさて前置きが長くなってしまいましたが、
皆さんはどうしても新幹線に間に合わない、といった場合を除き、贔屓チームが大差で負けているときなどにスタジアムから途中で帰ってしまった経験はありますでしょうか。
あるいは、そういう試合になってしまったときに連れが「もう帰ろっか?」と言い出して結局帰ってしまったことはありますでしょうか。時にはここで双方の意見が合わずに喧嘩になってしまうなんてこともあるようですが・・・。
私も一応後者なら昨年経験がありまして、
友人と会社帰りに神宮で試合を観る予定だったのが私の球場入りが大幅に遅くなってしまい、着いた時には既に大勢が決してしまっていたため、結局20分も経たずに球場を出て友人と飲みに行ってしまいました。
とはいえ私一人で行くときは基本的にどんな試合展開になろうと途中で帰ったことはありません。
第一に普通にチケット代と交通費がもったいないですからね。
今でこそマツダスタジアムは家から近くなりましたが、それでも福山~広島間は100kmくらい離れているので交通費やかかる時間は馬鹿になりません。
手間と金がかかっているのだから、試合は最後まで観ないともったいない!
そんな卑しんぼ精神でやっております・・・。
次に、何が起こるか分からないからです。
この「何が起こるか」というのは当然勝利もありますが、
・もしかしたら敗戦処理のピッチャーが思わぬ好投をして次回はもっと良い場面で投げられるかもしれない
・もしかしたら代打で出てきた若手がホームランを打って次はスタメンで使ってもらえるかもしれない
・もしかしたら笑えるアクシデントが起こるかもしれない
こういったことがあると少しは溜飲が下がりますよね。
まあぶっちゃけ私は諦めが早いので勝利は早々に諦めることが多いのですが(笑)、それでもせっかく現地まで行って何の見どころもない試合を観てしまうのは悔しいじゃないですか。だから意地でも最後まで見て、自分の中で何かしらの「収穫」を見つけて納得して帰りたいのです。
あとは応援歌も歌いたいですしね。
とはいえ、今のカープの試合を観ていると途中で帰ってしまうファンが多いのも仕方のないことだと思います。
とにかく打てないチームが投手陣・守備まで崩壊してしまっては、ただただ無抵抗で惨殺されるのを見るだけのような状態です。
また、カープは他球団に比べてイベントの類も充実してはいません。
横浜やロッテ・巨人などがイニング間で行っているダッシュ対決のようなものは当然無く、またチアリーディングチームも12球団で唯一存在しないので、どうしても試合以外の魅力に乏しいと言わざるを得ないんですよね・・・。
マツダスタジアムに来る客層はどうしても高齢者が多く派手なイベントは好まれないであろうということ、チケット代は安く良心的であるということ、そもそも球団の経営体制的にあまり積極的な動きはできないことなど事情はあるとは思います。
ですが、いくらチケットが売れているからといって、試合途中にファンが帰ってしまうような状態が当たり前になってしまうと、そのうちチケットすら買ってもらえなくなります。
「カープファンは熱狂的だ、宗教だ」
プロ野球ファンではない方にとってももはやこのイメージがあるのではないかと思いますが、実際これは事実だと思います。
私が住んでいる福山市は、広島市から100kmほど離れており、なんなら岡山に所属しているとまで言われてしまうような場所ですが、それでも野球ファンでなくともカープの調子の良し悪しについてはなんとなく皆知っているような感じです。
これが広島市となればどれほどのものかというのは想像に難くないでしょう。
そんなカープファンですが、
実はチームが弱かったら当たり前のように球場に行きません。
上述したデーゲームの巨人戦も、悪天候が予想されたのとまだまだ暑さが残るデーゲームということを差し引いても空席が目立っていましたからね。
YouTubeから拾った2012年の映像です。
この年は1998年から続いた15年連続Bクラスの最終年でしたが、試合開始直前だというのにこの客入りです。
このときがちょうどプロ野球人気が若干低迷していた時期というのもありますが、今のままの運営姿勢を続けていればまたこのような光景が戻ってしまうかもしれません。
さらに周囲を取り巻く環境も少しずつ変化しつつあります。
サンフレッチェは新スタジアムに移転し、抜け目のない補強で魅力的なサッカーを展開しています。
またドラゴンフライズが初優勝を果たしたのも記憶に新しいですね。日本のバスケ人気も高まりつつあり、Bリーグ自体も最近勢いが出てきています。
もはやかつての「カープ一人勝ち」状態ではありません。
これを踏まえると、「試合途中でファンが帰る」というのは、実はまだ恵まれた状況なのではないでしょうか?
なぜなら「球場に足を運ぶ時点でまだ期待されているから」に他ならないのです。
この途中帰宅はファンからの最後通牒です。
広島スポーツの王者であり続けたカープも、いよいよ本格的に危機感を持って運営に取り組まなければ危うい段階に来ていると思います。
………本当に期待してますからね。
転職して早くも1ヶ月が経ちました。
職種自体は前とあまり変わりないのですが、使っているツールやテストのやり方などが今までとだいぶ変わっているのでなかなか戸惑っています。
まあそこは慣れなので今後なんとかしていくとして、どうも弊社は最近業績が下降気味らしく、余計な出張を削減しようということで8月の福岡出張(という名の親睦会)が中止になってしまいました・・・。芦屋競艇に行こうと思ってたのに
もしかして私が乗ったのは泥船だったりして・・・。
そんなことはさておき(現実逃避)、タイトル通り先日行ってきた佐賀旅行の件についてレポートを書いていこうと思います。
7/19(金)~前泊~
この日は仕事終わりに新幹線と筑肥線を乗り継いで唐津市は和多田駅にやって来ました。セブンイレブンが隣接する便利な駅です。
転職で地元福山に引っ越してきたことで、このように仕事終わりに九州や四国に行くことが容易になったのは大きいですね。
ちなみに和多田駅に到着したのが22:50くらいだったのですが、こちらの筑前前原駅で撮った時刻表を見てみると、なんと終電は23:59発の西唐津行きと相当遅い時間まであります。
博多~唐津は1時間半かかりますが、通勤需要が高いんですかね?
https://www.jrkyushu.co.jp/company/info/data/pdf/2022ekibetsu.pdf
なお、2022年の資料にはなりますが唐津駅の乗車人員はJR九州の全駅中100位以内に入ってきます。
そして筑前前原駅で見かけたこちらの車両。
広島も少し前まで某動画サイトを中心に「國鐵廣島」なんて馬鹿にされていたもんですが、なんと九州には思いっきり国鉄のロゴが印字された列車が走っているのか!
・・・と思っていたら昨年から筑肥線の記念事業として国鉄色リバイバル編成を走らせているようです。この色になっているのは1編成だけなので、見かけたらちょっとラッキーですね。
7/20(土)~ボートと海と祭りと~
今回泊まったのは「唐津第一ホテルリベール」というホテル。
夜遅くまでチェックインを受け付けているというのが大きいですが、朝起きるとこのように美しい松浦川と松原の光景が目に飛び込んできます。
季節はすっかり夏本番。
もはや立っているだけで汗が噴き出してくる暑さですが、この日は朝から用事があるので歩きます。
熱中症対策のために今回は帽子に冷感タオル、塩タブレットなど色々持って行きました。
唐津競艇で一勝負
用事というのはまあ競艇なんですけどね(笑)
唐津はいわゆるモーニング開催で、9時代からレースをやっています。アクセスが悪い場に限ってモーニング開催なのは何故なんでしょうね?
ちなみに唐津を本拠地とする佐賀支部には、艇界のスター選手・峰竜太を始めとした強豪選手が多く所属していることで知られています。
いつもなら買ったレースは外に出て観戦するのですが、舟券を買えるのが2階だけという建物の構造と、あとは純粋に暑すぎるのでずっと建物の中で観戦していました。
結果は6000円賭けて払い戻し5760円のチョイ負け。
最近は数千円の負けが続いていたので、最初の頃みたいに1レース1000円縛りで楽しみました。やっぱり荒れやすい初日はまだ私には難しかったかな~。
とはいえ240円の勉強代だと思えば安いもんです。
ちなみに隣接する外向販売所には、今やあまり見かけることのなくなった「純正ポプラ」が入居しているので、これ目当てで来ているコンビニオタクももしかしたらいるかもしれませんね・・・?
