108とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書 (original) (raw)

107 ← 108 → 109
素因数分解 22×33
二進法 1101100
三進法 11000
四進法 1230
五進法 413
六進法 300
七進法 213
八進法 154
十二進法 90
十六進法 6C
二十進法 58
二十四進法 4C
三十六進法 30
ローマ数字 CVIII
漢数字 百八
大字 百八
算木

108百八、ひゃくはち)は自然数、また整数において、107の次で109の前の数である。

性質

その他 108 に関すること

ポリオミノの1種、ヘプトミノには108のピースがある

関連項目

10.8

10^8」はこの項目へ転送されています。数字の1億(100000000)については「100000000」をご覧ください。

(おく)は漢字文化圏における単位の一つ。現在の日本中国朝鮮ではいずれも 108 を表す。

億の定義

当初は、10倍ごとに位取りの名称を定める「下数」が行われていたので、・億で「億」は 105 となる。しかし代にはすでに 108 を億とすることが一般に行われており、『漢書』律暦志には「一億三千四百八萬二千二百九十七」のような数が見える。

億は「上数」でも「中数」の万万進・万進でも同様に 108 となる。

ベトナム語の億(ức)は下数によって 105 を意味する。108 は「một trăm triệu」(文字通りには一百兆、兆は百万にあたる)という。

億の位および前後の位の命数は以下のようになる。

下数 万進(現在) 万万進・上数
104 104 一万 104 一万
105 - -
106 107 千万 107 千万
- 108 一億 108 一億
109 十億 109 十億
1010 百億 1010 百億
1011 千億 1011 千億
1012 一兆 1012 一万億
- 1013 十万億
1014 百万億
1015 千万億
1016 一兆

漢字

漢字の「億」は音符の「意」と意符の「人」を合わせた形声文字である。「億」は漢の時代に作られた文字で、それ以前は「意」または「𠶷」が使われていた。[1]

漢訳仏典の億

漢訳仏典では「億」はいくつかの異なった値として使用される。十万(105、洛叉)を億とする下数の用法があり[2]、また千万(107、サンスクリットのコーティ(koṭi, 倶胝(くてい)))の訳語として使われる場合もある[3]。後者の意味で億が使われた例として、『華厳経』光明覚品で三千大千世界に百億の閻浮提ほかがあるというのは、今でいう十億(109)を意味する[4]

脚注

  1. ^ 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、481頁。
    季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、160-161頁。
  2. ^翻訳名義集』 巻三・數量篇第三十六。https://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/ddb-sat2.php?mode=detail&mode2=1&num1=2131&num2=&vol=54&page=1106。"『倶舍論』五十二數。皆從一増至十也。謂一。十。百。千。萬。洛叉(億也)度洛叉(兆也)倶胝(京也)"。 (大正蔵2131、1106頁)
  3. ^大智度論』 巻四・初品中菩薩釋論第八。https://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/ddb-sat2.php?mode=detail&mode2=1&num1=1509&num2=&vol=25&page=87。"十十名百。十百名千。十千名萬。千萬名億。"。 (大正蔵1509、87頁)
  4. ^ 『梵文和訳 華厳経入法界品』 中、岩波文庫、2021年、408頁。ISBN 9784003334522

関連項目