「total」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

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トタルエナジーズTotalEnergies SE
種類 株式会社
市場情報 Euronext: TTE NYSE: TTE
本社所在地 フランスパリ近郊クールブヴォア（ラ・デファンス地区）
設立 1924年 (100年前) (1924)
業種 石油・ガス
事業内容 石油・天然ガスの探査、開発および生産関連するパイプライン、輸送および加工業務原油、石油および化学品の供給や取引、精製、販売および輸送
売上高 1799億ユーロ（2008年）[1]
営業利益 139億ユーロ（2008年）[1]
純利益 105億ユーロ（2008年）[1]
従業員数 約96,960人（2008年）[1]
外部リンク トタルエナジーズ コーポレートサイト
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TOTALブランドのガソリンスタンド

トタルエナジーズ (仏: TotalEnergies SE) は、フランスのパリ近郊ラ・デファンスに本社を置く多国籍企業である。国際石油資本であり、スーパーメジャーの6社の内の一社である。石油化学の研究、開発では世界屈指である。世界42か国以上で原油や天然ガスの採掘を行い、世界30か所の製油プラントで精製、50か所に及ぶ生産拠点、150か国以上に販売拠点を持ち、世界17000か所のガソリンスタンドを展開している。商標はTOTAL（トタル）、 ELF（エルフ）。ユーロネクスト・パリ、ニューヨーク証券取引所上場企業（Euronext: TTE 、NYSE: TTE）。

潤滑油の分野では、モータースポーツに進出している自動車企業へのサポートや技術コンタクトを行っている。このため、エルフ、トタル、ペトロフィナ3社が合併する前のそれぞれのブランドは、自動車メーカーの推奨燃料、潤滑油の指定を受けていた[注釈 1]。

沿革

1924年にフランス石油会社 (CFP,Compagnie Française des Pétroles) として設立された。第二次世界大戦後から1970年代まで、世界の石油の生産をほぼ独占状態に置いたセブン・シスターズに次ぐ8番目のフランス石油CFPとして、とくにフランス語圏で大きな力を発揮した。1970年代あたりからシトロエンのラリーカーを支援するようになった。

1985年6月21日にトタルフランス石油に改名した。この頃から全日本ツーリングカー選手権（JTC）に参戦していたカルソニック・スカイラインや、F1のウィリアムズ、ルノーのスポンサーをつとめるようになった。1991年6月26日にトタルに社名変更した。1999年にベルギーのペトロフィナ（フランス語版、英語版）の経営権を取得・統合し、トタルフィナとなった[2]。

2000年にはフランスのエルフ・アキテーヌを吸収した[3]。統合当初の社名はトタルフィナエルフ (Total Fina Elf) だったが、2003年に社名をトタルに戻した。以後、スマートグリッドへの投資を積極的に展開している。

この間、1995年からジョーダン・グランプリのスポンサーとしてトタルが活動していた一方で、1997～2000年までエルフはF1での燃料供給はあったがスポンサーロゴは出さなくなった。2001年のベネトン（同チームの経営権を買収し、翌年からルノーチームとして活動）でエルフロゴが復活。その間に前述の社名変更があったが、2008年まではルノーエンジンを使用するチームの燃料供給はエルフ名義となっていた。

そして、2009年からはレッドブル・レーシングのスポンサー（トタル）を開始し、2010年から2013年まで4年連続でチャンピオンを獲得した。ただし、2016年で同社の燃料を使用していたチームが他社のメーカーに切り替えたこともあり、同年を以てトタルのF1の活動が終了する形となった。世界ラリー選手権（WRC）においてはシトロエンとセバスチャン・ローブによって8年連続で世界タイトルを獲得。また、インターコンチネンタル・ル・マン・カップではプジョー・908にて2011年度のタイトルを獲得するなど、世界選手権の3大タイトルを獲得している。2018年からはFIA 世界耐久選手権（WEC）に燃料を独占供給している。

再生可能エネルギー事業の関連では2011年4月、アメリカ合衆国の太陽光発電パネル事業者のサンパワーを買収、傘下とし[4]、2016年5月、フランスの電池メーカーのサフトを買収[5]、同年6月、ベルギーの電力事業者ランピリスを買収した[6]。

