辞書と松屋 (original) (raw)

小学館の『**日本国語大辞典 第2版』は14巻セットの日本最大の国語辞典です。定価は税込で1巻あたり1万6500円、全巻で23万1000円**にのぼります。

辞書好きとしては是非とも家に置いておきたいものですが、なにしろ高額です。古本ならいくらか安く買えますが、個人的には新本で買える、絶版になっていない本を古本で買うことにかなり抵抗があって、あまりやりたくありません。

「欲しいけど高すぎる」というジレンマの中でずっと悩んでいましたが、最近「欲しい」がちょっと勝ってきたので、思い切って買ってしまうことにしました。ただし、少しでもおトクに買えるようにできる限りの手を尽くします。

利用するサイトの決定

まずは利用するサイトを慎重に選ぶところから始めます。

小学館のホームページの書籍紹介ページの「購入する」ボタンを押すと下のように通販サイトへのリンクの一覧が出てきます。この中から、ポイント還元率などを見て良さげなサイトを探していきます。

通常のポイント還元率を比べてみるとヨドバシ.comが3%と高めです。14冊で7000ポイント近くになるので大きいですが、もうちょっと上を目指したいです。

キャンペーンを加味すると**楽天**も良さそうです。複数の期間限定キャンペーンやクーポンを組み合わせると実質1万円分くらいおトクになりそうなことがわかりました。

ちなみに、このような高額商品の購入でポイント還元キャンペーンを利用する場合は「上限」に注意しないといけません。楽天ではこの時ちょうど本をたくさん同時購入するとポイントが最大12倍になるキャンペーンをやっていました。いま14冊買おうとしているので一見かなりの量の還元を期待できそうです。しかし、1注文あたり2500ポイントかつ合計1人あたり7500ポイントという上限の設定があり、実際には12%分フルでの還元は受けられません。

話を戻して、そうは言っても楽天が結局いちばんおトクかなと思いつつさらに見ていくと、**HMV&Books**で下の画像のようなキャンペーンが行われているのを見つけました。

書籍の購入で20%還元!かなり強いです。税込1万円以上の購入という条件がありますが、今回は余裕で満たしています。

シンプルに還元率が高くてすごいですが、それより何より重要なのは還元上限の記載がどこにもない点です。見落としているだけではないかと不安になって関連するQ&AページやSNSの書き込みをめちゃくちゃ丁寧に確認しましたが、上限があるような旨はどこにも書かれていません。つまりどれだけ買っても20%分フルで還元を受けられるということです。

税抜に対して20%なので実質は約18%であるとか、ポイントではなく値引きクーポンという形で還元されるのでやや融通が利きにくいとか注意点はありますが、それでも上限なしは強すぎます。利用するサイトはここに決定です。即座にHMV&Booksに登録しました。

購入の流れ

購入に進む前に、踏んでおきたい手順が一つあります。ポイントサイトの経由です。

今回は「LINEブランドカタログ」(旧称LINEショッピング)を利用します。下の画像の「買い物する」ボタンからHMV&Booksのサイトを開くだけで、記載のとおり購入金額の1%分のポイントを獲得できます。率で言えばしょぼいですが、20万円の1%は2000円相当ですからまあまあの額です。

ポイントサイトは世の中に大量にありますが、LINEブランドカタログはLINEアプリ内からLINEアカウントで利用できるのが便利な点です。還元率はポイントサイトによって異なっていて、調べると3%還元のところもありました。それだけのためにそのポイントサイトに登録するのは面倒だったので利用しませんでしたが、額が額なので登録しても良かったかもしれません。

ちなみに、iPhoneなどのSafariからポイントサイト類を利用する際は設定の「サイト越えトラッキングを防ぐ」をオフにしておきましょう。

さて、サイトを開いたらあとは商品を検索してひたすらカートにぶち込んで会計に進みます。

まずは14冊中12冊を買います。これで3万6000円分が還元されるので、還元後にそれを使って残りの2冊を買う計画です。2冊で3万3000円なので3000円分余りますが、それはまた別の本の購入に充てることにします。

ちなみにHMV&Booksは注文金額に関わらず配送料330円がかかってしまいます。一応コンビニ受け取りにすると配送料無料になりますが、さすがに12冊をコンビニから家まで自力で運ぶ気にはなれないのでそこまではしません。端数も端数ですし。

注文完了!

一部の巻が取り寄せになっていたので、発送まで何日かかかりそうです。気長に待ちましょう。

4日後、メールで発送通知が届きました。このタイミングで先日の3万6000円分のクーポンが還元されます。

これを使って残りの2冊を買います。LINEブランドカタログを経由するのを忘れずに。

お支払い金額0円!12冊購入すると2冊タダで付いてくる!

