藤原顕信が出家したのは出世できなかったからではない!大河ドラマ『光る君へ 第41話』 (original) (raw)
引用:https://artexhibition.jp/topics/news/20231124-AEJ1713544/
大河ドラマ『光る君へ 第41話』では、藤原顕信が出家してしまいましたが、それは出世できなかったからではありません。
それでは、なぜ、藤原顕信は出家してしまったのか?その理由について紹介しましょう。
大河ドラマ『光る君へ 第41話』のキャスト
光る君へ 第話は、2024年1月7日から放送開始されました。
脚本&演出
登場人物&俳優
紫式部の一族や身近な者たち
- 紫式部-まひろ(演:吉高由里子)藤式部と呼ばれる歌人
- 藤原惟規(演:高杉真宙)紫式部の弟
- まひろ(演:落井実結子)のちの紫式部
- 藤原賢子(演:南沙良)まひろの娘
- あさ(演:平山咲彩)藤原賢子の乳母
- さわ(演:野村麻純)まひろを慕っている女性
- 藤原為時(演:岸谷五朗)紫式部の父
- ちやは(演:国仲涼子)紫式部の母
- 太郎(演:湯田幸希)まひろの弟
- はる(演:島田桃依)まひろの従者
- 熊丸(演:志村光貴)まひろ家の下男
- 藤原宣孝(演:佐々木蔵之介)紫式部の夫
- 乙丸(演:矢部太郎)紫式部の従者
- いと(演:信川清順)惟規の乳母
藤原家
- 三郎(演:木村皐誠)のちの藤原道長
- 藤原道長(演:柄本佑)平安時代に栄華を極める人物
- 源倫子(演:黒木華)宇多天皇の曽孫で、藤原道長の嫡妻
- 藤原頼通(演:大野遥斗)藤原道長と源倫子の嫡男
- 源明子(演:瀧内公美)皇子・源高明の娘で明子女王と称される人物
- 藤原顕信(演:百瀬朔)藤原道長の三男で、母は明子
- 源俊賢(演:本田大輔)源明子の兄
- 藤原兼家(演:段田安則)藤原道長の父
- 時姫(演:三石琴乃)藤原兼家の正室
- 藤原頼忠(演:橋爪淳)関白
- 藤原詮子(演:吉田羊)藤原道長の姉
- 藤原道隆(演:井浦新)藤原道長の兄で、藤原兼家の長男
- 藤原伊周(演:三浦翔平)藤原道隆の嫡男
- 藤原道兼(演:玉置玲央)藤原兼家の次男で、まひろを殺害した人物
- 藤原寧子(演:財前直見)藤原兼家の妾で、藤原道綱の母
- 藤原道綱(演:上地雄輔)藤原道長の兄で、藤原道長の異母兄
- 高階貴子(演:板谷由夏)藤原道兼の妻
- 藤原隆家(演:竜星涼)藤原道隆の四男
- 藤原定子(演:高畑充希)藤原道隆の娘
朝廷
- 一条天皇(演:塩野瑛久)一族や貴族たちの関係に頭を悩ます帝
- 藤原彰子(演:見上愛)藤原道長の娘にして、一条天皇の妃
- 藤原妍子(演:倉沢杏菜)藤原道長の第四子で、三条天皇の女御
- 三条天皇(演:木村達成)のちの三条天皇
- 藤原娍子(演:朝倉あき)三条天皇の女御で、藤原済時の長女
- 藤原定子(演:高畑充希)一条天皇に愛された皇后
- 敦康親王(演:渡邉櫂)一条天皇と定子の第一皇子
- 敦成親王(演:不明)一条天皇と彰子の皇子
- 円融天皇(演:坂東巳之助)64代天皇
- 懐仁親王-東宮(演:石塚陸翔)藤原詮子の息子、のちの66代一条天皇
- 花山天皇(演:本郷奏多)少し奇抜な行動が多い皇族
- 安倍晴明(演:ユースケ・サンタマリア)陰陽師
- 藤原斉信(演:金田哲)一条朝の四納言
- 藤原公任(演:町田啓太)一条朝の四納言
- 藤原実資(演:秋山竜次)藤原道長の先輩
- 藤原行成(演:渡辺大知)藤原道長と一条天皇の狭間で苦しむ人物
- あかね(演:泉里香)和泉式部日記の作者
彰子の女房
- 赤染衛門(凰稀かなめ)以前より、藤原彰子に仕える人物
- 宮の宣旨(演:小林きな子)彰子の女房の一人で、体格の良い女性
