PB-4とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
PB-4装甲車 | |
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種類 | 装甲車 |
原開発国 | ![]() |
開発史 | |
開発者 | イジョルスキー工場 |
製造期間 | 1935~1936年 |
製造数 | 10 |
諸元 | |
重量 | 5.28t |
全長 | 5.30m |
全幅 | 1.98m |
全高 | 2.255m |
装甲 | 4~7mm |
主兵装 | 20-K 45mm戦車砲 (弾:152発) |
副兵装 | 7.62mm DT機銃2挺 (弾:2268発) |
エンジン | GAZ-AA |
行動距離 | 200km |
速度 | 50km/h(陸上)4km/h(水上) |
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PB-4(ΠБ-4)は、ソビエト連邦の試作水陸両用装甲車である。
概要
PB-4はBA-3を元に1933年から開発が開始された試作水陸両用装甲車であり、1932年のBAD-2に続いて開発された。PB(ΠБ)は、水陸両用(浮航)装甲車(Plavayushiy Broneavtomobil)の頭文字に由来する。
1935年から生産が行われるが、装甲の薄さなどはともかくとして、肝心の浮航能力の低さが致命的であり、翌年に生産が打ち切られている。
性能と生産
シャーシは6輪のフォード・ティムケン(Ford Timken)貨物トラックのものを用い、前方2輪、後方4輪。踏破性能向上のため、前輪の後方斜め上に1組の車輪を持ち、浮力確保の為に車体側面にバルサ材を備える。
主砲である45mm砲はBA-3の後部張り出し部分を排除した砲塔に1門を装備し、その右側に同軸機銃として機銃を装備、さらに1挺を操縦手右の機銃手席にボールマウントで装備した。
照準器はTOP直接望遠眼鏡とPT-1潜望鏡式照準器をそれぞれ備える。
1935年と1936年にそれぞれ5輌ずつ生産された。価格は25000ルーブル。
実験車両として使用された形跡はあるが、実戦投入の記録はなく、開発は浮航能力を重視し、軽武装のPB-7へと移行することになる。
現存する車両としては、クビンカ戦車博物館に1輌が現存するのみで、他はスクラップにされたと思われる。
参考文献
- Kinnear, James (2000), Russian Armored Cars 1930-2000, Darlington, Maryland: Darlington Productions, ISBN 1-892848-05-8
外部リンク
表話編歴![]() |
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