2021年5月、総合エネルギー企業として石油依存を脱却する姿勢を明確にするため、社名をトタルエナジーズに変更した[7]。

日本での展開

日本ではエンジンオイルのメーカーとしてビジネス展開しているのが有名である。日本で販売される同社のオイルは、基本的には海外の本社工場から輸入しているが、需要の多い製品など一部日本国内でライセンス生産しているものもある。 エルフ（elf）ブランドのエンジンオイルの輸入代理店は、ユニコ、エルフジャパンと経て、現在はトタルルブリカンツジャパンに、トタル（TOTAL）ブランドは大森商事からトタルルブリカンツジャパンに、フィナ（FINA)ブランドも以前はフィナジャパンが輸入し、現ルブテックが販売代理店であったが、合併後は同じくトタルルブリカンツジャパンが取り扱っている（FINA製品はベルギーのアルトベルデにある元FINAの工場で引き続き生産されている）。フィナは日本ではプレミアムブレンドとなっているために高価格設定を維持し、販売店も限定している。なおエルフのガソリン添加剤に関してはカーメイトの取り扱いとなっている。

トタルグループの化学部門はアトフィナグループで接着剤、樹脂、ゴム製品などの特性のあるポリマー関連の基礎化学を専門にしている。グループ会社のアトテックでは電解めっきに使う添加剤および無電解めっきの薬液を研究開発しており、アジア圏内では最大シェアを誇る。

エルフブランドのシューズは広島化成、ジャケット及びグローブはフラッグシップがライセンス生産している。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ エルフはルノー、トタルはプジョー、フィナはBMW。

出典

  1. ^ a b c d http://www.total.com/static/en/medias/topic3546/Total_2008_document_reference_va.pdf
  2. ^ “Total to Acquire Petrofina In $12.9 Billion Stock Deal” (英語). ウォール・ストリート・ジャーナル (1998年12月2日). 2016年12月25日閲覧。
  3. ^ “A French Concoction; Totalfina's Acquisition of Elf May Be Only a Prelude” (英語). ニューヨーク・タイムズ (1999年9月21日). 2016年12月25日閲覧。
  4. ^ “Total Buys Stake in Solar Firm” (英語). ウォール・ストリート・ジャーナル (2011年4月30日). 2016年12月25日閲覧。
  5. ^ “Total Agrees to Acquire French Battery Maker Saft” (英語). ニューヨーク・タイムズ (2016年5月9日). 2016年12月25日閲覧。
  6. ^ “仏トタル、ベルギーの再生可能エネルギー電力3位を買収”. ロイター (2016年6月15日). 2016年12月25日閲覧。
  7. ^ “トタルはトタルエナジーズに変わります”. TotalEnergies SE (2021年5月28日). 2021年9月12日閲覧。