配送料にクーポンは適用できないので、せっかくならと今回はコンビニ受け取りにして完全無料にしておきました。

到着

佐川急便から最初の12冊の「お届け予定」の通知がきたとき、置き配を指定しようとしてもできませんでした。HMV&Books側がそういう設定にしている?置き配にさせてほしかった…

12冊は段ボール3箱に分かれて来ました。そして数日後に残りの2冊も受け取ると、合計で段ボール4箱になりました。

まとめて一気に開封します!

無事、全14冊を手に入れることができました!

これでいつでも『日国』が引ける!!!

ということで、20万円を切る値段で『日国 第2版』全巻を揃えることができました。大学生のうちに10%引きの生協価格で買っておけばよかったと少し後悔していたのですが、結果的にそれより安上がりになりました。

HMV&Booksのこのキャンペーンはなんと毎週末に実施しているっぽいです。趣味系、エンタメ系のイメージが強いサイトですが、本なら割と何でも買うことができるようなので、皆さんもぜひ利用してみてくださいね!

ネット記事を見ていたらこんな文に出会いました。

庫腹については、夏以降、満庫状態はピークアウトし、少し余裕が出てきた倉庫もあるようだ。

“2024年問題”迫る物流業界でも、「値上げラッシュ」で荷動き低調な業種とは? | 物流専門紙カーゴニュース発 | ダイヤモンド・オンライン

満庫」という言葉は初めて聞きました。読み方は「まんこ」でしょうか?どういう意味の言葉なんでしょうか?

知らない言葉に出会ったらまずは辞書!さっそく手元の国語辞典で調べてみることにしました!

まずは『広辞苑』第7版!

うーん、載ってない同音異義語は2つも載ってるのに…😣

もうちょっと小型の国語辞典も見てみます!

『岩波国語辞典』第8版

『旺文社国語辞典』第12版

明鏡国語辞典』第3版

『新選国語辞典』第10版

新明解国語辞典』第8版

現代国語例解辞典』第5版

『学研現代新国語辞典』第6版

三省堂現代新国語辞典』第7版

集英社国語辞典』第3版

『角川国語辞典』新版

三省堂国語辞典』第8版

載ってた!🥹

「車庫・倉庫がいっぱいになっていること」という意味だったのかー!

意味がわかってすっきり!『**三省堂国語辞典**』ありがとう!

助動詞「り」の接続には大きく分けて次の3つの説があります。

  1. 四段活用の已然形、サ変の未然形に接続。
  2. 四段活用の命令形、サ変の未然形に接続。
  3. 四段活用の命令形、サ変の命令形に接続。

その背景については前編をご覧ください。この記事では、市販の小型古語辞典15種類が「り」の接続をどのように扱っているか調査し、その結果を比較してまとめていきます。

調査結果の見方

各古語辞典の助動詞「り」の項目(もしくは本文中でその至近にあるコラム)内に書かれている内容を表にまとめています。表の内容は次のとおりです。

6つのポイント

調査結果

古語辞典には、用例全文に現代語訳が付された「全訳」のものとそうでないものとがあります。ここではまず全訳でないもの(6種)を出版年が新しい順に見ていき、その後に全訳のもの(9種)を同様に見ていきます。

『旺文社古語辞典』第十版増補版

出版社:旺文社 出版年:2015

全訳ではない小型の古語辞典では唯一21世紀になってからも改訂が続いている。とはいえ最終改訂から9年、第十版の最初の発行から数えると16年たっているので「続いている」と言えるか怪しくなってきた。

接続欄
四段活用の已然形とサ変の未然形とに付く。四段・サ変の命令形に付くとする説もある。
四段動詞は従来は已然形接続とされた
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である
上代には已然形と命令形の語形に区別があった
接続しているのは本来の意味での命令形ではない ×
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い ×
中古/平安時代以降の接続について
上代の例は動詞の連用形に「あり」の付いた複合動詞が音の上で変化したものであって、助動詞として使われるのは中古以後であるとも考えられるので、接続は右(引用注:上記の接続欄)のようにした。

三省堂詳説古語辞典』

出版社:三省堂 出版年:2000

2017年に突然、同内容でややサイズの小さい「小型版」が刊行された。

接続欄
四段動詞の命令形(已然形)、サ変動詞の未然形に付く
四段動詞は従来は已然形接続とされた ×
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である
上代には已然形と命令形の語形に区別があった ×
接続しているのは本来の意味での命令形ではない
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い ×
中古/平安時代以降の接続について
便宜的には已然形という説明でもかまわない

