@AZUSACHKA 's note (original) (raw)
久々の読書感想。読書会に誘ってもらえて読んだ。自分ではあまり選ばない感じの小説だったんだけど、読んでみたらすごく面白かった!こういう感じで本と出会えるのって嬉しい。わたしは本を読むのにとても時間がかかる方なんだけど、これは一瞬で読めた。ネタバレ有りで2冊分の感想を書いていきます。
- 『成瀬は天下を取りに行く』
- コロナ禍の2020年を思い出した
- 成瀬と島崎はBosom Frined
- 『成瀬は信じた道をいく』
- 何になるかより、何をやるかのほうが大事
- 「まわりを明るく照らす」人間、成瀬あかり
読んだ本の感想を最近ぜんぜん書けてなかった。読書の度にメモは取ってるんだけど、ちゃんと文章にして残しておかないと結局全然振り返らないんだよね。短くてもいいから感想をちゃんと書いておこう。
って本を読むたびに毎回思ってるんだけどなかなかできてない。
(あと、本の感想はけっこう読書会で消化してしまうことも多い。読書会で満足してしまう)
そんなわけで今年ようやく2冊目の感想!
出版されたのはけっこう前の小説なんだけど最近話題の小説。機会があって読む必要が出てきたので読んだ。面白かった!
ディストピア小説なので架空の世界なんだけど、ところどころに「今の自分が生きてる世界と同じだな」と感じる部分があった。
ディストピアなフィクションは普段あまり接種しない方なんだけど、これだけハッキリわかりやすく「女性が虐げられている社会」が描かれてるとわたしにもディストピアな世界観を理解しやすかった。
ディストピアな物語、映画だと「マッドマックス 怒りのデスロード」、漫画だと『きみを死なせないための物語』は好き。でも例えば小説の『わたしを離さないで』あたりは面白さよりも不思議さが勝ってしまってあまり楽しめなかったんだよね。なんとなく自分はディストピアを楽しめない方だと思い込んでたんだけど、これは面白かった。
最初の方の「世界観を手探りで理解してる段階」のときはいまいち乗れなかったんだけど、後半になるにつれてどんどん読み進められるようになれて楽しかった。
続編の『誓願』も近いうちに読みたいなー!
以下はネタバレありの箇条書き感想です。
『同志少女よ、敵を撃て』の作者の2作目。ナチズム下のドイツに実在した『エーデルヴァイス海賊団』を描いた小説(※登場人物はおそらく創作)。
前作がとても好きだったので、発売直後に迷わず購入!
でもなかなか読めなくて今になってしまった。
以前から気になってて、今年の大河ドラマが紫式部なので読んでみた。
源氏物語は『あさきゆめみし』と高校生時代に読んだ解説本くらいしか知らないんだけど、それでも(だからこそ?)すごく面白かった!
フェミニズムのことをよく知らない・原作を読んだわけではない状態でも面白いんだけど、フェミニズムの目を通してストーリーを追いかけたらさらに面白くなった。
12月に発売された本。金カム読史会の仲間が「こんな本が出るみたいだよ」と教えてくれたので読んだ。きっとこの本はなるべく早めに読んで感想をあげて広めなきゃいけない本だろう…という予感があったので、他の積読から目を背けつつ読んだ。
とっても良い本でした!!!!!!!!!!
これ、おすすめします。ぜひ読んでほしいです。
アイヌの文化や歴史に関心ある人だけでなく、レイシズムに問題意識を持っている人やフェミニストにも読んでほしい。(※なぜフェミニストにも、なのかは後述)
アイヌ差別だけでなく、レイシズムに問題意識を持つうえで大事なポイントがこの本に詰まっている。しかもそれを平易な言葉で説明してくれているんですよ。
今年発売された『トランスジェンダー入門』という本の帯に「最初に知ってほしいこと」という言葉が書かれていたけれど、この『アイヌモヤモヤ』にもそれが詰まっているのかなーと何か通じるものを感じました。
最近ポッドキャストでTBSラジオ「アフター6ジャンクション」をよく聴いている。
TBSラジオ「アフター6ジャンクション」 - 「ニジンスキーは銀橋でおどらない」について by かげはら史帆
少し前、この番組で紹介されていた『ニジンスキーは銀橋で踊らない』が面白そうだったので読んだ。
- ストーリー
- 感想(ネタバレにはしていないつもり)
- ※以下は軽くネタバレめの感想(メモ程度の箇条書き)
先日発売されたばかりの新書。以前『トランスジェンダー問題』を購入したんだけど、ちょっと難しくてなかなか読み進める気力が湧かなかったので、新しく出たばかりの『入門』から読むことにした。