無料シャトルバスは東唐津駅まで出ています。どうせなら唐津駅まで行ってくれるとありがたいのですが、無料でやってくれているものにあまり文句を言うものではありません。
というわけでせっかくなので終点の西唐津駅まで行ってみます。
読めそうで読めない地名?西唐津駅
木に「西唐津駅」と力強い書体で書かれた看板が味のある西唐津駅。
こちらは筑肥線が直通するものの、所属路線自体は唐津線となっているので、唐津線内ではこの西唐津~唐津間が唯一の電化区間ということになります。
かつてはここからさらにイカで有名な呼子まで線路を通すつもりだったみたいですが、結局その夢は叶うことなく現在に至ります。
駅の近くの観光スポットである民俗資料館は長期休業らしく、そんなに特徴的なものもないかなあと思っていましたが、ここの地名は少し面白いと思います。
読めますか?
正解は「ふたご」(ドラッグすると答えが出ます)
私は初見で「にたこ」と読んでしまい、VTuberかアキバの企業のイメージキャラクターかなんかの名前っぽいな~なんて思っていたのですが、「二」は漢字で「タ」はカタカナという初見殺しな読み方でした。
いかにもな難読地名も好きですが、一見読めそうで読めないこういう地名も良いですよね。
そのまま唐津駅にとんぼ返りするのも味気ないので、クソ暑いのは承知でちょっと歩いてみることに。
冷感タオルを頬かむりスタイルで顔に巻き、その上から帽子を被るという農家スタイルにして暑さを凌ぎます。これがなかなか効果があるのですが、いかんせん見た目がちょっとな・・・。あとあまりの暑さにタオルもすぐ乾いてしまい効果がなかなか持続しません。
写真の西ノ浜海水浴場ではこの日、バーベキューやアクティビティ、ダンスパフォーマンスなどを楽しめるイベントを開催していたようで、多くの人で賑わっていました。
そんな体力有り余る陽キャ達を後目に、そろそろ暑さがきつくなってきたのでどこか日光を凌げる場所に入りたいと思っていましたが・・・
唐津の栄華の象徴~旧高取邸~
すると旧高取邸なるスポットがギリギリ開いていたのでとりあえず入ってみることに。
ところがこちらの家、佐賀県に13件の貴重な国指定の重要文化財ということもあってか、なななんと冷房が設置されていません(!)
一応うちわの貸し出しはありますが暑いもんは暑い!
とはいえせっかく来たのでとりあえず入ってみることに。
見学料は520円と割と良いお値段ですが、中を見てみるとこれが実にすごい建物でした。
杉の戸に描かれた絵や自然の採光を利用した欄間の意匠、極め付きは能舞台まで、実に豪華かつ上品さと遊び心を兼ね備えた建物で、これを作らせた高取伊好(これよし)がどんな人であったかが窺えます。(※内部は写真撮影一切厳禁)
伊好は「唐津の石炭王」とも言うべき人物です。九州で石炭といえば筑豊のイメージが強いですが、かつては唐津も相知、厳木、大町などで採れた石炭を輸出する港町として栄えていました。現在は筑肥線で博多と直通することもあり、買い物や宿泊客の「唐津離れ」が深刻な問題になってしまっているようですが、最盛期はむしろ福岡の方からたくさんの人が唐津に来ていたらしいですね。
今回の旅行で唐津の魅力を感じたので、ぜひこれからも頑張ってほしいものです。
唐津城の天守閣は17時で終わってしまうので翌日行くことにしましたが、妙に人懐っこい猫がいたので思わずパシャリ。
隣接するのは早稲田佐賀中・高等学校。以前甲子園出場時に、ジントシオ(元ロッテ応援団長)とコラボして応援歌を作った高校として、野球ファンには少し名を知られています。
学校法人早稲田大学が直接経営しているわけではないいわゆる「系属校」という扱いですが、その他の系属校が東京・シンガポール・大阪という中でこの唐津にあるのは大隈重信が佐賀出身という繋がりだったからなんですね。
ユニークな山笠が楽しい~浜崎祇園祭~
というわけでまた東唐津駅にやってきました。
元々予定には無かったのですが、浜崎駅の近くで祭りをやるらしいということでせっかくだから行ってみようとなりました。
車内はいかにも祭り目当てだろうという若者たちで盛況です。
浜崎駅は現在は唐津市に編入された浜玉町(はまたまちょう)の中心駅ですが、編入後は浜玉町(はまたままち)と読み方を変えており実にややこしい。
個人的には「はまたまちょう」の方がしっくりきますが、自治体では無くなったことを示すための措置なんですかね。ちなみに佐賀の自治体は「町」を「ちょう」と読ませるパターンが多いようです。
そして浜崎駅についてすぐに腹痛のためにトイレに飛び込みましたが、暑い時期は水がぶ飲みするから腹の調子悪くなりやすくて嫌ですね。
こういう祭りがあるためかこの辺の公衆トイレは割と充実しています。
この祭りでは西組、東組、濱組の3つに分かれて3つの山車を曳きます。
ご覧の通り山車は手前の青看よりだいぶ高いので、まずはぶつけないようにいきなり難所からのスタートとなります。
まわし姿に法被という開放的な姿で通りを練り歩く男達・・・
この手の祭りには参加したことのない私ですが、ちょっと羨ましく感じちゃいますね。
山車のモチーフは、前は歴史上の合戦、後ろは物語や伝説系ですかね。当然ながら九州での出来事が多いですが、おむすびころりんが異彩を放っています(笑)
祭りのためには信号機もずらして道を開けます。
この祭りの最大の見所はやはり夜になってから。
元々豪華絢爛な山車がライトアップされてさらに迫力を増します。
そして神社前では「大まぎり」という大回転が行われて1日目の締めに入ります。
もうこの辺になるとどこから集まったのかというくらいの人で溢れていました。
最後まで見たかったところですが、電車の混雑を避けたかったので途中で退散。
地元の祭りにも参加してみようかなと思わせてくれる1日でした。
なおこの後和多田駅に帰って遅めの晩御飯を食べようとしたのですが、駅近くの「牧のうどん」は21時を回ったのに待ちが発生するほどの混雑。九州のうどんチェーンといえば「資さんうどん」くらいしか知らないのですが、ここもそんなに有名なんですかね?
仕方がないので近くのガラガラなインドカレー屋で食べました。
どこでもすぐに食べられるインドカレー屋は有難い存在ですね。
7/21(日)~暑くて熱い戦い~
城下町、唐津
ホテルをチェックアウトして唐津の中心街へ歩いてきましたが、コンビニやドラッグストアがいわゆる景観条例に配慮した仕様になっています。
これは11月初めに行われる「唐津くんち」において曳山が巡行するコースに入っているからなんですね。
予定が合えばこれもぜひ見に来たいと思います。
橋を渡ると石垣が見え、ここから先は既に唐津城の中ということになります。
地名でもこの辺りはそのまんま「(東西南北)+城内」という分かりやすいものです。
というか唐津駅前から唐津城辺りの地名は特徴的で、八百屋町、米屋町、呉服町、紺屋町といった具合に江戸時代から続く城下町の特徴を色濃く残したものになっています。
朝は雨が降ったり降らなかったりと不安定な天気に。
最近の夏はどこも馬鹿みたいに暑いか馬鹿みたいにざんざ降りかで嫌になりますね。
令和ちゃんももう6年目なんだしそろそろ調整というものを覚えてくれないものでしょうか・・・。
新一万円札と唐津の意外な?つながり
ここは旧唐津銀行。
ここはとある有名な建築家が設計した建築物になります。
ドアを開けるといきなり答え合わせ。
辰野金吾といえば、10年ほど前、あるいはつい最近どこかで名前を聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
そう、あの東京駅を設計した人です。
東京駅は2012年に復元・保存工事が完了して現在の姿になっていますが、そう言われてみれば唐津銀行の見た目も東京駅に似ていますね(先に出来たのは唐津銀行の方です)。
実は新一万円札の肖像に選ばれた渋沢栄一と辰野金吾には繋がりがあります。
渋沢はレンガ造りの建物が文明開化の象徴だと考え、自身の生まれ故郷である深谷にレンガ工場を設置し、そのレンガを使って現在の丸の内や銀座などを「レンガの街」にする野望を抱いていました。
その野望を叶えるための相棒の一人が辰野だったのです。渋沢自身の邸宅も辰野にデザインを依頼していました(なお辰野金吾ばかりではなく右のおじさん曽禰達蔵もその「レンガの街プロジェクト」に参画した人物の一人です)。
そのような縁があって、新一万円札の「AA000007AA」番は辰野の故郷であるここ唐津の地に寄贈されたというわけです。
いやはや~・・・
佐賀って「何もない」とネタにされがちな県ですが、
何もないどころかめちゃくちゃ有名人輩出してるやんけ!!!
