カーター・ディクスンとは 読書の人気・最新記事を集めました - はてな (original) (raw)

カーター・ディクスン

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読書

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かーたーでぃくすん

Carter Dickson

探偵作家。ジョン・ディクスン・カーの別名義。

ヘンリ・メリヴェル卿を探偵役とし、密室殺人・不可能犯罪をテーマにした作品を多く著した。

主な作品

*1:ジョン・ロードとの共著

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「読者よ欺かるるなかれ」というミステリー読者よ欺かるるなかれ (ハヤカワ・ミステリ文庫 テ 3-12) 著者 : カーター・ディクスン 早川書房 発売日 : 2002-04-01 ブクログでレビューを見る» ん⁈うーん、犯人がわかって、なるほどね、と思う。読んでいるあいだ、ほんの少し、犯人かもしれないという疑いが頭をよぎったかもしれないけれど。結局、犯人は見当もつかないまま、探偵の謎解きを待つだけでした。時代は、1930年代。ちょうど、アガサ・クリスティーが、ポアロを主人公に小説を書いていたころ。アガサの生年は、1890年。本作の作者は、1906年生まれ。場所も、ロンドンを中心として描かれており、背景は似ています。『the read…

#カーター・ディクスン#ディクスン・カー#ミステリー#殺人事件

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「白い僧院の殺人」を読みました晴れ間ものぞきましたが、ほぼ一日曇っていました。明日からは本格的に降りそうです。☔ 「白い僧院の殺人」(カーター・ディクスン 著/高沢治 訳)を読みました。 ここ2~3年は海外の作品を(特にミステリー)をよく読むようになりましたが、昔はカタカナの固有名詞や翻訳調に慣れず、ほとんど読みませんでした。ミステリーもドイルのホームズものや、クリスティーのポアロくらいで。ここらできちんと“巨匠”と呼ばれる作家の作品も読んどかないと・・・ということで、「密室もの おすすめ」と検索して海外作品、日本の作品とで読みたい本をリストアップしました。(安易な方法💦) 日本の作品はほぼ読んでいたので、やっぱり海外作品…

#「白い僧院の殺人」#カーター・ディクスン

十六 × 二十1年前

JLBとGKC (とJDC/CD)シミルボン投稿日 2021.09.03 アポロンの眼 (バベルの図書館 1) 作者:ギルバ−ト・キ−ス・チェスタトン 国書刊行会 Amazon ↑旧版(1988)は変形本 新編バベルの図書館〈2〉イギリス編(1) 国書刊行会 Amazon 『バベルの図書館』(以下の引用は旧版1988から)の第一巻、チェスタトン集「アポロンの眼」の序文にボルヘスは探偵小説について、こう書いている。 ポーの発明になる探偵小説というジャンルは、それがあらゆる文学ジャンルのうちで最も人工的なものであり、最も遊びに似たものであるからには、いずれ消滅する時期がやってくると予想される。そもそもチェスタトンは書いていた、小説…

#探偵小説#チェスタトン#ボルヘス#ディクスン ・カー#カーター・ディクスン

はぐれの徒然なるままに(仮)2年前

横溝正史とディクスン・カー自分は横溝正史の「金田一耕助シリーズ」が好きです。 なので、このブログでは横溝正史の小説について色々と書いてきました。 でも、自分は「本陣殺人事件」という小説とは相性が悪いです。 何故ならこの小説は、 自分が苦手な「密室トリック」が主題になっている作品だからです。しかし、この小説は【金田一耕助シリーズ】の第1作目であり、 横溝正史にとっても転換点となった作品です。なので、少し違う角度から【本陣殺人事件】について書いてみます。 今から約80年前、1940年代の話になります。 横溝正史は知人の作家から、ディクスン・カーの小説を借りてきました。 そして、その時に読んだ小説について以下の記述を残してい…

