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リルケ

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りるけ

【Rilke, Rainer Maria】チェコ生まれ、オーストリアの詩人(1875-1926)。

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関連ブログ

【ブログ版】世界の名作文学を5分で語る|名作の紹介と批評と創作4ヶ月前

リルケの「ドゥイノの悲歌」の全体像が頭に入らないという話ドゥイノの悲歌はリルケの代表的な詩集?です 第一の悲歌から第10の悲歌まで10の長詩で構成されています さてこれほど長い詩であるにもかかわらず あちこちでリルケ的な ハっとするような表現が(翻訳されていてもリルケ的とわかる)散りばめられています。 それは部分的な詩句のこともあります。一行の中の語彙でもって なるほどリルケの言い回しはすごいと思うものもあるし この4行この10行がすごいというのもあります そういう箇所は昔から好きでした しかし 実のところ・・・ 全体を通して ひとつの感性が統合され きらめく言葉の星々が ひとつの星座をつくって世界を構築している その姿を ぼくはドゥイノの悲歌に感…

#リルケ#ドゥイノの悲歌#詩集#ランボー

ネットで話題

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19ブックマークライナー・マリア・リルケ - Wikipediaja.wikipedia.org

16ブックマーク文豪スイング リルケ『白』 - 素振り文武両道blog.suburin.jp

13ブックマーク【書評】ラッパーリルケと不可避な草原/「リルケ詩集」【感想】 - マトリョーシカ的日常matoyomi.hatenablog.com

8ブックマークAmazon.co.jp: リルケ詩集 (新潮文庫): リルケ (著), 英郎,富士川 (翻訳): 本www.amazon.co.jp

7ブックマーク西園寺リルケゴールslib.net

5ブックマーク作家別作品リスト:リルケ ライネル・マリア公開中の作品 或女友達への手紙 (旧字旧仮名、作品ID:47896) →堀 辰雄(翻訳者) 駆落 (新字旧仮名、作品ID:432) →森 鴎外(翻訳者) →森 林太郎(翻訳者) 家常茶飯 附・現代思想 (新字新仮名、作品ID:4250) →森 鴎外(翻訳者) →森 林太郎(翻訳者) 旗手クリストフ・リルケ抄 (...www.aozora.gr.jp

5ブックマークAmazon.co.jp: 若き詩人への手紙・若き女性への手紙 (新潮文庫): リルケ (著), 国世,高安 (翻訳): 本www.amazon.co.jp

関連ブログ

【ブログ版】世界の名作文学を5分で語る|名作の紹介と批評と創作4ヶ月前

【文学雑感】リルケとカフカの作品には凋落する「黄昏の帝国」の歌が流れる|19世紀末のハプスブルク帝国に住んでると人は絶望するリルケを読んでいると その作品世界の向こうにいつもこんなことを感じます マルテもドゥイノも黄昏のオーストリアハンガリー帝国の 雰囲気の影響を受けているように思えるということです 実はカフカの城や審判にも同様の印象があり もしもカフカの小説舞台がロンドンやパリならあんな風にはならないのではないか?などと思ったりします オーストリア皇帝はナポレオンが神聖ローマ帝国を解体するまでは 公式には神聖ローマ帝国の皇帝でした で解体されたのでオーストリア皇帝となりこれが没落の第一歩 それまでは 962年から続くドイツ国民の帝国と呼ばれたドイツ第一帝国の主催者、ドイツの代表者だったのです(ビスマルクが宰相をし…

#リルケ#カフカ#オーストリアハンガリー帝国#第一次世界大戦

【ブログ版】世界の名作文学を5分で語る|名作の紹介と批評と創作4ヶ月前

リルケ『若き詩人への手紙』を精読・深読み・徹底解説しましたwww.youtube.com リルケがカプスという若者に宛てて書いた10通の手紙には リルケの世界観 孤独感 人間観が凝縮しています しかし リルケ的表現のオンパレードで異様に難しいものとなってもいます 今回はそんな手紙の 勝手な深読み解説です 純文学ランキング