『古語林』

出版社:大修館書店 出版年:1997

重要な助詞・助動詞の説明が全訳でない古語辞典の中では特に充実しており、かつ見やすくコラムの形にまとめられている。

接続欄
四段活用動詞の命令形、およびサ行変格活用動詞の未然形に付く。他に、「四段・サ変ともにその命令形に付く」とする説や「四段の已然、サ変の未然に付く」とする説もある。
四段動詞は従来は已然形接続とされた
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である
上代には已然形と命令形の語形に区別があった ×
接続しているのは本来の意味での命令形ではない
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い ×
中古/平安時代以降の接続について
×

『ベネッセ古語辞典』

出版社:ベネッセ 出版年:1997

国文学用語や古典に関わる固有名詞を掲載した巻末の「事典部」が250ページ6000語に及び充実している。一部の見出し語については傍線を使って上代特殊仮名遣いの区別が示されている。

接続欄
四段動詞の已然形、サ変動詞の未然形に付く。
四段動詞は従来は已然形接続とされた
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である
上代には已然形と命令形の語形に区別があった
接続しているのは本来の意味での命令形ではない
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い ×
中古/平安時代以降の接続について
四段動詞の已然形、サ変動詞の未然形に付くとする旧説が、入門期の学習には穏やかであり、実際そのように指導されていることが多い。

『新明解古語辞典』第三版

出版社:三省堂 出版年:1995

現在は惜しくも絶版。初版には「補注版」という別バージョンがあり、何やらすごかったと言われている。

接続欄
上代では四段・サ変動詞の命令形相当語形に付き、四段動詞の已然形と命令形の区別がなくなった平安時代以後は、四段動詞には已然形に付き、サ変動詞には未然形に付くと考えるのが普通。
四段動詞は従来は已然形接続とされた ×
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である
上代には已然形と命令形の語形に区別があった
接続しているのは本来の意味での命令形ではない
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い
中古/平安時代以降の接続について
四段動詞には已然形に、サ変動詞には未然形に付くとするのが普通になった。

『岩波古語辞典』補訂版

出版社:岩波書店 出版年:1990

現在市販されている小型の古語辞典では唯一明らかに高校生用ではない。本文が単色刷りで重要語句の強調やコラムや挿し絵などもない、動詞の見出し語形に連用形を採用、上代特殊仮名遣いを漏らさず表示、形容動詞という品詞を認めず全て名詞扱い、同根・同源語の指摘が豊富、…など他の同サイズの古語辞典とは一線を画す特徴をもつ。また、初版は古語辞典界で初めて「単に言葉の訳語と文例とを挙げるだけ」でなく「個々の基本語の意味の特性を、文章によって記述し」たものだったらしい(p.1「補訂版の序」)。

接続欄
「り」は従来は四段は已然形、サ変は未然形を承けると説かれたが、四段・サ変の動詞では、形の上ではともに命令形を承けたことが明らかになった。また、「り」はカ変・上一段の動詞にも接続する。
四段動詞は従来は已然形接続とされた
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である
上代には已然形と命令形の語形に区別があった
接続しているのは本来の意味での命令形ではない
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い ×
中古/平安時代以降の接続について
×

『旺文社全訳古語辞典』第五版

出版社:旺文社 出版年:2018

同内容でややサイズの小さい「小型版」も刊行されている。

接続欄
四段動詞の已然形、およびサ変動詞の未然形に付く。
四段動詞は従来は已然形接続とされた
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である
上代には已然形と命令形の語形に区別があった
接続しているのは本来の意味での命令形ではない ×
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い ×
中古/平安時代以降の接続について
従来どおり四段動詞の已然形に接続するといっても、歴史的仮名遣いの上では矛盾をきたさない。それで、便宜上、四段動詞の已然形に接続すると説明しているのである。

三省堂全訳読解古語辞典』第五版

出版社:三省堂 出版年:2017

本文中のコラムの数が非常に多い。同内容でややサイズの小さい「小型版」も刊行されている。

接続欄
四段動詞の已然形(命令形)、サ変動詞の未然形に付く。
四段動詞は従来は已然形接続とされた ×
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である
上代には已然形と命令形の語形に区別があった
接続しているのは本来の意味での命令形ではない ×
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い
中古/平安時代以降の接続について
命令形に助動詞が付くと考えるのは不自然であるため、一般には四段動詞には已然形に付くものと説明されている。

『新全訳古語辞典』

出版社:大修館書店 出版年:2017

通常は巻末にありそうな「付録」が本文の途中に差し込まれた不思議な構成になっている。

接続欄
四段活用動詞の命令形、およびサ行変格活用動詞の未然形に付く。他に、「四段・サ変ともにその命令形に付く」とする説や「四段の已然、サ変の未然に付く」とする説もある。
四段動詞は従来は已然形接続とされた ×
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である
上代には已然形と命令形の語形に区別があった
接続しているのは本来の意味での命令形ではない
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い ×
中古/平安時代以降の接続について
×