#横溝正史#カーター・ディクスン#読書#小説#本陣殺人事件#プレーグ・コートの殺人

蓼科高原日記2年前

黒死荘殺人事件(黒死荘の殺人) ジョン・ディクスン・カーカーター・ディクスン「黒死荘殺人事件(黒死荘の殺人)」は、アメリカの推理小説作家ジョン・ディクスン・カーの手になる作品で、現在我が国ではこれが著者名として冠されることが通例だが、本来はカーター・ディクスン名義で発表された第二作である。 そして、このペンネームは、1933年に「弓弦城殺人事件」を発表した際、アメリカの出版社が無断でカー・ディクスン(Carr Dickson)の名を出したことで著者との間に紛糾が生じ、その打開策として使われるようになったようだ。 カーと言えば、怪奇的な雰囲気を湛えながらも論理的ストーリー展開を具えた本格派の作品が多く、また密室の謎解き物を得意とすることは広く知られているが、この「黒死荘…

#ジョン・ディクスン・カー#カーター・ディクスン#黒死荘殺人事件#黒死荘の殺人#江戸川乱歩#横溝正史

積読を消化したい。5年前

サービス精神溢れる『黒死荘の殺人』カーター・ディクスン(ジョン・ディクスン・カー)*ネタバレは伏せ字ケン・ブレークは友人でもある幽霊屋敷「黒死荘」の当主ディーン・ハリディから信用できない心霊学者ダーワースに叔母、婚約者、知人が心酔してしまったため、「黒死荘」で一晩明かして、心霊学者達のインチキを暴いて欲しいと頼まれマスターズ警部と共に「黒死荘」へ向かう。 「黒死荘」ではディーンの家族、知人と心霊学者による降霊会が計画されており、立場が違う両者の緊張が最高潮に達した時、突如鳴り響いた鐘の音。密室となっていた石室では術者ダーワースが曰く付きの短剣で惨殺されていた。 周囲に足跡も無い完全な密室の犯行に解決の糸口が見つからないため、マスターズ達は陸軍省情報部長ヘンリ・メリヴェール卿に操作の協力を求め…

#カーター・ディクスン#ジョン・ディクスン・カー#海外ミステリ小説

わんこたんと栞の森6日前

インシテミル 原作小説の感想と、作中登場ミステリーの解説閉鎖空間で7日間すごすだけで時給112,000円。「おいしいバイト」につられて応募した参加者を待ち受けていたのは、報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てデスゲームだった!米澤穂信さんの新境地をひらき、映画化でも話題になったミステリー、インシテミルの感想を書きました。 インシテミル var today = new Date(); var day = today.getDate(); if( day == 5 || day == 10 || day == 15 || day == 20 || day == 25 || day == 30 ){ document.write('★5と0のつく日は楽…

けろやん。メモ2ヶ月前

カーター・ディクスン「白い僧院の殺人」(創元推理文庫)<Twitterへの投稿の転載です(付記あり)>カーター・ディクスン「白い僧院の殺人」#読了白い僧院の殺人【新訳版】 (創元推理文庫)作者:カーター・ディクスン東京創元社Amazon白い僧院の別館で殺人が発生するが、雪の上には一筋の足跡しかなく・・・。密室物のひとつである足跡のない殺人物です。トリックが解明されたときの驚きと納得感に満足。あとは後半で繰り返される「かぼちゃ頭の理論家」という罵声に大笑いしました!(付記)やっと読めた!ミステリ好きにとってモニュメンタルな作品。しかし入っていくのに苦労した。英国と米国を股にかける設定なんだけど、いまどちらにいるのか?って迷ってしまうほど。「カーの翻…

もりっちゃんのゆるブログ4ヶ月前

「雪密室」を読みました「雪密室」(法月綸太郎 著)を読みました。 ミステリー作家 法月綸太郎とその父 法月警視の父子シリーズの第1作。このパターンは、エラリー・クイーンのエラリーとクイーン警視のシリーズと同じです。最近では、「境界の扉」を読みました。 ↓ moricchan24.hatenablog.com さて、今作は“密室もの”として取り上げることにしました。タイトルから“密室”をうたっていますし。 目次の前にこんな言葉が書かれています。 白い僧院はいかに改築されたか? 先に読んだカーの「白い僧院の殺人」をオマージュしたものと言えるかな。 moricchan24.hatenablog.com 法月警視は雪の山荘…