#リルケ#若き詩人への手紙#ドゥイノの悲歌

リルケを読む―健気な高校生が天才の肌に触れて殺されるまで―7ヶ月前

リルケを読む 0いまだ、誰かの手にある本を想う 頼んだ本が届くまでの期間は、少しの活字も読みたくなくなる。それは読んでいる本に対して無礼な振る舞いをしないためである。そしてこの期間は、恋人が見せた視線の意味を考える時間のような、幸せで少し苦しい思いに似ている、と私は思う。 図書館で朝食を ―おや、あそこの棚に、やけに分厚い本があるな。冷たいアスファルトで休んでいる雨水たちのような色をしている。うん、フランス文学の棚だ。『失われた時を求めて』だったらもう少し厚いかな。近づいてみよう。ああ、久々の図書館の床だ、座って本を読む図書館で、やけに私を歩かせる、灰色のカーペットだ…見えてきたぞ。『ランボー全詩集』か!。詩…

#文学#リルケ#エッセイ#高校生#詩

【ブログ版】世界の名作文学を5分で語る|名作の紹介と批評と創作1年前

ドゥイノの悲歌と時祷詩集と美しい叙情詩|詩人リルケはゲーテを凌ぐ天才だったリルケ入門動画 リルケは詩、それもドゥイノの悲歌の10の歌やオルフォイスのソネットなどを著わしたし、 マルテの手記などの小説もありますが、随想となづけた随筆やエセーも珠玉の作品ばかりです ドゥイノの悲歌 詩人は詩人、作家は作家で考えるものですが、ごっちゃにするとどの詩人がどの作家のレベルかわかりにくくなりますね そこでリルケはどれくらいのものかというのを考えてみました ドゥイノの」悲歌を読み解いてみる。ほんのちょっとだけですが、ラストは圧巻ですね これに匹敵するものを小説でさがすと、ユリシーズ、失われた時を求めて、罪と罰、戦争と平和クラスのものになります 時祷詩集 7分過ぎから朗読しながら解説…

#リルケ#ドゥイノの悲歌#叙情詩

叡山坂本つれづれ1年前

大津、湖西浄化センターのバラ大津の住まいの近くに滋賀県湖南中部流域下水道事務所湖西浄化センターという長ったらしい名前の下水処理場がある。ここにはバラ園があって、結構有名らしい。年に2回、5月と10月にそれぞれ12日間ずつ一般公開され、今年の5月は17日から28日まで。先日自転車でぶらりと出かけてみた。 帰宅後、写してきた写真とバラを歌った詩を並べてみようかと思い、本箱からいろんな詩集を引っ張り出してページをめくってみたが、バラの詩は意外と少なく、あっても自分の内面をバラに託して表現したものが大半で、バラそのものが中心である詩はとても少ない。結局、以下のように白秋とリルケの詩を選んだ。 薔薇二曲 北原白秋 一 薔薇ノ木ニ薔…

#湖西浄化センター#リルケ#北原白秋

隅家2年前

リルケ 『マルテの手記』とっくの昔に死んだ作家の本を読むことが多い。これは完全な偏見だが、時の洗練を受けてなお残ってきた文学というものには、まさにそのことのゆえに、一定の価値が備わっているように思うからだ。現代作家に明るくない人間を果たして読書家と呼べるのかはさておき、こうした読書癖には少なくとも一つ利点がある。それは、長らく評価され版を重ねてきた作品は古本屋に並びやすいという事実である。 『マルテの手記』は前々から読みたいと思っていた作品の一つだったのだが、先日古本市に出掛けた際に150円で売られていたのを見てついに購入した。カバーは汚れていたが、いつも外して読む自分からすればもはや関係のない話だし、年季を経てやや…

#リルケ#マルテの手記#読書

わんわん電鉄2年前

【考察・解釈】スピッツ『ナイフ』(詩と絡めた解釈とともに)この曲は、『オーロラになれなかった人のために』に収録されています。 ナイフ スピッツ ロック ¥255 provided courtesy of iTunes 私はよく、この曲を「睡眠導入剤」代わりに聴きます笑。なぜなら、ベースの重く低い音が心地よく、もやもやとした霧がかかったようなイントロが1分以上続き、そのうえ、マサムネさんの力の抜けた優しく伸びやかな声が広がるために、曲のふわふわとした世界観に包まれるような感じがして、大変心地よく感じられるからです。 どんなに眠れないときも、『ナイフ』を聴くと、だんだんと、うとうとしてきます・・・というか、この『オーロラになれなかった人のために』というア…