大隈重信も佐賀出身だとは知らなかったし・・・
こんな輝かしい歴史があるんだからもっと誇っていいと思いますよ。佐賀の人たち。
まあでもこういうのって地元にいるほど凄さに気付かなかったりするんですよね。
灯台下暗しです。
ちなみに胸像の後ろにクーラーが設置してありとっても涼しいので、しばらく辰野金吾の胸像の前から動かない熱心なファンと化していました。
今の建物ももっとこんな感じのレトロ路線に回帰してみてもいいんじゃないかと思ってみたり。お洒落でかっこいいですし。
2階には佐賀を舞台にしたアニメ『ゾンビランドサガ』の可愛らしいイラストもあったりします。
とはいえ実は私このアニメを見たことがないんですよね・・・。
駅メモともコラボしたことがありますし、お盆はどこにも行く予定ないから一気見してみましょうかねえ。
今の唐津の土台を作った男の邸宅~旧大島邸~
唐津神社にお参りした後は隣接する旧大島邸にお邪魔しました。
こちらは旧高取邸と異なり文化財には指定されておらず、そのためこの日は茶道体験が行われているなど公民館的な使い方もされているようです。
ここに住んでいた大島小太郎も、弱冠26歳にして設立されたばかりの唐津銀行の頭取を務めた英傑なのですが、家は旧高取邸に比べるとだいぶ落ち着いたものとなっています。
ガイドの方には「高取邸の方を後に行っていればよかったね」なんて言われてしまいましたが、こちらは写真撮影OKだったり、時代劇に出てくるような茶室があったりとあちらとはまた違った良い部分があります。
ガイドの方は職種柄やはり歴史好きなようで、私が広島から来たことを伝えると、息子が江田島の第一術科学校に通っておりコロナで卒業式に参加できず残念だったこと(大講堂に入れるチャンスを逃したのが悔しかったらしい)、呉の大和ミュージアムがお気に入りということ、そして先ほど訪問した旧唐津銀行の金庫が広島の企業「クマヒラ」のものであることを喜々として語ってくれました。
旧唐津銀行の金庫なんてあったか?と思いましたが、
案内デスクの隣にあり、ここに何かあるとは思ってなかったのでスルーしてました・・・。
というかそもそもクマヒラを知らなかったというね。
困ったときのカード「私、福山市民なので・・・。」を使おうとしましたが、クマヒラは全国に営業所を抱えている上、決定的なのが・・・
マツダスタジアムに広告あった・・・。
しかもホームランのときには必ず映るのでめちゃくちゃ目立つところでした。
はい、完全に私が無知なだけですありがとうございました!
まあそんなこんなで、突如の雨もあり少しばかり中で休憩させてもらいました。
ガイドの方が言うには、お弁当を持ち込んで食べてもOKとのことですが、仮に出来ても他の見学者いたら気になってなかなか食べれんよなあ・・・。
お弁当を食うかはともかくとして、派手さはないけど上品かつのんびりした雰囲気の中でゆっくりするのは良い時間でした。
入場料100円なので、カフェの代わりにここで休憩を取るのもアリだと思います。
鶴が舞う城
というわけで前日に行けなかった唐津城の天守閣にあらためてやって来ました。
内部は1階が受付・お土産フロア、2階が唐津史の紹介フロア、3階が唐津焼の展示フロア、4階が休憩フロア、そして5階が展望フロアとなっています。
展望フロアからの眺めがこちら。
東にはいわゆる「虹の松原」と呼ばれる非常に広大な松の樹林帯が広がり、西にも虹の松原ほどではありませんが、砂浜に沿って松原が見えます。
この2つの松原が鶴が翼を広げた姿に見えることから、唐津城は「舞鶴城」の異名をとります。
海に面した城といえば、以前訪問した富岡城を思い出しますね。
下から伸びる堤防もどこかあの特徴的な砂嘴に似ています。
次の列車の時刻もあり唐津市内の観光はこれで終わり。
いい雰囲気の場所なので競艇のリベンジも兼ねてまた来たいですね。
列車乗り継ぎ
所変わって再び唐津駅。
唐津駅からは大体1時間に2,3本のペースで福岡方面への列車が出ている一方で、伊万里方面への列車は1日わずか9本しかありません。
唐津~山本間は唐津線で、山本~伊万里間は筑肥線と、筑肥線は完全に分断される格好となっています。というのも、筑肥線が福岡市営地下鉄と直通運転する以前は現在と線形が異なっており、下の画像で赤丸があった辺りに東唐津駅があり、そこでスイッチバックして山本駅に着くまで松浦川の東を通っていた経緯がありました。
旧東唐津~山本間の旧線区間が廃止になり、実質的に唐津線のルートに付け替えられる格好になったというわけですね。
待っていると何やら勇壮なBGMに合わせて、賑やかなラッピングの施された1両編成の単行ディーゼルカーがやって来ました。
現在佐賀県全域で、スクエニ開発の名作RPG『ロマンシングサ・ガ』とのコラボイベント「ロマンシング佐賀」が開催されており、その一環としてラッピングや唐津駅の到着メロディが変わっています。
1両編成の列車を貸切だと期待していたのですが、伊万里駅に着くころにはボックスシートが埋まる程度にはなりました。
途中の駅名標もしっかり専用のものが用意されており、気合の入ったコラボだと分かります。
それにしてもこの西相知駅、車窓から見る限りでは周りに何も見えませんでした。
雰囲気の良い駅なので今度は降りてみたいですね。
伊万里~有田間については以前訪問時は九州豪雨に巻き込まれて乗れなかった区間なので、地味にリベンジだったりします。
知らずに現金払いしちゃいました。
有田駅からは特急みどりに乗り換え。
ここからはJRで鳥栖を経由、そして博多まで行くのですが、実は発券時に痛恨のミスを冒していたことが後に判明することに・・・。
駅前スタジアム
というわけで鳥栖駅に到着。
駅名標のイラストはサッカースタジアムのもの。
鳥栖市といえばどうしてもサッカーのイメージが強いですが、実はこの時代にあって人口が伸び続けている優秀な自治体なのです。
https://www.city.tosu.lg.jp/uploaded/attachment/27585.pdf
福岡市のベッドタウンとしての成長という側面もないわけではないでしょうが、地の利を生かした企業誘致が実り、特に工業では従業員数、製造品出荷額等共に増加傾向が続いています。
なおホームには観光列車「或る列車」が停まっており、乗降客の目を惹いていました。
例によって水戸岡デザインですが、これは特に派手ですね。
1人からでも予約は可能ですが、4万円台というなかなか手を出しづらいお値段なのでもうちょいリーズナブルな他の観光列車にしておいた方がいいかもしれません。ぶっちゃけ九州の観光列車はどれも似たり寄ったりだし・・・
ここで改札を出たのですが、
有田からこの日の宿泊地である博多までの乗車券を改札機に通したところ、
なんと改札機にそのまま吸い込まれていってしまいました。
これには私も動揺し、駅員に言って乗車券を取り出してもらったのですが、
「あー、この乗車券『前途下車無効』なんで途中下車できないんですよー」
乗り鉄からしてみれば常識だろと言われてしまうでしょうが、JRの乗車券は、101kmから途中下車が可能です。
ここで私が使おうとした有田~博多(鳥栖経由)の距離を見てみましょう。
あっ・・・
これは教育やろなあ・・・
道理で唐津駅で発券したときに駅員がちょっと不思議がってたわけだ。
明らかに私がミスってたので仕方なく博多までの残りを諦めてそのまま改札を出ました。思い込みって怖いですね。
跨線橋からスタジアムを眺める。
Jリーグのスタジアムとしては破格の好立地にあるスタジアムです。
その名も「駅前不動産スタジアム」。
会社の名に恥じず、ほとんどの店舗がJRか私鉄の駅近くにあります。
サッカースタジアムに隣接する形で、女子バレーの強豪・久光スプリングスの練習拠点兼ホームスタジアムのサロンパスアリーナもあります。
人口7万という決して大きくない街でこれだけのチームを2個も持てるのは本当に凄いことですよね。
ちなみに佐賀競馬場も同市に所在するので娯楽はとても充実しています。
この日のためにわざわざ地元高校の書道部が直筆で歓迎メッセージを書いてくれているのもニクい演出。
アウェーチームに対してもホスピタリティに溢れていますね。
イノシシバーガーも旨かったです。
この日はゴール裏からの観戦。
しかもコアサポ集団が近くに陣取るので応援にも熱が入ります。
いや熱が入らざるを得ないというか物理的に熱いというか・・・
この日は試合前から選手コールだけで汗だくになる始末。
塩タブレットと麦茶がすごい勢いで無くなっていき、
「もしかしたらここで死ぬかもしれない・・・」
と覚悟を決めかける場面も何度かありました。
コールリーダーはそんなこともお構いなしに、
「ここジャンプしていこう!」
「もっと声出していこう!」
いや鬼か!