読書感想文(関田涙)4ヶ月前

海外文学におけるハゲ注:二〇一九年九月二十七日に書いた記事に、新しいもの(NEWマーク付)を随時追加しています。そのたびに日付を更新します。 人生において、死、性、病、恋愛、人間関係と同じくらい悩ましい問題であるにもかかわらず、文学は「ハゲ」をきちんと扱ってこなかったように思えて仕方がありません。 ハゲで笑いを取ったり、不快・滑稽な人物の象徴にしたりすることはあっても、ハゲそのものがテーマになることは滅多になく、当然「ハゲ小説」といったジャンルも存在しないのが現状です。 実に、ハゲかわしい事態といわざるを得ません。「ハゲは日本でこそ虐げられているが、欧米ではそうでもない」「日本人のハゲはみっともないけど、白人や黒…

村 村5ヶ月前

マンガは叙述トリックをどう表現するのか?――いだ天ふにすけ「手紙」について次に挙げた小説・漫画の真相に触れていますので、未読の方はご注意ください。 ・山岸凉子「夜叉御前」 ・駕籠真太郎『フラクション』 ・綾辻行人『十角館の殺人』 ・いだ天ふにすけ「手紙」 ・カーター・ディクスン『貴婦人として死す』 ※脚注内 いだ天ふにすけ「手紙」は、COMIC快楽天 2024年 07 月号に掲載された成人向けマンガである。そして同時に、マンガ表現における叙述トリックに挑戦した意欲作でもある。 様々な作品があふれ返っている現代において、叙述トリック的な仕掛けのあるマンガ作品はそれほど珍しいものではない。 それでも、私が本作に強く興味をひかれた理由は、作者自身が自作解説において「叙述ト…

平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜5ヶ月前

カーター・ディクスン『五つの箱の死』(国書刊行会 奇想天外の本棚)五つの箱の死 (奇想天外の本棚) (奇想天外の本棚 9) 作者:カーター・ディクスン 国書刊行会 Amazon 深夜一時、ジョン・サンダース医師は研究室を閉めた。今週中に、ある毒殺事件のための報告書を提出しなければならず、遅くまで顕微鏡を覗いていたのだ。頭をすっきりさせて帰ろうと、小雨の降りはじめた道を歩いていたサンダースは、十八世紀風の赤煉瓦造りの家のすぐ外に立つ街灯のそばに一人の若い女性がたたずみ、自分のことを見ているのに気づいた。ガス灯に照らされ、ただならぬ雰囲気を漂わせた女性は、サンダースを呼び止め、この建物の窓に明かりが灯った部屋に一緒に行ってほしいと懇願する。この女性に請われるまま…

【本 買います】JR小倉駅北口(新幹線口)古書城田6ヶ月前

大切なご本を丁寧に買取させて頂きます。いつでもご相談くださいませ。 お電話:090-8839-9159 メール:shirota@mx71.tiki.ne.jp 本の買取強化中です。JR小倉駅北口「小倉の古本屋」古書城田 JR小倉駅北口(新幹線口)の古本屋、古書城田です。北九州市内をはじめ福岡県内&近県、本の出張買取、本の遺品整理を行なっています。大量歓迎です。査定無料、出張費無料です。どうぞご相談くださいませ。 古物商許可証 [第32483号/福岡県公安委員会] 全国古書籍商連盟北九州古書組合所属 店舗はJR小倉駅北口、徒歩1分の場所にございます。ファミリーマート小倉駅北口店さんのすぐ裏手とな…

U´Å`U6ヶ月前

江戸川乱歩「日本探偵小説の系譜」『一人の芭蕉の問題(Amazon)』という乱歩の日本ミステリ論集をそろそろ手放そうかなあと思い、ここに入ってる収録作って青空文庫でどれくらい読めるんだろうと見にいってびっくりしたんだけど、あんなにたくさん(百本以上)公開作品並んでるのにエッセイに関してはほぼほぼ入ってないのね。 で、ぱらぱらめくってたら、表題のエッセイが結構面白く読めたので99円で売ってみよっかなあと本文を抜いてみた。 のだけども、その作業終わったところで、青空文庫に入っていないにせよ、乱歩ってば、電子版の全集もあったよななど思いつき、検索してみたら、本編所収の『続幻影城』はちゃんと電子版も出ていた。これ。続・幻影城~江戸川乱…