- 大納言の君(演:真下玲奈)彰子の女房の一人
- 小少将の君(演:福井夏)彰子の女房の一人
- 宰相の君(演:瀬戸さおり)彰子の女房の一人
- 馬中将の君(演:羽惟)彰子の女房の一人
- 左衛門の内侍(演:菅野莉央)彰子の女房の一人
越前国の人々
- 周明(演:松下洸平)宋人
- 源光雅(演:玉置孝匡)藤原為時に賄賂を出そうとする人物
- 朱仁聡(演:浩歌)日本の朝廷を重んじる宋人
- 三国若麻呂(演:安井順平)宋人を紹介する温厚な人物
- 大野国勝(演:徳井優)朱仁聡を捕らえるように命じる役人
その他
大河ドラマ『光る君へ 第41話』のストーリー
引用:https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/episode/te/NZX93MZ28G/
双寿丸が「姫様ってツラでもないよな」と言うと、藤原賢子はおかしくなり笑ってしまいます。
藤式部は、娘に「怒らないのね」と言うと「私は、怒るのは疲れるので、怒らないのです」と答えられます。
「私に対しては、結構、怒ってたわよ」「母上に対しては、怒ってましたけど」
朝廷では、帝が藤原公任に儀式を行うように命じますが「私よりも」と断ろうとします。
しかし、帝は、藤原公任がするように命じるので、仕方なく、その命を受ける事にしました。
藤原公任は、藤原道長と二人っきりになった所で「帝が、我らの結束を乱そうとしているのではないか?」と懸念を示します。
三条天皇は、一条天皇が亡くなってから49日という不吉な数字にも関わらず、内裏に入りました。
「左大臣、朕の関白になってもらいたい」「申し訳ない事にございます、お許し下さい」
「それは残念な事だが、その代わり、朕の願いを一つ叶えてくれ。娍子を女御とする。
清少納言は、藤原彰子に謁見しますが、楽しそうに歌をよんでいると感じて「もう敦康さまの事はお忘れのようですね」と吐き捨てました。
**敦康親王**は、藤原彰子に久しぶりに会いに行くと、間近まで迫ってまで顔を見てしまい、藤原道長は危機感を強めます。
藤原道長は、**敦康親王を二度と娘に近づけないようにしますが、三条天皇は藤原娍子の一族を取り立てようとします。**
これに、藤原道長は異を唱えて、藤原顕信を取り立てる話も固辞してしまいます。
藤原顕信は「私は父に出世の道を阻まれたのですね」と落胆して、出家をしてしまいました。
母・明子は「私はあなたを許しませぬ!あなたが顕信を殺したのです」と、藤原道長に訴えてしまうのです!
『藤原顕信が出家したのは出世できなかったからではない』
藤原顕信が出家したのは、一見すると出世できなかったから、ヤケになって出家したように見えるかもしれません。
しかし、史実は少し違っていて、藤原伊周の子・道雅と道長の次男頼宗および、その舎弟が他人の悪口を言う事件が起きます。
この弟こそ、藤原顕信と考えられていて、藤原道長が、顕信を出世させなかったのは、この一件が関連している可能性が高いです。
藤原顕信は、父からあまり快く思われていなくて、将来に不安を感じていた時、行願寺の行円を尋ねたら、その教えにおおいに感銘を受けました。
つまり、出世できなかったから出家したのではなくて、将来の不安や、行円の教えに感動して出家した訳です。
大河ドラマ『光る君へ 第41話』の見所とまとめ
第41話では、双寿丸が、ますます藤原賢子と親密な仲になっていきますが、藤式部はあまり頭にきていないようですね。
藤原道長と三条天皇の間で、政の駆け引きが行われてしまい、藤原顕信は出世できず、そのまま出家してしまいました。
このドラマでは、出世できなかったから、出家したように描かれているようなので、明子と道長の関係は修復不可能かもしれません。