『学研全訳古語辞典』改訂第二版

出版社:学研 出版年:2014

同内容でややサイズの小さい「小型版」も刊行されている。しおりひもが付いている。

接続欄
四段動詞の命令形とサ変動詞の未然形に付く。
四段動詞は従来は已然形接続とされた ×
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である ×
上代には已然形と命令形の語形に区別があった
接続しているのは本来の意味での命令形ではない ×
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い ×
中古/平安時代以降の接続について
四段動詞の已然形に接続しているとみてもよいし、命令形についているとみても、さしつかえない。

『ベネッセ全訳古語辞典』改訂版

出版社:ベネッセ 出版年:2007

序文にあたるものがない珍しい辞書。ちなみに、当辞書の編者の中村幸弘氏が共編者である他の辞書のうち『ベネッセ表現読解国語辞典』にはやはり序文がないが、『ベネッセ古語辞典』には序文がある。同内容でややサイズの小さい「携帯版」も刊行されている。

接続欄
四段動詞の已然形、サ変には未然形に付く。
四段動詞は従来は已然形接続とされた ×
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である
上代には已然形と命令形の語形に区別があった
接続しているのは本来の意味での命令形ではない ×
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い ×
中古/平安時代以降の接続について
一般には四段動詞の已然形・サ変動詞の未然形に付くものとして取り扱われる。

『東書最新全訳古語辞典』

出版社:東京書籍 出版年:2006

重要語は用例部分が二段組で、上段が原文、下段が現代語訳というレイアウトになっている。

接続欄
サ変動詞の未然形、四段動詞の命令形に付く。ただし、四段動詞の已然形に付くとする説もある。
四段動詞は従来は已然形接続とされた ×
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である ×
上代には已然形と命令形の語形に区別があった
接続しているのは本来の意味での命令形ではない ×
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い ×
中古/平安時代以降の接続について
已然形とするのは、(中略)意味上、命令形より已然形とするほうが自然であるとする考えによる。

『全訳全解古語辞典』

出版社:文英堂 出版年:2004

重要語はそれぞれ末尾にその項目の執筆者名が示されているのが特徴的。なお「全訳」になっているのはそれらの重要語2000語あまりだけで、その他の語の用例には基本的に現代語訳は付いていない。

接続欄
四段活用の動詞の已然形(命令形)、サ変動詞の未然形につく。
四段動詞は従来は已然形接続とされた ×
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である
上代には已然形と命令形の語形に区別があった
接続しているのは本来の意味での命令形ではない ×
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い ×
中古/平安時代以降の接続について
命令形に助動詞がつくというのはいささか奇妙なので、(中略)「り」は已然形につくともいわれる。

小学館全文全訳古語辞典』

出版社:小学館 出版年:2004

前身の『全訳古語例解辞典』は古語辞典界で初めて「全訳」という言葉を使った辞書だったらしい。巻末には他の古語辞典にありそうでなかなか無い「現古辞典」(現代語から古語が引ける辞典)がついている。

接続欄
四段活用の動詞の命令形、サ変動詞の未然形に付く。
四段動詞は従来は已然形接続とされた ×
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である ×
上代には已然形と命令形の語形に区別があった ×
接続しているのは本来の意味での命令形ではない ×
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い
中古/平安時代以降の接続について
×

『角川全訳古語辞典』

出版社:角川書店 出版年:2002

接続欄
四段動詞の命令形、サ変動詞の未然形に付く。
四段動詞は従来は已然形接続とされた ×
四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である
上代には已然形と命令形の語形に区別があった
接続しているのは本来の意味での命令形ではない ×
四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である ×
已然形でも未然形でもなく「エ段に接続」と考えるのが良い ×
中古/平安時代以降の接続について
従来、四段動詞の已然形、サ変動詞の未然形に付くとされてきた。

まとめ

ここからは、以上の調査結果を観点別にまとめていきます。

どの説をとる辞書が多い?