っていうか皆体力おかしいやろ・・・
ですが、サンフレが点を入れればなんだかんだ元気になるもので・・・
終わってみれば4得点の快勝でした。
サンフレは鳥栖相手に相性が良く、通算で14勝5敗7分と大きく勝ち越しています。
この日も決定機で外しまくっていましたが、なんだかんだで大量点になってしまうのが相性というものでしょうか。
それにしても鳥栖の横断幕、
「正直田舎者」
「恋人がサガン鳥栖」
と面白いですね。
今季は苦戦していますが、今後もまた来たいスタジアムなのでぜひとも残留してもらいたいものです。
さて、地元福山に引っ越してきたので鳥栖からなら日付を跨がずに帰れるんじゃないかと思っていた私でしたが甘かったです。
この日は19時開催だったので試合終了は21時になりますが、鳥栖から福山への終電は20時56分なので、最後まで試合を見ていたらどう足掻いても間に合いません。
上で鳥栖はホスピタリティが高いと書きましたが、実は一番のアウェーの洗礼は
「日曜日の19時開催」
だったのかもしれません・・・。
まあそんなわけでその日は博多のカプセルホテルに泊まって、翌日6時台の新幹線で戻りそのまま出社しました。
転職先は私服OKの会社でよかった~。
にしても汗ダラッダラかきながら飛び跳ねた翌日早起きして出社できる体力があるのは、まだ私がかろうじて20代でいることの証左だと思うと少しホッとするのでした。
まとめ
というわけでサンフレ観戦を兼ねて唐津旅行をしてきたわけですが、新一万円札との関係など知らなかったことが色々分かって楽しい旅でした。
上でも言ってますが、佐賀には何もないなんてことは全く無いので、また今度行ってみたいですね。
さて、お盆もどこか行ってみたいという思いはなくはないのですが、いかんせん暑過ぎる上に引っ越したばかりでお金もあまりないので今年は大人しくしていようと思います・・・。
ではでは。
こんにちは。高岡氏です。
交流戦でのカープはソフトバンクに3タテを食らう定期イベント、通称「ソソソ」はあったものの、ソフトバンク以外のチーム相手には全て勝ち越しという上々の結果に。
とはいえそろそろソフトバンクにも勝ち越しをしてほしいものです。
さて、カープとは違いますが、
サムネ・タイトル通り福島へ交流戦を観に行ってきたのでそのレポートを書いていこうと思います。
5/31(金)~いざ福島へ~
さて、NPBの地方開催は基本的に平日にしか開催されないので、この日は有休を取得して向かいます。
地方開催といえば最近カープはすっかりやらなくなってしまいました。もちろんオープン戦や2軍では地方開催を行っているのですが、1軍公式戦を行ったのは2019年の三次が最後です。
コロナ以降は開催ゼロなので、元々実入りが少ない地方球場をやりたくなかったところにコロナは絶好の口実だったのかもしれません。
また米子とかで試合があったらそのときは観に行きたいです。
まだ乗れてないですが、いずれ三国競艇を訪問するときにでも乗れれば・・・
雨の福島へ
正午過ぎに福島駅に到着。
ここでは出発メロディに『栄冠は君に輝く』が採用されていることで有名ですが、
これは福島市が、この曲の作曲者である古関裕而氏の出身地であることに由来します。
氏は他にも『六甲おろし』、『闘魂こめて』といったプロ野球の球団歌、NHKのスポーツ中継開始時に流れる『スポーツショー行進曲』といった曲を作っており、選手としても指導者としても野球に関わっていないにもかかわらずなんと野球殿堂入りを果たした人物です。野球ファンで彼の名を聞いたことのない人はいないのではないでしょうか。
それもあって福島市は「古関裕而のまち」を売りにしており、駅からは少し離れてはいますが福島競馬場の近くに記念館もあります。
正午時点で福島市は雨。
試合開始は18時なので、15時頃には止んでくれないと中止の危機です。
地方開催は5,6月に集中するので雨天中止も多く、いざ中止になってしまえば基本的にその年に再度同じ球場で試合を行うことはありません。色々な事情もあるのでしょうが、特に地方開催は雨が最大の脅威です。
雨雲レーダーを見た限りでは数時間後に治まるはずなので、それを信じて待つことに・・・。
駅の西口では今年5月に閉店したばかりのイトーヨーカドーの跡が目立ちます。
ヨーカドーは最近になって東北地方からの撤退が目立ちますね。
県庁所在地の駅前に廃墟があるというのは好ましくないので、早めに跡地利用の方針を決めてほしいものですね。
ヨーカドーが撤退したこともあり、西口の方は店が少ないです。
目的地のあづま球場は西方面にありますが、駅から10km離れた場所にあるため、徒歩でのアクセスは困難です。
NPB1軍の公式ゲームが開催される球場の中でも駅からのアクセスの悪さは有名ですが、県庁所在地にある分ちゅ~るスタジアムや由宇なんかよりはマシなのかもしれません(そもそも2軍と比べられる時点でアレだけど・・・)。
後述しますがさすがにシャトルバスも運行されるので一応安心。
東口の方は西口よりも商業が発展していますが、こちらにも一際目立つ工事現場があります。
こちらは2020年に閉店した中合百貨店の跡地で、この閉店をもって県庁所在地から百貨店が消えるという衰退の象徴のような出来事となってしまったのです。
また、5月には予てよりホテル誘致の計画があったものの頓挫したことが発表、またテナント集めにも苦労しているとのことで、上述したヨーカドー跡地と併せて活用方法を早めに見つけたいところですね・・・。
先行きが不安な福島駅前ですが、同じく東口にある「文化通り」はそれなりに賑やかそうな印象を受けました。
お昼は東口の「丸信ラーメン」で一杯。
「2層のスープで二度美味しい」が売り文句の醬油ラーメンを頂きましたが、馬鹿舌なんで2層の味の違いはよく分かりませんでした・・・(笑)
とはいえ優しいお味で美味しかったので満足です。
お店の周辺にちょこちょことヤクルトのユニフォームを着た方を見かけ、「ここでプロ野球の試合が行われるんだな」と実感が湧いてきます。
分かりにくいけどビフォーアフター・・・
ということで、14時過ぎ頃には無事雨が止んできました。
このぶんなら試合開始は間違いないので一安心してホテルにチェックインをしに行きます。
同じタイミングでチェックインしている方は皆ヤクルトファンと思われる方達でした。
遠路はるばる贔屓球団の応援に行く姿勢は同じスポーツ観戦好きとして頭の下がる思いです。
いよいよ球場へ
チェックインを済ませて駅へと戻ると、球場へ向かうシャトルバスが待ち構えていました。
試合に先立って事前に前売り券を発売していたのですが、なんとバス代だけで往復1400円!!!清々しいほどに足元を見た値段設定ですが、最寄りの庭坂駅から歩くにしても1時間はかかる上に終電も早いのでどのみちバスに頼らざるを得ません。
そして1400円も取るだけあって、バスは普通の路線バスで使用されるものではなく高速バスとして使われるものが用意されていました。しかも1本出れば次のバスがすぐにやってきて全く待たずに乗ることが出来ます。
Jリーグによくある無料シャトルバスと違って相当気合の入った輸送体制だったので、なんやかんや1400円を払う価値はありましたね。
・・・本当にこんなとこに球場があるの?
