坂東巡礼㉔31番笠森観音 (original) (raw)

外房線の31番笠森観音と32番清水寺を周りました。

この日は武蔵野線京葉線のダイヤが乱れていて、乗りたいバスに乗れるかドキドキでした。

茂原駅発9:25発を逃すと次は2時間無いから。

無事に乗れて一安心。30分早く家を出たかいがありました。

バスに乗ること35分、のんびり車窓から外を眺めます。

小湊バスは交通ICカード使えませんので注意。

笠森バス停で降りると、案内看板があるのでその通りに進みます。

参道入口

車の方は参道の向かいに駐車場があります。

石段が続きます

涼しくて良いけど、夏は虫よけスプレー必須です。

三本杉と鉄人28号くん

笠森観音の周囲は自然林として保護されています。

子授けの楠

ハシゴがあって、この穴をくぐると子宝に恵まれるそうですよ。

子宝楠の穴から見える観音様

芭蕉の句碑

すぐそばに芭蕉の句碑もありますが、少し高いところにあるのと苔むしていて字句がはっきり読めません。

こうして坂を5分ほどのぼると山門です。

山門

風神雷神閻魔大王のいる山門をくぐると、四方懸造りの本堂が見えます。

思わずおぉーと声が出てしまう。

大きな岩の上に建つ観音堂

大悲山楠公院笠森寺が正式名称。

延暦3(784)年伝教大師最澄上人が、楠の霊木で十一面観音菩薩を刻んで山上に安置したのが始まりと伝わっています。

京都の清水寺や、坂東17番満願寺奥の院も懸造りだけど、四方になっているのはここだけで、重要文化財に指定されています。

江戸時代の名所浮世絵にも載っていますよ。

二世安藤広重の浮世絵

ちょっとこれは盛りすぎだけど、実際登ると高所恐怖症気味の私は端の方に行けないくらい高い。

靴を脱いでビニール袋で持って行きます

75段の木の階段を上っていきます。

岩の上にたくさんの柱

上がり切ったところで、拝観料300円を支払います。納経もここでお願いしました。

上から見下ろすとこんな感じ

本堂の中は撮影禁止

御前立から延びているひもは、廊下の柱に繋がっています。

この紐に願い事を書いた紐を結びつけられています。(毎年元旦にあたらしい綱に代わるそうです)

ご本尊は秘仏なので、御前立をお参りしました。

厨子がすっごく豪華でした。

納経印

本堂の一角に「日蓮聖人参籠の間」があります。

周囲を回ると山々が見えます

いい景色なんだけどちょっと怖い(しつこい)。

「信仰の場なので対策はとってないので、子どもがのぞき込んだりくぐったりしないように」という主旨の注意書きがありました。

ほんと、危ない。でも、観光地のように金網とかつけてほしくない。

雨天はお堂は閉まり上がれないので(納経は下の事務所で受付)、天気予報を見てきてください。

下から見上げてもすごい迫力

ぐるりと一周してみる。

ほんとに岩の上に建ってる

巨木がより迫力を添える

周囲の森にも大きい木があって、なんだか神秘的な感じです。

清水寺みたい

観音堂は長元元(1028)年、後一条天皇の勅願により建立されました。

筋交いがたくさん

千年近く前の建物で、柱は補強されているけれど、こんなに地震や台風が多い国で今もしっかり建っているというのはすごい。

鐘もついてみた

切通

帰りは石段ではなく表参道を通ってバス停へ。

11時のバスで茂原駅へ戻りました。

茂原駅に戻ってお昼。

調べておいたラーメン屋へ。駅のすぐそばです。

中華そば鷸(しぎ)

鶏豚出汁ラーメン

泡系と書いてあって、評判良かった。

クリーミーでちょうど良い濃さで美味しいスープでした。

麺は平打ち麺でラーメンというよりパスタみたい。

最近の料理ってしょっぱいのかと思ってたけど、私も美味しいと思えて一安心。

壁に色紙がたくさんかかっていたけど、有名な動画配信者なのかもしれないけど知っている人がいませんでした。

午後は、外房線をさらに南下して32番音羽山清水寺へ行きます。