新城彰の本棚6ヶ月前

部屋が人を殺せるものかね?1935年発表の本書は、不可能犯罪の巨匠カーター・ディクスンの<H・M卿もの>。作者は、歴史・剣劇が好きで、大陸(特にフランス)が大好き。初期の頃はパリの予審判事アンリ・バンコランを探偵役にしたシリーズを書いていたが、英国を舞台にした巨漢探偵2人(H・M卿とフェル博士)のシリーズで人気を博した。 本書も冒頭「そもそも、部屋が人を殺せるものかね?」という言葉で始まる。フランス革命のころから血塗られた歴史を持つ家具調度が英国に運び込まれ、実業家マントリング卿の邸宅の一室に収まっている。この部屋は<赤後家の間>と呼ばれ、一人きりで2時間過ごせば誰もが死ぬと伝えられる。 これまで、翌日に挙式を控えた娘…

ScriptorRegisのブログ7ヶ月前

横溝正史『迷路の花嫁』(本書の真相のほか、アガサ・クリスティの長編小説の内容に注で触れていますので、ご注意ください。) 『迷路の花嫁』(1954年)を最初に読んだときは、『獄門島』や『八つ墓村』はもちろん、同時期の『幽霊男』(1954年)や『吸血蛾』(1955年)と比べても、随分毛色の変わった小説だなと思った。 冒頭から、いきなり宇賀神薬子という仰々しい名前の霊媒が一軒家で全身血まみれになって死んでいる。辺りには幾匹もの猫が血をすすり、口を真っ赤にしてうろついている。カーター・ディクスンの『プレーグ・コートの殺人』(1934年)あたりを連想させる幕開きで[i]、これはまたトリッキーな謎解きが読めそうだぞ、と期待して…

新城彰の本棚7ヶ月前

国際的機密ブローカー「L」1937年発表の本書は、以前紹介した「一角獣の殺人」に引き続き、英国の諜報員ケン・ブレイクとイーブリンが登場するカーター・ディクスンの<H・M卿もの>。そもそもH・Mことヘンリー・メルヴェール卿の得意は怪奇な事件と密室の謎。しかし彼は陸軍諜報部長官なのだから、エスピオナージ色の強い作品があってもいいと思っていた。本書はまさにそれにあたる。 「一角獣・・・」の事件で親密になったケンは、ついにイーブリンと結婚することになった。しかし結婚式を間近に控えた日に、H・M卿からの電報で観光地トーキー(デボン州)に呼び出される。与えられたミッションは、付近に隠棲しているドイツ人ホウゲナウアを探ること。この人…

ScriptorRegisのブログ8ヶ月前

江戸川乱歩『妖虫』(本書のほか、『蜘蛛男』の犯人について触れています。また、横溝正史の某短編小説についても同様ですので、ご注意ください。) 昭和8年12月から翌年11月まで『キング』誌上で連載された『妖虫』(1933-34年)は、第二回目の(に、二回目!?)休筆期間を経て、江戸川乱歩が再び探偵小説文壇に戻ってきた記念すべき「第二作」である。 では、復帰第一作は?そう、もちろん『悪霊』である。 同長編は、『新青年』昭和8年11月号から華々しい宣伝文句に飾られて連載開始し、しかし、わずか三か月で敢え無く玉砕した。 そして『悪霊』といえば、そう!言わずとしれた、横溝正史による「乱歩罵倒事件」である。 「二年間の休養を…

新城彰の本棚9ヶ月前

ロワール河を臨む古城にて1935年発表の本書は、カーター・ディクスンの<H・M卿もの>。昨年紹介した「白い僧院の殺人」同様の不可能犯罪ものだ。作者(別名ディクスン・カー)は、米国生まれなのに、歴史ものや欧州大陸が大好きで、本書の舞台もロワール河を臨む古城<島の城>である。探偵役のH・Mことヘンリー卿は、英国情報部の幹部という設定だが、一説にはチャーチル首相がモデルとも言われる。傲岸不遜なところは、確かにそうだ。 本書のワトソン役ブレイクは、他の作品にも登場するが引退した(もしくは臨時雇いの)英国情報部員。ドラモンドという情報部員の依頼でイヴリンと共にパリからオルレアンを目指す。 マルセイユで英国情報部員が殺されたのだ…