BA-22とは - わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/19 06:20 UTC 版)

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BA-22装甲輸送車
BA-22(試験中)
種類 装甲車/輸送車
原開発国 ソビエト連邦
運用史
配備期間 19381939年
開発史
製造期間 1938
製造数 1
諸元
重量 5.241t
全長 6.10m
全幅 1.98m
全高 2.88m
要員数 2名
装甲 4~6mm
エンジン 40hp
行動距離 200~250km
速度 41.4km/h(整地)12.4km/h(不整地)
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BA-22装甲輸送車ソビエト連邦装甲車である。

目次

概要

BA-22は戦間期のソ連で試作された救護輸送を主眼においた装甲車である。

1937年に企画が立てられ、1938年9月に試作車両が完成する。

しかし改良を重ねてもBA-22の試験結果は芳しいものではなく、1939年6月23日の試験を最後に、生産計画は凍結され、試作段階に終わる。

試作車両はソ連の医療機関に委譲されたとされるがその後どうなったかは不明。

性能

数多くの装甲車両を製作したソ連の中でも救護がメインの極めて珍しい車両である。乗員は2名で10~12人の人員を輸送する事が可能。

しかし、装甲が薄い上に殆ど傾斜もなく、その割には車高が高いことや、出力が低い点が試験で指摘されていた。また輸送車両でありながら密閉性にも明らかに問題があった(画像参照)。

また救護車両という目的上複数の内部機器を車載していたが、装甲車両の内部機器の信頼性の低さが第二次世界大戦を通して付きまとったソ連においても、BA-22の内部機器の信頼性の低さは深刻なものであると判断されていた。

画像

参考

戦間期のソビエト連邦の装甲戦闘車両
量産車両 豆戦車軽戦車 T-18 T-26 T-27 T-37 T-38 快速戦車 BT-2 BT-5 BT-7 中戦車 T-24 重戦車多砲塔戦車 T-28 T-35 KV-1 KV-2 自走砲 SU-5 AT-1 化学兵器戦車 OT-26/130/133 OT-27 OT-37 MXT-1 KS-18 装甲車 T-20 T-26T BA-I BA-3 BA-6 BA-10 BA-11 BA-20 BA-27 BA-30 D-8 D-12 D-13 FAI装甲車 SU-12 パイオニア
試作車両 豆戦車・軽戦車 T-16 T-17 T-19 T-21 T-22/23 T-25 T-33 T-34 T-41 T-43 T-46 T-51 T-116 D-10/11 PPG 快速戦車 A-20 A-32 T-12 BT-6 BT-203 中戦車 T-32 T-111 T-112 TG PT-1 重戦車・多砲塔戦車 T-29 T-30 T-39 T-42 T-100 TA-1/2/3 TP-1 SMK D-4 自走砲 SU-1/6 SU-2 SU-3 SU-7 SU-8 SU-14 SU-37 SU-45 SU-100Y 装甲車 BA-5 BA-9 BA-21 BA-22 BA-23 BAD-1 BAD-2 D-5 D-9 D-14 D-18/37 SU-4 PB-4 PB-7 FAI-2 - LB-23 LB-62 その他 RBT-5 LT-1 ST-26 ST-27 - IT-28
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