近くを国道115号線という4車線のバイパスが通ってはいますがそこは使わず、2車線の県道126号線を進みます。帰りは混雑しないのだろうか・・・。
球場到着。
6月に入ったばかりですがこのときはまだまだ涼しかったです。
この記事を書いているときは既に昼間の気温は30℃に突入しているのでこのときの涼しさが恋しい・・・。
5年ぶりに開催とありますが、前回開催は郡山の開成山野球場であり組み合わせはこの日と同じ楽天vsヤクルトでした。
このあづま球場での開催となると実に15年ぶりです。
やっぱりアクセスの問題なんですかね・・・?(開成山の方は郡山駅から3km程度)
地方開催なので期待していませんでしたが、出店は充実していました。
競艇場は群馬の桐生が最北であり、東北・北海道には1件もありません。
おまけに福島には中央競馬場があり、東北民にとって競艇は馴染みの無い競技だと思われます。そんな東北にも競艇を広めようと苦心しているようですね。
展示されていた楽天塗装のボートはなかなか良き。
東北出身の競艇選手一覧を何気なく眺めていると、見覚えのある名前があってビックリ。
佐藤世那って今競艇選手やってるの!?となりましたが、あの甲子園を沸かせた仙台育英のエースではなく、同姓同名、しかも両人ともに宮城県生まれという全くただの偶然です。
もし今後見る機会があったら投票してみましょうか・・・。
他には球団のチアガールチーム、エンジェルスのパフォーマンスも行われており、やはりNPB1軍の試合が開催されるだけのことはあるなあと思いました。
球場内部、試合
さてさて駅前のコンビニで買ってきたお菓子でも食べながらのんびり観戦しますかーと思っていると、荷物検査で止められてしまいました。
そう、球場内には食べ物の持ち込みが禁止されています。
楽モバパークでも球場への食べ物の持ち込みは禁止されているので、そのルールを踏襲しているものと思われますが、持ち込み関係のルールは毎回下調べを忘れちゃうんですよね・・・(というか調べててもうっかり忘れて買っていっちゃうのですが)
捨てるわけにもいかないので結局球場の外でお菓子を食べてから入場。
球場に入って早速テンションが上がりました。
「うおっ、外野芝生席やん!!!」
私個人的に、芝生席で野球観戦を行うということに憧憬の念を抱いていたのですがここで実現することとなりました。
12球団の1軍本拠地では、西武ドームが芝生席を有する唯一の球場だったのですが、それも2020年に通常の座席に改修されてしまい、芝生席はもはや地方球場でしか味わえないものとなってしまったのです。
他の観客はそれを知っていたので皆レジャーシートを敷いて観戦していたのですが、私は先述の通り全く下調べをしておらず焦っていました。
結局リュックをガードするためのビニール袋を持ってきていたので事なきを得ましたが、雨が降り続いてたらなかなか悲惨なことになってたでしょうね・・・。
応援グッズとしてハリセンが配られていました。
手を傷めずに結構音が出るので有能です。
試合前には福島出身のお笑い芸人・あばれる君のセレモニアルピッチが行われました。
キャッチャーは現在チームのアンバサダーを務める銀次さん。
ファーストとしてのイメージが強い選手ですが、アマチュア時代にはキャッチャー経験もあり、プロでも1回だけキャッチャーの守備機会にも就いたことがありちょっとした話題になりました。しかもそのときは盗塁阻止まで記録しています。
この日の観客動員数は12223人。
収容人数の30000人からすれば正直物足りない数字です。写真を見ていただければ分かるように、内野席には結構空席が目立っていました。
いくら翌日が土曜日とはいえ、アクセスの悪さが敬遠されたんですかね。
さて、地方球場ならでは?の光景でしょうか、イニング開始時の選手達のキャッチボールに合わせて、子供たちがボールをおねだりしている姿が印象的でした。
楽天の選手はたまにボールを寄越していましたが、ヤクルトの選手は全然投げてなかったです(笑)
ボールをキャッチした子はそれはそれは大喜びしていて微笑ましかったのですが、その子は強欲にもその後もボールを要求し続けていたのでさすがにもうええやろ、と心の中でツッコミを入れていました。
まあこういう子たちがこれからのプロ野球を支えてくれるので、ボールの1個や2個くらいどんどんあげちゃえばいいと思っちゃいますけどね。
試合のほうは両チームランナーこそ出すもののなかなか点が入らないもどかしい展開が続いていましたが、9回にランナー1,2塁から代打フランコが初球を振り抜きなんとそれが代打逆転サヨナラホームランに。
ヤクルトからすれば前のカード(ロッテ戦)で9回に追いつかれて勝利を逃す展開が続いており、この日もその流れを引きずった結果になってしまいました。
というか先発のサイスニードから代わったエスパーダがなんと3イニングを跨いで9回も投げてたので、ヤクルトの台所事情の厳しさが窺える試合となりました(なおヤクルトは交流戦を勝ち越して終えた模様)。
さて最も不安な帰り・・・。
別にヤクルトファンでもないのでヒーローインタビューを聞いて帰ってもよかったのですが、やっぱりアクセスに対する不安からさっさと球場を出てしまいました。
ですが、シャトルバス待機列の最後尾に並んだのが21:50。
バスに乗れたのが22:19。
そして福島駅西口に到着したのが22:45と、なんと1時間程度で戻れてしまいました。
Jリーグでは町田ゼルビアのホームから帰れないと話題になっていたのにえらい違いですね。まああそこはガチ登山もあるので一概に比較はできませんが・・・。
結論、やっぱり1400円は偉大だった。
6/1(土)ローカル線の旅
2日目は見事に晴れました。
さっそく新幹線に乗ってお隣の郡山へ向かいます。
郡山を起点とするローカル線といえば、水郡線、磐越西線、磐越東線の3つがありますが、翌日はとある用事で東海村にいなくてはならないので、今回は磐越東線に乗ります。
田村市の中心駅である船引駅まではそれなりに人も乗っていたのですが、そこを過ぎてからはこの通りガラガラに。
お手軽?に本格的洞窟探検~入水鍾乳洞~
道中見所を探しながら列車に揺られていましたが、ちょっと気になるスポットを発見したのでこちらの菅谷駅で途中下車。
磐越東線内では最も高い標高462mで、駅周辺には阿武隈川水系と夏井川水系の分水界があります。
というわけで、気になったスポットというのはこのアーチに書かれた「入水鍾乳洞」です。
駅から30分くらいで、しかも登り道なので結構しんどい・・・。
そしてこの閑散とした雰囲気。本当に営業しているのか怪しくなってきました。
というわけでやって来たのですが、もしかして結構本格的っぽい・・・?