関連項目

外部リンク

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表話編歴石油企業
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エネルギーEnergy シェル（SHELL） トタルエナジーズ（TTE） BP（BP） シーメンス・エナジー（ENR） Eni（ENI） エクイノール（EQNR） ベスタス・ウィンド・システムズ（VWS） レプソル（REP） スナム（SRG） テナリス（TEN） オルレン（PKN） OMV（OMV） ネステ（NESTE） サブシー7（SUBC） エナガス（ENG）
公益Utilities イベルドローラ（IBE） ナショナル・グリッド（NG） エネル（ENEL） エンジー（ENGI） E.ON（EOAN） スコティッシュ・アンド・サザン・エナジー（SSE） ヴェオリア・エンバイロメント（VIE） RWE（RWE） テルナ（TRN） ユナイテッド・ユーティリティーズ・グループ（UU） セバーン・トレント（SVT） EDP（EDP） セントリカ（CNA） エンデサ（ELE） オーステッド（ORSTED） フォータム（FORTUM） レッド・エレクトリカ（RED） フェアブント（VER） Naturgy（NAGY） エリアグループ（ELI） ペノン・グループ（PNN）
通信Telecommu-nications ドイツテレコム（DTE） エリクソン クラスB（ERIC B） ノキア（NOKIA） Orange（ORA） ボーダフォン・グループ（VOD） テレフォニカ（TEF） セルネックス・テレコム（CLNX） KPN（KPN） スイスコム（SCMN） BTグループ（BTA） テレノール（TEL） エリサ（ELISA） テリア（TELIA） テレ2 クラスB（TEL2 B） テレコム・イタリア（TIT）
不動産Real Estate ヴォノヴィア（VNA） セグロ（SGRO） ウニベイル・ロダムコ・ウェストフィールド（URW） クレピエール（LI） LEGイモビリエン（LEG） ランド・セキュリティーズ・グループ（LAND） ジェシナ（GFC） コフィニモ（COFB）
各セクター内は銘柄入替日時点のウェイト順
表話編歴フォーチュン・グローバル500 第23位 （2024年、上位100社）
ウォルマート Amazon.com 国家電網 サウジアラムコ 中国石油化工集団 中国石油天然気集団 Apple ユナイテッド・ヘルス バークシャー・ハサウェイ CVSヘルス フォルクスワーゲン エクソンモービル シェル 中国建築集団 トヨタ自動車 マクケッソン・コーポレーション（英語版） Alphabet センコラ（英語版） トラフィグラ（英語版） コストコ・ホールセール JPモルガン・チェース 中国工商銀行 トタルエナジーズ グレンコア BP マイクロソフト カーディナル・ヘルス（英語版） ステランティス シェブロン サムスン電子 フォックスコン シグナ 中国農業銀行 中国鉄路工程集団（英語版） フォード・モーター 中国銀行 中国建設銀行 バンク・オブ・アメリカ ゼネラルモーターズ エレバンスヘルス（英語版） BMW メルセデス・ベンツ・グループ 中国鉄道建築集団 宝鋼集団 シティグループ センティーン（英語版） 京東商城 ホーム・デポ フランス電力 マラソン・ペトロリアム クローガー フィリップス66 中国平安保険 中国中化集団 中国移動通信 中国海洋石油集団 本田技研工業 ファニー・メイ 中国人寿保険 ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス バレロ・エナジー（英語版） サンタンデール銀行 中国交通建設 BNPパリバ 三菱商事 Meta HSBCホールディングス ベライゾン・コミュニケーションズ 中国五鉱（英語版） アリババグループ 中国中信集団公司 中国華潤（英語版） 現代自動車 AT&T 山東能源集団（英語版） コムキャスト ドイツテレコム 中国南方電網 ウニパー ウェルズ・ファーゴ 恒力集団（英語版） アリアンツ 中国郵政 国家能源投資集団（英語版） シャーメン・C&D リライアンス・インダストリーズ ゴールドマン・サックス 連邦住宅金融抵当公庫 ロスネフチ ターゲット・コーポレーション エクイノール ヒューマナ（英語版） 上海汽車集団 ステートファーム保険 ライフ・インシュランス・コーポレーション・オブ・インディア（英語版） ネスレ エネル Eni ペトロブラス SKグループ
出典:Fortune Global 500 List 2024
表話編歴フォーブス・グローバル2000 第25位 （2024年、上位100社）
JPモルガン・チェース バークシャー・ハサウェイ サウジアラムコ 中国工商銀行 バンク・オブ・アメリカ Amazon.com 中国建設銀行 マイクロソフト 中国農業銀行 Alphabet トヨタ自動車 Apple 中国銀行 エクソンモービル HSBCホールディングス ウェルズ・ファーゴ シェル 中国石油天然気集団 ユナイテッド・ヘルス ウォルマート サムスン電子 シェブロン ゴールドマン・サックス Meta トタルエナジーズ モルガン・スタンレー カナダロイヤル銀行 シティグループ 中国平安保険 中国移動通信 アリアンツ BNPパリバ ベライゾン・コミュニケーションズ 招商銀行 UBS サンタンデール銀行 AT&T テンセント 三菱UFJフィナンシャル・グループ コムキャスト アリババグループ 中国石油化工集団 フォルクスワーゲン・グループ トロント・ドミニオン銀行 ジョンソン・エンド・ジョンソン 台湾積体電路製造 BP モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン リライアンス・インダストリーズ ネスレ アクサ メルセデス・ベンツ・グループ アメリカン・エキスプレス ペトロブラス インドステイト銀行 交通銀行 中国郵政儲蓄銀行 テスラ プロクター・アンド・ギャンブル ステランティス BMW ドイツテレコム 三井住友フィナンシャルグループ CVSヘルス HDFC銀行 ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行 ソニー シーメンス オーストラリア・コモンウェルス銀行 インド生命保険公社（英語版） ゼネラルモーターズ 日本電信電話 クレディ・アグリコル ブロードコム ペプシコ ホーム・デポ オラクル 三菱商事 ロシュ・ホールディング エクイノール エレバンス・ヘルス（英語版） 中国海洋石油集団 興業銀行 インテーザ・サンパオロ・アシクラ IBM チャブ・リミテッド（英語版） イタウ・ウニバンコ アンハイザー・ブッシュ・インベブ アッヴィ シスコシステムズ 本田技研工業 ノヴァ・スコシア銀行 現代自動車 エネル シグナ コストコ・ホールセール ミュンヘン再保険 チューリッヒ保険 ノバルティス コカ・コーラ
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