#スピッツ#ナイフ#リルケ#ドゥイノの悲歌

はてなブログ大学文学部2年前

読書日記485バタイユ『有罪者:無神学大全』河出文庫 (2017年) と、 ヘンリー・ジェイムズ『ロデリック・ハドソン』のつづきと、 リルケ『芸術と人生』白水社 (1997年) を読む。 nainaiteiyan.hatenablog.com 最近は自身の無力感から感傷的になりがちである。 そんなときは文学、哲学、芸術の世界に浸ると気分が落ち着く。 今日はバタイユとリルケの言葉になびく。 ついつい手帳に言葉を書き写したり、自分なりに浮かんだ言葉を書き残す。 「芸術とは内省の時を意識の中心にもたらすもの」-リルケ- 「全てが虚しいと知ることで私は堪え忍ぶのである」-バタイユ- 「満たされた欲望は苦悩の仕上げを…

#読書#勉強#独学#教養#哲学#文学#リルケ#バタイユ#小説#日記

今日は人生初めての日だったなんて2年前

リルケの詩を思い出したバラの花先日、バラ園が賑わっているというニュースがあった。 画面に映る赤やピンクの花、何と美しいのだろう。 満開の桜にも心騒がされるが、バラはまた一味違う。 そのバラ園は50キロ以上も遠くにある。 友人を誘ってみたら、良いことを知った。 そんなに遠くまで混雑するところに出かけなくても、 すぐ近くにバラ園があり入場料も要らないという。 早速、車を走らせ友人を拾い、バラ園に向かった。 そこは確かに10分もかからない近くにあって、 入り組んだ裏通りの住宅街にあるのに駐車場には車が絶えることがない。 その施設とも言うべきバラ園は、とある鉄工工場の敷地内で、 広い庭に様々なバラが植えてあった。 経営者がバラが好…

#リルケ#薔薇

nyoraikunのブログ3日前

【山羊の歌】に魅せられて―中原中也の詩に今の自分を重ねる『山羊の歌』から抜粋 作中原中也汚れつちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れつちまった悲しみに 今日も風さへ吹きすぎる汚れつちまった悲しみは たとへば狐の皮衣 汚れつちまった悲しみは 小雪のかかってちぢこまる汚れつちまった悲しみは なにのぞむなくねがふなく 汚れつちまった悲しみは 倦怠のうちに死を夢む汚れつちまった悲しみに いたいたしくも怖気づき 汚れつちまった悲しみに なすところなく日は暮れる……――心の中の「汚れ」を見つめる詩に惹かれて最近、心のどこかに響く詩集を手に取った。今の自分に重なるような、少し心がざわめくような感覚に包まれたのだ。 精子提供やDNAなど、まるで人間を飼育ケ…

YAMAGUCHI::weblog3日前

『SREをはじめよう』という本が出版されました #becoming_sreはじめに こんにちは、Google Cloudのオブザーバビリティ/SRE担当者です。私が翻訳しました『SREをはじめよう―個人と組織による信頼性獲得への第一歩』という書籍がオライリー・ジャパン社より出版されました。書店ならびに各社オンラインストアでご購入いただけます。 www.oreilly.co.jp SREをはじめよう ―個人と組織による信頼性獲得への第一歩作者:David N. Blank-Edelmanオーム社Amazon 『SREをはじめよう』はどんな本か 本書は『SREの探求』のようにGoogle以外の組織を含めた、より一般的な文脈でのSREの実践を、オムニバスなエッセイの形でな…

Master's diary8日前

明日までには体調不良治ってて欲しい。通院日だから。 ラクガキです。↓ 幾重もの瞼の内で 眠り続けると言う矛盾‥、だっけ、リルケの詩なんですが。 もしかして今年もこれ内臓か何かに見えたのかな 汗(グロ判定されてしまった‥) 眼球の周囲にバラの花びらが生えています。‥グロイか‥! 短歌↓ 清浄な声は蒼穹狙ふ矢と番へし指に願ひを託す 私はこの頃自分が歌う事を想定していなかったので、歌担当の人の事を思っての歌でした。 SkyFineが夢を叶えられますように、と自分達自身に願った歌。 今は私が歌いたいから頑張ってます。私しか居ないと言い換えられますが。 何か拷問ソムリエが曲を出したらしいですよ。多分今までのBGMだ…