しかもなんか水に浸かるっぽいし、ちょっと尻込みする私。
ですが重いリュックを背負って30分も歩いてきたのに、何もせずに引き返すわけにはいきません。というわけで、あえてBコース60分にチャレンジすることにしました。
入洞の前には受付で名前と緊急連絡先を記入したうえで、
必要があれば装備のレンタル・購入をすることができます。
ヘルメットやヘッドライトはもちろん、半ズボンやサンダルなどもレンタルしているので、着替えが無くても一応大丈夫なようにはなっています。
レンタルの際には受付のガイドから、
「お一人で入られるので、途中で無理だと思ったらすぐに引き返してくださいね」
と言われて身が引き締まります。
ちなみに今回はこの格好で入洞することにしました。
なんで野球のユニフォームなのかって?なぜでしょうね・・・
結局どうしても途中で通り抜けられない場所があったので、Bコースの途中で引き返すことにしました。無念・・・
私の前に外国人観光客の集団が挑戦していったのですが、彼らの中には私と変わらないくらいの体格の人もいたのにどうやって先に進めたんだろう・・・
悔しさの残る体験とはなってしまったのですが、2000円程度でお手軽に本格洞窟体験ができるという意味ではとても良いスポットだと思いました。
最もお手軽なAコースでさえ割と狭くて足場もちょっと不安になるような場所がありましたが、Bコースに入るといきなり足場が水びたしになります。というか川です。
水自体もかなり冷たく、ずっと浸かってたらたぶん凍死します。
這っていかないと進めない場所もあるし、そもそもヘッドライトで照らしている場所以外は真っ暗だし、コウモリも突然飛んでくるしで、洞窟経験のない初心者が1人で挑むのは正直かなり怖かった・・・。初めてであれば複数人での挑戦をお勧めします。
本当はその心細さを共有したかったのですが、
スマホは持ち込まなかったので写真・動画はありません。
まあ持ち込まない方が良いでしょうね。ポケットから落ちて岩に擦って傷でもついたら嫌ですし、いくら防水とはいえ水の中に落とすのは怖いですし・・・。
それに、せっかく挑むなら事前知識があまりない状態で挑んでほしいというのもありますね(笑)
洞窟体験を終えた後は、すぐ近くにある温浴施設の割引券を貰い、せっかくなのでひとっ風呂浴びていくことに。
ぬるめのお湯だったのでいつまでも入っていられます。
風呂上がりにはアイスを食べてリフレッシュ。最高の昼下がりでした。
田村市に併合される前は菅谷地区、隣の神俣地区、そして広瀬地区を合わせて滝根町という自治体でしたが、先述した鍾乳洞以外には「満天の星空の町」を売りにしています。神俣地区には天文台があり、イベントが開催され地域の交流の場にもなっているようですね。
建物の前には星の町ということか、星の王子さまと後はなんかよく分からんキャラクターの像が佇んでいます。
生気のない顔が妙にシュールです。
次の列車まで時間が空いたので隣の神俣駅まで徒歩。
ここは天文台ではなく排水処理施設のようですが、こんなところにも星の意匠が施されています。
神俣駅
歩いていると先ほどの入水鍾乳洞同様のアーチが出てきました。
入水鍾乳洞までの道と違ってこちらにはレストハウスや食事処などがあり賑わいがあります。会社の人もあぶくま洞は知っているけど入水鍾乳洞の方は知らないという感じだったので、それがこの景色にも表れている感じがします。
先述した天文台はあぶくま洞に近接しているので、そういう意味でも観光地としてはこちらの方がメジャーなのでしょう。
また来たときはあぶくま洞の方にも訪問したいですが、こちらは入水鍾乳洞よりもさらに駅から遠いのでタクシーで行くのがベターですね。
駅舎。
コミュニティセンターが併設された立派なものです。
ちょっとメルヘンな香りがするのはやはり「星空の町」を意識したのでしょうか。
構内がかなり広いですが、かつては上述の工場から石灰石を運んでいたので、その引き込み線の名残があります。
2つの鍾乳洞は鉱山の副産物というわけですね。
引き込み線跡を整備したと思われる駅隣の広場には何やらポツンと建っています。
シミズオクト・・・じゃなくて天地人という名前のオブジェでした。
それにしてもなんか既視感のあるデザイン・・・。
駅前の商店街には中国語と韓国語で書かれた看板のあるお店がありました。
さっきの入水鍾乳洞もそうですが、こういうとこにもやってくる外国人ニキ・ネキ達のリサーチ能力凄いっすね。
ちなみに駅前のさんくるげというラーメン屋がかなりの人気店らしいのですが、土日祝が休みという観光客には全く優しくない設定で訪問難易度は高いです。
当然ながらこの日は開いていませんでした。
なおちょくちょく臨時休業もあるので引いてしまった方はご愁傷様です・・・。
小野新町駅
磐越東線の終着駅として名前を見かける機会が多いのがこの小野新町駅。
いわき行きが出るまで少し時間があるので途中下車します。
当駅を境に運行形態が変わる磐越東線ですが、当駅~いわき間は1日わずか6本しかありません。特に昼間は5時間も空く時間帯があります。
駅舎内の壁には、地元小野高校の生徒たちの自作沿線見所宣伝ポスターが貼られており、観光に役立つ情報が満載なのでぜひご覧ください。
駅舎は昔ながらの味のあるものです。
ちなみに駅の所在地は小野町(おのまち)ですが駅名が「小野」ではないのは何も兵庫県に小野駅があるからではなく、駅周辺の地名が文字通り「小野新町」だったからです。
「小野新町村」→「小野新町」→「小野町」という地名の変遷を見ても、町と村が共存していたり、「小野新・町」ということは「町」を取ったら「小野新(おのにい)」なのか!?となったり、合併して新しくなったら逆に「新」が取れたりと何かとツッコミどころがあります。
町の名前に「小野」がつくのは、小野小町・・・ではなく、小倉百人一首に歌が載っていることでも知られる小野篁の出身地であることに由来しています。
小野小町はその篁の娘であるとされていますが、その説にも矛盾があり、どこで生まれ誰から生まれたのかは未だに謎の人物です。最も所有権(?)を強く主張しているのは秋田県。米や新幹線、スタジアムなど色々なものに「こまち」の名を冠していますね。
小野町で最も有名なスポットがこのリカちゃんキャッスルでしょう。
そして恐らく男一人で入るのがこの世で最も難しいスポットではないでしょうか。
下手したら不審者扱いを受ける可能性すらありそう・・・。
1人ピューロランドごときでイキってるYouTuberにはぜひ来てもらいたい場所です。
当然リカちゃんキャッスルからは即座に引き返してきた私ですが、さすがに何もしないのでは何のために降りたのか分からないので、店先のボードに書かれた「アイスバーガー」の文字に惹かれてこちらの「シェフリー松月堂」という洋菓子店にお邪魔しました。
モナカではなく、「バーガー」の名の通り、アツアツのバンズにアイスクリームを挟んだお菓子となっています。本当にアツアツなので、受け取ったときにびっくりして落とさないように気をつけましょう。
個人的にはもうちょいアイスが大きいほうが好みかなあ。とはいえ写真映えするのはこのくらいの大きさですかね。
なんとなく想像がつくとは思いますが、最後の一口はとても美味しいです。
この日の宿はいわき。
整備された綺麗な街という印象です。
晩飯は駅の正面にある商業施設内にある寿司屋で食べました。
旨かったです。
ちなみにもし競輪が開催されてたらちょっとやっていこうかと思ってたのでやってなくて良かったです()
6/2(日)~やきうの時間~
なんで福島に行こうと思ったかというと、ここ東海村で例の駅メモ草野球オフが開催されたからなんですね。いわきから常磐線で1本です。
にしても東海村とはまたマニアックな・・・
草野球があるので荷物もかなり多かったのですが、この立派な駅舎にも関わらずなんとコインロッカーがどこにもありません!