最初に見たとおり、助動詞「り」の接続については3つの説がありました。調査結果のうち「接続欄」の内容に基づいて、どの説を採用する辞書が多いのか見てみましょう。

左の数字がその説をメインに採用している辞書の数で、右の[ ]に入った数字がその説を(「とする説もある」などの形で)併記している辞書の数です。已然形説と命令形説はかなり拮抗していることがわかりました。

ベネッセ』、『旺文社全訳』、『ベネッセ全訳』の3冊は接続欄に已然形接続説しか載せていませんでしたが、いずれも後に続く解説の中で上代特殊仮名遣いからは命令形接続と言える旨を記載しています。一方で接続欄に命令形接続説しか載せていない辞書としては『学研全訳』、『**小学館全文全訳』、『角川全訳**』がありましたが、やはりいずれも已然形接続説もあるという旨は書かれています。

新明解』は上代平安時代とに分けて記載しており、どちらをメインに据えているということもありません。さらに、他の辞書では、後の解説の中で「命令形に相当する形」のような表現を使うにしても接続欄では単に「命令形」などと暫定的に一言で記載しているものですが、『新明解』はそういうこともしていません。他の辞書と比べて接続欄の書き方が慎重で、言葉数が多くなっています。

命令形接続とする理由を説明している辞書はどれくらいある?

「四段動詞は上代特殊仮名遣い/奈良時代の万葉仮名に基づくと命令形接続である」、「上代には已然形と命令形の語形に区別があった」の2つの項目は多くの辞書でともに○になっており、命令形説の根拠が奈良時代の仮名遣い(=上代特殊仮名遣い)に求められる旨がしっかり説明されている辞書が多いことがわかりました。

前者のみに○が付いた辞書としては『**三省堂詳説』、『古語林**』の2つがあります。両辞書には、上代の万葉仮名というキーワードこそ登場しますが、それによってなぜ命令形接続という判断になるのかが具体的には書かれていません。

対して、後者のみに○が付いた辞書としては『学研全訳』、『東書最新全訳』の2つがあります。『学研全訳』では、上代には已然形と命令形とで「音」が違っていて命令形の音と「り」の前の音が同一だったという説明になっており、仮名遣いの話は出てきません。『東書最新全訳』も同じく「発音」が異なっていたという説明で、「用いられる漢字も異なって」いたとは書かれていますが、それが仮名遣いの話であることは書かれていません。実際のところ仮名遣いが違うと言われるより発音が違うと言われた方がピンときやすいと思われるので、こういう説明もありでしょう。

両項目とも×なのは唯一『**小学館全文全訳**』だけでした。この辞書は命令形説と已然形説の両説ある旨を一応記載してはいますが、そんなことはどうでもいいのでとにかく「エ」に接続するという理解をするようにと誘導していて、詳しい話は何も書かれていません。2説ある理由については「ラ変動詞「あり」がその成立に関わるので」というかなり飛躍した簡素な説明があるにとどまります。そもそもこの一連の記述は「る・れ」はエに接続していたら完了という助動詞の識別方法を説明するコラム内の一文に押し込められていて、高校生の学習の便のために必要なこと以外書かないというスタンスが感じ取れます。学校の副教材や学習参考書に近い姿勢かもしれません。

サ変動詞を命令形接続とする理由を説明している辞書はどれくらいある?

「四段動詞が命令形接続ならサ変動詞も命令形とみなした方が統一的である」に○が付いた辞書は『岩波』ただ1つでした。というか『岩波』のためにこの調査項目を設けました。

先に述べたとおり上代特殊仮名遣いだけに基づくなら「り」に接続する「せ」を未然形ではなくわざわざ命令形とする理由はないので、命令形接続だと主張するからには別の理由を示してあげなければなりません。ところが、ほとんどの辞書ではそこを省略しています。

対して『岩波』は学習用辞書ではないこともあって高校古典文法の範囲を大幅に超えた専門的で詳細な説明を載せており、この点についても横着せずにしっかり説明しています。いわく、「サ変の命令形「せよ」は、古形では「よ」を欠いて「せ」だけであったから」、これに接続するとみなす方が「四段活用との対比においては統一的な見方である」ということだそうです。それだけのことですが、わざわざ言語化して説明してくれているというのはありがたいです。

已然形接続とする理由はどう説明されている?

ここまでで命令形接続説の理由ははっきりしました。それでは一方の已然形接続説がとられる理由についてはどのように説明されているのでしょうか。

接続欄で已然形接続説をメインに採用していた辞書を中心に、已然形説の理由らしきものを「中古/平安時代以降の接続について」として引用した中からさらに抜き出してみます。

旺文社』と『旺文社全訳』は命令形接続とする必要がない理由は述べていますが、已然形とするべき理由は書いていません。『新明解』と『ベネッセ全訳』は既成事実として一般に已然形接続とされているという趣旨のことだけが書かれています。その辞書が接続欄に已然形と表示している理由としては一応成立していそうですが、やはり已然形説を支持すべき直接的な理由は述べられていません。