読み書き9日前

ニーチェの精神(2)ツァラトゥストラの生き方。「私は偉大である。この偉大さを理解する人間は、下界に望めない。掃いて捨てるほど、つまらない者に埋まっている下界。私は、その中で私の偉大さを霞めない。私は、あまりに偉大すぎる」「私の滅亡は、人類の滅亡を意味する。私は人類である。私という教科ができあがり、学生がまなぶ日も、遠からぬことではないだろうか。私は人類のすすみ方を指し示す。よく眠るための枕を人は求める、だが私はよく進むための足を差し出す」 さしずめ、ニーチェの精神、その精神を支えた彼自身の肉体は、このような情念、思念から立っていたかと想像する。 ぼくは「ツァラトゥストラ」と「この人を見よ」しか読んでいないけれど(…

風と、光と・・・12日前

ある年の秋の『聴く』、4頁目よりリルケの詩と夫の編集後記 とこしえにいます神はあなたのすみかであり、下には永遠の腕がある。(申命記33:27)

Tigh Mhíchíl15日前

Kindle Unlimited 注目書の紹介3(古典新訳文庫つづき等)【Amazonプライム会員限定】Kindle Unlimited 3か月無料体験キャンペーン というのが始まっている。 期間:2024年9月24日(火)14:00~10月20日(日)23:59 この期間に無料 Kindle Unlimited 体験の登録ができ、最初の3ヶ月は Kindle Unlimited 対象書がタダで読める(その時点で解約は簡単)。ただし、キャンペーン参加は Amazon プライム会員に限定される。プライム感謝祭の一貫らしい。 Kindle Unlimited を利用したことのない人は、大した本があるまいと感じるかもしれないが、意外に掘出し物がある。そういう書籍をいくつ…

karumerabunkoのブログ16日前

光文社古典新訳文庫刊行書目一覧 最新版2024年9月20日時点での既刊の光文社古典新訳文庫全401点(【A】文学304点/【B】思想78点/【C】社会科学14点/【D】自然科学5点)をあげた。文庫の整理番号順(注)に従って表記した。編者、訳者は一部を除き割愛した。 (注)光文社古典新訳文庫の整理番号は複雑であり、まず作品のジャンルごとに大きく4つに分けられている。【A】が小説などの文学作品、【B】が哲学などの思想に関する本、【C】が政治・経済などの社会科学に関する本、そして【D】が自然科学に関する本である(【B】と【C】の境界はかなり曖昧である)。 同じ著者でも作品のジャンルが違えば、違う著者番号が与えられることになる(例: ヴォ…

ちびころばーちゃん備忘録18日前

ニッポンから戻ってきて数日経過 18日の夜に帰宅しました。 その後すぐ仕事が入っていて、それをクリア。 インヴォイス送ったり、食料の買いだしを済ませたり、もろもろ済ませ、昨日からホッと一息という状況になりました。 というわけで、少しメモ。 わずか1週間のニッポンでしたが、ほんとに楽しかった。 友人、先輩、後輩には世話になりまくり、心から感謝です。 40年以上ぶりに再会した人もいっぱいでした。 10年ぶりくらいかな?と思っていた人も、よくよく思い出してみれば16~17年ぶり。 前に会った時に生まれて間もない赤ちゃんだった子が、すでに17歳になっているそうなのですよ。 ええええっと驚いたことでした。 上野の不忍池の蓮の花 友人と…

本はねころんで22日前

明日にはなんとか先日から読んでいる熊井啓さんの「私の信州物語」でありますが、まずまず 順調に読み進んでいます。一日にすこしずつでありますので、時間はかかって いますが、明日には最後にたどりつきそうです。 熊井さんは旧制松本中学を終えて、旧制の松本高校を受験することになります。 熊井さんは昭和5年生まれでありまして、敗戦の時は旧制中学3年生であったそう です。 この時代は旧制度のおしまいのほうなのですが、戦争が厳しくなっていたことも あって、昭和20年には旧制中学の年限が4年に短縮されたことによって、5年生と 4年生が同時に卒業を迎えることになりです。急に卒業といわれてもですが、上級 学校や軍の学校への進学や中…

