108とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)
107 ← 108 → 109 | |
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素因数分解 | 22×33 |
二進法 | 1101100 |
三進法 | 11000 |
四進法 | 1230 |
五進法 | 413 |
六進法 | 300 |
七進法 | 213 |
八進法 | 154 |
十二進法 | 90 |
十六進法 | 6C |
二十進法 | 58 |
二十四進法 | 4C |
三十六進法 | 30 |
ローマ数字 | CVIII |
漢数字 | 百八 |
大字 | 百八 |
算木 | ![]() ![]() ![]() |
108(百八、ひゃくはち)は自然数、また整数において、107の次で109の前の数である。
性質
- 108 は合成数であり、約数は 1, 2, 3, 4, 6, 9, 12, 18, 27, 36, 54 と 108 である。
- 108 = 11 × 22 × 33
- n n の積とみたとき1つ前は4、次は27648。
- a = 1 のときの _a_1 × (a + 1)2 × (a + 2)3 の値とみたとき自然数の範囲では最小、次は1152。(オンライン整数列大辞典の数列 A101213)
- n = 1 のときの 1_n_ × 2_n_+1 × 3_n_+2 の値とみたとき1つ前は18、次は648。この数は 3 × 6_n_+1 で表せる。(オンライン整数列大辞典の数列 A169604)
- 108 = 22 × 33
* 2つの異なる素因数の積で p_3 × q_2 の形で表せる2番目の数である。1つ前は72、次は200。(オンライン整数列大辞典の数列 A143610)
* 2番目のアキレス数である。1つ前は72、次は200。
* 2_i × 3_j (i ≧ 1, j ≧ 1) で表せる10番目の数である。1つ前は96、次は144。(オンライン整数列大辞典の数列 A033845)
* 2_i_ × 3_j_ (i ≧ 0, j ≧ 0) で表せる21番目の数である。1つ前は96、次は144。(オンライン整数列大辞典の数列 A003586)
* この数で表せるN進法での逆数は有限小数になる。
例.1/108 = 1/300(6) = 0.002(6) 、1/108 = 1/90(12) = 0.014(12) - 108 = 4 × 33
* n = 3 のときの 4_n_3 の値とみたとき1つ前は32、次は256。(オンライン整数列大辞典の数列 A033430)
* 108 = 33 + 33 + 33 + 33
* 4つの正の数の立方数の和で表せる22番目の数である。1つ前は107、次は119。(オンライン整数列大辞典の数列 A003327)
* 108 = 34 + 33
* n = 3 のときの _n_4 + _n_3 の値とみたとき1つ前は24、次は320。(オンライン整数列大辞典の数列 A179824)
* n = 3 のときの n n + n n+1 の値とみたとき1つ前は12、次は1280。(オンライン整数列大辞典の数列 A055897) - 108 = 3 × 62
* n = 6 のときの 3_n_2 の値とみたとき、1つ前は75、次は147。(オンライン整数列大辞典の数列 A033428)
* n = 2 のときの 3×6_n_ の値とみたとき、1つ前は18、次は648。
- 9番目のテトラナッチ数であり、1つ前は56、次は208。
- 1/108 = 0.00925… (下線部は循環節で長さは3)
- ヘプトミノの種類数。
- 35番目のハーシャッド数である。1つ前は102、次は110。
- 異なる平方数の和で表せない31個の数の中で29番目の数である。1つ前は96、次は112。
- 約数の和が108になる数は2個ある。(85, 107) 約数の和2個で表せる10番目の数である。1つ前は104、次は114。
- 108 = 22 + 22 + 102 = 62 + 62 + 62
- 3つの平方数の和2通りで表せる20番目の数である。1つ前は107、次は113。(オンライン整数列大辞典の数列 A025322)
- n = 108 のとき n と n − 1 を並べた数を作ると素数になる。n と n − 1 を並べた数が素数になる13番目の数である。1つ前は102、次は112。(オンライン整数列大辞典の数列 A054211)
- n = 108 のとき n と n + 1 を並べた数を作ると素数になる。n と n + 1 を並べた数が素数になる17番目の数である。1つ前は102、次は120。(オンライン整数列大辞典の数列 A030457)
- n = 108 のとき n と n − 1 および n と n + 1 を並べた数が素数になる4番目の数である。1つ前は102、次は180。(オンライン整数列大辞典の数列 A068700)
例.108107 と 108109 は素数。またこの2つの素数は双子素数である。
- n = 108 のとき n と n − 1 および n と n + 1 を並べた数が素数になる4番目の数である。1つ前は102、次は180。(オンライン整数列大辞典の数列 A068700)
- 108 = 122 − 36
- n = 12 のときの _n_2 − 36 の値とみたとき1つ前は85、次は133。(オンライン整数列大辞典の数列 A098847)
- 正五角形の内角は108°である。
その他 108 に関すること
- 108×単位