ベネッセ』は「入門期の学習には穏やか」というかなりぼんやりとした理由を挙げています。なぜ穏やかと言えるのかはっきりとは書いていません。そこまではっきり言語化しなくてもなんとなくそう思うでしょ?ということでしょうか。

それに対して、もう少ししっかりと言語化しているのが『**三省堂全訳読解』、『全訳全解』、『東書最新全訳**』の3冊です。『三省堂全訳読解』と『全訳全解』は命令形説が適しない理由を書いており、『東書最新全訳』は已然形説が適する理由を書いています。意味上自然というのは、「已」が「すでに」という意味なので完了の意味に合っているという話でしょうか。どちらの理由も素人ながらに予想できた範囲のもので、目新しさはありません。しかし、素人予想が正しいかどうかは素人だけでは判断できず、こうやってしっかりした文献に同じことが書いてあって初めて正しかったのだと判断できます。そういう意味で、このように一見言うまでもなさそうなことを言語化してくれている辞書の存在は貴重です。

おわりに

今回は「り」の接続という大学受験や古典の読解という目的ではほとんど不要な問題が限られた紙面の中でどれくらい詳細に扱われているかを比較してみました。その結果、かなり踏み込んで説明している辞書からほとんど説明がない辞書までさまざまであることがわかりました。

皆さんが持っている古語辞典は今回の調査対象15冊の中に含まれていましたか?含まれていた方もいなかった方も、この機会に一度「り」を引いて実際の記述を確認してみてはいかがでしょうか。

それでは!

Q.「思へ」は何形か?

古語の完了・存続の助動詞「り」は、四段活用動詞またはサ行変格活用動詞にくっついて「思へり」のように使われます。では、このときの「思へ」は四段活用動詞「思ふ」の「何形」にあたるのでしょうか?

「思ふ」は「思は・思ひ・思ふ・思ふ・思へ・思へ」と活用しますから、「思へ」の形になるのは已然形命令形です。そのうちどちらかと言われたから、素朴に考えて完了の意味を表すのに命令形が出てくるのはなんとなく変な感じがするので、答えは已然形かなという気持ちになります。「已然形」の「已」という漢字はそもそも「すでに」という意味なので、完了の助動詞に接続する形としてはネーミング的にもバッチリそうです。実際、高校ではサ変の未然形と四段の已然形に接続するということで「サミシイ(サ未四已)」と語呂合わせ的に覚えるのが定番になっています。

語源的にはどっちでもない

でも、そんな感覚的な決め方はアカデミックではない気がします。もうちょっと本質的な面を見てみましょう。

已然形とはそもそも順接や逆説の確定条件(=すでに成立した事柄を条件とする)を表す活用形の呼称で、典型的なのは「思へば」や「思へど」のように後ろに「ば」「ど」といった接続助詞を付けるパターンです。つまり、「り」を付けて完了を表すのは已然形の用法として典型的なものではありません。

典型的でないなら何なのでしょうか。「思へり」という形は、語源的には「思ひ+あり」が縮まって音が変化したものとされています。「ひ」と「あ」が合体して生じた「へ」という音が、已然形や命令形の音と偶然一致したのです。「已然形」というネーミングと整合しているのも偶然です。したがって、そもそも已然形か命令形のどちらかに分類しようとすること自体が少し強引であり、それでも強いてどちらかと言われればなんとなく已然形の方が収まりがいいねという程度の話なのです。

このように、実は已然形に分類することに必然性はありません。そのため、高校の古典文法の参考書を見ると次のような記載があったりします。

「命令形に接続という説もある。」

岩淵匡、坂梨隆三、林史典[監修](2010)『基礎から解釈へ 新しい古典文法 四訂新版』桐原書店

うーん、やっぱりそっちの説もあるんだ…。いや、でもやっぱり命令形がここにくるのって変じゃない?

と思ってしまいますが、実はそうやって直感に反してまで命令形と主張するからには、この説にはそれなりの根拠があります。高校レベルの参考書や教科書では基本的に詳しく説明されていませんが、論理的で聞けば納得なので少し丁寧に説明してみます。

キーワードは上代特殊仮名遣い」です。

失われた発音の区別

万葉集清水浜臣による写本、NDLデジタルコレクション

古事記』や『万葉集』などの上代奈良時代まで)に書かれた文献では、ひらがなやカタカナはまだ使われておらず、漢字が意味とは無関係に音だけを表す文字としても使われていました。これを万葉仮名と言います。例えば「け」の音は「家・計・気・開」のように書かれました。したがって、過去の助動詞「けり」は万葉仮名で「家里」や「計理」などと書くことができ、「池(いけ)」は「伊気」や「伊開」などと書くことができたというわけです。