どうやら2015年時点では存在していたようですが、同じ場所を見ても何もなかったので撤去されてしまったようです。
自治体の代表駅なんだから置いといてくれてもいいじゃんか・・・。
ちなみに帰ってから背負っていたリュックサックの重さを量ると6kgもありました。
確かに荷物は多かったけど何を入れたらそんな重くなるんや・・・。
会場は阿漕ヶ浦公園という場所で、駅からは徒歩40分くらいとアクセスはよろしくありません。
なおコインロッカーが無さ過ぎて発狂していた私はヤケになって6kgの荷物を背負ったまま歩いて行きました。試合前から汗だくです。
そしてご覧の通りこの日は雨中の試合となりましたが、
私の打撃成績は四球、三振、内野安打×2でした。
この日のグラウンドコンディションを存分に活かした打撃でしたね(笑)
ちなみに私は草野球ではいつも外野をしているのですが、たまにはピッチャーもしてみたいなあと思っていたり。
まあ肩が貧弱すぎるので難しいかもしれませんが。
まとめ
というわけで、今回は福島への小旅行に関するレポートでした。
実は地元に引っ越したのでこれから東北地方に行くことはなかなか難しくなると思います。
でもあぶくま洞はぜひ行ってみたいですね。さんくるげと合わせていつかリベンジしたいものです。
ではでは。
こんにちは。高岡氏です。
4月になりましたね。
9日に29回目の誕生日を迎えました。
誕生日がめでたい日だという思いはいつの間にか消え失せ、「今年もまた1つ年を取るのか・・・」という思いで虚しくなります。
特に今年は20代最後の年なので、いよいよこのときが来てしまったか・・・という感じです。はあ、また憂鬱になってきた。
さてそんなことより、昨年末の九州旅行レポート第2弾となります。
第1弾はこちら↓
12/26(火)
クリスマスから一夜明け、街は年末までつかの間の日常モード。
この日も新飯塚からスタート。後藤寺線はJR九州お馴染みの白+青ラインのキハ40系がお出迎えです。
わずか5駅を20分で結ぶ地味な路線ですが、道中にはこの後訪問するとある駅が大きな魅力となっています。
巨大工場が目の前!船尾駅
その「とある駅」というのがこちら、船尾駅です。
存在感しかないこの建造物は、福岡に本社を置く麻生セメントの田川工場です。
工場が真正面にあることで、飛散した塵が駅を汚すことからここを「日本一汚い駅」なんて呼ぶ人もいるようですね・・・。
当然ながら絶賛稼働中の工場なので、出入り口付近をダンプカーが行き交っています。
決して見通しは良くないので、気をつけていないと本当に轢かれます。
私も若干冷や汗をかきながら散策していました。
天候のせいもあるのかもしれませんがどうにも寂れた印象を受けてしまいますね。
工場に隣接する階段を登ると神社がありました。
柱には「産業セメント鉄道株式会社」の文字。
船尾駅を開業したのもこの会社でしたが、現在の麻生グループに吸収された末に会社としては消滅しています。社名を今に遺す貴重な遺産ですね。
退避壕がありました。
近くに活火山は無いはずなので、見た感じからして戦時中のものですかね。
さっきの産業セメント鉄道の石柱といい、この周辺だけ時が止まっているのではないかと思ってしまいます。
というかこの辺りには謎の更地が多く、さながらゴーストタウンの様相です。
ところで、麻生セメントと母体の麻生グループについて調べているとびっくりしたのが、あの**麻生太郎の一族の会社**なんですね。
当然麻生一族が代々社長を歴任しているわけですが、これもいわば家族経営の一形態です。Twitterでは家族経営の会社だけは絶対入るなとよく言われていますが、このレベルになればさすがに文句を言う人も少ないのではないでしょうか。
初任給が23万で住宅手当も出るのは強い。
後藤寺線は山越え路線の割に1時間1本以上は確保されています。
ですが、中間駅の乗車人員はなかなか悲惨なようで、2022年度の資料とはいえ後藤寺線単独で100人を超えているのは下鴨生駅のみという状況です。
https://www.jrkyushu.co.jp/company/info/data/pdf/2022ekibetsu.pdf
新飯塚~田川後藤寺を乗り通す利用が大半を占めているということですね。
ここでサムネの光景が見られるわけなのですが、これはもっと良いカメラで撮りたい光景ですね。
平成筑豊鉄道再び!
田川後藤寺駅に到着。
田川伊田駅の隣ですが、この駅からは平成筑豊鉄道糸田線が北へ伸びています。
田川伊田駅からも平成筑豊鉄道伊田線が同じく北へ伸びており金田駅で合流するのですが、2路線に挟まれることによりこの辺りは街の規模の割に駅数が多い印象を受けます。
「赤字」駅?いやいや「あかぢ」駅です
この日も気になった名前の駅で降りていくスタイル。
まずはあかぢ駅です。
漢字で書くと「赤地」ですが、こんなに簡単なのになぜわざわざひらがなにする必要があったのでしょうか。
実は、同じ伊田線に「赤池」駅が先に存在しており、漢字が紛らわしいということで、最初はふりがなの通り「あかじ」駅として開業しました。
ところが、今度は「赤字」を連想させて縁起が悪いということで、現在の駅名に落ち着いたという経緯を持ちます。なお会社は地方鉄道の例に漏れずしっかり赤字の模様
ちなみに、「ぢ」というと「痔」を真っ先に想像する方もいると思いますが、こちらも正しくは「じ」と表記します。ヒサヤ大黒堂という企業が旧仮名遣いに拘り「ぢ」と表記したことからそのイメージが定着してしまったようですね。
そのせいでこの駅名もなんか痛そうなイメージが湧いてしまいます。
駅周辺は田んぼだらけでこれといったものはありませんが、地味に両隣を直方市に挟まれた小竹町の駅であるという特徴を持っています。
また、「赤地」という地名自体は小竹町と直方市の両方に跨っていたりします。
ここの地名の表記が「あかじ」であることを証明する標識。
ちなみにこれは直方市サイドです。
ついでに歩いて隣の藤棚駅までやって来ました。
ここはもう1つ隣の中泉駅までの距離が700mと近く、駅舎がギリギリ肉眼で見えるか見えないかぐらいの位置にあります。離れた直方方面行きホームからであれば見えそうですね。
というかここに来て気付いたのですが、
伊田線って複線だったのか!
これはかつて石炭輸送が主力であった名残であり、それだけこの筑豊地域で石炭の生産が盛んであったことを示しています。
今でこそすっかり1両編成の気動車がコトコト走るザ・ローカル線ですが、それゆえに現在では「非電化路線なのに複線」という珍しい立ち位置になりました。
まあ非電化ということからも利用者数はお察しですが、この都市規模で1時間に2本確保しているのはようやっとると言って良いでしょう。
というわけで、次は本命?の駅に行きます。
カープファンの聖地!?赤駅
というわけで赤駅に到着。
やっぱりカープファンとしてここは訪問しておきたかった駅ですね!
駅名標は真っ赤な特別仕様です。
なお、駅名標がこうなったのはTwitterで検索したところ駅ナンバリングが導入された2019年からのようで、それより前は他駅の駅名標と同じ仕様だったみたいです。
旧駅名は字体が若干ポップに見えますが私だけでしょうか。
当駅の周辺には役場や学校などの施設が揃っており、まさに村の玄関口と言うべき駅です。
駅前には線路がありますが、これは石炭輸送のために作られた「油須原線」の線路跡です。線路跡とは言っても実は未成線であり、開業を待つまでの間に石炭が世の主流ではなくなってしまったという悲しい路線なのです。
開業まで時間がかかり過ぎてしまい、結局日の目を見ることが出来なかった路線といえば三江線を思い浮かべますが、計画止まりで開業すらできなかった路線の方が遥かに多いのでしょうね。
とはいえこの路線跡は、現在ではトロッコ列車が走っており沿線の貴重な観光資源となっています。乗るチャンスは月1日と結構難しいですが、往時に思いを馳せて乗りに行ってみてはいかがでしょうか。もっとも大人が1人で乗るにはなかなか勇気がいるような気もしますが
上で村の玄関口とは言いましたが、駅周辺は飲食店どころか商店も満足にないので注意が必要です。個人スーパーはあるにはありますが、年末だからなのか営業していませんでした。
とはいえお昼時でお腹が減っていたので、仕方なく徒歩で隣の油須原駅方面へ向かっていくことに・・・。
すると川沿いに、田んぼの中にポツンと立つ特産品センターがありました。
特産物センターに隣接した建物には、「カレー食べ放題!」と書かれた幟が!
