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折口信夫

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おりくちしのぶ

民俗学者、国文学者、神道学者、歌人(釈迢空)。
1887年(明治20年)2月11日、生まれ。大阪府出身。
國學院大學文学部卒業。國學院大學、慶応義塾大学教授。
1953年(昭和28年)9月3日、死去。

* リスト::学者::人文科学

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#山本健吉#中村光夫#池田彌三郎#折口信夫#村上一郎#広津和郎#小林秀雄#河上徹太郎

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平安蚤の市で折口信夫関係史料をーー陽炎少将こと折口信夫と大川渉発行の『朋友』(明治41年)ーー先月の平安蚤の市で、南部堂から折口信夫関係史料一括を購入。その中に沼津で大川渉が発行した文芸誌『朋友』第1巻第6号(朋友社、明治41年12月)があった。目次を挙げておく。 「萬葉調狂歌」を投稿した大阪の陽炎少将は、折口の筆名である。これは、研究者でも知っている人は少ないのではないだろうか。『折口信夫全集34』(中央公論社、平成10年8月)所収の大正4年7月21日付け大阪市北区中の島朝日新聞編輯所の大道蜩ノ大将宛絵葉書の発信者名が、本郷の陽炎少将である。宛先の大道は、明治43年に國學院大學部国文科を卒業した折口と同年に師範部国語漢文科を卒業し大阪朝日新聞記者となった大道弘雄である。 この『朋友』…

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#上町台地#上町台地今昔フォーラム#折口信夫#大阪ガスネットワークエネルギー文化研究所#大阪ガス実験集合住宅 NEXT21#日本野鳥の会大阪支部#釋迢空#まれびと#常世#大阪詠

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yachikusakusaki's blog1日前

栗・栗の実を詠んだ短歌1 縄文期には最も大切な食料の一つであつた栗.現代でも最も秋らしい食べ物の一つとして認められています. うづもるる木の葉の下のみなしぐりかくてくちなん実をばおしまず 土御門院 栗もゑみ柿も色づきうなゐらがほこらしげなる時も来にけり 小沢蘆庵 はらはらと落つる木の葉にまじりきて栗の実ひとり土に声あり 大田垣蓮月 谿の橋をりをり馬行き見ゆれども栗落すほかの物音もなし 島木赤彦 栗の実の笑みそむるころ谿越えてかすかなる灯に向ふひとあり 斎藤茂吉秋らしい食べ物は?と聞かれて何と答えますか? 栗はその第一候補のひとつではないでしょうか. https://iraw.rcc.jp/topics/articles/23272 https://report.iko-yo.net/articles/15510 ネット上に「秋の果物に関するアンケート」が掲載されていて,このアンケート(2015年)でも,秋らしさを感じる果物の1位は柿と栗(栗が果物かどうかはさておき) 生活者調査「おやゆびアンケート」 https://www.lifedesign.co.jp/oyayubi-detail.html?post=106 栗は,縄文期の日本人にとって,もっ…

shinto-wasaoの日記1日前

酒は正直なもんですよ(祝祭)奇跡は残しておいて 船長とスポックがまだよ [#地から1字上げ](イリリアのゴースト) [#地から1字上げ](スタートレック・ストレンジ・ニューワールド) 宇宙とは―― 最後の開拓地 これはエンタープライズの物語 5年の任務で―― 驚きの新世界を探索する 新たな生命や―― 新たな文明を求め まだ見ぬ世界へと 勇猛果敢に進む [#地から1字上げ](スタートレック・ストレンジ・ニューワールド) [#地から1字上げ](Star Trek:Strange New Worlds、略称 SNW) * 政治家にとって問題となるのは、情熱と判断力をどのように政治家個人の人格に内面化するかということである。なぜ…

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ぬえすけーぷ 1号 「ホラー」はじめに 活動総括 きけりな ル・パ・ラ イッキューTOKYO 実作 「系譜」(きけりな) 「油井くんのおとうと」(ル・パ・ラ) 「『幽霊人間の恋』」(イッキューTOKYO) 「unrest」(fesaki) 自作解説 「系譜」(きけりな) 「油井くんのおとうと」(ル・パ・ラ) 「『幽霊人間の恋』」(イッキューTOKYO) 合評会 推薦コンテンツ 【耳】 【哲学しよう】 【ゆうやけトリップ】 【言葉と歩く日記】 【オカルト】 【9デイズワンダー】 次回予告 招待 編集後記 はじめに 実作もいただいて、ようやく「なんちゃらリテラチャー部」本格稼働という感じの二カ月くらいでした。夏ということであえ…

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折口信夫『死者の書 身毒丸』死者の書,身毒丸 (中公文庫 お 41-2) 作者:折口 信夫 中央公論新社 Amazon まず俺は学生の頃に日本史をやってなかったので、奈良時代前後の日本史を軽くさらって、人物関係を確認しよう。 7世紀後半、大化の改新の後に即位した天智天皇が崩御すると、その子大友皇子と、弟大海人皇子との間で、皇位継承争い(壬申の乱)が起こり、大海人皇子が勝利して、天武天皇として即位し、奈良時代には天武系の天皇が即位するようになる。本作に出てくる大津皇子は天武天皇の子である。 710年に平城京への遷都が行われる。聖武天皇の時代、藤原不比等、その子4兄弟(藤原四家)が力を握る。本作の南家郎女は藤原南家の娘である…

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「はひふへほ」の法則一条真也です。9月20日の朝、かねてより病気療養中だった父・佐久間進が満88歳で旅立ちました。25日の通夜、26日の葬儀も無事に終え、ご弔問・ご参列いただいた皆様、また供花・弔電を頂戴した皆様には心より感謝申し上げます。 『佐久間進のすべて』より 荼毘に付されて父の肉体は消滅しましたが、その精神は生きています。というのも、父は生前に多くの言葉を遺してくれました。今回は、「『はひふへほ』の法則」を紹介いたします。父は、さまざまな経験を通して、さまざまなユニークな法則を発案してきました。2011年に発生した東日本大震災後、日本人が幸せになるためには「はひふへほ」の法則を実践することが大事だと語りま…

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竜神=恐竜、天狗=原人たちの霊であるとする浅野正恭の考察や、竜神=蛇類、稲奈利(いなり)=狐類、天狗=禽類、妖精=昆虫の霊であるとする藤井勝彦の説の流れなども並行して存在しており、一定ではない(1)(2024/9/24) 『広益体 妖怪普及史』 伊藤慎吾、氷厘亭氷泉、式水下流、永島大輝、幕張本郷猛 勉誠社 2024/7/19 <妖怪普及運動の明暗 毛利恵太> <白峯相模坊を例に> ・紹介者の役目を担うのは、研究書の内容をわかりやすい一般書として執筆する研究者や、独自の調査や探求に即した内容の書籍を執筆する文筆家などである。 <紹介者による妖怪普及> ・紹介者の解説が定着し、その後の検証で相違が明らかになった例として、ここでは二名の妖怪偉人を挙げる。狸愛好家として有名な俳人・富田狸通(りつう)と、天狗研究家として知られる放送作家・知切光歳(ちぎりこうさい)ある。富田狸通は愛媛県の伊予鉄道に…

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