実例を1つ見ておきましょう。右に示したのは『万葉集』巻20にある大伴家持の歌で「うぐひすのこゑはすぎぬとおもへどもしみにしこころなほこひにけり」と読みます。全て万葉仮名で書かれており、最後の「けり」の部分が「家里」と表記されているのがわかります。

ところが、「けり」が「気里」や「開理」などと書かれることはありませんでした。逆に「池」は「伊家」や「伊計」などとは書かれませんでした。どういうことでしょうか。下の表を見てください。

| | 万葉仮名 | 語例 | | | ------- | ------- | ------------------------------------------------------------------------------------------------------------ | | グループ1 | 家、計、祁、鶏 | けり、今日(けふ)、叫ぶ(さけぶ) | | グループ2 | 気、開、既、毛 | 池(いけ)、竹(たけ)、削る(けづる) |

上代には、このように現代日本語の「け」にあたる音が2つのグループに分かれており、語によってどちらのグループの万葉仮名を使用するかが明確に区別されていました。つまり、グループ1に属する語を書き表すのにグループ2に属する万葉仮名は使えないし、逆もまたしかりということです。同様に2つのグループに分断され書き分けられていた音は「け」以外にもイエオ段にいくつか存在し、この書き分けを**上代特殊仮名遣い**と呼びます。上代特殊仮名遣いはその名のとおり上代にのみ見られる現象であり、平安時代にはなくなってしまいます。

ふつうグループ1は「甲類」、グループ2は「乙類」という名称で呼ばれているので、以下そのように呼び分けます。なお、甲類と乙類では表記が区別されていただけでなく発音も異なっていた、すなわち現代語にはない発音の区別があったと考えられています。

「思へり」はどっちのグループ?

橋本進吉(1942)『古代国語の音韻に就いて』明世堂書店、NDLデジタルコレクション

「思へり」の話に戻りましょう。平安時代以降に生きる我々は「思ふ」の已然形と命令形はどちらも同じ「思へ」だと思っています。しかし、上代特殊仮名遣いがあった時代の人々にとってはどうでしょうか。

エ段である「へ」には甲乙類の区別があったので、「思へ」の「へ」も甲乙どちらかに分類されることになります。上代の文献を見ると、「思へども」や「思へば」といった已然形の典型的な用法の「へ」には「閉・倍」といった万葉仮名が使われています。例えば先ほど示した大伴家持の歌の中にも「おもへども(於毛倍杼母)」が登場します。一方で、命令文の「へ」には「平・幣」といった万葉仮名が使われます。というわけで、已然形と命令形は実は明確に書き分けられていたのです。このうち已然形の方が乙類命令形の方が甲類とされます。当時は発音も区別されていたのでしょう。

右に示した写真は、上代特殊仮名遣いの研究で知られる国語学者橋本進吉の著書から「へ」音の上代特殊仮名遣いをまとめた部分を抜き出したものです。「清音」の行を見ると、上記のとおりに甲乙が分かれているのがわかります。

それでは、肝心の「思へり」の「へ」には甲類か乙類どちらの万葉仮名が使われていたのでしょうか?

答えは甲類です。ということは、已然形ではなく命令形と同じですね。「へ」に限らず、助動詞「り」に接続するエ段の音は命令形と同じ甲類の万葉仮名で表記されていたのです。これが命令形説の根拠です。

なお、四段動詞が命令形接続なのであればサ変も未然形ではなく命令形接続と考えよう、とする説もあります。

なんだか煙に巻かれた気分…

論理的ではあるけど…そうは言っても命令形に完了の助動詞が付くってなんか変じゃない?そもそも平安時代にはもうその区別はなかったわけだし。もっと直感を大事にしていこうよ!

その気持ちとてもよくわかります。だからこそ、こんなに筋の通った命令形説を差し置いて、なんとなく収まりがいいだけの已然形説をメインにしている教科書や参考書が多いのです。もっとも、古文を読解するうえではそんなの正直どうでもいいことなので、別にどちらの説を採っていようが問題ではありません。

古語辞典を比べてみよう

さて、ここは「辞書」がテーマのブログですので、ここからは辞書の話です。市販の古語辞典が助動詞「り」の接続の問題をどのように扱っているか見ていきましょう。教科書や参考書とは異なり、多くの古語辞典では上代特殊仮名遣いに言及した少し踏み込んだ説明をしていますが、それを踏まえた上で已然形説か命令形説かどちらをメインに据えるのかは辞書によりけりです。