砂漠の中でオアシスを見つけた気分や・・・
このとき時刻は13:40で、閉店時刻が14:00とギリギリでしたが、店員のおばちゃんは快く出迎えてくれました。というか14時になっても普通に他の客が入ってきてたので、結局いつ閉まるのかよく分かりませんでしたが・・・
まさに田舎のおばちゃんといった感じで、
「カレーいっぱい食べてね!」「お代わりいくらでもしていいからね!」「美味しかった?」
店に入ったときは客が私1人だったこともあるでしょうが、こんな感じでとてもフレンドリーでした(笑)
しまいには携帯の調子が悪いということで見せてもらうことに・・・
結局私では解決できなかったのでちょっと申し訳なかったですね。
なお、日によってメニューは変わるようで、この日はたまたまカレーの食べ放題の日でした。本当に食べ放題で、しかもお値段600円とお値打ちです。
味もいわゆる家庭的でクセがないので食べやすいですよ。
赤村の公共交通機関は鉄道のみ、バスはありません。
まあ沿線に大抵の施設は揃ってはいるので旅行者に優しくないわけではありませんが・・・
レビューで結構高評価を受けているえのくま酵素風呂。
正直入りにくい外観ですが、この日も普通に客が訪れていたので営業自体は普通にしているようです。
お湯に浸かるのではなく、ヒノキのおがくずの発酵熱を利用して温まるということで、砂風呂とはまた違うんですね。次はチャレンジしてみたい。
・・・のどかだなあ・・・
この赤村ですが、石炭で有名な筑豊地域において炭鉱が無い地域であり、良くも悪くも石炭に振り回されることの無かった村です。また1889年の町村制施行以来一度も合併を経験していない村でもあります。
そのため「寂れた街」的な静かさではなく、いわゆる日本の原風景的なのどかさが魅力ですね。
こういう光景を見ていると、都内で満員電車に揺られながら通勤することが本当に幸せなのかと考えてしまいます。とはいえ周りを娯楽に囲まれた都会生活を抜け出すのが難しいのもまた事実。今日日ネットでなんでも出来てしまう時代ではありますが、やはり生の体験に勝るものはありませんからね。
まあ少なくとも若いうちは都会に出て色々経験しておいたほうが良いんじゃないかとは思いますね、やっぱり。
社殿が美しい赤色に塗られた我鹿八幡神社。
「我鹿(あか)」という名前から察しがつくと思いますが、古くは日本書紀に「我鹿屯倉(あがのみやけ)」と書かれた場所が登場しており、その「我鹿」の位置が現在の赤村にあたるとされています。
最古の木造駅舎~油須原駅~
これが九州最古の駅舎だ!!!
・・・と言われても遠目から見るとそんなでもないように見えちゃいますね(汗)
なんか木の模様が地方によくある新しめの家の外壁っぽいからですかね?
なんとなく古さと新しさが融合したような感じに見えます。
油須原駅周辺は寿司屋、NPO法人の活動拠点や商店などが立ち並びます。
立ち並びます、とは言ってもやはり飲食店はかなり少ないですね。一応駅から少し離れた県道34号線沿いにはうどん屋もあります。
3枚目の奥にある「尚徳山口」の駅名標は、『金田一耕助VS明智小五郎ふたたび』というドラマのロケ撮影で使用されたものとのこと。
しばしばロケで使用されることも多い駅のようです。
遠目から見ると少し新しさも同居する駅だと言いましたが、実際近づいて見ても小綺麗な駅であるという印象を受けました。
というのも、この駅舎は2022年に開業当初の姿をイメージしてリニューアル工事が行われたばかりです。
工事前は上述したロケ撮影のセットが設置されたままになっており、平成筑豊鉄道なのに「信濃鐡道」と書かれた時刻表が掲示されていたようです。
お洒落な窓の下にはなんとコンセントが用意されています。
これはありがたい。
どうでもいいですが、駅正面に掲示されているポスターが福山の鯛網だったので「おっ!?」となりました。
福山の誇る数少ない観光資源ですので、GWに福山に行く時にはぜひどうぞ。GWにわざわざ福山観光に行く奇特な人は少ないとは思いますが・・・
こちらの腕木式信号機は動かすことができます。
5000兆円○○○!~糒駅~
もうすっかり夕方になってしまいましたが、これが最後の気になる駅名です。
「糒」なんて漢字を見る機会はここくらいしかないのではないでしょうか。
この漢字については、「ほしいい(干し飯)」というとピンとくる方もいらっしゃるかもしれませんね。
国語の教科書屈指の鬱作品『ちいちゃんのかげおくり』で頻出した単語です。
まあ当時はそこまで鬱になった記憶はないのですが、大人になってあらためて振り返ると、小学生に読ませる話にしてはかなりエグいなあと思いますね・・・。
駅にはボクシングジムが併設されています。
窓から見えるようにバリバリ営業中です。
かつては駅舎として使用されていましたが、駅を有効利用したいと考える平成筑豊鉄道がジム側に無償譲渡したという経緯があるようです。
その代わりとしてジム側が駅の管理・清掃を担当するwin-winの関係となっています。
駅舎には可愛らしいイラストが描かれています。
ミッキー&ミニー、白雪姫と7人の小人は分かりますが、左下はだいぶ剥がれていて分かりづらいですね。リスっぽいのはチップ&デールでしょうか。
ここにいるだけで一生分の「糒」の字を見た気がします。
国名が駅に!?~金田駅~
伊田線と糸田線の分岐駅となっているのがこちらの金田駅。
お隣大分県にはローマ字表記で「USA」となっていることでネタにされている宇佐駅がありますが、こちらは読み方が「カナダ」な駅です。さすがにローマ字表記は「CANADA」ではありませんが。
USAがある県とカナダがある県が隣同士というのもまた面白い偶然ですね。
駅には平成筑豊鉄道本社が入居しており、平成筑豊鉄道の鉄印帳はここで手に入れることができます。
さて、せっかくちくまるキップを持っているので、昨日のように温泉に入ろうと思っていたのですが・・・
送迎バスの時間はとっくに終わっていました。
完全に昼間しか対応していないダイヤですね。反対側の「日王の湯」についても同様です。
どちらも駅から3km程度離れているので、歩いていくのはちょっとしんどいですね・・・。
せめて帰りは夕方の便を用意してもいいんじゃないかなあ。
コスパ抜群!駅舎ホテル
というわけで、2日間に渡るへいちく沿線巡りを終え、田川伊田駅にやって来ました。
「ミスターマックス」田川伊田駅ということですが、今回の旅でミスターマックスが福岡の企業であることを初めて知りました。地元福山にも店舗があるので、てっきり地元のローカルチェーンだと思ってました(笑)
本社は福岡市にありますが、発祥の地はここ田川です。
さて、田川伊田といえば以前日田彦山線ウォークをしたときにも宿泊した地なのですが、そのときは別のホテルに宿泊していました。
そこで気になったのが、田川伊田駅の駅舎ホテルでした。
いつか泊まってみたいと思っていたので、今回はちょうどいい機会でした。
チェックイン時には好きなパンを2個もらえるサービスを提供しています。
そのうえドリンクバーも設置しており、それ込みで1泊なんと4840円!
駅直結という立地を考えてもめちゃくちゃコスパ良いですよね!
特に18きっぱーにとっては御用達と言えるホテルでしょうね。
※ただしシャワールームとトイレは共用なので注意!ホステルとビジネスホテルの中間のような形ですね。
人口5万人いかない小さな街ですが、駅周辺の夜のお店はなかなか充実しているようです。
かつての栄光の名残を感じさせてくれる街並みですね・・・。
夕食はこちらの「朝日家」で、田川名物のホルモン鍋をいただきました。
鍋とは言っていますが、使用するのは底が少し凹んだホットプレートです。
焼肉のタレに漬け込んだホルモンを最初に投入し、それを野菜で覆って蓋をするのが田川流。
また、1人ですが個室を使わせてもらえたので、落ち着いて食事をすることができたのは有難かったです。
さて、旅行から4ヶ月が経ちましたが、年末旅行編は次がラストの予定です。
長期旅行編は途中でめんどくさくなって止めてしまうことが多いですが、今回は最後まで書き切ろうと思っています。
ではでは。