- 108番目のもの
- 仏教での意味
- 野球の硬式球の縫い目の数。
- ゴルフのホールの直径 108mm。
- 言葉遊び
- フィクション
- 水滸伝に登場する好漢達の人数。天罡星三十六星、地煞星七十二星で合わせて百八星と称される。水滸伝百八星一覧表。
- 『テニスの王子様』に登場する石田銀の必殺技である波動球は百八式まで存在する。
- 詩人ホメロスの『オデュッセイア』でオデュッセウスが留守中にペネロペに求婚した「求婚者たち」の数。
- 『ベムベムハンターこてんぐテン丸』で、「妖怪王国」の「おそれ山」に封印しながらも、テン丸の不注意で人間界に逃がしてしまった妖怪の総数。
- 『高速戦隊ターボレンジャー』で、最大の封印「大封印」に閉じ込めた「暴魔獣」の総数。
- 『仮面ライダードライブ』で、怪人「ロイミュード」の総数。
- 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』にて初登場するポケモン・ミカルゲを構成する魂の総数。
- アメリカ合衆国のテレビドラマのLOSTで度々登場する謎の数字「4・8・15・16・23・42」を全て足した数。
- カードゲームUNOのカードの枚数。
- 2011年のジロ・デ・イタリアレース中に事故死したワウテル・ウェイラントのゼッケン番号。ジロ・デ・イタリア初の永久欠番となった。
- 平成が始まった1989年1月8日のMMDDである。
- ソナーポケットの28枚目のシングル『108~永遠~』(2018年3月28日)、108人の薔薇が告白する数も多くなるPV。
- オンライン整数列大辞典の数列 A000108は、カタラン数。
関連項目
10.8
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「10^8」はこの項目へ転送されています。数字の1億(100000000)については「100000000」をご覧ください。 |
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億(おく)は漢字文化圏における数の単位の一つ。現在の日本・中国・朝鮮ではいずれも 108 を表す。
億の定義
当初は、10倍ごとに位取りの名称を定める「下数」が行われていたので、一・十・百・千・万・億で「億」は 105 となる。しかし漢代にはすでに 108 を億とすることが一般に行われており、『漢書』律暦志には「一億三千四百八萬二千二百九十七」のような数が見える。
億は「上数」でも「中数」の万万進・万進でも同様に 108 となる。
ベトナム語の億(ức)は下数によって 105 を意味する。108 は「một trăm triệu」(文字通りには一百兆、兆は百万にあたる)という。
億の位および前後の位の命数は以下のようになる。
下数 | 万進(現在) | 万万進・上数 | |||
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104 | 万 | 104 | 一万 | 104 | 一万 |
105 | 億 | - | - | ||
106 | 兆 | 107 | 千万 | 107 | 千万 |
- | 108 | 一億 | 108 | 一億 | |
109 | 十億 | 109 | 十億 | ||
1010 | 百億 | 1010 | 百億 | ||
1011 | 千億 | 1011 | 千億 | ||
1012 | 一兆 | 1012 | 一万億 | ||
- | 1013 | 十万億 | |||
1014 | 百万億 | ||||
1015 | 千万億 | ||||
1016 | 一兆 |
漢字
漢字の「億」は音符の「意」と意符の「人」を合わせた形声文字である。「億」は漢の時代に作られた文字で、それ以前は「意」または「𠶷」が使われていた。[1]
漢訳仏典の億
漢訳仏典では「億」はいくつかの異なった値として使用される。十万(105、洛叉)を億とする下数の用法があり[2]、また千万(107、サンスクリットのコーティ(koṭi, 倶胝(くてい)))の訳語として使われる場合もある[3]。後者の意味で億が使われた例として、『華厳経』光明覚品で三千大千世界に百億の閻浮提ほかがあるというのは、今でいう十億(109)を意味する[4]。
脚注
- ^ 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、481頁。
季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、160-161頁。 - ^ 『翻訳名義集』 巻三・數量篇第三十六。https://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/ddb-sat2.php?mode=detail&mode2=1&num1=2131&num2=&vol=54&page=1106。"『倶舍論』五十二數。皆從一増至十也。謂一。十。百。千。萬。洛叉(億也)度洛叉(兆也)倶胝(京也)"。 (大正蔵2131、1106頁)
- ^ 『大智度論』 巻四・初品中菩薩釋論第八。https://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/ddb-sat2.php?mode=detail&mode2=1&num1=1509&num2=&vol=25&page=87。"十十名百。十百名千。十千名萬。千萬名億。"。 (大正蔵1509、87頁)
- ^ 『梵文和訳 華厳経入法界品』 中、岩波文庫、2021年、408頁。ISBN 9784003334522。