長くなりますので、ここで一旦記事を分けます。

続きは後編をご覧ください。

小学館🫚🫚🫚🫚🫚🫚🫚🫚🫚から『**日本国語大辞典』(🦑<以下『日国**』というよ)の改訂が発表されて、世は空前の「日国」フィーバーですにゃーーーーん😸

『日国』といえば販売中のものとしては日本🇯🇵唯一の大型国語辞典🐙で、現在の最新版は2002年に完成した第2版✌️‼️

そして今回、その第3版🤟が**2032年**完成予定であることが発表されました‼️‼️‼️👏👏👏🎉🎉🎉

ところで、小学館🫚🫚🫚🫚🫚🫚🫚🫚🫚は小型国語辞典🐙の『**現代国語例解辞典』(🦑<以下『現国例』というよ)の刊行元でもありますね🐜‼️『現国例』は『日国』をベースに編まれた🧶国語辞典🐙で、現在の最新版は2016年の第5版**🍚でぷ🎳

もう8年🐝近くたつし🐉、こっちもそろそろ改訂してほしーんですけどお〜⭐️⁉️⁉️そんなことを思いながら『現国例』チャンのことを穴が👁️開く👁️ほど👁️見つ👁️めて👁️いた👁️んでちゅーーーー☺️👶🐀

そしたら‼️‼️

巻末の「漢字表」という五十音順のミニ漢和辞典パートの中に、間違いをたくさん🤓見つけちゃったのねん‼️😱😭

もちろん、全部で1000と数百ページ📖もある辞書1冊の中に🦀多少ならしょうがないん🫚🫚🫚🫚🫚🫚🫚🫚🫚ですけど、巻末のわずか90ページ程度の中にこんなに📷あるのはちょっと流石🪨に多いんじゃ…🤔ということで、見つけたものをちょっとまとめて🍅みたいと☁️☁️☁️🐉🐉🐉思いマッスル💪💪💪

ただし⚠️‼️留意‼️⚠️していただきたい🇹🇭のは、大前提として『現国例』には良いところがいっぱいあーるの2乗は円⭕️の面積でよんぱいあーるの2乗は球⚽️の表面積っていうことなんでスネ夫ˡ̗͐͐͟ˋ̨̮̑͞͞ˊ̮̑͏͜ʹ̍ᵓ̗ͥ

良いところについて知りたい方🦑はこちら👇を読んでくださいネ🌾

fngsw.hatenablog.com

それでは以下🦑見つけちゃった間違いを列挙していきマンモスバーガー‼️🦣🍔😤

太字・細字の誤り

凡例(p.1575)の5①(イ)「常用漢字表の音訓欄にある音訓は太字(送り仮名の部分は細字)で示し、それ以外のものは細字で示した。」に違反しているもの。

うち「泳」を除く各字は、旧版の「漢字表」に掲載がなかった字か、2010年に新たに常用漢字になった字のいずれかに該当する。旧版の「漢字表」は巻末ではなく本文中の五十音順の位置に適宜配置されていたが、音読みが一般的でない字、特に常用漢字表に訓しかないような字の多くは掲載されていなかった。また、第4版は2006年刊行なので2010年追加の常用漢字には未対応だった。

字形の誤り

特に異体字どうしが同形になってしまっているもの。

凡例に4③に「JISの第一水準、第二水準で定められた漢字の字形は、本書の見出し漢字とは必ずしも一致しないところがある。」との断りがあることから、JISの例示字形と見出し字との微妙な不一致(「叱」など)は問題としない。

記号の誤り

凡例で定義した記号が正しく使われていないもの。

画数の誤り

重複

誤りとは言えないが気になる点

なお、2020年発行の第2刷では2017年に追加された教育漢字(小学校で習う漢字)20字に「教育」という表示が追加される小改訂がなされているが、上記の間違いについてはいずれも修正されていない。また2017年追加の人名用漢字「渾」にも「人名」の表示は追加されていない。

以上でぷ…🎳

ふえぇぇぇぇん💦💦多いよおぉぉぉおぉぉ😭😭😭特に**2010年追加🦑の常用漢字**の扱いが無茶苦茶🍵だよおおおぉぉおぉぉ😢😢😢小学館チャン🫚🫚🫚🫚🫚🫚🫚🫚🫚ともあろう💘ものがどーしちゃったのー🧠🧠🧠⁉️⁉️⁉️😨😨😨

早く改訂して直してッ❤️😘❤️😍❤️

『現国例』第6版と『日国』第3版、早く買いたいなァァァァ‼️‼️‼️今後🇨🇩🇨🇬も期待してるヨッ😉👍それじゃあまたね‼️‼️👋ノシ

東京近郊にある松屋フーズの店舗の中から、何らかの点で「唯一」だったり「初めて」だったりして有名な店舗を独断と偏見で5つ厳選しました。ぜひ訪れてみてください!

三鷹

江古田店

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鶴見東口店

清瀬