TomyDaddyのブログ23日前

『脂肪の塊』(モーパッサン)を読んでみたい ~『脂肪の塊』はモーパッサンの代表作であろう。高校生の頃に、モーパッサンと言えば「脂肪の塊」と覚えていた。 本日は、高史明さんの『生きることと読むこと」の「人間とは何か」を読み継いだ。「人間とは何か」は、15歳のドストエフスキーの言葉だろう。この項目に、高史明さんは、以下の12の作品を掲げている。私が読んだことがあるのは三作品だけだ。 (1)『脂肪の塊』ーモーパッサン(手塚富雄訳)(2)『善財』(石川淳)(3)『神さまの話』(リルケ)(4)『鉛の卵』(安倍公房)(5)『朴達(バクタリ)の裁判』(金達寿)(6)『大審問官』(ドストエフスキー、小沼文彦訳)(7)『五勺の酒』(中野重治)(8)『張徳義…

スッポコ谷の楊貴妃1ヶ月前

バベルの塔のタヌキ 安部公房 壁の中の一片より。ある日、いつものように、公園でぼんやりしていた主人公の僕、自称「詩人」、は変な動物に影を引っぺがされて、出来事は、実は詩人1人の独り言のようにもきこえてくる。 影を持ち去ったその狸のようなケモノは、とても素早く、追いかけたが悪魔のように素早く逃げてしまった。 影は、僕にとっても何にも役に立たぬものなので、要らないやと思ってしまった。 ところがその後、体全体が透明になっている事に気がつく。ただ。目玉だけが残っていて、ギョロリと光って浮かんでいた。このような訳で、警察や、国家から宇宙人か幽霊か、不審者かと、追われる身になった。 狸のような毛むぐじゃらの獣は、高い空の上で、わらいながら、彼をながめて…

可能性 ある 島 の1ヶ月前

展覧会 小瀧雅道個展展覧会『小瀧雅道展』を鑑賞しての備忘録ギャラリーなつかにて、2024年8月30日~9月14日。 下層に書のような文様を大きく表わした上に朱の絵具を塗り重ね、そこにより小さな書のような文様を散らした絵画「不立文字」シリーズを中心とした、小瀧雅道の個展。 《朱陽・EOS》は、ギリシャの暁の神イオスの像で、ウレタンフォームや麻布、和紙、石膏粘土などで成型した立体作品。像高は185cmで壁に掛けられており、正面から向き合うと、竹の葉のような形で、全体に朱色、「葉先」に当たる尖った下端部分が金箔で輝いている。曙光と朝焼けである。装飾的でありながら簡素であり、とりわけ顔は、牡羊座の星座記号"♈︎"のように…

しんちゃんの老いじたく日記1ヶ月前

「哲学とは何か?」今日は町立図書館に行って、9月1日(日)から7日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。この一週間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。 まず、9月2日(月)は、藤野寛さんの「哲学と関わり始めると、哲学とは何(をすること)かと自問しながら生き続けることになる。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『「何か?」という問いがその自問を歪(ひず)ませはしないかと危ぶみつつも、 事情は文学も同じだろうと、哲学者は「文学と哲学」なる特集を組んだ。 「國學院雑誌」第125巻第2号の編集後記から。なるほど学科の定義から始めな…

山下晴代の「そして現代思想」1ヶ月前

【詩】「古句であれ(Soit vieux haïku)」「古句であれ(Soit vieux haïku)」 はつ秋や青葉に見ゆる風の色 巨扇 そこにウンガレッティはいない リルケもいない 平凡を愛するものだけが 風の色を見ることができる

naturisizukawa’s diary1ヶ月前

「一輪の薔薇はすべての・・長尾優 装幀のお仕事展」に行ってきました。8月の終わりの日、日ごろお世話になっている恩師の奥様に誘っていただいて、銀座教文館の「長尾 優 装幀のお仕事展」とその関連イベントの、森一郎先生と長尾優さんとの対談に行ってきました。とても充実した時間でした、 その中でも自分が強い印象を受けたことのひとつのは、長尾さんが紹介された「一輪の薔薇はすべての薔薇」というリルケの詩集のなかの言葉に関するものでした。この言葉を、辻邦生がパリ国立図書館の展示本の開かれたページでちょうど目にして、「この一行を読んだ瞬間、全宇宙が花々に満たされているような気がした。私はそこに文学創造の端緒を見たのである。・・」と書いているのだそうです。自分の理解がまちがってい…